著者
山本 裕
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.889-896, 1995-11-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
山本 裕二 木島 章文 福原 洸 横山 慶子 小林 亮 加納 剛史 石黒 章夫 奥村 基生 島 弘幸
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究では,スポーツにおける対人運動技能の制御・学習則を解明する.対人運動技能とは,眼前の他者と連携や駆け引きを行う技能と,連携や駆け引きを通して互いに成長し続ける技能の両方を指す.これは様々なスポーツに共通の重要な技能であると考えられるが,従来は個の運動技能のみが扱われており,対人運動技能の制御・学習則は未知である.そこで本研究では,二者が連携や駆け引き,二者が連携して他の二者と駆け引きする対人運動技能の制御・学習過程の調査・行動実験からそこに潜む規則性を見つけ,数理モデルを構築して制御・学習の本質を理解し,ロボットに実装してその妥当性を検証する.
著者
窪田 秀明 佐々木 賀一 山本 裕之 新井 堅 井樋 直孝 寺戸 一成
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.281-284, 1992-11-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
9

We report two cases of stress fracture of the ribs related to sports activities.The first case involved fracture of the first rib caused by repeated stress from Japanese styled archery (kyudou). This is the first time such a case has been reported.The second case, a typical stress fracture of the lower ribs and spinous process of the seventh cervical vertebra was caused by a golf swing.
著者
島田 沢彦 中西 康博 木村 李花子 渡邉 文雄 渡辺 智 山本 裕基 伊藤 豊 大山 修一 ファドモ Aマロウ
出版者
日本沙漠学会
雑誌
沙漠研究 (ISSN:09176985)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.61-67, 2019-09-30 (Released:2019-10-24)
参考文献数
8

東京農業大学とジブチとの25年に渡る共同研究で培ってきた成果は,JST・JICA共同実施の地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)への課題「ジブチにおける広域緑化ポテンシャル評価に基づいた発展的・持続可能水資源管理技術確立に関する研究」の採択により評価され,2019年度から新たなフェーズとして社会実装へとつなげることとなった.本報では,これまでのジブチでの成果,今後5年間で展開される研究のビジョン,持続可能なパストラルアグロパストラル(農牧業)・システムの実装への課題および達成されるSDGsについて紹介した.
著者
山本 裕美子
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.498, pp.34-36, 2015-07

熟成肉を目玉にした業態は、ここ数年で急速に店数を増やしている。その影響で、おいしい肉を提供するだけでは、独自性を打ち出すのが難しくなっている。 「ゴッチーズビーフ 池袋西口店」は、リーズナブルな価格の熟成肉に加えて、女性客が好むサイドメニ…
著者
山本 裕子 Yuko Yamamoto 千里金蘭大学 看護学部
出版者
千里金蘭大学
雑誌
千里金蘭大学紀要 (ISSN:13496859)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.77-85,

本論文は、皮膚に関する新しい知見を概観するとともに、看護実践の場において看護職者が対象者の皮膚を媒体とした触れるケアが、疼痛緩和や不安の軽減、リラクゼーションにつながり快の感情を引き出す効果があることについて看護の視点から述べる。加えて、触れるケアは、副交感神経を優位にする効果がありエビデンスのある看護技術の一つであることを示唆し、看護教育への導入を提言するものである。
著者
山本 裕司 吉村 枝里子 土屋 誠司 渡部 広一
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2010-ICS-158, no.2, pp.1-8, 2010-02-22

柔軟な会話を行う応答システムの実現には,人間が生活で身に付ける常識とそれに基づく語の連想機能が必要不可欠である.本稿では常識知識と連想メカニズムを用い,会話文から発話者の意図・感情を推測する手法を提案する.文の客観的な意味内容を表す 『命題 (主語・述語など)』 と話者の心的態度を表す 『モダリティ (終助詞・助動詞など)』 に着目し,日常会話で使用される口語表現からユーザの意図,ならびに感情を推測する手法について報告する.
著者
格谷 敦子 中川 浩一 濱田 稔夫 浅井 芳江 山本 裕子
出版者
Japanese Dermatological Association
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.102, no.9, 1992

母親と娘2人の1家族3人に発症したX-linked dominant chondrodysplasia punctataの3例を報告した.娘2人に骨X線像で点状石灰化像,側彎,楔状椎が見られ,低身長,鞍鼻,下肢長差などの骨格異常がある.乳児期に特徴的な線状または流水状の鱗屑,痂皮を伴うび慢性紅斑が見られ,成長と共に消失し,鱗屑を伴う多角形萎縮性局面となった.母親に低身長,左上下肢の短縮,左眼白内障,腕には毛孔性萎縮を認める.父親,兄には異常は認められない.組織像:角層は層状肥厚し,付属器開口部の開大と角栓形成を認める.顆粒層は1~2層で顆粒変性はなく,有棘層は不規則に肥厚している.真皮上層に軽度の小円形細胞浸潤がある.
著者
佐藤 清秀 穴吹 まほろ 山本 裕之 田村 秀行
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.129-137, 2002
被引用文献数
9

In this paper, a registration method for outdoor wearable mixed reality (MR) systems is described. Our approach is based on using a high precision gyroscope, which can measure 3DOF angle of head direction accurately, but with some drift error. We solved the drift problem with a vision-based drift compensation algorithm, which tracks natural features in the outdoor environment as landmarks from images captured by a camera on an HMD. This paper first describes the detail of the vision-based drift compensation method. Then, a calibration method for the orientation sensor is proposed. Finally, using results from an actual wearable MR system, a comparison of registration error with and without vision-based drift compensation demonstrates the feasibility of the proposed method.
著者
大野 正夫 山本 裕二 畠山 唯達 田尻 義了 渋谷 秀敏 加藤 千恵 足立 達朗 齋藤 武士 桑原 義博
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究では、地磁気の強さの「永年変化」を用いた過去3500年間(縄文時代後晩期以降)の遺跡・遺物の年代の決定方法を確立する。そのため、従来あまり利用されてこなかった土器片・甕棺・瓦などを主な資料とし、新手法である「綱川―ショー法」を用いて地磁気強度の推定を行い、地磁気強度変化の標準曲線を構築する。この地磁気強度永年変化曲線は東アジアの遺物・遺跡の新たな年代指標となると考えられる。
著者
山本 裕康
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.104, no.5, pp.960-966, 2015-05-10 (Released:2016-05-10)
参考文献数
7
被引用文献数
2 2

慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)では,エリスロポエチン欠乏を主因として貧血をしばしば合併する.また,鉄の代謝に影響を与える要因が多く,その利用効率を低下させることでヘモグロビン合成は阻害される.赤血球造血刺激因子(erythropoiesis stimulating agent:ESA)療法の進歩により,CKDに伴う貧血治療は大きく前進したが,目標Hb値の設定や鉄補充療法についてはまだ課題も多い.
著者
山本 裕子
出版者
国立大学法人 東京大学大学院教育学研究科 大学経営・政策コース
雑誌
大学経営政策研究 (ISSN:21859701)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.199-214, 2023 (Released:2023-07-11)
参考文献数
29

This case study of a recent Japanese university, specifically, a regional national A university, aims to identify how individual university organizations responded to dramatic changes in the external environment. The analysis will focus on two perspectives: “new work” related to educational reform and the reorganization of the center organizations responsible for educational reform work. Based on the literature and interviews with those involved, we will clarify why reorganization of the center organizations was necessary and the process by which they were reorganized. We will confirm: 1) how each organization was established and who its members were, and 2) the kind of tasks performed by the members, the positions they held, and the organizational structure that was used to manage them (work content, members in charge, and organizational structure for promotion). Furthermore, we will organize and discuss the challenges that the parties involved at that time felt when performing their duties in university-wide educational reform-related organizations. Finally, we will summarize the findings and discuss future issues.
著者
山本 裕二 星 博幸 佐藤 雅彦 中田 亮一
出版者
高知大学
雑誌
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
巻号頁・発行日
2019-10-07

100万年を超える長期間をカバーできる準連続時系列の古地磁気強度絶対値(API)データ源は、世界でもアイスランドの溶岩層序群をおいて他はない。本研究では、異なる地磁気逆転頻度を示す2つの期間を中心としたAPI準連続変動の解明を目指す。さらに海底堆積物から明らかにされつつある同期間の古地磁気強度相対値の時系列データと統合することで、試料依存性のない古地磁気強度連続変動記録を確立する。
著者
山本 裕之 小寺 香奈
出版者
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 = The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices (ISSN:13472216)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.67-80, 2009-03

1920年代にC.アイヴズ、A.ハーバらによって実践された4分音などの微分音は、その後のヨーロッパ音楽において現代的奏法の中でも重要項目として扱われてきた。彼らが微分音に挑戦した当時のヨーロッパは平均律(12等分平均律)の概念が席巻して既に久しい。かつてのヨーロッパで長期にわたって繰り広げられてきた音律論争において、それぞれの音律の間に存在した非常に小さなどツチ(音高)の差は、19世紀という様々な調性を用いた時代の要請に応えて12等分平均律という画期的な妥協案に収れんした。西洋音楽文化の外にある各民族音楽の音律を除外して考えれば、微分音とはいったん世界標準として目盛りが敷かれた平均律からあらためて外れたピッチ、または音程のことを指す。 とはいえ、オルガンのように一度調律したらそうたやすくは調律が崩れないような楽器はわずかであり、それどころか多くの楽器では奏者がその場で随時楽器のピッチをコントロールしながら演奏する。19世紀に作られたキーをたくさん持つ木管楽器や、H.シュトルツェルなどが発明したヴアルヴをもつ金管楽器群は、それ以前の楽器に比べて格段に多くのピッチを安定させながら自在に鳴らせるように設計されている。が、その中で奏者はさらに楽器の精度と共に自らの耳と発音テクニックによって出来るだけ「正しい」ピッチを作り出そうと技術を磨いた。しかし実際の演奏では厳格に正しく、19世紀以降の「半音階の分かりやすい知的モデル」である平均律に即した音律で演奏されるわけではない。音楽のイントネーションに合わせて、あるいは奏者や楽器自体のコンディションに即して、平均律から大きく外れないピッチを作りながら演奏されるのが常である。したがって、例えばある音が僅かに数セントの単位で平均律からずれたからといってもそれは「ある音」の範囲を越えず、微分音の概念で語られるわけではない。 つまりこれらのような木・金管楽器は、音楽的内容に即して随時平均律から逸脱して演奏されることを前提としながらも、平均律を原則として作られている。したがって、そのような楽器であえて微分音を作り出すことは矛盾であるが、楽器の構造上は不可能ではない。すなわち、楽器はそのように作られてはいないが不可能ではないのである。 20世紀後半になって微分音が作品の中で頻繁に使われ始めると、各楽器の現代奏法を解説する書物には必ずといってよいほど微分音の運指表が掲載されるようになった。特に木管楽器の書物では多くのキーの組み合わせによって膨大な微分音の可能性が提示されている。金管楽器においては、楽器の機構上木管楽器のように膨大な微分音が作り出せるわけではないが、それでも実用的な量は作り出せる。しかしそのための資料が木管楽器ほど多いわけではない。そこで本稿では、金管楽器の中でも特に現代奏法に関する資料がほとんど書かれていないユーフォニアムにおいて、これまで存在しなかったこの楽器のための汎用的な微分音スケールを提示することを目的とした。
著者
小黒 亮史 茂木 雅臣 松下 豊 豊川 怜子 渡邊 統星 飯田 誠 山本 裕 小島 博己
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.221-227, 2020-10-15 (Released:2021-10-15)
参考文献数
34

Gradenigo 症候群とは中耳炎, 三叉神経痛, 外転神経麻痺を3主徴とする疾患概念である。 症例は10歳の女児。 側頭部痛と耳後部痛で発症するも近医耳鼻咽喉科・小児科診察で異常所見はなく, 鎮痛薬のみで経過観察したところ約1ヵ月後に外転神経麻痺を来した。 当院受診時に中耳炎所見を認め, 本症と診断した。 抗菌薬およびステロイド投与による保存的加療が奏功し, 症状・所見の改善を得た。 画像検査や治療経過より, 原発性錐体尖炎や中耳炎による続発性錐体尖炎が原因と推測された。 退院後6ヵ月時点で再燃を認めず経過良好である。