著者
高野 裕 和田 盛哲 岩永 則城 Takano Yutaka Wada Shigeaki Iwanaga Noriki
出版者
宇宙開発事業団
雑誌
宇宙開発事業団技術報告 = NASDA Technical Memorandum (ISSN:13457888)
巻号頁・発行日
pp.1冊, 1995-08-31

現在宇宙開発事業団では月の探査について、(1)月周回軌道からの観測、月面での移動探査、月面物質のサンプルリターンからなる無人探査を経て、(2)有人探査、(3)月開発利用へ向かう3段階の開発シナリオを構想している。周回観測以降の着陸/移動探査のために着陸技術および月面周回移動技術の研究も行われている。これらの技術の開発には共通して「月面へ着陸する技術」の開発が不可欠である。本研究は月面に降下着陸する際の飛行軌道について検討したものである。今回得られた軌道は今後の研究における基準軌道として推進薬消費量、推進系および航法誘導制御系に対する要求仕様の設定に利用することが予定されている。本報告書は以上の研究について、(1)月面着陸実験機のシステム概要(概要、月面着陸実験機のミッション、システムの諸元)、(2)着陸軌道の概要(前提条件、軌道概要)、(3)軌道の詳細(ホーマン軌道フェーズ、燃料最小軌道フェーズ、最終降下軌道フェーズの解析)、(4)結論と要約および今後の課題をまとめたものである。
著者
和田 健史 浦下 周一 上木原 健太 坂口 健 平山 亮 鈴木 龍介
出版者
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
雑誌
日本血管外科学会雑誌 (ISSN:09186778)
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.295-297, 2021-09-30 (Released:2021-09-30)
参考文献数
7

症例は39歳男性,左上肢の脱力感および痺れを主訴に受診.CT検査にて異常な左第1肋骨が左第2肋骨に付着し,鎖骨と第1肋骨の間で左鎖骨下動脈が挟まれて瘤化しており,動脈性胸郭出口症候群の診断に至った.また左上腕動脈も血栓閉塞しており,血栓除去術を行ったのち,左鎖骨下動脈の人工血管置換術を施行した.異常な第1肋骨と左鎖骨下動脈瘤周囲は強固に癒着しており,切除は困難であったため狭窄部位を避けて人工血管を通して経路変更による血行再建を行った.胸郭出口症候群における異常な肋骨の切除は時に神経損傷や胸膜損傷等の合併症を来すことがあり,本術式は安全かつ有効な治療の選択肢となり得るため報告する.
著者
渡邉 将 金内 貴文 ムン ジョンウォン 田邉 匡生 轟 直人 和田山 智正
出版者
公益社団法人 日本表面真空学会
雑誌
表面科学学術講演会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

固体高分子形燃料電池(PEFC)のカソードでは酸素還元反応(ORR)が進行する。現在、カソード反応促進のためにカーボンブラック上にPtナノ粒子を担持したPt/C触媒が広く用いられている。本研究ではPtナノ粒子とカーボン担体との相互作用の影響を明らかにするため、多層グラフェン及び欠陥を導入したグラフェンモデル担体上PtのORR特性について調査した。
著者
江草 遼平 和田 久美子 生田目 美紀 楠 房子 溝口 博 稲垣 成哲
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.456-457, 2011
参考文献数
1
被引用文献数
2

本研究では,生田目・楠(2010)が開発したユニバーサル・パペット・シアターに学習者が物語の展開を選択できる分岐場面を実装し,その効果を予備的に検証した.対象は健常者の大学生14名であり,上演後に,分岐について自由記述による評価を求めた.その結果,分岐場面の設定が動植付けを高めること,物語への没入が促進されること等の肯定的な回答を得ることができた.改善点としては,分岐画面のデザイン等が指摘された.
著者
和田 侑也 田中 一晶 中西 英之
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2013-HCI-154, no.8, pp.1-8, 2013-07-29

ロボットハンドを用いて遠隔地間で擬似的に握手を行う遠隔握手は,通常のビデオチャットよりもソーシャルテレプレゼンスを強化することがわかった.遠隔握手の方法として,会話相手とロボットハンドの繋がりを持たせる方法,会話相手の手の動きとロボットハンドの動きの同期を見せる方法,ユーザがロボットハンドを操作する方法が考えられる.本研究では,これらの方法がソーシャルテレプレゼンスにどのような影響を与えるかを,被験者実験を通して検証した.
著者
本田 順美 和田 せつ
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.81-83, 1957

牛肉のやわらかさについて予備的に機械的測定を行つた<BR>1) 牛肉の部位によるやわらかさについて-<BR>生の場合は部位によつてあまり差がみられないが、ビフテキ用肉中ヒレーは最もやわらかい。煮た場合にはこの程度の加熱時間では一般に市販のビフテキ用肉が煮込用肉に比べてやわらかいようである。焼いた場合はこの程度では大差ない。<BR>2) 調味料添加による牛肉のやわらかさについて-<BR>調味料添加により生肉のやわらかさが増し、特にテンダライザー・砂糖に於いて著しい。<BR>加熱した場合は、煮た場合も焼いた場合も三種類の肉を通じて醤油がやわらかさを増しているようである。又加熱による水分の減少は約20~30%前後にある。しかし醤油は全部の場合を通じてその減少は少く、20%以下であつた。
著者
山本 健太 市原 真優 和田 崇
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100046, 2015 (Released:2015-04-13)

【背景】演劇の消費は,劇場などの空間でなされる.そのため,演劇活動は,劇場が多く立地する大都市を中心に展開してきた.他方で,近年になり,一部の中堅,若手演劇人の中から,地方還流の動きも出てきている. 【調査概要】このような状況に鑑み,本発表では,地方における小劇場演劇の実態を担い手と観客の双方から示し,地方における演劇文化の発展可能性について検討する.調査対象は,広島市で活動する劇団と,協力の得られた劇団Aの2014年8月公演の観客(144人[回収率66.7%])である.調査方法は劇団主宰者へのインタビュー,観客へのアンケートである.東京などの大都市と異なり,地方都市では活動している劇団は必ずしも多くない.広島市の場合,活動が確認できた劇団は31団体である.このうち11団体の関係者からインタビューの協力を得られた.調査協力を得られた劇団Aは,広島市南区民文化センターの「演劇マネジメント活性化事業」による演劇若手人材育成ワークショップであり,当該センターの公設劇団と位置付けられている.【劇団員】劇団員はいずれも広島県内に定住し,本職を有しており,演劇活動は趣味である.演劇で生計を立てておらず,団員の上京意思は高くない.広島市内で活動を続けること,主宰者と演劇することに意義を見出している.主宰者も,団員選考にあたっては,長期にわたって共に作品を作り上げていける人物であることを重視している. 【活動場所】演劇活動の場は,稽古場所と公演場所に区分できる.広島においては,それらの大半が公共施設である.市内には,公演場所となるホールを有する施設は18ある.これらのうち,一部の施設では,客席数が500を超えており規模が大きく,あまり利用されていない.稽古場は,青少年センター,公民館,男女共同参画社会推進センターなどに限定される.これらはいずれも低料金であることから選択されている.しかし,夜間の利用時間に制限があり,劇団の需要を十分に満たしているとは言えない.【情報の発信】公演情報の発信手段として,チラシ,フリーペーパー,SNSなどが挙げられた.また,新聞やラジオなどを通じた広報もしている.ただし,これらの広報手段は,後述するように観客の情報源とは必ずしも一致しない. チケット販売経路では,手売りが一般的である.手売りの購入者は劇団関係者の親族や友人,知人などの「身内的な客」であることが推察される.そのほか,インターネットやプレイガイドでの販売も挙げられた.ただし,対象となった劇団の客層は「顔なじみ客」が多く,手売りで購入する場合が多い.インタビュー調査でも,手売り以外の窓口は,劇団の主要客層とのミスマッチから,十分に機能していないと指摘された.【観劇者の特徴】女性の比率が高い.対象劇団の特性から,学生の比率が高い.大半が市内在住である.東京や大阪での調査結果と比較すると,演劇経験者の比率が高い.【情報の受信】観客の96%が公演の情報源として劇団関係者との会話やメールを挙げている.他方で,インターネット経由の情報を指摘したものは16%にとどまった.チケット購入経路でも,65%が役者,スタッフからと回答しており,彼らが「身内的な観客」であることを示唆している. 【まとめ】地方における演劇活動は場所,時間ともに非常に限定される.公演は,「身内的な観客」によって支えられている.それら以外の客層をいかに育て,取り込んでいくかが重要である.担い手と観客の仲介役としての劇場の役割が期待される.
著者
太城 康良 和田 正法 野田 明 Tashiro Yasura Wada Masanori Noda Akira
出版者
三重大学地域人材教育開発機構
雑誌
三重大学高等教育研究 = Mie University Journal of Studies on Higher Education (ISSN:24325244)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.81-84, 2020-03

リーディング・ライティング教育を行う「教養ワークショップ」では,新書に対する書評を成果物としている.本研究の目的は,学生による評価を成績に加味することの妥当性を検証することである.相関解析の結果,教員による評価と学生による評価は,ある程度高い正の相関を示した.学生による評価では,単純な評価票を用い,評価法を指示し,匿名性を持たせることで,教員による評価と同様の傾向を持つようになる.条件を整えることで,学生による評価も成績に加味することの妥当性が示された.
著者
鈴木 崇士 小山 崇 山守 一雄 植松 裕太 平野 聡伺 石崎 超矢 和田 浩太朗
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.1285-1291, 2021 (Released:2021-11-25)
参考文献数
12

エンジンオイルの基油低粘度化は省燃費に大きく寄与する.一方,軽質な基油が増加するため蒸発起因のオイル消費増加が懸念されるが,蒸発性指標NOACKでは予測が困難な場合がある.本研究では蒸発速度を示す物性値に着目しボア壁温付近における飽和蒸気圧と蒸発起因のオイル消費の相関が高いことを明らかにした。
著者
村上 里奈 和田 郁雄 水谷 潤 植木 美乃 三井 裕人 青山 公紀 伊藤 奈緒子 佐久間 英輔 万歳 登茂子
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.40-45, 2018

<p>小児期には,骨成熟過程の旺盛な骨代謝,モデリング(modeling)と呼ばれる骨幹端部に生ずる形態変化,骨端線の存在などと相まって,スポーツなど身体活動量や体重の増加など力学的ストレスが加わることから,特有の骨格障害がみられる.本稿では,子どもの足部に生じる有痛性疾患あるいは変形のうち,リハビリテーション医療領域で最もよくみる扁平足について述べる.扁平足のうち,幼児期~小学校低学年にみられる全身性関節弛緩を基盤とした可撓性扁平足と年長~思春期に生ずることのある非可撓性扁平足の病態について概説するとともに,リハビリテーション的治療としての運動療法やストレッチ,可動域訓練および装具療法を紹介する.</p>
著者
和田 哲也
出版者
スポーツ史学会
雑誌
スポーツ史研究 (ISSN:09151273)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.33-45, 1998-01-01 (Released:2017-03-18)

This study investigates the nogeiko practiced by the Sekiguchi school of the Takeda family from the second year of Bunka to the end of the Edo Era. It clarifies the changes in practical form during that period and investigates the meaning of those changes as regards the evolution of kenjyutsu into a competitive sport utilizing historical nogeiko materials owned by the Takeda family. The findings of this paper can be summarized as follows : (1) There had been kenjyutsu schools which had adopted shiai, a training method using shinai (bamboo sword) and bogu (protector), before Chuzo Nakanishi, regarded as a pioneer in the reformation of training methods, adopted shinai-uchikomi-geiko during the years of Horeki. Such kenjyutsu schools played a leading role in the advancement of kenjyutsu-taryujiai when it began to spread ; the Sekiguchi school of the Takeda family was one such kenjyutsu school. (2) In the practical form of this school there were definite changes from the second year of Bunka to the end of the Edo Era as follow : a) Kata disappeared from practice and only matches were held. b) The format of matches which imitated actual fighting or which utilized traditional tactics was replaced by one which was simpler and more sportlike. c) Tosen, a duty which had been reserved for only a few kenjyutsu disciples of highest rank, came to be performed by those in each rank, including the lowest rank of the school. d) The nogeiko had been practiced by the Sekiguchi school as its own special event. But later they came to be practiced by several kenjyutsu schools gathered at one place. (3) As a background to such changes in the nogeiko, there were two factors. One was that there were qualitative changes in kenjyutsu itself, that is to say, its transformation into a competitive sport. The other was gokenbun, inspection by clan officials, adopted as a policy by clan rulers in order to promote development of the martial arts because of the tense social situation during the latter part of the Edo period.
著者
大森 正子 和田 雅子 西井 研治 中園 智昭 増山 英則 吉山 崇 稲葉 恵子 伊藤 邦彦 内村 和広 三枝 美穂子 御手洗 聡 木村 もりよ 下内 昭
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.77, no.10, pp.647-658, 2002-10-15
参考文献数
15
被引用文献数
4

検診成績を利用し中高年齢者の結核発病予防の方法論と実行可能性を検討した。対象は50~79歳男女, 胸部X線で1年以上変化のない陳旧性結核に合致する陰影があった者 (440名) のうち, 住所の提供, 研究への同意, 事前の諸検査で問題のなかった29名となった。治験対象者を無作為に6カ月のINH服薬群 (14名), 経過観察のみの非服薬群 (15名) に分けた。服薬中副反応を訴えた者は6名 (42.9%), うち治療開始後2週以内に胃腸症状を訴えた2名 (14.3%) は肝酵素値に異常はみられなかったが服薬を中止した。副反応を訴えなかった者でも2名に肝酵素の上昇が認められた。その異常は服薬開始2カ月後から出現し, 長く継続した者でも服薬終了後には正常値に戻った。これまで追跡不能は3名, 1名は服薬終了時X線上活動性結核と診断, 1名は8カ月目に乳癌が再発, 1名は2.5年目に肺腺癌と診断。この他4例で陰影拡大が疑われたが結核発病は確認されていない。副反応, 偶然の事故等がかなり高率であり, 本事業を集団的に推進するには, 副作用の頻度とそれを上回る有効性を確認するより大規模な調査が必要である。それまでは個別の臨床ベースでの実施で対応し, 高齢者対策としては早期発見・治療に重点を置くべきだろう。
著者
恩田 将維 和田 良太 尾崎 雅彦
出版者
公益社団法人 日本船舶海洋工学会
雑誌
日本船舶海洋工学会論文集 (ISSN:18803717)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.77-90, 2020 (Released:2021-04-02)
参考文献数
24

The purpose of this study is to investigate the feasibility of catenary chain mooring with sinker in the shallow waters of 50 to 100 meters depth facing the open ocean. Although the effect of the sinker can be expected to reduce the hardening nonlinearity of the catenary characteristics statically, it is necessary to consider the dynamic effects of sinkers ascending or sitting off the sea floor. As the procedure, we set the environmental design conditions assuming the coastal area of Japan and the semi-submersible type floating offshore wind turbine model, and perform static analysis to investigate the effect of parameters on the mooring characteristics, and then dynamic analysis to judge the strength feasibility of the mooring chains in storm conditions. Catenary theory is applied to the static analysis, and OrcaFlex is used for dynamic analysis to consider the interaction between the floating body, mooring system and sea floor in time domain. The pros and cons of using sinker in “Catenary chain with intermediate sinker type” and “Catenary with Hinged Arm Sinker Mooring type” are discussed to clarify the design considerations.
著者
多和田 葉子
出版者
早稲田文学会
雑誌
早稲田文学 〔第9次〕
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.8-15, 2000-09
著者
和田 俊 小泉 千秋 滝口 明秀 野中 順三九
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.611-614, 1979
被引用文献数
15

The triglyceride composition of lipids of black cod, <i>Erilepis zonifer</i>, was investigated by highperformance liquid chromatography (HPLC) and gas liquid chromatography (GLC). The fatty acid composition of the triglyceride was also analyzed by GLC.<br> The fatty acid composition of the triglyceride was characterized by a high ratio of monoenoic acid content (71.7%) to polyenoic acid content (2.3%).<br> In HPLC, the triglycerides were separated into seven fractions on the basis of their partition numbers. Each of these collected fractions gave three to eight peaks in the GLC chromatograms according to the carbon number of the triglyceride.<br> From these results, it was found that the major triglycerides of black cod lipid are those of C-52 with 2 double bonds, C-54 with 2 double bonds, C-54 with 3 double bonds, C-56 with 2 double bonds, C-56 with 3 double bonds, and C-58 with 3 double bonds, amounting to 54.2% in all.
著者
和田 実
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.72, no.3, pp.186-194, 2001-08-25 (Released:2010-07-16)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

This study examined the differences between interpersonal relationship of same-sex old friends (OF) and that of new friends (NF). It also investigated the effects of physical distance with an old friend and gender on the friendship. Respondents were 208 undergraduates, 86 men and 122 women, who chose one of most intimate person each from same-sex friends they had made before and after they entered a university, and answered questions to describe their relationship. Results showed that relationship satisfaction and tired feeling were higher for OF than NF. Spending time together and talking over telephone were more frequent for NF than OF, but for each occasion together or over telephone, OF spent longer time than NF. OF expected more self-disclosure between them than NF. Gender differences in friendship expectation were similar to previous findings (Wada, 1993, 1996). Furthermore, gender and physical distance both influenced the frequencies of OF spending time together and over telephone. These findings are discussed in terms of gender differences in friendship.