3 0 0 0 OA 日本武道史

著者
横山健堂 著
出版者
三省堂
巻号頁・発行日
1943
著者
横山 文樹
出版者
昭和女子大学
雑誌
學苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.872, pp.59-66, 2013-06-01

In chapter 2 of the revised Course of Study for Kindergarten, among the "Aims and Content" of kindergarten education, five units were established in 2008: "Health," "Human Relationship," "Environment," "Language," and "Expression." The author explains the above units, and analyzes how they have been incorporated in kindergarten classes using scenes recorded in actual classes. The author believes that these 5 units necessarily overlap and that each aim cannot be achieved solidly or systematically as discrete units. Therefore teachers must teach the five units in an integrated fashion.
著者
横山 輝雄
出版者
科学・技術研究会
雑誌
科学・技術研究 (ISSN:21864942)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.37-41, 2022 (Released:2022-06-28)

科学と社会の関係が変化し、科学者は自分の専門領域で研究を進めるだけでなく、社会に対して積極的にかかわることが求められるようになり、「科学者の社会的責任」についても新たな視点が求められている。「科学と価値」の問題について科学哲学でなされてきた「認知的価値」と「社会的価値」についての議論,とりわけクーンやラウダンのそれを、科学技術社会論における、ラベッツの「ポスト・ノーマル・サイエンス」や、コリンズの「科学論の第三の波」の議論と関連させて、科学と社会の関係におけるタイプの違いを区別する必要がある。「不定性」がある場合、科学においても参加型が求められ非専門家の関与がなされるが、その場合社会的価値と認知的価値を区別し、専門家の暗黙知の役割に配慮することが必要である。
著者
横山 登志子
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.57-70, 2021

<p>本論文の目的は,ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害を受けた女性・母子の緊急一時保護の実態調査と追跡調査から支援課題を検討することである.緊急一時保護の実態調査結果からは,①複合的困難ゆえの短期間調整の難しさ,②「生命の危惧あり」の多さ,③子どもの被害の見えにくさ,④被害女性の生活経験にみる生活困難,⑤自立的な生活再建層を中心に予想される不安定さ,⑥継続する生活困難であった.また追跡調査からは約7割のケースで連絡がとれず生活基盤の不安定性が継続している可能性が示唆されたほか,電話が通じたケースでもほとんどのケースでさらなる転居がみられた.以上のことから,支援課題を3点指摘した.①複合的困難と転居に対応する連携強化,②子どもの被害に焦点を当てた支援,③アフターケアの強化である.</p>
著者
横山 紀子 福永 由佳 森 篤嗣 王 瑞 ショリナ ダリヤグル
出版者
公益社団法人 日本語教育学会
雑誌
日本語教育 (ISSN:03894037)
巻号頁・発行日
vol.141, pp.79-89, 2009 (Released:2017-06-21)
参考文献数
11

海外の日本語教育では,聴解技能が弱点であるばかりでなく,聴解技能開発の必要性やその方法論に対する認識が一般に低いことが指摘される。このような海外の日本語教育における課題を解決に導く事例として,カザフスタンおよび中国で非母語話者日本語教師が実践したピア・リスニングの試みを紹介した。ピア・リスニングとは聴解の過程をピア(学習仲間)で共有し,協力しながら理解を構築していく教室活動である。ピアの話し合いを文字化した資料および学習者からの意見聴取をデータとして,実践の成果を分析した。ピア活動では,言語知識の共有および欠落した理解を補う方策の共有が行われていた。また,ピア学習に合わせ,カザフスタンでは聴解を仮説検証的に進めていくためのタスク中国では学習者のモニターを促進するために「質問」を作るタスクを導入したが,これらのタスクとピア活動が相乗的な効果を上げたことを考察した。
著者
前多 敬一郎 大倉 永也 内田 恵美 束村 博子 横山 昭
出版者
日本繁殖生物学会
雑誌
家畜繁殖学雑誌 (ISSN:03859932)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.153-158, 1988 (Released:2008-05-15)
参考文献数
17

乳子による吸乳刺激の代用としての乳腺神経の電気刺激の有用性を検討するため泌乳あるいは発情周期中の雌ラットの乳腺神経をウレタンあるいはチオペンタール麻酔下で電気刺激し,それぞれオキシトシン(OT)と黄体形成ホルモン(LH)の分泌に及ぼす影響を調べた。泌乳ラットにおける乳腺神経の電気刺激はOTの分泌を促進した。しかし,この電気刺激は発情周期中にあるラットにおいてもそのOTの分泌を増加させた。さらに,伏在ならびに正中神経の電気刺激も泌乳及び正常発情周期中のラットにおいて血中OT濃度を増加させた。これらの神経の電気刺激による血中OT濃度の変化はすべて類似していた。しかし,乳子による吸乳時にみられるような変化とは異なっていた。泌乳ラットにおけるチオペンタール麻酔下における乳腺神経の電気刺激は伏在神経の電気刺激に比較して平均血中LH濃度およびLHパルスの頻度並びに振幅を抑制した。以上の結果から,乳腺神経あるいは他の神経の電気刺激が非特異的に働いてオキシトシン分泌を促進したと考えられる。しかし,LH分泌に関しては伏在神経刺激対照群に比較して乳腺神経の電気刺激により強く抑制されたことから,乳腺神経刺激が吸乳刺激に変わる刺激として用いられる可能性は残されていると考えた。

3 0 0 0 OA 秋萩の譜

著者
横山, 潤
出版者
巻号頁・発行日
1775
著者
片野 秀樹 横山 久美 武井 泰 田爪 正氣 築地 真実 松木 秀明
出版者
The University of Occupational and Environmental Health, Japan
雑誌
Journal of UOEH (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.135-139, 2014-06-01 (Released:2014-06-14)
参考文献数
4
被引用文献数
2 3

温水洗浄便座は,排便時における清潔維持,便秘や痔の予防・改善に役立つ器具として広く使用されている.我々は,温水洗浄便座局部洗浄水中の細菌,排便後の局部洗浄水の飛沫によって引き起こされる臀部・股間に付着する糞便細菌について調査し,温水洗浄便座の使用に潜む問題について検討した.本研究結果により,温水洗浄便座局部洗浄水中の細菌生息が確認され,さらに一般家庭の局部洗浄水中生菌数は公共施設のものに比して約3倍多いことが明らかとなった.これは,補水が少頻度の一般家庭においては残留遊離塩素が揮発したためと考えられた.一方,排便後の局部洗浄より,臀部・股間における糞便細菌の付着が確認され,洗浄後に臀部において糞便細菌の飛沫付着が確認されたことから,医療従事者は,局部洗浄水利用者との接触感染に注意が求められる.
著者
横山 拓 鈴木 宏昭
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.156-171, 2018-06-01 (Released:2018-12-01)
参考文献数
44

This study aims at revealing the process and mechanism of meta learning in acquiring expertise in the field of insight problem solving. We gave a participant a series of ten geometric insight problems and analyzed the processes microscopically. During solving a series of problems, the participant’s performance was greatly improved. This improvement seems due to three factors. The first factor is increasing variety of combination patterns. The second factor is increasing appropriateness of evaluation, which enables the participant to quickly discriminate feasible trials from unfeasible ones. The third and most important factor is distribution of problem solving load to the environment. Instead of memorizing the goal pattern and mentally evaluating the fitness of a current combination pattern to the goal, the participant recruits external resources on the spot to offload the cognitive burden. These mechanisms are very different from elaborating and sophisticating individual operations. Rather, they contribute to establish the meta level knowledge that enables the participant to improve his performance.
著者
清水 裕子 横山 真緒 清水 栄治 永田 雅彦
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.201-205, 2009 (Released:2010-03-11)
参考文献数
7

ペットショップ自家製ドッグフードを与えられていた5歳齢,去勢雄,ミニチュア・ダックスフンドの口囲に鱗屑,肉球に糜爛潰瘍,包皮先端・肛囲に糜爛が生じ当院を受診した。全身症状はなく,血液検査で特記すべき異常も認めなかった。病理組織学的検査では,表皮および毛包内の不全角化と真皮浅層の炎症がみられた。ジェネリック・ドッグフード皮膚症を疑い,食事として適切なミネラルを含量し,亜鉛や必須脂肪酸が増強されたセレクトプロテインライト(コッド&ライス)ドライフード(ロイヤルカナンジャポン,東京)に変更したところ,約1週間で改善傾向がみられ,4週後に軽快した。後日実施したフードの食品分析結果において,亜鉛と銅がAAFCOの成犬最小栄養素許容量以下であった。
著者
鈴木 貴士 村山 朗 緒方 敦 横山 暁
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.17-28, 2021 (Released:2021-11-10)
参考文献数
24

It is not easy for companies to know how consumers react to advertisements. In recent years, the idea of occasion recognition has been proposed as a method for knowing the advertising effect. This is a state in which consumers remember the situation when they see an advertisement, and it is considered that the advertisement effect is higher in this state. However, a questionnaire survey is required to observe the occasion cognition. In the present research, we estimate the consumers who are in the occasion cognitive state by measuring the operation status of mobile phones. It is possible to identify the layer (digital occasion clusters) that are presumed to be occasion cognition without conducting a survey.
著者
中島 悠 江崎 和音 菊池 結貴子 宮武 広直 安藤 康伸 生出 秀行 横山 広美 音野 瑛俊
出版者
北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.59-75, 2017-06

大学院生出張授業プロジェクト(BAP)は,2008年に発足した学生団体であり,「高校生に研究の 魅力を伝える」「出張授業を全国の大学院生の文化にする」という2つの理念を掲げて活動を行ってきた.出張授業の実施先はメンバーである大学院生の出身高校を想定しており,これは大学院生・ 高校生の双方にメリットの存在する形態である.これまでの出張授業件数は129件,延べの受講者 は6,600人を超え,全国各地の高校で出張授業を実施してきた.東京大学大学院の全学から多様な 専門分野のメンバーが集まり,長年蓄積されたノウハウや,他分野の講師に対して行う高校生目線 でのアドバイスにより,授業を受けた生徒からの高評価を実現している.本報告では大学院生への 支援方法やこれまでの実施実績,生徒から得られたアンケート結果からBAPという形態の特徴を 考察すると共に,活動の継続と共に出てきた運営上の問題についても議論する.
著者
緒方 靖恵 横山 美江 秋山 有佳 山縣 然太朗
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.68, no.7, pp.493-502, 2021-07-15 (Released:2021-07-20)
参考文献数
31

目的 本研究は,経済格差と幼児の食生活習慣との関連を明らかにし,今後の幼児をもつ家庭への支援のあり方を検討することを目的とした。方法 A市内4区の3歳児健康診査に来所した保護者を対象に,幼児の食生活習慣の状況,保護者の社会経済的地位を含む養育環境を問う無記名自記式質問紙調査を実施した。1,150人の保護者に調査を依頼し,616人から回答を得た(回収率53.6%)。このうち必要な項目等が欠損していた者を除外し,498人(有効回答率80.8%)を分析対象とした。本研究では,国民生活基礎調査において相対的貧困率の算出に用いられる貧困線を参考に,相対的貧困群と非相対的貧困群に分類し,幼児の食生活習慣との関連を分析した。統計学的分析方法は,Fisherの正確確率検定,Mann-WhitneyのU検定を実施後,相対的貧困と関連が認められた食生活習慣について,ロジスティック回帰分析を実施した。結果 相対的貧困群と非相対的貧困群における幼児の食生活習慣を分析した結果,相対的貧困群の幼児は,非相対的貧困群の幼児と比較して,週6日未満の野菜の摂取の割合が高く(P=0.003),かつ週6日以上のスナック菓子の摂取の割合も高かった(P=0.034)。週6日未満の野菜の摂取と週6日以上のスナック菓子の摂取については,保護者の年齢や学歴,主観的経済観を調整しても相対的貧困と有意な関連が認められた。相対的貧困群の養育環境の特徴では,非相対的貧困群と比較して30歳未満の保護者の割合が高く(P<0.001),ひとり親世帯の割合が高かった(P=0.007)。加えて,保護者の最終学歴が高校までの割合が有意に高かった(P<0.001)。さらに,相対的貧困群の保護者は,非相対的貧困群の保護者に比べて主観的経済観でもより生活が苦しいと感じていた(P<0.001)。結論 本研究結果から,経済格差が3歳児の食生活習慣と関連していることが明らかになった。今後,妊娠・出産期から経済的困難を抱える家庭を把握し,子どもが健康的な食生活習慣を身につけられるよう早期から支援していく必要性が示された。
著者
川村 大地 横山 真男
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.463-464, 2016-03-10

和音の機能にはトニック(T)、ドミナント(D)、サブドミナント(SD)の3つの働きがあり、西洋音楽のルールとして進行するものが決まっている。しかしなぜ限定進行音が主和音に解決するのか分かっていない。本研究ではCメジャーコードを聴かせた後、C〜Bの7種類の単音を聴かせ、続けて半音含めたC〜Bの12種類の単音をピアノのMIDI音源と純音を聴き比べてもらい、アンケートをとった(1オクターブ内に収めた、7×12の84通り)。今回は楽器の演奏経験や楽典の知識の有無でどの様な知覚的な差があるのかという点に着目した。
著者
横山 彰仁
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.93, no.12, pp.2656-2661, 2004-12-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
10

約25年前に強力な平滑筋攣縮を促す生体内分子としてLTC4, LTD4, LTE4が同定され,現在本邦ではこれらの受容体拮抗薬(LTRA)が3種類使用可能となっている.気管支拡張作用と抗炎症作用を併せ持ち,臨床的に有効な抗喘息薬として,欧米をはじめ多くの国で使用されている.現段階では吸入ステロイドが第一選択の抗炎症薬であることは疑いがないが,そのようななかでもLTRAは重要な治療選択肢としての役割が確立されている.本薬剤は,効果のバラつきが大きく,高価であるといった欠点があるが,経口薬であるためコンプライアンスの上昇や吸入薬がカバーしきれない末梢気道への効果も期待でき,また合併しやすい鼻炎などにも有益である点が優れている.気管支喘息に対し単剤での治療も可能であり,ステロイドとは相補的に作用することから吸入ステロイドの併用薬としても有用であり,すべての治療ステップでの適応がある.

3 0 0 0 OA J波の機序

著者
相庭 武司 河田 宏 横山 光樹 日高 一郎 高木 洋 石橋 耕平 中島 育太郎 山田 優子 宮本 康二 岡村 英夫 野田 崇 里見 和浩 杉町 勝 草野 研吾 鎌倉 史郎 清水 渉
出版者
一般社団法人 日本不整脈心電学会
雑誌
心電図 (ISSN:02851660)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.345-351, 2015 (Released:2015-07-27)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

これまで良性と考えられてきた早期再分極(J波)だが,一部の症例で突然死との関係やBrugada症候群,QT短縮症候群との合併が注目され,必ずしも予後良好とはいいきれない.その成因は,主に動脈灌流心筋切片(wedge)モデルの実験結果から,心外膜側の活動電位第1相notchに起因する「早期再分極」異常と,臨床の電気生理学的検査から得られた心室内伝導遅延による「脱分極」異常の両方が考えられている.しかし,脱分極と再分極は相反するものではなく,ひとつの心筋細胞の活動電位において表裏一体であり,両者が密接に関係し,特徴的な心電図異常と心室細動発生に至ると考えるべきであろう.遺伝子レベルでも特発性心室細動(早期再分極)やBrugada症候群が,必ずしも単一の遺伝子異常では説明不可能な点もこれを裏付ける考え方である.今後,心電図学のさらなる研究によって,より具体的に良性J波と不整脈の原因となる悪性J波の鑑別が可能となることを期待したい.