著者
南 宏典 佐藤 健二 乾 重樹 前田 知子 田口 博康
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.440-447, 1996

12歳以上のアトピー性皮膚炎患者でステロイド外用剤を中止したいと希望した28例と, すでにステロイド外用剤を中止してそれ以外の外用剤を用いているが皮疹が軽快しない4例を対象とし, ステロイド外用剤離脱後も紅斑が持続する場合は全外用剤を中止し, 内服, 入浴指導, ガーゼ保護など種々の治療を加えた。ステロイド外用剤を中止すると皮疹は増悪し, 平均7日後に最悪となるが, その後軽快した。さらに全外用剤を中止すると再び増悪して平均5日後に最悪となるが, 以後軽快に向かい平均6週間後に皮疹の面積は中止前の2割程度となった。またこのときの皮膚症状は古典的成人アトピー性皮膚炎に特徴的な乾燥性のものである。外用剤中止と外用以外の種々の治療を行った結果ほぼ全例が外用剤なしですごせるようになったことから, 現在問題とされているいわゆる成人型アトピー性皮膚炎の病変にはステロイドおよびその他の外用剤の影響が含まれていると推測された。

1 0 0 0 OA 落陽現象

著者
前川 喜平
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.334-335, 1976-07-01 (Released:2011-05-24)
参考文献数
4
著者
前田 浩人 小林 加奈 三品 美夏 渡辺 俊文 曽川 一幸
出版者
日本電気泳動学会
雑誌
電気泳動 (ISSN:21892628)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.43-47, 2018 (Released:2018-12-21)
参考文献数
7

慢性腎臓病(CKD)は,多くのネコに発症が認められ,死因の一つとされている.獣医国際腎臓病学会(International Renal Interest Society,IRIS)の分類では,ステージI期およびステージII期におけるCKDを正常なコントロールと比較して,マーカーを用いて正確に診断することは難しい.正常およびステージI期CKDネコにおける尿中アルブミン濃度は6.0±4.5および11.2±8.4 mg/dlであり,尿中トランスフェリン濃度は0.09±0.42および0.52±0.79 mg/dlであった.ROC曲線分析に基づいて,尿中アルブミンおよび尿中トランスフェリンの感度および特異性は,現在使用されているバイオマーカーである血漿クレアチニンレベルの感度および特異度より高かった.いくつかの候補の中で,CKDの最も有望なバイオマーカーとして39.2 kDaタンパク質であるカルボキシルエステラーゼ5A断片に焦点を当てた.カルボキシエステラーゼ5Aフラグメント測定を診断に応用出来るように,我々は,尿中カルボキシルエステラーゼ5Aフラグメントを測定することを可能にする酵素イムノアッセイを開発した.ELISAの性能については,回収率(96.1–106.4%)および同時再現性(3.5–5.1%)および日差再現性(4.8–8.2%)と良好な結果であった.
著者
藤谷 幸弘 前田 博子
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.1-14, 2005

本稿は, 1988年にロンドンのカムデン区で起きた公共図書館サービスの削減計画に対して, 当時の新聞記事等をもとに市民の反対運動の特徴をまとめたものである。職員のストライキ, 多数の人々の削減反対署名運動, 抗議の手紙, 有名俳優による図書館での朗読会, 抗議集会, 座り込み, 反対運動者の寄付による運営継続の提案など様々な方法よる反対運動が行われた。その結果, 図書館に対する市民の強い支持が認められ, 閉鎖対象となっていた2分館のうち1館は閉館を免れ, 3中央館のうち2館が分館に格下げされたが, 閉館は免れた。また開館時間を経年的にみると, 1984年には14館の1週間の総開館時間が790.5時間だったものが, 1993年には全13館となり, その総開館時間は一旦414時間に減少したが, 2003年には少々改善され, 514時間に上昇した。
著者
久保田 恵章 玉木 正義 前田 真一 勝股 克成 森脇 崇之 田代 和弘 出口 隆
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.9-11, 2005-01

著者らの施設における男性不妊症に対する精巣内精子採取法(TESE)の臨床成績について検討した.対象は,男性不妊症でTESEを施行した30例(平均年齢35.0歳)で,内訳は閉塞性無精子症7例(精管,射精管閉塞4例,精管切断術後3例),非閉塞性無精子症21例(染色体異常1例,原因不明20例),射精障害(脊髄損傷)2例であった.30例中20例で精子回収が可能であったが,1例は不動精子で凍結保存はできなかった.20例中15例にICSI(卵細胞質内精子注入法)を施行し,8例で妊娠が成立,7例で出産に成功した.非閉塞性無精子症21例中精子回収可能であった11例(52%)と不可能であった10例における精子回収の予測因子の検討では,FSH・LHは非回収群で有意に高値であり,Johnsen's scoreは非回収群で有意に低かった.この3因子は精子回収の予測因子となり得ると考えられたOwing to progress of assisted reproduction technology in recent years, it has become possible for couples with infertility problems to have children. Between March 1998 and May 2003 testicular sperm extraction (TESE) was performed on 30 men with male-factor infertility in our hospital. Consequently, we succeeded in recovering 20 spermatozoa. Intracytoplasmic sperm injection was subsequently performed in 15 couples and resulted in 8 pregnancies. There was a statistically significant difference in follicle-stimulating hormone, luteirizing hormone and Johnsen's score between the non-obstructive groups with successful TESE and those with unsuccessful TESE.
著者
天野 俊康 今尾 哲也 竹前 克朗 水沢 弘哉 三浦 秀輔
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.313-316, 2008-04

19歳男性。患者は精巣の発育不良を主訴に著者らの施設にある小児外科を受診したところ, 性腺機能低下症を疑われ, 泌尿器科へ紹介となった。精査の結果, 視床下部性の特発性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症と診断され, 20歳時よりLH-RH療法を開始したが, 1年後も男性機能面からは明らかな変化は認めなかった。そのため21歳時より週2回のHCG+HMG療法に切り替えたところ, 4ヵ月後には陰毛の増加, 精巣および陰茎の増大, にきび, 声が低くなる, 少量ながら射精可能となるなどの変化がみられた。内分泌学的にも総テストステロン値も正常化し, 1年4ヵ月後の精液検査では, 精液量0.5ml, 精子数0.7×10^6/ml, 運動率43%となった。以後, HCG+HMG療法を継続し, 26歳時に結婚, 28歳時にICSIにて挙児を得ることができた。A 19-year-old male, who had undergone bilateral orchiopexy at 5 years of age in the Department of Pediatric Surgery, was referred to our clinic presenting with bilateral small testes. Bilateral testis volume was 4 ml involving a small penis and scant pubic hair per Tanner Stage 2. Serum luteinizing hormone, follicle stimulating hormone and testosterone levels were low. Results of hormonal loading tests, including luteinizing hormone-releasing hormone (LH-RH) and human chorionic gonadotropin (HCG), were positive. Brain computed tomographic scan revealed no abnormal findings. The diagnosis of male hypogonadotropic hypogonadism was rendered based on these data. Administration of LH-RH for 1 year was ineffective. Subsequently, HCG and human menopausal gonadotropin (HMG) treatments were initiated. The symptoms of male insufficiency improved; moreover, sperm formation was apparent following HCG and HMG treatments. The patient has received HCG and HMG injections for eight years; furthermore, his wife delivered a boy consequent to the first intracytoplasmic sperm injection.
著者
上野 薫 前濱 良太 国正 陽子 牧野 晃宗 佐野 加奈絵 貴嶋 孝太 Komi Paavo V 石川 昌紀
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.383-391, 2018-12-01 (Released:2018-11-21)
参考文献数
38

The purpose of the present study was to examine characteristics of muscle anatomical cross-sectional area (CSA) for different regions from proximal to distal parts of each muscle of the hamstring muscles in high-level sprinters, and to examine the relationship with those and the sprint performance. The CSA of the semitendinosus (ST), semimembranosus (SM), biceps femoris long head (BFL) and biceps femoris short head (BFS) at the four different region of hamstring muscles for twenty sprinters (SPRINT) and twenty healthy male control subjects (CTRL) were measured by using B-mode ultrasonography. The measured regions were divided into four parts from proximal to distal parts (PRO1, PRO2, DIS2, DIS1). The results clearly showed that absolute CSA values in distal parts for all muscles together with PRO2 in ST were greater in SPRINT than in CTRL. When relative CSA values to the entire hamstrings muscles in each region were compared, only relative CSA at PRO1 in ST was greater in SPRINT than in CTRL, conversely, that at proximal regions in BFL and distal regions in BFS were smaller in SPRINT. In the relationships with sprint performance, the CSAs at PRO1 and PRO2 in ST and at PRO1 in SM were only related negatively. These results suggest that distal parts of hamstring muscles for SPRINT may be characteristics for sprint runners. However, the movements related to the specific hypertrophy (PRO1 and PRO2 in ST, PRO1in SM) may play important roles of the improvement of their sprint performance.
著者
前野 深 横尾 亮彦 菅野 繁広 紺谷 和生 小暮 昌史 谷口 宏充
出版者
東北大学
雑誌
東北アジア研究 (ISSN:13439332)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.243-252, 2005-03-28
被引用文献数
1

Distribution of sound and air vibration generated by the eruption of Asama Volcano on September 1st, 2004 was investigated by questionnaire surveys, which were carried out for 350 public schools by mail and 11 Japan Metrological Agency stations by phone. As a result, we revealed that Taiwa village in Niigata prefecture, 90km from Asama Volcano, is the farmost area perceived the sound and air vibration. East-limit of perceivable air vibration is Katashina village in Gumma prefecture, 80km, and west-limit of perceivable sound is Koumi-town and Sanada-town, 20km from the volcano. Sound and air vibration generated by this eruption leaned to the east.論文Article
著者
寺師 浩人 前重 伯壮 野村 正 宇佐美 眞
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.939-943, 2013 (Released:2013-08-23)
参考文献数
30

脂質は皮膚を構成する重要成分であり、細胞膜の正常機能維持や免疫に寄与する。従って、創傷治癒機転を把握するためには、脂質の主成分である脂肪酸を理解することが重要である。そのためには、皮膚における脂肪酸代謝、表皮角化細胞や線維芽細胞の脂肪酸組成、さらに脂肪酸と創傷治癒との関係を多角的にみなければならない。脂肪酸は食事 (もしくは内服) と外用から体内に吸収されるわけであるが、正常に吸収・代謝されなければ、迅速な創傷治癒機転が働くことが困難となり、正常皮膚の機能維持も図ることができない。時宜を得た脂肪酸の代謝がなければ正常創傷治癒機転が機能しなくなり、結果として創傷治癒遅延のみならず瘢痕形成にも繋がりかねない。本項では、正常皮膚の脂肪酸組成、創傷治癒過程における脂肪酸代謝、瘢痕における脂肪酸組成、さらには脂肪酸によるケロイド制御の展望について述べる。
著者
小野 敦史 細矢 光亮 鈴木 奈緒子 木下 英俊 村井 弘通 前田 亮 菅野 修人 大原 信一郎 陶山 和秀 川崎 幸彦
出版者
一般社団法人 日本小児腎臓病学会
雑誌
日本小児腎臓病学会雑誌 (ISSN:09152245)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.159-163, 2017

<p>前立腺囊胞性疾患は,外表奇形の合併がない場合,幼少期に発見されることは稀な疾患である。今回我々は,尿路感染症を契機に画像検査で偶発的に発見された前立腺小室囊胞の1 例を経験した。症例は1 歳男児。発熱と排尿時の啼泣,異常な尿臭を主訴に当科を受診した。膿尿の他,腹部の造影CT 検査と造影MRI 検査で膀胱と直腸の間に長径約40 mm の囊胞性病変を認めた。抗菌薬による治療で尿路感染症は改善し,その後の膀胱尿道鏡検査で前立腺小室囊胞と診断された。抗菌薬の予防投与で経時的に囊胞は縮小し,画像検査で確認できなくなったため,外科的切除は行っていない。現在,予防内服中止から1 年以上経過したが,再発は認めていない。小児の尿路感染症では,しばしば尿路異常を合併する例があるため,発症時には腎尿路系の精査を行うことも多い。自験例のように,前立腺小室囊胞が尿路感染症の合併症の1 つとして関与することを念頭に置く必要がある。</p>
著者
北川 雄一 前川 裕子 三浦 みちえ
出版者
一般社団法人 日本外科感染症学会
雑誌
日本外科感染症学会雑誌 (ISSN:13495755)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.30-35, 2018

<p>当院の血液培養実施状況は,十分なものでなかった。診療報酬で血液培養検査2セット採取が認められるようになった2014年4月から1年間,血液培養適正採取キャンペーンを行った。キャンペーンの成果を集計し成果を報告する。キャンペーン開始前の血液培養検査の外科系診療科ごとの状況を,キャンペーン開始後と比較し,内科系を含む病院全体の状況を,2017年まで集計した。キャンペーン前の病院全体での2セット以上採取率は18.2%,外科系診療科の2セット以上採取率は12.1%,血液培養実施患者数はのべ182人であった。キャンペーン後は,それぞれ67.0%,75.4%,252人と改善した。キャンペーン終了後も一部の介入を行った結果,病院全体での2セット以上採取率は,2015年度86.0%,2016年度89.1%,2017年度91.0%と,高水準を維持している。病院全体として血液培養適正採取キャンペーンを行うことで,血液培養の実施数の増加と,2セット以上採取率向上が得られた。</p>
著者
増山 伸夫 高田 勗 一杉 正治 相澤 好治 高橋 英尚 前田 厚志 橋本 起一郎 中村 賢
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.13, no.6, pp.406-416, 1983-12-31

交替制勤務の身体影響に関する報告は,現在までに多数なされてきたが,長期にわたって経過を追ったものはほとんどない。そこで,本研究では,長期間の交替制勤務の影響を観察するために,6年間隔で,交替制と常日勤の同一作業者に実施された健康診断の結果を検討した。喫煙率は,6年の経過中,常日勤務作業者群,交替制勤務作業者群の両群とも低下傾向を示したが,初年度,6年目とも,交替制勤務作業者群の喫煙率が高かった。飲酒状況では,両群間に有意の差はなかったが,6年の経過中,両群とも飲酒率の増加傾向を示した。自覚症状に関しては,動悸,息切れなどの循環器症状,食欲不振,嘔気,胸やけ,胃のもたれなどの胃腸症状,頭痛,頭重感,めまい,耳鳴り,視力低下,肩こりなどの神経系症状,倦怠感,易疲労感などの全身症状を訴える者が,初年度は交替制勤務作業者群に多い傾向があったが,6年の経過中に,交替制勤務作業者群に有訴率の低下があり,両群間に明らかな差はなくなった。血圧,尿検査,末梢血液検査,肝機能検査の臨床検査では,両群間に明らかな差はなく,経年変化も明らかではなかった。
著者
島村 剛 宮前 亜紀子 今井 絢美 平栁 こず恵 岩永 知幸 久保田 信雄 澁谷 和俊
出版者
日本医真菌学会
雑誌
Medical Mycology Journal (ISSN:21856486)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.J141-J147, 2016
被引用文献数
6

近年,外用爪白癬治療薬が次々に開発・上市され,長年抗真菌薬の経口投与に限られていた爪白癬治療法に新たな選択肢が増えてきている.本研究では,わが国で上市されている5%ルリコナゾール外用液および10%エフィナコナゾール外用液の特性把握のため,薬剤塗布後の爪中薬物濃度および爪中薬物の抗真菌活性を比較した.<I>In vitro</I>ヒト爪薬物透過性試験では,薬剤をヒト爪に単回投与後,爪を表面から薄切したサンプルの薬物濃度を測定し,爪中薬物濃度分布を算出した.また,<I>in vitro</I>ヒト爪スライス阻止円試験では,薬剤を1日1回14日間投与し,爪スライスを含菌培地にのせ,阻止円の有無から阻止円形成率を算出した.その結果,ヒト爪薬物透過性試験では,5%ルリコナゾール外用液は,10%エフィナコナゾール外用液にくらべ,爪全層において高い爪中薬物濃度を示し,測定ポイントごとの比較では,1.7~8.4倍の濃度差が認められた.また,ヒト爪スライス阻止円試験における,5%ルリコナゾール外用液および10%エフィナコナゾール外用液の平均阻止円形成率は,それぞれ71.0%および12.6%を示し,両剤間で統計学的な有意差が検出された.以上の結果から,2つの外用爪白癬治療薬は特性が異なり,5%ルリコナゾール外用液は,爪中への移行性および貯留性の良さが示されるとともに,爪中のルリコナゾールが抗真菌活性を維持していることが確認された.
著者
屈 達才 前田 泰生 郷原 匡史 中塚 硬三 北村 憲二
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲.ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.121-141, 2002
参考文献数
42
被引用文献数
1

Three species of astigmatid mites which infest mason bees, i.e., Chaetodactylus hirashimai, C. nipponicus and Tortonia sp., are known to occur in Japan. Two of them, C. nipponicus and T. sp. are sympatrically distributed in central and northern Japan. They are cleptoparasites of Osmia cornifrons, which is utilized as a pollinator of apples. The invasion/infestation patterns of these mites were studied through a survey conducted at 24 apple orchards in various localities during winter between 1999 and 2001. A population of O. cornifrons was reared in Sendai City, northern Japan, in spring of 1999 so as to analyse the synchronization between invasion/infestation of mites and nesting activity of host bees. As overwintering stages of C. nipponicus, phoretic and cyst-like deutonymphs were found together in the same cells, while 5 stages (larvae, protonymphs, tritonymphs, adults and phoretic deutonymph) were confirmed to hibernate in Tortonia sp. The cyst-like deutonymphs were absent in the latter species. In C. nipponicus, the percentage of phoretic deutonymphs was extremely high (up to 99.6% per host cell), while in T. sp. was lower (6.6% in total). The life type of these 2 mite species is regarded as phoretic- and dweller-like, respectively. The difference of their life types between 2 mite species are enable the partitive use of the pollen-mass stored in the same nests. The following features, regarding to the invasion/infestation patterns, were recognized. 1) Mostly, the first nests made in tubes were infested by both species of mites. The number of cells infested by C. nipponicus extended up to 9 cells, but usually the inner ones were apt to be infested. On the other hand, infested cells were found throughout nest tubes in T. sp.; 2) Distribution and numbers of dead cell contents in a nest by infestation of mites differed between 2 mite species. Only 1-3 cell contents were killed in C. nipponicus, and none killed in T. sp.; 3) Prior to feed on the stored pollen-mass, both species of mites killed hosts. However, they were able to kill hosts of which stages were from egg to early third instar larva. To kill host eggs, it was needed more than 50 adult mites. Those hosts that escaped from slaughter survived and formed normal cocoons; 4) Coinhabiting with C. nipponicus and T. sp. in the same host cell was less frequently occurred (7.1% in total). In these cells, the individual ratio of C. nipponicus was always higher than that of T. sp. The 5 overwintering stages, except phoretic deutonymph, in Tortonia sp. were not all in diapause. These stages began to develop into the next stages sooner, when new food was given under warm temperature. The phoretic deutonymphs of both mite species activated their development by clinging to host bee bodies in both mite species. The cyst-like deutonymphs of C. nipponicus developed into the tritonymphs when subjected them to the scent of host bees.