著者
投野 由紀夫 根岸 雅史 相川 真佐夫 寺内 一 中谷 安男 奥村 学 金子 恵美子 能登原 祥之 石井 康毅 内田 諭 和泉 絵美 大羽 良
出版者
東京外国語大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本科研の目的は日本人英語学習者の英語力に関する到達指標の提案およびそのレベル別言語材料の科学的な整備である。これを行うことで、シラバス開発、教科書・教材・タスク開発、テスト開発などに資する一貫した英語資料を提供できる。指標に関してはCEFR-JというCEFR準拠の英語汎用枠に基づいた。言語材料配当は、CEFR準拠教科書コーパス・学習者コーパスを独自に構築し、500以上の文法事項、テキスト特性、エラー特性に関してコーパス解析と機械学習の手法を用いて調査し、文法、テキスト、エラーの各プロファイルとして整備した。
著者
小堺 孝和 加藤 裕之 中北 和之 金崎 雅博
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
pp.15-00188, (Released:2015-08-20)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

The “buffet” which is the shock wave vibration on the wing at transonic speed has influence to the aerodynamic performance of the civil transport. It is significant because the wing cannot maintain its aerodynamic performance and it is also led to the stall. Therefore, several researches on the suppression of the buffet are carried out. A Vortex Generator (VG) is one of the way which can improve to the transonic buffet. It is simple device and widely applied to the commercial airplane. Conventionally, VGs are installed along the wing span. However, they increase the friction and the instruction drag. Thus, the number of VGs should not be beyond the minimum necessary. Another problem is that it is still expensive for the computational fluid dynamics to simulate the small size vortex accurately. Therefore, the optimization procedure of the VGs installation is developed with directly combining the wind tunnel evaluation result. To reduce the number of experimentations, the surrogate model based GA exploration is employed. The design objective is to maintain the linearity of the variation lift with changing angle of attack (lift curve), because the stall is appeared if the curvature of the lift curves become smaller. Eight initial designs are evaluated and five design samples are acquired. As this result, optimum samples can be explored with reducing the number of the experiment. Several samples successfully prevent the stall without increasing the drag. In addition, the design knowledge can be obtained regarding the optimum VG’s layout by visualization.

2 0 0 0 OA 原城耶蘇乱記

著者
金井俊行 著
出版者
金井俊行
巻号頁・発行日
1892
著者
中野 聡子 牧原 功 金澤 貴之 中野 泰志 新井 哲也 黒木 速人 井野 秀一 伊福部 達
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J90-D, no.3, pp.808-814, 2007-03-01

我々は,音声認識技術を用いた「音声同時字幕システム」の運用を行う中で,聴覚障害者が感じている字幕の読みにくさは,漢字等の誤認識だけではなく,言い誤りや会話的な表現など話し言葉固有の性質にも原因があるのではないかと考えるに至った.そこで本研究では,話し言葉固有の性質による読みにくさを含む字幕を読んでいるときの眼球運動を測定し,読返しの多さを定量的に調べると同時に,どのような表現部分の文章認知が困難であったかについて,被験者への聞き取りデータと合わせて実証的に明らかにすることを試みた.
著者
金田 千秋 加藤 哲弘 島本 浣 山田 俊幸 及川 智早 佐藤 守弘 石田 あゆう 岸 文和 前川 修 中谷 伸生 橋爪 節也 鈴木 廣之 太田 孝彦 石田 美紀
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、大正期に流通していた大衆的な視覚表象に関する2つの課題を、豊かな対話関係において、遂行するものである。すなわち、第1の課題は、大衆的な視覚表象が果たしていたメディア的な機能の多様性を、可能な限り広範な資料に基づいて、美術史学的に明らかにすることである。第2の課題は、「文化遺産」の概念を鍛え上げることによって、何らかの大衆的イメージが後世に継承される/るべきさいの条件・方法などを、美学的に考察することである。
著者
金沢 好宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.669, pp.104-107, 2007-01-08

「わざわざ彼の部屋まで行ったのか。よく引っ越してなかったな」 「それはラッキーやった。携帯電話は着信拒否にされてたから、連絡の取りようがなくなるとこやった」 熊谷の声は弾んでいた。朝の6時だというのに、まるで真っ昼間のテンションだ。携帯電話の着信音で、いつもより1時間以上早く起こされた三津井は、体半分がまだ眠っているような状態である。
著者
阿南 あゆみ 竹山 ゆみ子 永松 有紀 金山 正子
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.385-393, 2005-12-01
被引用文献数
3

本研究は, 児の主たる養育者である母親の対児感情に影響をおよぼす要因を明らかにすることを目的として, 産後入院中の母親185名に妊娠中の出産に対する希望の有無や, 出産時の「嬉しかった事」「嫌だった事」や出産時に感じた事などと対児感情との関連を, 無記名自記式質問紙調査として行った.データの統計的解析にはSPSS 12.0J for Windowsを使用し, 対児感情得点と設問項目の関連をマン・ホイットニーのU検定およびクラスカル・ワーリスの検定を行い解析した.その結果, 対児感情に影響をおよぼす要因は, キーパーソンの存在がいること, 妊娠中に具体的なバースプランを持つこと, 望まれた妊娠であること, 母親が納得のいく出産であることなどが明らかになった.今回の結果より, 思春期教育や受胎調節指導の重要性や, 母親を支えるサポート体制の確立, 出産をする場である医療機関における妊娠中から産後にかけての一貫した支援が重要であると考える.
著者
金城 昇 野原 賢一 Kinjo Noboru Nohara Kenichi
出版者
琉球大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
琉球大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13466038)
巻号頁・発行日
no.11, pp.45-60, 2004

本研究の目的は、病院(整形外科等)・リハビリ施設・整体・鍼灸・マッサージなどへの受診を繰り返す高齢者に動作法を適用することにより、このような高齢者の重複受診傾向の改善及び健康志向の向上の可能性について言及することである。沖縄県H町K区において、整形外科的障害はないにも関わらず、肩や腰、膝などの痛みによる重複受診傾向がある高齢者へ動作法を適用した結果、「病院や鍼・マッサージとは違う」、「自分でも痛いところは治せるんだねえ」、「自分で治すという気持ちが大事なんだな」などの感想が聞かれた。これらは、動作法を通して高齢者の心の中に「自分のからだは自分で治す」という意識が芽生えたことを示唆するものである。動作法の実施後、この意識の芽生えにより、肩や腰、膝などの痛みの発生に伴う種々の医療施設への重複受診傾向が改善された。さらに、「適度な運動に加え、日常生活での余分な緊張を解き、適切な姿勢を保っていくことで、自らの健康を維持・増進していく」という健康志向の向上を見ることができた。尚、本事例研究における高齢者への動作法の実践及び本実践報告の作成は主に野原が全面的に進め、補完的に金城がアドバイスしたものであることを付しておく。
著者
金出 武雄 コンラッド ポールマン 森田 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.76, no.8, pp.1497-1505, 1993-08-25
被引用文献数
83 11

時系列画像からの特徴点追跡結果を用いて,3次元的なカメラの相対運動と対象物の形状を求める因子分解法は,線型な定式化を行い,数値計算的に安定な行列の特異値分解を用いたため,安定に運動と形状を復元することができる.本論文では,Tomasiと金出による正射影モデルにおける因子分解法の考え方を発展させ,より中心射影に近いscaled orthographic projectionとparaperspective Projectionへの拡張を行うと共に,特徴点追跡の不確かさを考慮に入れて復元の精度を高める重み付け因子分解法を示す.
著者
矢野 隆 五十嵐 寿一 加来 治郎 神田 一伸 金子 哲也 桑野 園子 新居 洋子 佐藤 哲身 荘 美知子 山田 一郎 吉野 泰子
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.101-110, 2002-02-01
被引用文献数
15 3

世界各地で行われる騒音に関する社会調査のデータを精度よく比較するためには, 異種の言語間で比較可能な騒音のうるささに関する尺度が必要である。筆者らはICBEN Team6が計画した国際共同研究の一環として, 我が国の4地域で20代から60代以上の1,102名の人々を対象として, 騒音のうるささに関する日本語の5段階の尺度を構成した。騒音のうるささの程度を表す21個の言葉を選び, どの言葉が最小のうるささから最大まで等間隔に並んでいるか, どの言葉が尺度カテゴリに好んで選ばれるか, 更に評価のばらつきが小さいかを検討し, 異種の言語間で比較可能な騒音のうるささに関する尺度の言葉として「非常に」, 「だいぶ」, 「多少」, 「それほど…ない」, 「まったく…ない」を選んだ。
著者
金子 春光 猪狩 知也 井上 寛生 速水 治夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.19, pp.1-6, 2015-03-05

人の眠りには深い眠り,浅い眠りがある.深い眠りの状態にあると,アラームが鳴動していても起きられないことがある.生活のリズムを正し,規則正しい時間に起きることが理想であるが,急な予定や不測の事態があり,いつも同じ時間にというのは難しい.近年では,アプリケーションによる様々な起床方法が存在する.単純な動作,大きな動作でアラームを解除することが多く,ユーザへの負担や,継続率を考えると難しい.そこで本研究では,ユーザを会話させることにより,小さな動作と自然な思考を与え,覚醒状態へと導くアプリケーションを提案する.評価実験の結果,試作アプリケーションを使用することで生活リズムが定まっていないユーザでも目覚めるまでにかかる時間を短縮させることを確認した.The sleep of the person includes a deep sleep and a light sleep. It may not be got up when in the state of the deep sleep even if an alarm sounds. It is ideal to be getting up regularly and that you correct the rhythm of life. But, it is difficult to wake up always the same time because there are sudden appointments and contingencies. Therefore, various wake-up methods and applications are present in recent years. Therefore, various wake-up methods exist in addition to the wake-up application software in recent years. In this study we proposed the application software that lead to wakefulness give a small operation and natural thinking by making conversation the user. Results of evaluation experiments, it was confirmed that to reduce the time it takes wake up in the user life rhythm is not determined by the use Prototype application software.
著者
金寺 登 荒井 隆行 船田 哲男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.7, pp.1261-1269, 2001-07-01
被引用文献数
41

CMS法や動的特徴量を用いることにより, 音声認識性能が向上することが知られている. これらの手法では特徴パラメータの時間軌跡を操作している. この時間軌跡を周波数次元で表したものは変調スペクトルと呼ばれる. よってCMS法や動的特徴量は, 変調スペクトルを操作しているものとみなせる. また音声認識情報のほとんどが1〜16Hzの変調周波数バンドに存在することが明らかになってきた. そこで本研究では, 音声認識情報を担う変調スペクトル成分のみを特徴量として用い, 数字音声認識実験を行った. 広く用いられているRASTAではIIRフィルタを用いて約1〜12Hzの変調周波数バンドを抽出しているのに対し, 本論文では位相ひずみの少ないFIRフィルタを用いることにより認識性能が向上することを確認した. また, この特徴量と一般によく用いられている動的特徴量を含めたMFCCを種々の雑音環境(SNR 10dB)において比較した結果, 認識誤り率が平均3%改善されることを確認した. 更に重要な変調周波数バンドを複数のバンドに分割すると, 認識誤り率が平均8%改善された.
著者
根建 金男 市井 雅哉
出版者
The Japanese Society of Behavioral Medicine
雑誌
行動医学研究 (ISSN:13416790)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.29-36, 1995

認知行動療法は、行動療法と認知的アプローチを統合するもので、そこにはさまざまなアプローチが含まれる。近年、この認知行動療法が台頭してきた。この論文では、(1) 認知行動療法について概観し、(2) この治療体系の意義と課題を、行動医学との関連から考察した。<br>(1) に関しては、筆者らはまず認知行動療法とは何であるのかについて検討を加えた。そこでは、この体系が大きな広がりをもつことが強調された。この検討の後に、筆者らは、認知行動療法の代表的アプローチである、論理情動行動療法、認知療法、ストレス免疫訓練をとりあげ、説明した。特に、それぞれのアプローチの基本的な考え方や方法、技法に焦点を当てて述べた。<br>(2) に関しては、認知行動療法は、有効性が高く、行動医学とめざす共通点があるために、行動医学に大いに貢献できる可能性がある、ということが示された。<br>ただ、認知行動療法の最近の動向は、この体系がこれまで同様、これからも変化していく必要がある、ということを示唆している。「発達認知療法」が主張するような、構成主義 (コンストラクティヴィズム) や人間の成長の視点を考慮にいれて、認知行動療法について再考するのは、大いに見込みのあることにちがいない。しかし、認知行動療法を、行動療法の発展型ととらえる限りは、行動療法で用いられている科学的な方法論を認知行動療法も堅持することが必要である。<br>このように認知行動療法を再考し、それを更に発展させていくことは容易ではないだろうが、それによって、認知行動療法は行動医学に貢献できる可能性を一層高めることができるだろう。
著者
金関 丈夫
出版者
日本文化人類学会
雑誌
民族學研究 (ISSN:00215023)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.274-276, 1966-03
著者
松浦 司 金田 康正
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.53, pp.1-8, 2000-06-01
被引用文献数
9

本稿では、文章中のn-gram分布状況を著者の特徴量として、文章の著者を推定する手法を提案する。文章中におけるn-gram出現確率分布関数間の非類似度に基づいて著者推定を行うが、非類似度は提案関数dissimの他、Tankardの手法、ダイヴァージェンス、およびクロスエントロピーを用いてそれぞれ計算し、4関数の著者判別精度を比較した。1-gramから10-gram分布を特徴量とし、日本近代作家8人の92作品を対象とする著者推定実験結果について報告する。本手法は文章に関する付加的な情報を全く必要とせず形態素解析などを要求しない。また特定の言語および文章の性質を利用しないため、多くの言語・テキストにそのまま適用可能であることが期待できる。We propose a method for authorship detection based comparisons between n-gram distributions in sentences. The authors are detected via dissimilarity between probability distribution functions of n-grams in sentences. We have compared four functions to measure the dissimilarity, i.e. dissim(proposed function), Tankard's method, divergence and cross entropy. We report the experiments where the 92 works in total by 8 Japanese modern authors are analyzed via from 1-gram to 10-gram distribution. Our method requires no additional information on texts, i.e. no preliminary analyses. All the machine-readable texts can be attributed by the same method.