著者
二瓶 俊一 岩本 謙荘 後藤 慶 原山 信也 毛利 文彦 相原 啓二 蒲地 正幸
出版者
公益社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.35-40, 2008 (Released:2009-06-11)
参考文献数
20
被引用文献数
1

産業保健と救急医療のかかわり:二瓶俊一ほか.産業医科大学病院救急・集中治療部―産業保健活動は,職場環境や作業方法により発生する健康障害のリスクを適切にコントロールすることが主要目的である.しかしリスクの低減によっても災害や病気を防げないことがある.事業所内で発生した災害や病気に対する初期対応は,産業保健スタッフにとって大変重要な仕事である.適切な初期対応により,災害や病気からの救命率を上げることも可能であり,発生した災害や病気に対するマネジメント=救急危機管理は,産業保健遂行上,大変重要である.従って,産業保健と救急医療の間には緊密な関係がある. (産衛誌2009; 51: 35-40)
著者
國森 裕生 竹中 秀樹 布施 哲治 後藤 忠広 久保岡 俊宏 豊嶋 守生 吉田 和哉 桑原 聡文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.107, pp.99-104, 2012-06-21

東北大が計画している小型衛星「ほどよし21」別名RISESATに光通信ミッションのレーザ送信機器コンポーネントを搭載し、先進的宇宙実証をおこなう計画を述べる。ミッション名VSOTA(Very Small Optical Transmitter for component validation)の目的と仕様、リンク計算、衛星インタフェースと実験とその評価方法の概要を述べる。
著者
後藤 美緒
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.51-68, 2011-06-30 (Released:2013-03-01)
参考文献数
30

本稿は,戦間期の学生団体である東京帝大新人会(1919-1929,以下新人会)が行った読書実践を論じる.その際,とりわけ諸活動を遂行していく中で新人会が得た「科学から空想へ」という着想に注目し,着想にいたる論理を分析することを通し,戦間期に高等教育を受けた人びとの社会運動が,いかなる可能性と挫折を有していたのかを明らかにする.機関誌や労働学校での講義といった新人会の読書実践から浮かび上がるのは,会員らの読書実践が社会的属性を超えた連帯の模索であったことである.会員らは読書を通じて,労働者や貧困層をとりまく劣悪な生活環境や労働状況を認識し,その中で生きる彼らもまた,同一の時代に生きる人々であることを自覚した.そして,読書を自らの社会的地位を強化する読み方と手段から,いわゆる社会的弱者を包摂する社会を改善するための手段へと展開した.その過程において彼らは,知識の送り手と受け手の立場が無限に交替することを経験し,諸活動の遂行の中で自らが働きかけた現状に対し,応答する責任に気づいた.テクストを用いることで現状を「科学」的に解釈し,さらにその解釈を新たな共同性の「空想」へと発展させた新人会の読書実践は,自己に胚胎する受動性への気づきに支えられた活動であった.
著者
下妻 晃二郎 能登 真一 齋藤 信也 五十嵐 中 白岩 健 福田 敬 坂巻 弘之 石田 博 後藤 玲子 児玉 聡 赤沢 学 池田 俊也 國澤 進 田倉 智之 冨田 奈穂子
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

経済状況の低迷が続く多くの先進国においては、公的医療資源の適切な配分は、費用対効果などの合理的な社会的価値判断に基づいて行われている。日本では従来そのような仕組みがなかったが、2016年度から、高額な医療用製品を対象に政策への施行的導入が予定されている。本研究では費用対効果分析による効率性の向上にむけて技術的課題の解決を図り、同時に、効率性の追求だけでは疎かになりがちな公平性の確保を図るために考慮すべき、倫理社会的要素の明確化とそれを政策において考慮する仕組み作りを検討した。
著者
後藤真
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.9, pp.1-4, 2013-10-05

私は 2009 年度と 2010 年度に主査を拝命した。その時期のいくつかの成果と課題について簡単な報告を行う
著者
久保 慶三郎 岡田 恒男 関 松太郎 高梨 晃一 宇田川 邦明 龍岡 文夫 田村 重四郎 柴田 碧 藤田 隆史 半谷 裕彦 後藤 博司 松井 長行 片山 恒雄
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.11, pp.p411-427,図巻頭8p, 1978-11

1. まえがき : 2. 地震の概要, 久保, 慶三郎 : 3. 建築物の被害, 岡田, 恒男関, 松太郎高梨, 晃一宇田川, 邦明 : 4. 土木構造物の被害, 龍岡, 文夫田村, 重四郎 : 5. 産業施設・危険物施設の被害, 柴田, 碧藤田, 隆史 : 6. 福島県における被害の概要, 半谷, 裕彦後藤, 博司松井, 長行 : 7. 都市供給施設の被害と復旧, 片山, 恒雄1978年6月12日午後5時14分頃,牡鹿半島沖約100kmを震央として発生したマグニチュード7.4の宮城県沖地震は,仙台市を中心とする宮城県のほか福島県・岩手県などで土木・建築その他各種の構造物や施設に大きな被害を与えた.この報告は,地震工学に関係する本所の各専問分野の研究者が行った宮城県沖地震の被害調査の結果を速報的にまとめたものである
著者
曹 力曼 後藤 正和 大島 光昭
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.583-587, 2002-02-15
被引用文献数
5

アルファルファ(Medicago sativa L., 品種 : ディピー)6番草(1996年10月17日刈取り)と1番草(1997年4月14日刈取り)のサイレージ発酵特性を, 無予乾ならびに予乾処理によって水分含量をそれぞれ80%, 74%, 69%, 64%と83%, 71%, 64%, 52%に調整し, 無添加(対照区, C)区, 牧草付着乳酸菌培養液(FJLB)添加区, シュクロース(S)添加区, 牧草付着乳酸菌培養液+シュクロース(FJLB+S)添加区の4処理間で比較検討した。アルファルファに付着する乳酸菌数は6番草と1番草との間で有意な差は認められなかったが, 6番草のほうが有意にサイレージ発酵品質に優れていた(P<0.05)。とくに, 乾物含量29%よりも小さい場合の無添加サイレージでは, 乳酸含量, 酢酸含量, 乳酸/酢酸比が高く, 一方, 全窒素中のアンモニア態窒素含量は低く, したがってサイレージpH値も低くなった。FJLB添加は, 6番草の2種類の高水分サイレージを除くすべてのサイレージにおいて, 有意に(P<0.05)乳酸発酵を促進するのが観察された。また, 酢酸含量やアンモニア濃度の著しい減少に示されるように, FJLB添加や予乾による酪酸発酵の抑制効果は6番草よりも1番草において顕著であった。6番草のサイレージ品質は, FJLBやSの単独添加処理よりもFJLBとSの複合処理による改善効果が著しいことが観察された。以上の結果に基づいて, FJLB添加によるアルファルファサイレージの発酵品質の改善効果ならびにその刈取り番草による差異について論議する。
著者
森口 喜成 後藤 晋 高橋 誠
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.161-169, 2005-04-01
参考文献数
99
被引用文献数
2

採種園研究に分子マーカーが利用されることにより, 従来技術では制限のあった採種園における構成クローンの同定, 園外からの花粉混入率, 自殖率, 次代に対する各構成クローンの花粉親としての寄与率に関する知見が急速に蓄積されつつある。これらの研究から, 数%程度の誤植, 30%以上の花粉混入率, 5%以下の自殖率が多くの採種園で一般的であることが示された。また, 報告された構成クローンの花粉親としての寄与率は, いずれも均等交配から著しく偏っていた。これらの知見から, 1)採種園構成クローン以外の混入個体を除去するために, 分子マーカーを用いてクローンの配置確認を行う, 2)花粉混入率を低下させるために, 同樹種の少ない場所に採種園を造成する, 着花促進, SMP処理などによって空中花粉中の園内花粉の割合を大きくする, 3)自殖率を低下させるために, クローンあたりのラメート数を少なくする, 4)均等交配を実現するために, 各クローンの雄花着花量を均等化する, 開花期の著しく異なるクローンを除去する, といった遺伝的管理が重要だと考えられた。
著者
大江 知行 後藤 貴章 李 宣和
出版者
東北大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

MALDIにおける負イオン検出の検討および活用●負イオン化のためのマトリクス条件を最適化した。●負イオン化を併用した新規peptide mass fingerprinting法を開発した。●ヒト血清アルブミン上の網羅的化学修飾スクリーニング法を開発した。ESIにおける負イオン検出の検討および活用●負イオンのための溶媒条件を最適化した。●各種化学修飾ペプチドのフラグメンテーションを精査した。●負イオンの特徴的フラグメンテーションを利用する化学修飾スクリーニング法を開発した。
著者
星川 清親 中村 聡 後藤 雄佐 田中 正夫 壁谷 雄一
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.610-615, 1994-12-05
被引用文献数
2

1991年にスイートソルガム14品種を用いて, 出穂期までの播種後日数(DAS-H)と収量及び収量に関与する諸形質との関係を調べた. さらにその中の8品種を1991年から3年間栽培し, 出穂期の年次変動, DAS-Hと収量との関係を解析した. 1991年の実験では, DAS-Hが多いほど, 茎乾物収量が多く, 品種間で直線的な関係が認められた. また, 収量に関与すると考えられる形質, つまり総葉数, 伸長節間数, 茎長, 茎直径についても同様な関係が認められた. 3年間の実験の結果, DAS-Hは, 品種によっては年ごとに大きく変動した. 例えばWrayの出穂期は, 1991年ではDAS-H88(8月31日, 1993年ではDAS-H125(10月5日)で, 播種後日数にして37日の差があった. これを出穂期までの積算温度(CAT-H)でみても同様で, 1991年と1993年とで585度日の差があった. また, 各品種をDAS-H順に並べると, その順位も年により変動し, 一部の品種では早生か晩生かを決定できないものもあった. すなわち, 1992年では中生品種と位置付けられるRio, Keller, Wrayは1991年では早生品種, 1993年では晩生品種に位置づけられる結果となった. 品種によって出穂期の年次変動が大きく, しかも収量及び収量関連形質の年次変動と異なるために, 3年間を通してみると, DAS-H (CAT-H)収量, または収量関連形質との相関は低かった. しかし, 年ごとのDAS-Hと収量または収量に関与する形質との間には, 高い正の相関が認められた.

1 0 0 0 OA 物理学課本

著者
後藤牧太 著
出版者
東亜公司
巻号頁・発行日
1907

1 0 0 0 OA 幻燈写影講義

著者
後藤牧太 述
出版者
聚星館
巻号頁・発行日
1880