著者
八幡 俊男 清水 惠司 中林 博道 梶 豪雄 政平 訓貴
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

癌幹細胞は、悪性腫瘍を根治するために重要な標的として考えられている。本課題では、悪性脳腫瘍の細胞株から分離培養した癌幹細胞が、薬剤を細胞内から排出することで化学療法に耐性となる遺伝子(多剤耐性遺伝子)を高発現し、抗癌剤に対して低い感受性を示すことを明らかにした。また、癌精巣抗原遺伝子は、癌幹細胞においてエピジェネティックな因子の制御を受けて高発現することを見出し、免疫療法の標的分子となる可能性が示唆された。
著者
國信 茂太 半田 恵一 佐々木 康 飯窪 孝
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J94-D, no.1, pp.312-323, 2011-01-01

ノートPCのきょう体内に様々な配置制約をもつ部品をコンパクトに配置するための配置案を算出するシステムを提案する.提案する部品配置設計システムは,与えられた幅・奥行でできるだけ厚みの薄い配置案を算出する.提案システムには,開発コストや重さ等に影響するメイン基板のサイズを小さくする機能がある.また,設計者に選択の幅を残すため,複数の配置案を算出する.提案システムでは,PCのきょう体は五つの配置層(二次元平面)から構成されると考え,部品は,まず鉛直方向の配置位置制約に対応した配置層に,配置制約及び配置要求を考慮して配置される.配置層への部品配置は二次元平面上の配置位置を決めることに対応する.そして,配置層に配置された部品を三次元に集積することで三次元の部品配置案を得る.実験の結果,部品数が54の高機能・多機能AVノートPCの場合,約200秒で実際のPC設計者が入力する許容最大厚みを下回る配置案が10程度得られることを確認した.
著者
錦織 宏
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

NHK番組ドクターGに表現される医師の「診断」。近年は検査技術の発達に伴って、病歴や身体診察を駆使して診断する能力を身につけることが難しくなってきています。医学生が身体診察を学ぶ教育を充実させるため、我々はこれまで、具体的な疾患名(鑑別診断)を考えながら行う身体診察法に関する研究を進めてきました。今回の研究では、それを医学部の「試験」にするための基礎的な研究を実施しました。
著者
藤 千恵
出版者
秋田大学
雑誌
秋大地理 (ISSN:02865785)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.33-36, 2004-03-23
著者
長谷 海平
出版者
東京藝術大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2010

本年度は映画教育に必要な実践内容を提示するために、具体的な実践から学習者の反応を記録し、その記録に対して考察を深め論文化を行った。また、映画における学習効果に関する研究を行った。映画制作を用いた教育実践を行う上で、実践者が留意しなければならない事はその実践に見込まれる学習効果である。しかしながら映画制作は基本的に協同的な作業であるため、個別の学習者について学習効果を測定する事が難しい。映画制作を用いた教育の有用性が認識されているものの、手法に多くのバリエーションが存在しないのは、この学習効果の見込みや測定の困難さが原因の一つである。つまり、学習の目的を明確にしづらいため映画を用いた教育をデザインしにくいのである。そこから、本年度は学習者が映画制作を体験学習し、その学習から受けた影響がどのようなものであるかについて作品の分析を通じて行った。そのために、映画制作内でのそれぞれの学習者の役割を明確にし、個別の学習者と作品に反映された表現の関係性が明確になるように実践を行った。分析はショット単位で行い、結果として自ら映画言語を獲得しようとする創意工夫、すなわち学習者個人の映画的な表現が見られた。映画制作を通じた教育実践には協同学習的な教育的価値、映像情報形成の仕組みを知るためのメディア・リテラシー的教育的価値などが存在し、これらの観点から学習的な意味が問われる研究が広く行われているが、本研究では映画を通じた芸術教育の可能性を提示する事ができた。
著者
Orr H. Allen
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.26-35, 2009-04

あるタイプの生物は特定の状況では他の生物より多く生き残る。こうした生物は子孫も多く残せるので,時とともにますます増加する。
著者
平野 義明
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.35-47, 1979-04-30

岩礁性潮間帯中潮亜帯から高潮亜帯にかけて生息するマツバガイの習性および活動パターンについて, 向島臨海実験所近傍の観音鼻海岸において主として1977年7月から8月にわたり調査を行なった。本種は露出した岩面と岩のわれ目の中とに静止場所をもち, 帰家習性を示す。往復路は互いに異なった道筋をたどることが観察され, 帰家の機構はかなり複雑なものと推察される。また露出岩面に生息していた小型個体が生長に伴い近くのわれ目を静止場所とすることも観察された。行動距離は1日当り平均119cmであり, この値は光および潮汐条件の組み合わせによって変化した。光および潮汐状態が異なった組み合わせの観察期間2組(各々TYPE-AとTYPE-Bと名付けた)を選んで互いに比較した。TYPE-Aでは日没直後が高潮となり, TYPE-Bでは日没時と最干潮時が一致している。冠水時の行動個体数を比較すると昼間よりも夜間に多くの個体が活動し, 空気中に貝が露出した状態では昼間は全く動かないが夜間は冠水時よりも多数の個体が活動した。これらの結果から, マツバガイは夜行性が強いと言うことができる。行動の継続する間, 活動量には変化が認められた。進路の垂直方向要素は, 被水冠水状態では昼夜にかかわらず潮汐の上下方向に一致し, 露出状態で日没を迎えた場合は下方向であった。すなわち, 活動量の変化は, これらの垂直方向の動きの転換時に対応している。以上, 本種で得られた結果と他種カサガイの報告を比較すると, 潮汐と昼夜の条件に対する行動のリズム, 方向, 帰家習性の程度などにおいてマツバガイは固有の活動パターンを示している。
著者
倉地 克直
出版者
岡山大学大学院文化科学研究科
雑誌
文化共生学研究 (ISSN:18809162)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.137-152, 2003

最近の漂流民研究は、近世人の自他認識を考える上で貴重な成果を積み上げてきているのだが、他方では、漂流民研究が持つ根本的な問題も自覚されるようになっている。それは、漂流記の歴史史料としての問題性である。つまり、一般に漂流記録は、帰国後に漂流民を取り調べた役人や談話の聞き手が記したもので、それがどこまで漂流体験の「真実」を明らかにするものなのか、また、漂流民の意識をどこまで正しく反映しているのか、はなはだおぼつかないのである。しかも、漂流記録の作られ方によって、その問題性の性格や程度もかなり異なることが予想される。漂流記録の史料論を踏まえたうえで、漂流民の自他認識を検討することが求められる所以である。 本稿は、以上のような問題意識に基づき、文政13年(1830)に備前岡山の神力丸がフィリピンのバターン諸島に漂流した事件を取り上げる。この漂流事件の記録については、別に、史料論的な検討を行っており、本稿の記述はその作業を踏まえたものである。また、この神力丸の漂流事件については、最近、臼井洋輔の労作が発表された。 これは、現在のバターン諸島での生活と漂流記の記述とを比較しながら、主に民俗誌的な関心から漂流事件を追体験しようとしたものであり、教えられるところが多い。 本稿では、それと重複しないように、漂流民の自他認識の一旦を紹介してみたい。
著者
中村 生雄 岡部 隆志 佐藤 宏之 原田 信男 三浦 佑之 六車 由実 田口 洋美 松井 章 永松 敦
出版者
学習院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

本研究では、日本および隣接東アジア地域の狩猟民俗と動物供犠の幅広い事例収集を通じて、西洋近代率会において形成された「供犠」概念の相対化と批判的克服を行ない、東アジアにおける人と自然の対抗・親和の諸関係を明らかにすることを目的とした。言うまでもなく、狩猟と供犠は人が自然にたいして行なう暴力的な介入とその儀礼的な代償行為として人類史に普遍的であるが、その発現形態は環境・生業・宗教の相違にしたがって各様であり、今回はその課題を、北海道の擦文・オホーツク・アイヌ各文化における自然利用の考察、飛騨地方の熊猟の事例研究、沖縄におけるシマクサラシやハマエーグトゥといった動物供犠儀礼の実地調査などのほか、東アジアでの関連諸事例として、台湾・プユマ(卑南)族のハラアバカイ行事(邪気を払う行事)と猿刺し祭、中国雲南省弥勒県イ族の火祭の調査をとおして追求した。その結果明らかになったことは、日本本土においては古代の「供犠の文化」が急速に抑圧されて「供養の文化」に置き換わっていったのにたいして、沖縄および東アジアの諸地域においては一連の祭祀や儀礼のなかに「供犠の文化」の要素と「供養の文化」の要素とが並存したり融合して存在する事例が一般的であることであった。そして後者の理由としては、東アジアにおけるdomesticationのプロセスが西南アジアのそれに比して不徹底であったという事実に加え、成立宗教である仏教・儒教の死者祭祀儀礼や祖先観念が東アジアでは地域ごとに一様でない影響を及ぼし、そのため自己完結的な霊魂観や死後イメージが形成されにくかった点が明らかになった。またく狩猟民俗と動物供犠とに共通する「殺し」と「血」の倫理学的・象徴論的な解明、さらには、人間と自然とが出会うとき不可避的に出現する「暴力」の多面的な検証が不可欠であることが改めて確認された。
著者
横地 優子
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

インドでは3世紀以降の女神信仰をヒンドゥー教大伝統に融合する流れのなかで、雑多な個別の女神たちを統合する<女神>概念が生み出された。8~9世紀にはその極点として、宇宙の最高原理としての<至高女神>が成立したが、この<女神>は王権を支持基盤とする<戦闘女神>を核として、シヴァ教神話における<配偶女神>を統合し、宇宙に遍満するシヴァの力(シャクティ)という概念を教理的基盤とすることで成立しえたことを解明した。
著者
柏原 正樹 有木 進 谷崎 俊之 中島 俊樹 加藤 周 三輪 哲二 SCHAPIRA Pierre KANG Seok-Jin VILONEN Kari D'AGNOLO Andrea
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

この5年間の表現論に関連した研究の成果として大きなものが3点挙げられる。第一は、確定特異点型ホロノミーD-加群のリーマン・ヒルベルト対応を不確定特異点型ホロノミーD-加群に拡張したこと(A. D'Agnoloとの共同研究)、第二は、余次元3予想の肯定的解決(K. Vilonenとの共同研究)、第三は、円分箙ヘッケ代数を用いた量子群の表現の圏化である(S-J. Kangとの共同研究)。
著者
戸沼 葉弓 赤木 康宏 北嶋 克寛
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.14, pp.115-120, 2008-02-19

近年,自然景観CGは広く普及し,テレビや映画,ゲームなどで利用されている.自然景観を生成する上で基本となるのは地形だが,従来の地形モデリングに関する研究では河川の影響による変形を考慮しているものは少ない.そこで本研究では数値シミュレーションを利用して侵食を考慮することで,自然な河岸断面形状を生成することを目的とする.まず,ユーザーが書き込んだ等高線や川から基本となる地形モデルを生成する.次に,書き込んだ川に数値シミュレーションを適用し,得られた河岸の圧力分布を元に河岸断面形状を変形する.最後に,水深の影響を考慮したアニメーションを生成する.本研究により自然な川のCGアニメーションを任意に生成することができた.Today, natural terrain generation is widely spread - for TV, movies, video games, and so on. But most of studies on terrain generation do not considered of river eroded. Then, our purpose is to generate the shape of a natural river by considering of erosion with numerical simulation. At first, a user draws contour line and river line. Next, our system generates terrain and simulates numerically. After the simulation, river shape is transformed based on the result. At last, river animation considers the influence of depth is generated. Our methods enables to generate a natural river animation arbitrary.
著者
西岡 昭博 香田 智則
出版者
山形大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究の結果、(1)従来にない斬新な米デンプンの変性法、(2)(1)の手法で得た改質デンプンと汎用プラスチック材料とのコンポジット技術の開発に成功した。具体的には、(1)において加熱とせん断を同時に印可することにより無加水で瞬時に米デンプンを非晶化できる技術を開発した。また、この技術を基盤に加熱・せん断型粉砕装置の開発に成功した。(2)では、(1)の研究結果から得られた非晶性デンプンと(a)エチレンメタクリル酸共重合体をNaイオンで中和したアイオノマー、(b)ポリブチレンサクシネート(以下、PBS)、(c)ポリ乳酸(以下PLA)の3種類の材料とのコンポジットを行い、分散性、熱安定性、機械特性、溶融物性を評価した。比較として米粉には、市販の米粉(結晶性デンプン)、市販の非晶性デンプンも使用した。本研究で得られた新規変性デンプンコンポジット材料の特徴は以下の通りである。(1) 結晶性デンプン、市販の非晶性デンプンと比較して、著しく分散性が優れる。(2) 重量分率10%までの添加では添加前のバージン材料と比較し、物性(機械的)が劣らない。このことは結晶性デンプンや市販の非晶性デンプンには見られない効果であった。(3) 重量分率50%までの添加が可能であり、本研究で用いた新規変性デンプンを添加した系は最も物性低下が少ない。(4) 新規変性デンプンは、優れた結晶核剤として作用することが分かった。本研究の結果、従来の手法と全く異なる手法でデンプン変性が可能であり、得られた変性デンプンが生分解性樹脂等の優れた添加剤となり得ることが明らかになった。
著者
浅子 和美 伊藤 秀史 伊藤 隆敏 加納 悟 宮川 努 渡部 敏明
出版者
一橋大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2006

本研究では、日本経済の適切な政策運営に役立てるために、日本経済の現状をより早く、より的確に把握する体制の確立を目指した。具体的には、景気循環の局面判断の観点からの日本経済の現状分析を行うとともに、経済制度面での歴史的変遷を踏まえた上で、1990年代以降の経済成長率や生産性上昇率の鈍化の原因を解明し、技術革新の活性化や産業構造の転換による日本経済の中長期的パフォーマンスの向上の可能性を探った。景気循環メカニズムの理論的研究や統計学・計量経済学的分析手法の研究も進めた。
著者
村澤 尚樹
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、金属ナノ構造体に局在する光電場増強場が金属ナノ構造体近傍に配置したマイクロ・ナノメートルサイズの液晶液滴の挙動に与える影響を詳細に解析することで、光電場増強場の物理的描像を明らかにすることを目的としている。本年度は、液晶液滴の位置制御、及び液滴の位置検出のための実験システムの構築、金属ナノ構造体の設計・作製を行った。捕捉用レーザーとしてCW Nd:YAGレーザーの基本波1064nmを用い、レーザー光を偏光祁顕微鏡内に導入し、対物レンズで液晶液滴に集光照射することで液滴を捕捉した。プローブ光としてHe-Neレーザーを捕捉用レーザーと同軸で照射し、液滴の散乱光を4分割フォトダイオードに導入することで、1 nmオーダーで位置検出が可能なシステムを構築した。また、金属ナノ構造の設計として、高い光電場局在効果を期待できる3次元的に配列制御された金属ナノ構造の作製を行った。電子線リソグラフィー・リフトオフ法を用いて金ナノ構造を積層、あるいは3次元的に1 nmオーダーで制御することにより、2次元的に配列したときと比較して大きな光電場増強効果が表れることを実験的に明らかにすることに成功した。特に構造の頂点同士を近接させたナノギャップ金構造の場合、2次元的に配列した構造と比較して50倍の光電場増強効果が誘起されることが明らかとなった。今後、種々の構造を有する金属ナノ構造を用いて、構造の近傍に配置された液晶液滴のブラウン運動や液滴内部の分子配向の挙動を詳細に解析することにより、光電場増強場が空間的にどのように分布しているかが明らかになると考えられる。
著者
長谷川 信美 西脇 亜也 井戸田 幸子 福田 明 樋口 広芳 園田 立信
出版者
宮崎大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2003

中国青海省東チベット高原北部と南部の,土地の利用・管理方式と繁殖方式の異なる2つの地域において,ヤクの行動生態とその放牧地植生および生態系物質循環に与える影響を比較研究した。北部は青海省の優良放牧モデル地区で,南部は放牧地の荒廃と砂漠化の進行が懸念されている地域である。野草地の生態系を保全して劣化・砂漠化を防ぎ,ヤクの生産性を維持し,持続的に放牧利用するために必要な基礎的データを得ることを本研究の目的とした。平成15年8月より平成18年8月まで,玉樹蔵族自治州玉樹県で3回,海北蔵族自治州門源回族自治県で4回計7回の調査・実験を行った。成雌ヤクの3日間行動観察と排泄行動記録・排糞量測定,GPS受信機による行動軌跡記録,採食行動調査と採食植物観察,草地植生調査,糞・植物・土壌サンプル採取と成分分析を行った。4年間の研究の結果,南部は北部と比較し,寒季の反芻時間が短く,ヤクの糞排泄成分と量から推定した生態系物質循環量はほぼ1/2と低く,ヤクは嗜好性の低い植物種さえも採食しており,過放牧となっていることが明かとなった。現状のまま放牧を続けていけば,今後植生はさらに劣化し,裸地化・砂漠化することが懸念された。しかし,生態系が良好に保たれているとされていた南部においても,現在行われている暖寒2季輪換放牧方式では,特に暖季放牧地で植生の劣化が起きており,ヤクは繁殖に必要な栄養を十分には摂取できていず,現在の方式に代わる新たな放牧方式を今後検討する必要があることが明らかとなった。