著者
渡邉 文之 篠原 久仁子 土橋 朗 天貝 賢二 原 和夫 倉田 香織 飯嶋 秀郎 島川 清 島田 匡彦 阿部 櫻子 武井 敬司 亀井 美和子
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI
巻号頁・発行日
vol.136, no.9, pp.1243-1254, 2016
被引用文献数
3

&emsp;This study built a protocol for drug therapy management (hereinafter &ldquo;the protocol&rdquo;) that would enable continuous support from the decision making of smoking cessation therapy to the completion of therapy through the collaboration of physicians and community pharmacists, after which we evaluated whether the use of this protocol would be helpful to smoking cessation therapy. This study utilized the &ldquo;On the Promotion of Team-Based Medical Care&rdquo;, a Notification by the Health Policy Bureau as one of the resources for judgment, and referred to collaborative drug therapy management (CDTM) in the United States. After the implementation of this protocol, the success rate of smoking cessation at the participating medical institutions rose to approximately 70%, approximately 28-point improvement compared to the rate before the implementation. In addition to the benefits of the standard smoking cessation program, this result may have been affected by the intervention of pharmacists, who assisted in continuing cessation by advising to reduce drug dosage as necessary approximately one week after the smoking cessation, when side effects and the urge to smoke tend to occur. Additionally, the awareness survey for the intervention group revealed that all respondents, including patients who failed to quit smoking, answered that they were satisfied to the question on general satisfaction. The question about the reason for successful cessation revealed that the support by pharmacists was as important as, or more important than, that by physicians and nurses. This infers that the pharmacists' active engagement in drug therapy for individual patients was favorably acknowledged.<br>
著者
倉掛 重精 菅原 和夫 三上 靖隆 中路 重之 長内 剛 岡村 典慶 大下 喜子
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, 1990-12-01

日本ナショナルチーム女子選手の試合中の心拍数は、勝敗によって影響を受けることはなかったが、試合内容や対戦相手によって大きく影響を受けるのではないかと考える。試合中の心拍数はゲーム数の違いによって、差が認められ、ファイナルゲームになると心拍数が低下を示した。又、個人別には、試合間で心拍数に差が認められたが、この差が試合中の集中力の差であるのかは、今後の検討課題である。
著者
藤井 康彦 松崎 道男 宮田 茂樹 東谷 孝徳 稲葉 頌一 浅井 隆善 星 順隆 稲田 英一 河原 和夫 高松 純樹 高橋 孝喜 佐川 公矯
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血細胞治療学会誌 (ISSN:18813011)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.374-382, 2007-06-20 (Released:2008-10-31)
参考文献数
17
被引用文献数
1 3

輸血過誤によるABO型不適合輸血は, 最も重要な輸血副作用である. 輸血学会は, 300床以下の施設を含む1,355病院を対象とし, 匿名で, 調査を行った. 全血, 赤血球製剤, 凍結血漿, 血小板製剤を対象とし, 2000年1月から2004年12月の5年間に, 発生したABO型不適合輸血の解析を行った. 1,355病院中829病院 (61.2%) から回答があり, ABO型不適合輸血60件が報告された. 原因となった製剤は, 赤血球製剤 (Major Mismatch 22件, Minor Mismatch 9件), 凍結血漿19件, 血小板製剤8件, 不明2件であった. 原因別では, 輸血実施時の患者・製剤の照合間違いが27件 (45%), 血液型検体採血間違いが2件 (3%), 主治医の輸血依頼伝票の記入間違いが8件 (13%), 医師による輸血検査の間違いが10件 (17%), 検査技師による輸血業務の間違いが10件 (17%), その他3件 (5%) が報告された. 赤血球製剤 (Major Mismatch) の不適合輸血により8例の死亡例の報告があった. 4例では死亡の原因は原疾患による可能性があるとのコメントがあった. 依然として「輸血実施時の患者・製剤の照合間違い」がABO型不適合輸血の最大の原因であった.
著者
水野 石一 村山 徹 大林 千穂 高橋 健太郎 宮田 陽子 安藤 美和 佐藤 倫明 井本 しおん 松井 利充 伊東 宏 千原 和夫
出版者
The Japanese Society of Hematology
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.39, no.8, pp.593-599, 1998-08-30
被引用文献数
3

53歳,女性。51歳の時に肺炎にて近医を受診し,頚部リンパ節腫脹,貧血,高ガンマグロブリン血症を指摘され,multicentric Castleman's disease (MCD)を疑われた。53歳の時に下肢のしびれ感,脱力感を認め,当科入院。多クローン性高ガンマグロブリン血症を認め,リンパ節生検にてリンパ濾胞間に形質細胞の浸潤を認めたため,MCDと診断した。また,胸部CTにてびまん性粒状影,経気管支肺生検にて形質細胞の浸潤を認め,lymphoid interstitial pneumonia (LIP)と診断した。また神経学的所見および神経電気生理検査から多発神経障害の合併と診断した。LIPに対しprednisoloneとcyclophosphamideによる治療を行ったが,一部に線維化が進んでいたためかあまり改善は認められなかった。肺合併症はMCDの予後を左右するため早期の発見と治療が必要である。
著者
石井 正好 栗原 和夫
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.597-606, 2002-08-31
被引用文献数
1
著者
菅原 和夫
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.42-43, 1970-01-25 (Released:2009-05-25)
被引用文献数
1
著者
出口 善隆 佐藤 衆介 菅原 和夫
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.383-388, 2003-08-25
参考文献数
17
被引用文献数
5 3

2001年7月18日から9月5日まで東北大学附属農場の飼料用トウモロコシ圃場においてビデオ撮影を行いクマの侵入実態を,また圃場での倒伏本数調査より被害実態を明らかにした.調査期間中の圃場へのクマの侵入は52回観察された.調査圃場では7月22日に雌穂出穂が5割に達した.侵入期間は乳熟前期と乳熟後期に有意に偏っていた(χ<SUP>2</SUP>=33.2, P<0.001).侵入時間帯も00 : 00から06 : 00までと18 : 00から24 : 00までに有意に偏っていた(χ<SUP>2</SUP>=36.5, P<0.001).調査期間を通じてのトウモロコシの被害割合は13.8%,1日あたりの被害熱量は169,171kJ/日で,クマ6.52頭分の日摂取熱量に相当した.クマは乳熟前期から乳熟後期までのトウモロコシ圃場に強い侵入動機を示し,その時期の栄養要求のほぼすべてをトウモロコシで満たしている可能性が示唆された.
著者
LANGAGER Mark 北原 和夫 吉野 輝雄
出版者
国際基督教大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011-04-28

シンポジウム、オープンフォーラム、ワークショップを通じて、水と教育に関する専門家のコミュニティが形成された。有効的に教育するための知識と方法に関して、建設的な討論はいまも継続中である。本研究では、水に関する基礎的知識(ウォーターリテラシー)評価ツールを開発し、それは様々な地域で妥当性の検討のために試験的に導入された。その結果、水に関する知識、スキル、そして開発しやすい性質の文化的で環境的に適切な側面は社会全体に認識されたといえる。
著者
粟屋 敏雄 大滝 康一 石原 昌司 小野 尚志 千葉 薫 板垣 祐一 山田 武宏 須野 学 早勢 伸正 田崎 嘉一 松原 和夫
出版者
日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.425-434, 2005-06-10
参考文献数
11
被引用文献数
1 5

出版社版新規システム導入後のオーダシステム内の記録から,処方が試みられた併用禁忌の組み合わせなどを解析した.相互作用チェックは,その処方の投与期間内に重複しているすべての薬品を自処方内および他処方内の薬歴データファイルから抽出し,チェック対象薬剤が重複した場合,チェックメッセージを表示した.システム運用開始以降,13ヵ月間における処方せんおよび注射指示せんの枚数はそれぞれ290956枚,299017枚の計589973枚であった.調査期間内にチェックのかかった回数は299件であった.警告としたものを除く173件中,96件は処方が中止された.時間外の併用禁忌の処方の危険率は時間内に比べ実に4倍近くにも上った.オーダ別にみると,実に80%近くの併用禁忌の組み合わせは注射薬が関与するものであった.最もチェックのかかった頻度が高かった薬剤の組み合わせはトランサミン注とトロンビン細粒の組み合わせであった
著者
石原 和夫 本間 伸夫 渋谷 歌子 佐藤 恵美子 Ishihara Kazuo Honma Nobuo Shibuya Utako Sato Emiko
出版者
県立新潟女子短期大学
雑誌
県立新潟女子短期大学研究紀要 (ISSN:02883686)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.147-153, 1981-03

牛肉各部位(肥育乳牛の,うちもも,ロインロース,かた,すね)を用い,加熱抽出時間0分(加熱直後),5分,20分,60分,120分,180分の牛肉加熱抽出液を調製し,緩衝能と味の濃さについて検討した。1)牛肉加熱抽出液の緩衝能の強さは,滴定曲線よりpH4.0~9.6における緩衝能(β)を算出することによって比較した。その結果,いずれの部位においても,加熱抽出時間が長くなれば緩衝能の強さは増加した。緩衝能の増加は加熱抽出時間20分までは急速であったが,20分以降は徐々に増え,180分加熱抽出したものが一番強かった。また加熱直後を除いていずれの加熱抽出時間においても,緩衝能はもも,かた,ロース,すねの順に強かった。また滴定曲線から,加熱直後を除いていずれの部位においてもpH10,pH7,pH4付近に強い緩衝能のあることが認めらた。2)牛肉加熱抽出液の緩衝物質である乳酸,リン酸,アミノ態窒素の溶出量も緩衝能と同じように,加熱抽出時間20分までに急速に増え,20分以降は徐々に増えた。ただ,乳酸とリン酸の溶出量はアミノ態窒素と異なり,ほとんど180分までに平衡に達した。このことから,乳酸とリン酸はアミノ酸類よりも溶出しやすいのではないかと推定した。また,すねは他の部位に比べアミノ酸類も溶出しやすいと推定した。3)牛肉加熱抽出液の味の濃さとおいしさについて,部位ごとに,順位法による官能検査を行った結果,いずれの部位も加熱抽出時間が長くなれば,味の濃さやおいしさが強くなる傾向にあった。味の濃さやおいしさは加熱抽出時間20分から感じはじめ,それ以降は徐々に増加し,とくに120分~180分間加熱抽出したものが味の濃さもおいしさも強かった。120分~180分のものの順位付けでパネルの間に不一致が認められることから,180分以上加熱抽出しても味の濃さやおいしさの増加はあまり期待できないと推定した。なお,加熱抽出時間120分~180分は実際のビーフストック調製に採用されている時間でもある。加熱抽出時間に伴う味の濃さの増加の傾向と緩衝能の増加の傾向とが一致することから,前報^<7)>と同様,牛肉加熱抽出液の味の濃さと緩衝能の強さとの間に関連性があると考察した。
著者
清水 恵子 斉藤 修 小川 研人 水上 創 上園 崇 塩野 寛 粟屋 敏雄 藤田 育志 松原 和夫
雑誌
法中毒 (ISSN:09159606)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.122-123, 2001-05

雑誌掲載版 これ迄に起きた標記犯罪例として,部活顧問の高校教師による猥褻事件,軟派した女性への強姦,眠剤服用者による放火,飲酒者に対する強姦の4事例を提示し,自施設で行った健忘機構の行動薬物学的・神経化学的研究を紹介した.この研究により酒とベンゾジアゼピン系薬物との併用による前向健忘の機構は,両薬剤がGABA神経の活性化を介して海馬におけるプレシナプティックなグルタミン酸放出を抑制することで記憶障害を惹起する可能性が示唆された
著者
安部 直重 高崎 宏寿 苗川 博史 佐藤 衆介 菅原 和夫
出版者
Japanese Society of Animal Science
雑誌
日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.3, pp.449-456, 2002-08-25
参考文献数
24
被引用文献数
2 1

本研究は150日齢でのマネキンに対する模擬闘争行動を発生した個体の特徴を行動学的および生理学的に明らかにすることを目的とした. 交雑種雄子牛10頭を供試し, ヒトの代替として設置したマネキンに対して模擬闘争を発生した6頭 (発生群) と発生がなかった4頭 (非発生群) を通常飼育下, 新奇環境下およびストレス刺激下での行動的・生理的反応に関して比較した. 通常飼育管理下では, 維持行動および常同行動に関して差はなかったが, 発生群の社会行動は多く, とくに闘争行動の6時間あたりの発生回数では発生群の3.3回に対し非発生群は1.6回, 模擬闘争行動では発生群の7.8回に対し非発生群では4.3回と有意に多かった (P<0.05). 新奇環境としてマネキンを設置したオープンフィールド (OF) 内における行動では, 発生群はOF全体を平均的に通過するのに対し非発生群はマネキン設置付近を有意に避けた (P<0.001). また, OFを囲う壁への探査行動は非発生群で200回に対し, 発生群では101回と非発生群が有意に多発し (P<0.05), マネキンに対する探査時間は発生群で109秒に対し非発生群では8秒と発生群が有意に長かった (P<0.05). 驚愕刺激前後の心拍数の変動率は, 発生群では118%に対し非発生群は115%と発生群が高い傾向にあった (P=0.10). 拘束前後の血清コルチゾール値の変動率では発生群の28%に対し非発生群では192%と非発生群が有意に大きかった (P<0.05). 血清テストステロン値は発生群の8.33ng/m<i>l</i> に対し非発生群は4.11ng/m<i>l</i> と発生群が有意に高かった (P<0.05). これらの結果から模擬闘争行動発生個体および非発生個体は, 積極型行動タイプと消極型行動タイプというストレス研究での類型化と一致する可能性が示唆された.
著者
井端 泰彦 井上 慎一 岡村 均 千原 和夫 本間 さと 貴邑 冨久子
出版者
京都府立医科大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1996

本研究は昨年に続き12名の班員による研究により,生体リズム発現及び同調機構,内分泌リズム,自律神経リズム,ヒトにおけるリズム発現,時間記憶などの研究課題について研究を行ってきた。平成9年度に多電極皿上における培養視交叉上核のリズム解析(井端),行動リズム位相変化と哺乳類時間遺伝子(岡村),視交叉上核VIP,AVPニューロンの自律神経反応と高血糖反応への影響(永井),視交叉上核におけるリズム同調機構に対するCREB,CREMの関与(井上)マウスにおける概日リズム突然変異体の分離(海老原),概日リズム光同調に対する心理的ストレスの影響(柴田)GnRHの概日リズム発現に対する視交叉上核AVP,VIPニューロンの影響(貴邑)視床下部成長ホルモン分泌制御機構(千原),条件恐怖刺激に対する視床下部オキシトシン,バソプレシン分泌反応に対する視交叉上核の関与(八木),ヒトにおける生物時間同調因子について(本間),高血圧における血圧の概日リズム機構異常とその治療(田村),睡眠覚醒障害に対する高照度光治療(佐々木)についてそれぞれ研究を行い昨年12月に班会議を開催し研究成果の発表と討論が行われた。特筆すべきことは昨年哺乳動物(ヒトにおいても)にショウジョウバエの時計遺伝子とホモローグである遺伝子が存在することが異なる研究施設から時を同じくして発表されたが(Science,Nature)本研究班の一人である岡村はこの研究グループのひとりであり,彼は続いてこの遺伝子のマウス視交叉上核での発現や光照射による影響や位相変化について"Cell"に発表したことである。即ち哺乳動物における概日リズム発現機序の手がかりが得られたことは大きな成果と考えられる。