著者
冨田 恭治 高倉 義典 宮崎 潔
出版者
金原出版
雑誌
整形・災害外科 (ISSN:03874095)
巻号頁・発行日
vol.48, no.9, pp.1069-1072, 2005-08
被引用文献数
1 2
著者
金 令牙
出版者
東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系社会文化環境学専攻
巻号頁・発行日
2011-09-27

報告番号: ; 学位授与年月日: 2011-09-27 ; 学位の種別: 修士 ; 学位の種類: 修士(環境学) ; 学位記番号: 修創域第4094号 ; 研究科・専攻: 新領域創成科学研究科環境学研究系社会文化環境学専攻
著者
草務 博昭 志村 俊郎 寺本 明
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.325-327, 1998-11-30 (Released:2012-08-27)
参考文献数
10

症例1:28歳女性。頭痛を主訴にMRIを施行,両側側脳室前角付近を中心にほぼ左右対称的に広がる脂肪腫,さらに同時に合併する脳梁形成不全症と診断された。神経学的異常所見は認められなかった。症例2:29歳女性。頭重感を主訴として頭部MRIを施行,左側脳室拡大と脳梁形成不全症と診断された。これらの症例はいずれも手術の適応はなく経過観察としている。これら2症例について若干の考察を加え報告する。
著者
裴 虹 園山 繁樹
出版者
日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.37-47, 2009-05-30

本研究では、日本と中国における知的障害児童生徒の選択行動形成の指導・支援の現状、および両国の異同点や共通した課題等を明らかにするため、両国の知的障害養護学校の教師(日本2,000名、中国411名)を対象に質問紙調査を実施した。その結果、両国とも選択行動形成の指導・支援が積極的に実施されており、選択行動形成の重要性に関する教師の認識も高いことが明らかになった。また、選択行動形成の指導はさまざまな形で知的障害養護学校に取り入れられており、その内容が個別指導計画に取り入れられている割合も高いことが示された。さらに、選択行動形成の指導・支援は、さまざまな方法によって実施されていることも明らかになった。両国を比較すると、選択行動形成の指導・支援に関する認識や実施の程度は日本のほうが高く、選択行動形成の指導・支援に関する学校・家庭・地域の連携に関する意識や実施状況は中国のほうが比較的高かった。このことから、知的障害児童生徒の特性にそった有効な支援方法、および学校・家庭・地域の連携のあり方について、両国で研究・実践の交流がなされることが望ましいと考えられた。
著者
許 夏玲
出版者
東京学芸大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2003

本研究では、初級修了レベル(6名)および中級レベル(2名)の中国人日本語学習者(計8名、20〜30代)を調査対象とし、日本語の会話において学習者たちが日本人母語話者(4名、20代)に助言(アドバイス)する状況におちいる際、どのような表現が用いられるのか、またこれらの表現が中国語母語による干渉があるのかを考察し、助言(アドバイス)の場における日中言語行動を分析した。会話の時間は約20分、テーマは「来日後、生活や勉強や人間関係に困ったことや問題点について」および「中国や日本での旅行について」とした。分析の結果、初対面および面識のある日中両グループの間では、事実提示による助言の方法(中国人学習者59%)がもっと多く用いられている。例として以下のようものが挙げられる。(1)「ぜひ ぺきん ぺきんも いろいろ ばんりのちょうじょうも こせきが あります」(中国人学習者)(2)「そりゃ ひとことみたい {両者笑い} でも いま いろんなサポートがあるから そういうの どんどん せっきょくてきに さんかさせれば ぜったいりょうほうのぶんかを たかいれべるで(そうですか) かくほできる」(日本人母語話者、収集したデータには2例しかなかった)事実提示による助言は、ネガティブポライトネスの観点から言うと、話者がそれほど親しくない間柄の相手に、直接自分の意見を助言(アドバイス)として相手に提示し、相手の行動を指示することを避け、むしろ相手にとって役に立つと思われる関連情報を提示することにより、相手に思考や判断の余地を与えることができると考えられる。なお、事実提示の表現は「〜ほうがいい」「〜てください」とともに現れる傾向がある。この場合、事実提示は一種の補足説明(理由)として用いられると考える。一方、収集した会話データでは、中国人学習者が「〜ほうがいい」(13%)「〜てください」(13%)「〜ましょう」(9%)を助言(アドバイス)の表現として用いた。副詞「ぜひ」が「〜ましょう」とともに用いられることもある。これらの表現はポジティブポライトネスの観点から言うと、会話が進み次第、話者が相手との心理的な距離が狭められ、相手に積極的に自分の意見を助言(アドバイス)するときに用いられると考えられる。日本語教科書には、「〜てください」および「〜ましょう」は助言の表現として掲載されていない。
著者
江原 幸雄 糸井 龍一 藤光 康宏 今井 亮 西島 潤 UDI Harmoko AGUS Setyawan 蘭 幸太郎 永瀬 大祐 WAHYUDI
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

インドネシア・ジャワ島中央部にある、火山弧に直交する方向に直線的に並ぶ3つの火山、メラピ火山、メルバブ火山およびウンガラン火山において、地球物理学的、地球化学的、および地質学的調査を行い、活動年代、地下構造を解明するとともに、火山体内に発達する熱水系(熱と水の流れのシステム)をコンピュータを使って定量的に解明した。さらに、熱水系が十分発達しているウンガラン火山に関しては、地熱資源量評価を行い、地熱発電(電気出力 : 2~40MW)が可能な資源量が存在していることを明らかにした。
著者
津上 智実
出版者
神戸女学院大学
雑誌
女性学評論 (ISSN:09136630)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.93-113, 2014-03

本稿はピアニスト小倉末子(1891~1944)の朝鮮への演奏旅行(1916年12月)について、当時朝鮮半島で発行されていた新聞各紙でどのような報道がなされていたのかを調査した結果を総括するものである。日韓併合(1910年)前後の新聞統制の問題と、それに起因する新聞史料保存の問題は今も大きく尾を引いているが、2013年2月と5月の韓国訪問時には多くの機関や研究者の助力を得て調査を実施することができた。本論では、政府系3紙(『京城日報』『ソウル・プレス』『毎日申報』)と民間紙3紙(『朝鮮時報』『釜山日報』『朝鮮新聞』)を論じる。この内、『ソウル・プレス』と『朝鮮時報』については、1916年12月の紙面を見出すことができなかった。特に『ソウル・プレス』は英字新聞として、日本語やハングルの新聞よりも専門的な音楽記事が書かれた可能性が期待されるだけに、紙面が保存されていないという史料状況は痛恨事である。朝鮮総督府機関紙の日本語新聞『京城日報』には25件(写真6点)、同ハングル新聞『毎日申報』には10件(写真2点)の記事が見出されて、小倉の演奏旅行の詳細に加えて、養育歴や音楽歴についても多くの情報が得られた。両新聞の記事の比較から、『京城日報』が主たる報道機関であり、『毎日申報』はそれに従属する立場にあったと理解されたが、後者の一記事から、小倉の訪問した学校名が京城女子高等普通学校と判明したのは一つの収穫であった。民間紙の『釜山日報』には3件、『朝鮮新聞』には11件(写真3点)の記事が見出され、関釜連絡船の使用船名(壱岐丸)やシカゴでの音楽院ピアノ教授就任の前史に関わるエピソードを収集することができた。『京城日報』と『毎日申報』に先立って民間紙の『朝鮮新聞』で小倉末子の京城訪問が報じられていることは、1916年12月の京城演奏旅行の経緯と意義を理解する上で重要な意味を持ってくると考えられる。This paper aims to report my research on newspaper articles published in Chosen on a concert tour by the Japanese pianist Suye Ogura (1891-1944) to Keijo in December 1916. In this research, six newspapers were examined. Three of them were published by the Governor-General of Korea: Keijo Nippou (Seoul, Japanese, 1906-1945), The Seoul Press (Seoul, English, 1906-1937) and Maeil Sinbo (Seoul, Hangeul, 1910-1945). The other three were civilian newspapers: Chosen Jihou (Fuzan, Japanese,1894-1941), Fuzan Nippou (Fuzan, Japanese,1907-1945) and Chosen Shimbun (Jinsen, Japanese, 1908-1942). It has turned out to be impossible to find the original pages of two of these six newspapers of December 1916, namely of The Seoul Press and Chosen Jihou, either in Japan or in Korea, because of the sad history of oppression of Chosen journalism by Japan's annexation of Korea. In Keijo Nippou, twenty-five articles and six photos related to Suye Ogura have been found and in Maeil Sinbo, ten articles and two photos of her. A comparison of two newspapers has shown that most of the articles in Maeil Sinbo are very similar in content to the ones in Keijo Nippou and were usually published at the same time or one day later than the latter. In Fuzan Nippou, three articles on her and in Chosen Shimbun, eleven articles and three photos related to her have been found. The articles from Fuzan Nippou tell us the route and the name of the ship that she used for her travel. Some of the articles in Chosen Shimbun contain different information from that of Keijo Nippou and Maeil Shinbo, including the background of her appointment as piano teacher at the Metropolitan Conservatory in Chicago. The fact that Chosen Shimbun was the first newspaper to announce her visit to Keijo,prior to the Governmental newspapers, appears important in fathoming the significance and background of her concert tour to Keijo.
著者
陳 荊和
出版者
日本文化人類学会
雑誌
季刊民族學研究 (ISSN:00215023)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.203-221, 1953-10
著者
京城帝国大学 編
出版者
京城帝国大学
巻号頁・発行日
vol.昭和17年, 1943
著者
藤崎 清孝 立居場 光生
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

次世代の高速衛星通信・放送の回線品質安定化を目標に、マルチビーム衛星に対して以下の結果を示した。(1)降雨が回線に与える影響を気象予測データから予測し、送信電力制御等を行う対策は有用である。(2)効果的補償には、より短時間の降雨予測と対応が必要である。(3)短時間に強い雨が降る場合には、送信電力の制御だけでなく、符号化率や伝送速度の変更などの対策も必要である。また、大気が回線品質に与える影響を評価し、アンテナサイズが大きくなると大気揺らぎの影響が無視できないことを示した。
著者
野間 晴雄 森 隆男 高橋 誠一 木庭 元晴 伊東 理 荒武 賢一朗 岡 絵理子 永瀬 克己 朴 賛弼 中俣 均 平井 松午 山田 誠 山元 貴継 西岡 尚也 矢嶋 巌 松井 幸一 于 亜 チャン アイン トゥアン グエン ティ ハータイン チャン ティ マイ・ホア 水田 憲志 吉田 雄介 水谷 彰伸 元田 茂光 安原 美帆 堀内 千加 斎藤 鮎子 舟越 寿尚 茶谷 まりえ 林 泰寛 後藤 さとみ 海老原 翔太
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

東アジア世界に位置する歴史的地域としての東シナ海,日本海,黄海・渤海・中国東北地方,広義の琉球・ベトナム,朝鮮半島の5つの部分地域として,環東シナ海,環日本海沿岸域の相互の交流,衝突,融合,分立などを広義の文化交渉の実体としてとらえる。それが表象された「かたち」である建築,集落,土地システム,技術体系,信仰や儀礼,食文化等を,地理学,民俗建築学,歴史学・民俗学の学際的研究組織で,総合的かつ複眼的に研究することをめざす。いずれも,双方向の交流の実体と,その立地や分布を規定する環境的な側面が歴史生態として明らかになった。今後はこの視点を適用した論集や地域誌の刊行をめざしたい。
著者
安光ラヴェル 香保子 滿田 直美 鈴木 恵太 栄徳 勝光 菅沼 成文 GILLBERG Christopher
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、自閉症など発達障害児の早期発見をできるだけ早く正確に行われるようにすることを目的として、生後3日前後の新生児を小児科医が診察し、また観察方法を統一させて母子のコミュニケーションの様子をビデオ撮影を行った。平成29年度末までに41名の参加者を募り、平成30年6月現在、小児科医診察時と母子コミュニケーション時のスコアの分布や相関等を分析中である。今後、平成31年度7月より、1歳の発達状況を調査し、生後3日目との関連がないかを分析する予定である。