著者
秋葉安太郎〔等〕編
出版者
畝傍書房
巻号頁・発行日
1943
著者
大家 千恵子 高橋 節子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.362-370, 1987-12-20
被引用文献数
6

サゴ澱粉を用いてマフィンとパンを調製し、その調理特性を機器測定により検討するとともに、官能評価を行いその利用特性をみた。以上結果を要約すると次のようである。1. 各種澱粉にバイタルグルテンを10%添加してマフィンを調製した場合、サゴ澱粉マフィンは官能検査の結果から口あたりがよく、弾力にとみ、きめの均一な製品が得られることが明らかとなった。2. 強力粉に各種澱粉を30%添加しさらにバイタルグルテンを10%添加して調製した合成パンの場合、サゴ澱粉を用いた合成パンはコントロールおよび他の澱粉パンに比べて、膨化が良く弾力があり、すだちの良い製品が得られた。3. 各種澱粉にバイタルグルテンを36%添加してパンを調製した場合、サゴ澱粉を用いたパンはコントロールに比べて、凝集性および弾力性が大きく、軟らかさのあるパンが得られた。さらに官能検査の結果からこのパンの特徴はコントロールに比べて膨化がよく、とうもろこしや馬鈴薯澱粉を用いたパンに比べて外観、弾力、軟らかさ、総合評価の点で有意に好まれる傾向を示した。このようにサゴ澱粉を膨化品のマフィンやパンにも利用でき、きめの均一な膨化がよいなどの製品を得られることが明らかとなった。
著者
宮崎 滋 石田 美恵子 久保 善明 中川 高志 川村 光信 松島 照彦 林 洋 片岡 亮平 内藤 周幸
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.72, no.6, pp.803-812, 1983

両側副腎皮質結節性過形成によるCushing症候群に,左副腎褐色細胞腫を合併した症例を経験した.この2疾患の合併の報告はこれまで見られていない.症例は46才,女性.主訴は皮疹,高血圧で,満月様顔貌,中心性肥満を認めた.内分泌学的検査では, ACTHは測定感度以下, cortisolは高値で, cortisol,尿中17OHCSはdexamethasone大量にて抑制されず, metyrapone, ACTHには過剰反応を示した.副腎シンチで両側とも描出され,副腎静脈撮影で円形の血管圧排像が見られた. CTで左副腎の腫大を認め, 1979年10月左副腎を摘出し,皮質結節性過形成に褐色細胞腫の合併が判明した. ACTHとcortisolとの間には逆相関がみられ,術後一旦cortisolが低下するとACTHは増加し,それに従つてcortisolが上昇するとACTHは低下した.このことは下垂体と副腎との間に二元支配の存在を疑わせるもので,相互に刺激・抑制を繰り返しながら徐々にnegative feedbackの作動点が上昇し,結節性過形成を生じるのではないかと考えられたが,視床下部・下垂体だけではなく副腎自体にも何らかの異常が存する可能性もあると思われた. ACTH分泌抑制の目的でbromocriptineを投与し, ACTH・cortisolは一旦低下し臨床症状も改善したが, 1年後には悪化した. Cushing症候群と副腎褐色細胞腫の関係は,術後ACTHの上昇を認めたので異所性ACTH症候群ではないと思われ,多発性内分泌腺腺腫症としての2疾患の合併の可能性も考えられず,現在までのところ明らかではない.
著者
中田 邦也 早川 みち子 横野 浩一 内海 正文 吉田 泰昭 老籾 宗忠 馬場 茂明
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.75, no.4, pp.528-532, 1986
被引用文献数
1

症例は38才,主婦.身長156cm,体重65kg.満月様顔貌,中心性肥満,高血圧を示し, Cushing症候群が疑われ当科へ入院した.尿中170HCS高値,尿中17KS正常で,血漿cortisolは常時高値で日内リズムは消失し,血漿ACTHは常時測定感度以下であつた. dexamethasone 2mgおよび8mg負荷で共に血漿cortisol,尿中170HCSの抑制はみられず, metyrapone 3g負荷でも尿中170HCSは増加反応を示さなかつた.また, CTscan,副腎シンチ,血管造影等各種画像診断にて両側副腎腫瘍が疑われた.手術にて右副腎に25×21mm,左副腎に18×14mmの腫瘍を摘出し,組織学的に共に腺腫と診断された.
著者
水上 明 伊藤毅志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.26, pp.23-28, 2008-03-07
参考文献数
2
被引用文献数
1

近年、新しい入力インターフェースを用いたゲーム機が現れ、注目を集めている。ゲームの操作方法と共に複雑化していった従来型の操作デバイスと比べて、これらの入力装置は、直感的でわかりやすく、操作自体が新鮮であるという際立った特徴を持つ。本研究では、新しい入力デバイスとして、視線入力装置を用いて入力を行うリアルタイムゲームのシステムを構築した。また、入力の特徴を踏まえサンプルゲームを製作、従来型デバイス使用時との比較、および評価を行った。Recently, the game machines that use new input interface appear , and they are paid attention. Input devices of them have a remarkable feature that it is intuitive,comprehensible, and the operation is fresh compared with old model. We developed computer game system with using Eye-Gaze tracking system. It contains some sample games that use feature of Eye-Gaze input. We also use other devices to play sample games , and evaluate it.
著者
山口 雄志 小谷 賢太郎 堀井 健
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.59, pp.47-52, 2007-05-17

We developed an eye typing input system using voluntary eye movements toward screen button. While conventional interface uses input actions with a certain duration of fixation at the target, our system asks users to generate saccades and fixate a large screen button area located beneath of the display as soon as they find a target as the intended character. A total of five subjects participated in the experiment to evaluate the system performance. The result showed that the error rates were 3.7 percents in average. The average typing speed was 30 characters per minutes for the fastest person and 13.8 characters per minutes for the slowest person. The error rates obtained in this study were lower than those obtained by previous study using gaze input. The typing speed was also relatively faster than other studies using gaze input (ranging from 10 to 12 characters per minute in average) and blink-based input (average 8 characters per minute). Also, we compared performance when visual feedback was given to the subject and concluded that fine adjustments to minimize the distance between the marker and the true position of eye fixation was important for taking its advantage.
著者
伴野 明 鉄谷 信二 岸野 文郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.867-875, 1993-06-20
被引用文献数
4

指示入力に用いられているマウス操作をより効率的に行う方法として, マウス操作に加えて視線検出をカーソル表示に用いる指示入力法を提案している.この方法の特徴は, 検出された注視点位置にカーソルを発生させ, このカーソルが目標とする場所に入ればマウスにあるボタンを押し, 外れた場合には補助的にマウス操作を用いカーソルを移動させて目標場所に入れることにより, 指示の高速化を図ることである.本手法の有効性を調べるため, 実際にワークステーションで用いられているマルチウィンドウを考慮した表示画面を用いるなど, 実用に合った方法で評価実験を行った.指示入力時間, 誤り率, 注視点の軌跡について分析した結果, 本指示入力法は, 視距離60cmにおいて視線検出誤差が3度以下であれば, マウスのみによる指示入力法に比べて, 指示時間が短く, また, カーソルの発見および操作に関しても, 共に良い主観評価を得た.さらに, 指示入力時の注視点の軌跡を分析し, 主観評価を裏付ける結果を得た.
著者
比嘉 広樹 堂上 高司
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.31-36, 2008-02-10 (Released:2008-09-29)
参考文献数
8
被引用文献数
1

A noncontact input interface using image processing for people with disabilities of the fingers, such as rheumatism, collagen disease, and osteoarthritis, has been developed. The input interface is simply composed of a CCD camera and PC. Taken with the CCD camera, the fingers were appropriately detected using image processing in this paper. An on-screen keyboard and control box were also made. In order to evaluate a performance of the input interface, three healthy subjects input some example sentences using it. From the experimental results, it was clear that the beginners could directly input them in Microsoft Word without any difficulty, and the input characteristics with the least error were experimentally shown in this paper.
著者
阿部 清彦 大和田 厚祐 大井 尚一 大山 実
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.127, no.7, pp.1036-1042, 2007-07-01 (Released:2007-09-01)
参考文献数
17
被引用文献数
1 2

We have developed an eye-gaze input system for people with severe physical disabilities, such as amyotrophic lateral sclerosis (ALS) patients. This system utilizes a personal computer and a home video camera to detect eye-gaze under natural light. The system detects both vertical and horizontal eye-gaze by simple image analysis, and does not require special image processing units or sensors. We also developed the platform for eye-gaze input based on our system.In this paper, we propose a new web browsing system for physically disabled computer users as an application of the platform for eye-gaze input. The proposed web browsing system uses a method of direct indicator selection. The method categorizes indicators by their function. These indicators are hierarchized relations; users can select the felicitous function by switching indicators group. This system also analyzes the location of selectable object on web page, such as hyperlink, radio button, edit box, etc. This system stores the locations of these objects, in other words, the mouse cursor skips to the object of candidate input. Therefore it enables web browsing at a faster pace.
著者
岸本 研志 米村 貴裕 広瀬 健一 長江 貞彦
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.917-919, 2001-06-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
4
被引用文献数
5 11

障害者福祉として, 視線を利用した入力装置が, さまざまな研究機関で開発されている.しかし, 特殊な機器や複雑な設定が必要であり, 瞳の微動に対応し難い等の問題点がある.そこで本研究では, これらの改善を試み, 普及しやすいシステムを試作した.
著者
村田 厚生 三宅 貴士 森若 誠
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.226-235, 2009-08-15 (Released:2010-11-19)
参考文献数
19
被引用文献数
4 10

本研究では視線入力装置を利用し,視線入力で快適にパソコンを扱えるブラウザを開発するための基礎的な研究として,高いポイント精度,速いポイント速度を保証する条件を同定する実験と視線移動方向の影響を明らかにする実験を実施した.その結果,ターゲットの横方向配置のほうが縦方向配置よりもポイント精度が高かった.両配置ともに,ポイント精度を高めるには,20ピクセル以上のターゲット間隔,40ピクセル以上のターゲットサイズにすべきであることが示された.また,両配置ともにポイント速度を速くするためには,ターゲットサイズをできるだけ大きくすべきで,ターゲット間隔はポイント速度にほとんど影響しないことが示された.また,マウスと視線入力のポイント速度の差は,若年者よりも高齢者のほうが大きくなり,視線入力システムは手指の運動機能の低下した高齢者には有効であることが示唆された.視線移動方向の影響に関しては,下方向のターゲットに対するポイント時間が他方向よりも長くなった.
著者
柳井 圭子
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.23-35, 2009-03-01

最近社会的に問題となっている院内暴力に対し,医療専門職者はいかなる対抗手段を講じうるかという今日的課題について,イギリスの院内暴力対策を紹介しながら我が国における法の役割について考察する.対策として,暴力対抗手段である「言葉による防衛」,「折衝」手段においては,事後のトラブル回避のため法的素養が必要であり,「身体や物を使っての防御」手段においても,その防御が法的に許容される範囲に止めなければならない.また行為者の行動が病気あるいは抑うつされた状態や環境から引き起こされたものである場合に,医療専門職者の反撃,通報や告訴が法的,道義的に許容されるかが問題である.暴力に対抗する手段(言葉による防衛,通報,反撃,拘束,診療拒否など)は,医療専門職者の道義的,法的責任にかかわることでもあり,患者の健康管理と医療の場における安全・秩序維持という極めて重要な問題である.
著者
田中 恭之 石津 晴崇 森 直彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.348, pp.55-60, 2007-11-15

本稿では,秘密分散方式に,擬似乱数生成器の出力する擬似乱数系列と真性乱数系列を組み合わせた乱数(混合乱数と呼ぶ)を適用し,安全性解析を行った.この結果,混合乱数の持つ特徴である,もとの擬似乱数系列よりも高い安全性を持ち,混合する真性乱数の割合を増やしていくことで安全性が高まっていくという性質が,そのまま,秘密分散方式に適用しても成立することが確認できたので,その理論的考察結果を示す.
著者
林 篤裕
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.25-34, 1991-05-21

潜在クラス分析は,顕在行動を支配する潜在概念を数学的にモデル化し解明する方法として開発され,検討されてきた.この手法はすべての設問項目に対する2値応答に基づいて対象集団をいくつかの潜在クラスに分割する. 本論文では,設問項目の全体から一定数の項目を選択して調査されるデータに対するクラス分析法について検討する.この項目の選択方法に関しては,選択順位を有する場合と有しない場合の2通りを考慮する.これらについて,それぞれの定式化とそれに基づく解法を与え,数値検証を行う.
著者
長谷川 剛 村田 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.39, pp.1-6, 2010-05-13
被引用文献数
1

オーバレイネットワークにおけるネットワーク性能の計測においては、複数のオーバレイ経路における計測競合が原因となって発生する、計測精度の低下やネットワーク負荷の増大が問題となる。我々の研究グループにおいて、計測競合を削減するための方式として、2つのオーバレイノード間の経路上に他のオーバレイノードが存在する場合に、その経路の計測を行わず、部分経路の計測結果を統合することによって全体経路の計測結果を推定する、計測結果統合手法を提案している。本稿では、計測結果統合手法の精度評価を、PlanetLab環境における計測結果を用いて行った結果を示す。評価結果より、遅延時間、パケット廃棄率およびTCPスループット理論値について、推定手法により高い精度で全体経路の計測結果を推定することができることが明らかとなった。また、中間オーバレイノードの負荷が原因となり、計測そのものや推定精度が悪化する場合があることもわかった。