著者
坂本 義光 多田 幸恵 福森 信隆 田山 邦昭 安藤 弘 高橋 博 久保 喜一 長澤 明道 矢野 範男 湯澤 勝廣 小縣 昭夫 上村 尚
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.41-50, 2007-06-25 (Released:2008-04-28)
参考文献数
13
被引用文献数
14 13

除草剤グリホサート耐性の性質を有する遺伝子組換え大豆(GM大豆)の安全性を確かめる目的で,ラットを用い,GM大豆および非遺伝子組換え大豆(Non-GM大豆)を30%の割合で添加した飼料による52週間摂取試験を行った.また大豆に特異的な作用を観察する目的で,一般飼料(CE-2)を大豆と同様の期間摂取させた.GM大豆群の投与期間中の体重,摂餌量はNon-GM群と比べて差はなかった.投与開始後26週目と終了時のGM大豆群の血液学的および血清生化学検査,臓器重量測定および組織学的検査結果は,いずれもNon-GM大豆群と比べて有意な差は認められなかった.GM大豆の性状はNon-GM大豆と同等であり,飼料に30%まで添加し,52週間摂取させても障害作用はないものと考えられた.
著者
川崎 由明 坂本 一民 Maibach Howard I.
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.55-61, 1996
被引用文献数
1

5種類のアミノ酸 (L-リジン塩酸塩, グリシン, L-グルタミン酸モノナトリウム, L-プロリン, L-スレオニン) をアミノ酸のモデルとして選定し, ヒト皮膚に於けるそれらのpH 7.4水溶液からの<i>in vitro</i>経皮吸収挙動をラジオアイソトープを用いて種々検討した結果, ヒト角質層はアミノ酸経皮吸収に対して大きなバリアとなっていることが明らかになった。また, 正常皮膚に於けるアミノ酸経皮吸収流束とアミノ酸のlog P (オクタノール/水) の間に負の相関関係が確認されたことから"マイクロチャンネル"の存在が示唆される。更に, グリセリンやPCAナトリウム等を共存させた場合, L-プロリンの皮膚透過量は殆ど変化せずに, 表皮への吸着量は増大したことから, ヒト表皮はアミノ酸のリザーバーとしての役割を果たしていると考えられる。
著者
杉田 収 中川 泉 濁川 明男 曽田 耕一 室岡 耕次 坂本 ちか子
出版者
一般社団法人 室内環境学会
雑誌
室内環境 (ISSN:18820395)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.137-145, 2007-12-01 (Released:2012-10-29)
参考文献数
20
被引用文献数
1 3

上越市立小学校の全児童(6才~12才)12,045名を対象に, 化学物質過敏症(Multiple Chemical Sensitivity:MCS)様症状を示す児童数を調べるアンケート調査を実施した。またMCSとの関連性が注目されている花粉症, アレルギー,「特に嫌いな臭い」を持つ児童数も合わせて調査した。調査票の回収数は10,348名分(回収率85.9%)であった。調査票で尋ねたMCS様症状は, 厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班によるMCSの診断基準に記載された症状を, 児童の保護者が回答しやすい症状表記に改変して尋ねた。その結果MCS様症状を示す児童数は979名で回答児童の9.5%であった。また花粉症は19.3%, 花粉症を含むアレルギーは47.6%, 「特に嫌いな臭い」を持つ児童は32.7%であった。MCSはアレルギーとは異なると考えられているが, MCS様症状を示す児童でアレルギーを持つ児童は63.7%であった。一方MCS様症状を示さない児童でアレルギーを持つ児童は46.3%で両児童群に有意の差があった。同様にMCS様症状を示す児童は「特に嫌いな臭い」を60.5%が持ち, その症状を示さない児童は30.6%であり, 同じく有意の差があった。MCS様症状を示す児童, アレルギーを持つ児童, 及び「特に嫌いな臭い」を持つ児童の割合は, いずれも高学年になるほど上昇していたことから, 小学校児童の高学年ほど化学物質に敏感になっていると考えられた。
著者
西本 豊弘 藤尾 慎一郎 永嶋 正春 坂本 稔 広瀬 和雄 春成 秀樹 今村 峯雄 櫻井 敬久 宮本 一夫 中村 俊夫 松崎 浩之 小林 謙一 櫻井 敬久 光谷 拓実 設楽 博巳 小林 青樹 近藤 恵 三上 喜孝
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2004

弥生時代の開始が紀元前10世紀末であることが明らかとなった。その後、日本列島各地へは約500年かかってゆっくりと拡散していった。さらに青銅器・鉄器の渡来が弥生前期末以降であり、弥生文化の当初は石器のみの新石器文化であることが確実となった。
著者
アメリカ版画評議会 編 越川 倫明 訳 坂本 雅美 訳 渡辺 晋輔 訳
出版者
国立西洋美術館
巻号頁・発行日
2016

作品の貸出しは美術館の基本的な業務のひとつですが、その実際の作業方法は館によって、あるいは担当者によって異なることがあります。また、どのように対処すべきか迷うこともしばしばです。とりわけ素描や版画といった紙本作品は性質が特殊なため、その傾向が顕著でしょう。本書はこうした状況において、指針となるものです。紙本作品を貸し出す際の個々の作業に関して、アメリカの経験豊かなキュレーターや修復家、レジストラーの声が反映されています。なお、本書に記されていることは、ヨーロッパの美術館においてもほぼそのまま指針として通用します。本書は1995年に初版が出され、日本でも1998年に国立西洋美術館から翻訳が出版されました。しかしその後約20年のうちに、インターネットやLED照明の普及など、技術の進歩には目覚ましいものがありました。これらの変化を踏まえ、2015年にアメリカで、初版に大幅な改訂を加えた「2015年デジタル版」が完成します。ここに公開するのは、このデジタル版に従った改訳です。本書は通常の貸出業務の参考図書として利用することができますし、欧米における紙本作品貸出のスタンダードを知るうえでも有用でしょう。各トピックについてさらに深く知りたい方のためには、充実した文献案内もついています。もっとも、本書はアメリカの美術館向きに作成されたものであるため、日本美術の作品等については、記述どおりに運用できない部分があるかもしれません。実際の作業にあたっては現場の経験と判断を重視することはもちろんですが、それでもガイドラインとしてきわめて有益と思われます。本書が日本の美術館の活動に資するところがあれば幸です。

9 0 0 0 OA 台湾の口蹄疫

著者
坂本 研一
出版者
獣医疫学会
雑誌
獣医疫学雑誌 (ISSN:13432583)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.74-75, 2011-07-20 (Released:2013-01-04)
被引用文献数
2
著者
善教 将大 坂本 治也
出版者
日本公共政策学会
雑誌
公共政策研究 (ISSN:21865868)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.96-107, 2017-11-30 (Released:2019-06-08)
参考文献数
35
被引用文献数
3

本稿の目的は,何が寄付行動を促進する要因なのかを,全国の有権者を対象とするサーベイ実験を通じて明らかにすることである。先行研究は寄付行動の規定要因に関する重要な知見を蓄積してきたが,他方でデモグラフィーなど個人的特性との関連性への傾斜や推定結果に存在する内生性や欠落変数バイアスへの対処が不十分といった問題を抱える。さらにこれらの問題を解決可能な実験的手法に基づく既往研究にも,代表性の低いデータを用いている点など課題が山積している。本稿では,これら先行研究の問題を解決可能な実験的手法を用いて,寄付行動の規定要因を分析する。具体的には,全国の有権者を対象とする無作為化要因実験(randomized factorial survey experiment; RFSE)によって,寄付の有無と寄付金額に何が影響を与えるのかを明らかにする。実験の結果明らかになった知見は次の2点である。第1に寄付を募る際,他者の1人あたりの寄付金額表示額が少なく,寄付金を管理運営費にあてる割合が小さく,物的・金銭的インセンティブを付加した返礼をしない方が,寄付確率が高くなる。第2に寄付を募る主体がNPO法人以外であり,寄付金を管理運営費にあてる割合が小さく,控除対象にできる方が,寄付金額が高くなる。これら本稿の知見は,先行研究に疑義を呈しうるものであると同時に,実際の政策展開にもいかすことが可能なものである。
著者
坂本 忠規
出版者
公益財団法人 竹中大工道具館
雑誌
竹中大工道具館研究紀要 (ISSN:09153685)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.17-45, 2012 (Released:2021-03-20)
参考文献数
17

新潟県三条における木製墨壺の生産について、残り少なくなった職人への聞き取りと関連資料の調査をもとに整理した結果、次の成果を得た。 1 三条で用いられている墨壺の類型と各部名称を整理した。 2 墨壺の製作技法について、写真を交えた工程の記録を作成した。 3 明治中頃から三条に興隆した墨壺生産について、現在に至るまでの発達史をまとめた。
著者
坂本 一仁 室園 拓也 太田 祐一
雑誌
研究報告セキュリティ心理学とトラスト(SPT) (ISSN:21888744)
巻号頁・発行日
vol.2020-SPT-37, no.3, pp.1-8, 2020-05-07

同意管理プラットフォーム (CMP : Consent Management Platform) とは,個人データに対する個人の同意を管理するためのソフトウェアまたはサービスである.2018 年 5 月から EU 一般データ保護規則 (GDPR) が開始され,Cookie のようなオンライン識別子およびそれらに紐づくウェブ上の行動履歴も個人データとして扱われることになり,今日では多くのウェブサイトに CMP の導入が進んでいる.しかしながら,EU や米国における CMP 導入ウェブサイトの推移は明らかになってきている一方で,日本国内における状況は不透明である.また CMP のユーザーインターフェース (UI) に着目し,サイト利用者の認知に関するユーザスタディや,UI が GDPR に準拠しているかといった研究は行われているが,利用者の UI 操作が真に CMP の内部挙動に反映されているかといった詳細な調査は行われていない.そこで本稿では以降に示す 2 つの Research Questions (RQ) に対応する調査を実施した.RQ1 : 日本向けウェブサイトにおいて,CMP 導入は増加しているか? RQ2 : CMP サービスの挙動は正確であるか?調査は日本向けウェブサイト約 18 万URLに対して実施され,調査の結果,日本においても特定の CMP サービスが増加傾向にあること,詳細設定機能が確認された CMP のうち,約 65%は利用者の UI 操作が正確に内部挙動に反映されていないことが判明した.
著者
井上 明星 板橋 健太郎 濱中 訓生 井本 勝治 山﨑 道夫 坂本 力 岩井 崇泰 川上 光一 小林 久人 村田 喜代史
出版者
日本小児放射線学会
雑誌
日本小児放射線学会雑誌 (ISSN:09188487)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.99-106, 2019 (Released:2019-11-22)
参考文献数
15

[背景]Fibromatosis colliは新生児の頸部腫瘤で斜頸の原因となる疾患である.過去に多くの画像所見が報告されているが,その画像所見は日齢に応じて変化する可能性がある.[目的] 本研究の目的はfibromatosis colliのUSとMRIの画像と検査時の日齢をと画像所見を検討し,その多様性を明らかにすることである.[対象と方法]対象は臨床的にfibromatosis colliと診断された13症例(M:F=6:7)である.超音波検査が12例に対して21検査(8例に1検査,1例に2検査,1例に3検査,2例に4検査),MRI検査が5例に対して7検査(3例に1検査,2例に2検査)が行われていた.USでは,長軸像における患側の胸鎖乳突筋の最大径,健側と比較した胸鎖乳突筋の輝度,筋束の不連続性,胸鎖乳突筋内の低輝度域,MRIでは胸鎖乳突筋の最大径,T2WIでの胸鎖乳突筋の高信号域のパターン(斑状またはびまん性),胸骨頭および鎖骨頭の腫大の有無を評価した.4例のUS,2例のMRIについて画像所見の推移を評価した.[結果]USが行われた12例中,胸鎖乳突筋の高信号を12例,筋束の不連続性を4例,胸鎖乳突筋内の低輝度を8例に認められた.MRIが行われた5例中,斑状高信号が2例,びまん性高信号が3例,胸骨頭の腫大が4例,鎖骨頭の腫大が1例に認められた.胸鎖乳突筋の最大径と検査時の日齢の間に有意な相関を認めなかった(R=0.111).USでの経過観察で,胸鎖乳突筋の輝度は4例中2例,筋束の不連続性は1例中1例,胸鎖乳突筋内の低輝度域は4例中2例で改善を認めた.[結論]Fibromatosis colliのUSおよびMRI所見は時間経過とともに変化すると考えられた.
著者
外村 香子 藤本 雷 奥田 英右 井庭 憲人 坂本 幸子 小杉 笑 岸田 寛子 松尾 裕彰 片岡 葉子
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.48-53, 2019 (Released:2019-02-20)
参考文献数
21

症例は16歳男性,高校生.昼食後の体育の授業中に突然,全身に膨疹,掻痒感,呼吸困難が出現した.昼食の食材について皮膚テスト,血清検査,誘発テストの順に原因検索をおこなった.プリックプリックテストではブラックタイガー(生及び加熱),バナメイエビ(加熱)に陽性,抗原特異的IgE(ImmunoCAP®)はすべて正常範囲であった.アスピリン内服下エビ(ブラックタイガー,加熱)摂取後運動負荷試験により強いアナフィラキシー症状を呈し,エビの食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis:以下,FDEIA)と診断した.さらに抗原解析により,本症例は40kDaタンパク質が原因抗原と考えられ,それをfructose1,6-bisphosphate aldolase(以下,FBA)と同定した.エビのFDEIAの診断において,現時点では病歴の確認と生・加熱双方を用いたプリックプリックテストが有用であり,抗原特異的IgEの精度は低い.今後原因抗原を明らかにし,コンポーネントアレルゲンを用いた抗原特異的IgE検査の開発が望まれる.
著者
厚谷 和雄 末柄 豊 山口 英男 石上 英一 坂本 正仁
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、中世地方寺院に伝来した聖教類としては、質・量ともに優れた中世聖教群と評価できる萩原寺所藏地蔵院聖教を素材とし、その本来あるべき姿への復元のため、聖教に関する史料学構築を目的としたもので、本研究に於ける成果の概要は、以下の通りである。地蔵院聖教について悉皆調査を行い、江戸時代前期までのデジタル撮影を完了するとともに、平安時代後期より安土桃山時代までの聖教類について、函号・名称・形状・員数・本文奥書等・備考・撮影番号等の項目で構成する『萩原寺所藏地蔵院聖教撮影目録』を刊行し、地蔵院聖教に関する史料学的研究の成果である「萩原寺所藏地蔵院聖教の概略」「萩原寺中興真恵年譜稿」を附載した。
著者
善教 将大 坂本 治也
出版者
日本公共政策学会
雑誌
公共政策研究 (ISSN:21865868)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.96-107, 2017

<p>本稿の目的は,何が寄付行動を促進する要因なのかを,全国の有権者を対象とするサーベイ実験を通じて明らかにすることである。先行研究は寄付行動の規定要因に関する重要な知見を蓄積してきたが,他方でデモグラフィーなど個人的特性との関連性への傾斜や推定結果に存在する内生性や欠落変数バイアスへの対処が不十分といった問題を抱える。さらにこれらの問題を解決可能な実験的手法に基づく既往研究にも,代表性の低いデータを用いている点など課題が山積している。本稿では,これら先行研究の問題を解決可能な実験的手法を用いて,寄付行動の規定要因を分析する。具体的には,全国の有権者を対象とする無作為化要因実験(randomized factorial survey experiment; RFSE)によって,寄付の有無と寄付金額に何が影響を与えるのかを明らかにする。実験の結果明らかになった知見は次の2点である。第1に寄付を募る際,他者の1人あたりの寄付金額表示額が少なく,寄付金を管理運営費にあてる割合が小さく,物的・金銭的インセンティブを付加した返礼をしない方が,寄付確率が高くなる。第2に寄付を募る主体がNPO法人以外であり,寄付金を管理運営費にあてる割合が小さく,控除対象にできる方が,寄付金額が高くなる。これら本稿の知見は,先行研究に疑義を呈しうるものであると同時に,実際の政策展開にもいかすことが可能なものである。</p>
著者
森 悦子 尾形 壽子 八丁 雄子 澤村 恭子 青柳 征子 坂本 美代子 山本 嘉一郎
出版者
福岡医療福祉大学
雑誌
第一福祉大学紀要 (ISSN:13490613)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.151-164, 2005

健常かつ若年の成人女性には慢性的な便秘傾向者が多いとされる。本研究は、ヨーグルトの摂取が若年の成人女性の排便頻度の改善効果をもたらすか否かについて検討した。被験者として九州4県の663人の健康な若年女性を対象に、疫学的実験デザインの並行法を用いて、排便頻度に偏りのない2群に分け、一方の群(負荷群)に市販ヨーグルトを1日270g(1個90gのものを1日3回)連続して10日間与えた。他群にはその期間中、発酵乳製品の摂取を禁じた(対照群)。負荷試験前後に排便状況に関するアンケート調査を実施した。負荷群は対照群と比較して、排便頻度および排便の感覚評価において有意な改善がみられた。以上の結果から、本実験で用いた程度のヨーグルトの摂取が便秘状況の改善に効果があるものと結論された。さらに、ヨーグルト負荷試験中に、排便状況に影響する可能性のある生活習慣因子(欠食の有無、間食・夜食の有無、食事時間の規則性など)において、負荷群と対照群の間に有意差はなかった。
著者
佐藤 壮太 渡辺 隼矢 坂本 優紀 川添 航 喜馬 佳也乃 松井 圭介
雑誌
筑波大学人文地理学研究 = Tsukuba studies in human geography
巻号頁・発行日
vol.38, pp.13-43, 2018-04

本研究にあたり,2016~17年度科学研究費(挑戦的萌芽研究)「聖地共創時代におけるオタクの癒し空間に関する応用地理学的研究」(研究代表者:松井圭介)の一部を利用した.
著者
篠原 尚吾 山本 悦生 田辺 牧人 辻 純 宗田 由紀 坂本 達則 金 泰秀 寺下 健洋
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.92, no.7, pp.779-783, 1999-07-01 (Released:2011-11-04)
参考文献数
19
被引用文献数
2 2

Papillary microcarcinomas (PMCs) which are 1.0cm or less in diameter are a specific subgroup of thyroid cancer. As the prevalence of these tumors found in autopsy cases was reported to be 10 to 28.4% in Japan, the necessity of surgical treatment of PMCs has been questioned. However, PMCs are often found in conjunction with advanced metastases in cervical lymph nodes, lung, etc..We reviewed eight cases with PMCs revealed by the presence of cervical metastases over the past 10 years. Five cases were revealed by manifest cervical lymph node metastases. Two of the other three cases were operated on for treatment of metastatic lesions subsequent to other diagnoses, notably a parotid tumor and lateral cervical cyst. The PMCs were revealed in a postoperative histological study of these two cases. The remaining case was discovered incidentally during neck dissection for laryngeal cancer. Preoperative ultrasonography was undertaken in seven cases. Two cases showed multif ocal small high echoic spots without tumors and one case showed no abnormal findings in the thyroid.In all cases, total thyroidectomy, unilateral or bilateral neck dissection and postoperative radioiodine scintigraphy were performed. Multifocal tumors in the thyroid were proven histologically in four cases. In one case, the primary lesion was not found even in a postoperative histological study.In accordance with these observations, PMCs revealed by cervical metastases shoul be treated as advanced thyroid carcinomas.
著者
坂本 信夫
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.78, no.11, pp.1540-1543, 1989-11-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
13