著者
高瀬 圭 太田 信 森本 玲 清治 和将 佐藤 文俊 芳賀 洋一 山内 清 佐藤 美帆
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

3DCTデータを基に、実際のカテーテル手技訓練の実用に耐える副腎内静脈分枝を含んだ実物大副腎静脈血管モデルが作成された。バイポーラーラジオ波焼灼針では、10-25mmの副腎腺腫は、3通りの穿刺パターンにて完全焼灼可能であることと、脂肪組織介在下での周辺臓器安全性が示された。IVR臨床治療を施行し、主要評価項目である血中および蓄尿中アルドステロンを正常化が得られ、研究当初の臨床応用目標が達成された。モデル解析にて医療経済的にも有利であるとの結果を得た。
著者
太田 和敬
出版者
文教大学
雑誌
人間科学研究 (ISSN:03882152)
巻号頁・発行日
no.27, pp.65-75, 2005-12-20

The Netherlands was regarded as a country that had succeeded in accepting immigrants because of the Dutch attitude of tolerance, while other European countries were suffering from the problem of minorities. However, in the 21st century, some political assassinations caused a conflict between the immigrants and the native Dutch. The National Security Service and the Ministry of Education investigated the political actions and influences of Islam on Dutch society and schools and published reports in 2002. According to these reports, there exist a few trivial problems, for example, remittances from foreign Islamic organizations to the domestic ones for the construction of mosques and Islamic schools and religious education in the Arabic language. These practices instigated a negative feeling toward Islam. There are two difficulties to resolve immigration questions, restraints of marriage of Islam and confrontation about human rights including problems of abortion and divorce. The Dutch Government has made efforts to integrate newcomers but is considered to have failed because of the high unemployment and crime rates and the low average literacy level of the immigrants. Dutch society requires the restoration of tolerance. This could imply the revival of new polarization although this was denied by the Dutch Government.
著者
太田 憲
出版者
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

我々が日常行う運動の運動スキルがどのような原理に基づいてプランニングされているのかを,ヒトによる心理物理実験と最適化モデルとの比較によって明らかにした.本研究では特に,どのように体性感覚(皮膚感覚と深部感覚)の情報を利用して適切なプランを立てているのかに注目し,腕の運動の軌道計画が手先や筋の力覚情報に基づいてなされていたことを明らかにした.
著者
太田 和夫 岡本 龍明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.55-68, 1994-01-15
参考文献数
28
被引用文献数
3

もっとも代表的な計算機のクラスである NP 問題に対して、最近、まったく新しい特徴づけが与えられ話題になっている。この理論について解説するとともに、近似問題への応用を述べる。
著者
王 誠明 太田 節子 篠田 雅人
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.109, no.12, pp.949-953, 1989-12-25
被引用文献数
2

The survival effect of mice irradiated with a lethal dose of X-ray was studied by use of 60 kinds of Chinese traditional medicines. Methanol extracts of these medicines were prepared, and then each extract injected intraperitoneally into male mice before or after whole-body irradiation. As a result of these studies, the survival effects with Ogi-kentyu-to, Simotu-to, Sessyoin, Zokumei-to and Boi-ogi-to were observed by intraperitoneal injection before irradiation. Of these effective methanol extracts, only Zokumei-to was shown to have a significant survival effect by intraperitoneal injection after irradiation.
著者
谷口 義明 唐牛 宏 有本 信雄 岡村 定矩 太田 耕司 土居 守 海部 宣男 唐牛 宏 有本 信雄 岡村 定矩 太田 耕司 土居 守 宮崎 聡 小宮山 裕 村山 卓
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

ハッブル宇宙望遠鏡の基幹プログラムである「宇宙進化サーベイ(COSMOSプロジェクト)」を遂行した。国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡のデータとあわせて、宇宙の暗黒物質の空間分布を世界で初めて明らかにした。これにより、暗黒物質に導かれた銀河形成論のパラダイムが正しいことを立証した。また、COSMOS天域で検出された約100万個の銀河の測光データに基づき、銀河、巨大ブラックホール、及び宇宙大規模構造の進化の研究に大きな貢献を果たした。
著者
金子 由芳 松永 宣明 駿河 輝和 太田 博史 藤田 誠一 香川 孝三 三重野 文晴 川畑 康治
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

アセアン諸国の従来の制度構築は、欧米モデルの端的な移植、あるいは多国籍企業の便宜に応える設計に重きが置かれてきた。本研究は、中小企業の利益に根ざした制度構築の課題を、グローバリゼーションにおける中小企業政策、コーポレート・ガバナンス、金融促進、労働者の保護育成、などの多角的視点から、経済学と法学の融合的アプローチを通じて分析することをめざした。成果として、中小企業の技術効率の総合的な評価手法、中小企業の効率の特殊要因を反映した中小企業政策、企業経営判断と企業規模分布の関係性の複合要因、輸出志向型産業への労働移動の貧困削減効果、輸出牽引型産業における金融部門の貢献の限定性、中小企業促進に立った教育政策・労働法制の見直し、閉鎖会社・無限責任会社に重点を置いた企業法制の見直し、といった諸点が明らかにされた。
著者
金生 由紀子 太田 昌孝
雑誌
発達障害研究 (ISSN:03879682)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.23-29, 1994-05-15
著者
手塚 奨 中里 秀則 太田 現一郎 富永 英義
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.457, pp.399-403, 2009-02-24

大型地震に代表される,大規模災害が発生した時には平常時の数十倍のトラヒックが発生する.この場合の通信の確保が重要な命題となっている.その対策として,アドホックネットワークやAP(Access Point)間無線通信が注目され,様々な検討がなされている.本報告では,アドホックネットワークの通信安定エリアまでマルチホップさせ,バックボーンを確保するという概念をベースとして,被災地において被害を免れた既存網を補間要素として利用する通信制御方式を提案する.本方式では,構築するマルチホップネットワークにデータ伝送,既存網に位置管理を担わせ,通信を実現させる.また,ユーザ端末には第4世代携帯電話を想定している.
著者
太田 智彦
出版者
聖マリアンナ医科大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1995

我々は培養フラスコ中でconfluentになった後、増殖を停止し、栄養飢餓状態で300日以上G0期で停止し得る癌細胞を用い、細胞増殖停止に伴うレセプター型プロテイン・チロシン・キナーゼの細胞外ドメイン糖鎖の変化について研究した。ところが、免疫沈降およびwestern blottingに用いたLRPやLARなどの抗体の条件が悪く、他にも適切な抗体を入手できなかったため、目的の蛋白が検出できず、これらについての結論はみちびきだせなかった。しかしながら、この実験の経過中、同時にこの細胞の細胞周期関連蛋白の動態を調べたところ、G0期静止に必要な条件はcdc2蛋白の消失とRb蛋白の脱燐酸化のみで、cdk2,cyclin-A,cyclin-D1,およびMAP kinaseが発現していも、細胞はG0期に移行し得ることが判明した。さらに、G0期より細胞周期に入るときのこれらの蛋白の発現を詳細に調べたところ、G1/S期のいわゆるStart pointでcdc2,cdk2,cyclin-D1の発現、Rbの燐酸化が一斉に起こるが、この変化に先行してそれまで発現していたcdk2とcyclin-D1がいったん消失し、再びRbの燐酸化と時期を一致して発現していることが分かった。これらの結果については、次項の雑誌にて発表予定である。今後の研究課題としては、このG1/Sのstart pointに先行した、cdk2とcyclin-D1の発現消失と関連する細胞周期関連因子間の相互作用があるかどうかを検証することである。すなわち、p15,p16,p21,p27 などのcdk inhibitor(CKI)の発現状況、cdk kinase活性、cdk,cyclinとCKIの結合状態を解析した後,このG0/G1移行期を通過した細胞が、S期に移行せずに再びG0期に戻ることが可能かどうかを検索する予定である。
著者
太田 信夫 加藤 正 向後 博 布田 由之 望月 一男 永田 善郎 河路 渡
出版者
杏林医学会
雑誌
杏林医学会雑誌 (ISSN:03685829)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.183-188, 1976

日常診療において, 腰痛患者に接することは多く, 腰椎レントゲン上, 移行椎を見る事もまた多い。古くより両者の因果関係が多く論じられて来ているが, 今回少数ではあるが, 腰痛者, 非腰痛者の腰椎レントゲン写真を比較検討し, 腰痛と移行椎がはたして, かかわりあいを持つものかどうか改めて統計的考察を試てみたいと思う。
著者
成田 宏和 太田 学 片山 薫 石川 博
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.67, pp.375-382, 2002-07-18
被引用文献数
2

Web上で必要な情報へのアクセス手段として、中心的な役割を担っているのがgoogle goo Lycosなどに代表されるロボット型Web検索エンジンである。これらの検索エンジンが日々変化し続けるWebに対応していく為には、新しいページの収集、更新チェックなど多大なメンテナンスを必要とする。一方で、検索結果があまりに膨大すぎて必要な情報を探すのに困難を伴う場合もあるし、全ての検索エンジンが同一の情報を収集しているわけではないので、或る検索エンジンでは存在しなかった情報も別の検索エンジンを利用すると発見できる場合もある。本稿では、検索能力の強化と発見しにくい情報へのアクセス支援を目的に、複数の検索エンジンを併用し、検索結果を階層的にクラスタリングしてユーザに提供するシステムであるMETALを提案する。It is search engines represented by google, goo, Lycos, and so on that shoulders a leading role as an access means to the necessary information on the Web. A lot of maintenance, such as collection of new Web pages and renewal check, is necessary for these search engines to cope with the Web changing continually. On the other hand, sometimes, it is difficult to find necessary information because of enormous search results. One search engine may be able to find what another can't because different search engines collect different kinds of information. In this paper, we propose a meta search engine which uses more than one search engine at the same time for improving recall, and cluster search results for supporting users to find their necessary information more easily.