著者
池田 康将 土屋 浩一郎 玉置 俊晃
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.919-921, 2013-12-30 (Released:2014-01-15)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
久留戸 真奈美 河野 弘美 塩原 みゆき 池田 祐子 竹内 直人 林 洋雄
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.329-333, 2011-12-20 (Released:2013-12-20)
参考文献数
1
被引用文献数
1 1

化粧用コットンは,主に化粧水のパッティングやメイク落としなどに使われている。昨今は,さまざまな化粧用コットンがみられ,その使用方法もパッティングのみならず,パックにも広がり,スキンケアにおける重要なアイテムとなっている。本実験では,化粧用コットンによるパッティングのスキンケア効果を一般女性30名で調査した。「パッティング」により,肌の水分保持能を高める効果が認められ,被験者自身による有意なスキンケア効果実感が確認された。
著者
藤原 正寛 瀧澤 弘和 池田 信夫 池尾 和人 柳川 範之 堀 宣昭 川越 敏司 石原 秀彦
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1998

本研究ではインターネットに代表される情報化技術の進展が経済的取引のガバナンスにどのような影響を与えるのかを、近年発展してきた経済学的手法(情報の経済学、組織の経済学、メカニズム・デザイン論、ゲーム理論など)を用いて分析することを目的としている。全研究期間を通じ研究会を開催することで、情報技術の進展と拡大がどのような経路をたどって、どのような形で経済活動や経済組織に影響を与えるかについて以下のいくつかの論点に分類して分析することができた。1.情報化革命とコーポレートガバナンス--情報化技術が進展することによって、情報量の爆発、経済のスピード化、グローバル化などの現象が発生し、それによって従来とはことなるガバナンス構造を持つ経済組織が活動できるようになった。2.アーキテクチャーとモジュール化--公開されたアーキテクチャーに基づいてインターフェイスを標準化することで、各分業をモジュール化することが可能になる。それによって、分業間の取引に市場原理が導入され、より分権的な分業が可能になる。3.モジュール化とオープン化--モジュール化はバンドリングやカプセル化の総称、オープン化はインターフェイスの共通化の動きを表す。カプセル化はアーキテクチャーを所与としたときに内生的に説明できることが示された。4.ディジタル化--財・サービスのディジタル化が進むことで、複製を作ることが容易になり、財・サービスを提供する初期費用が回収できないために、事前のインセンティブと事後の効率化が矛盾してしまっている。5.コーディネーションの電子化--情報技術の進歩はプログラムによるコーディネーションを可能にさせた。
著者
高橋 洋成 池田 潤 和氣 愛仁 永井 正勝
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は、前二千年紀から前一千年紀にかけて、古代オリエント地方で広く親しまれたギルガメシュ叙事詩のデジタル・アーカイブを構築するものである。ギルガメシュ叙事詩は、前二千年紀初頭に成立した古バビロニア語版と、前二千年紀末に成立した標準版が、ある程度現存している。そこで、古バビロニア語版と標準版の異同をデジタル処理可能なかたちでアーカイブ化することで、テクストの対応関係ならびに発展段階をある程度まで可視化することができた。本研究で開発されたデジタル化の枠組みは、言語研究や文学研究に広く応用することが可能である。
著者
池田 さなえ
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 = NIHON KENKYŪ (ISSN:24343110)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.7-73, 2023-03-31

本稿は、明治期の政治家を中心として広がる多彩な属性の人的ネットワークを可視化する方法を考案し、それをもとに明治政治史における地方人士「組織」の問題に新たな光を当てるものである。明治期の政治においては、地方人士の中に根強く存在した強固な反政党意識や組織への強い忌避感という条件のもと、議会に基盤を持たない藩閥政府の指導者たちはそのような「組織されたくない人びと」にアプローチせざるをえなかったという固有の困難が存在した。 本稿では、このような条件下での藩閥政府の指導者による「組織」の実態を明らかにするために、藩閥指導者を中心とした地方人士のネットワーク把握の方法を考案・提示した。具体的には、明治期に地方「組織」に奔走した政治家の一つの拠点に軸を据え、明治政治史の基礎的史料である書簡のみならず、異なる種類の複数の史料から人名データを抽出し、独自の指標で四象限平面上に配置・色分けする方法である。本稿で検討対象としたのは、政社―国民協会、団体―信用組合の組織化を目指して全国をくまなくめぐり、自らの手足と耳目で「組織」することにこだわった政治家・品川弥二郎とその京都別荘・尊攘堂である。 分析の結果として、以下の諸点を指摘した。1. 品川にとって尊攘堂は、政治家別荘一般について指摘されているような政界からの逃避や慰安のためだけの場ではなく、また維新殉難志士の慰霊・祭典を行うという堂創設の本来的目的のみでもなく、在野における地方人士「組織」のための拠点、あるいは連絡機関であった。2. 品川―尊攘堂を中心とするネットワーク自体の持つ魅力に惹き寄せられ、全国から多様な属性の人びとが集まっていた。3. 尊攘堂は、これら様々な背景を持つ人びとがそれぞれの目的や持ち場を一時的に離れて集う大規模なコミュニタスであり、このようなコミュニタスを持ったことが、組織を忌避する地方人士を品川が幅広く把握できた要因であったと考えられる。
著者
及川 大志 池田 心
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2018論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.175-182, 2018-11-09

近年ゲームAIの研究は対戦相手として強いAIのみならず,ゲームそのものを楽しくするために様々な役割を担うようになってきている.テトリスは落下型パズルゲームとして長年数多くのプレイヤから愛されているゲームであるが,近年,T-spinと呼ばれている技術の登場により戦略の幅が大きく広がった.一方でこの技術は初心者にとって難解であり,また練習するための環境が十分整っていない.そこで本研究ではこのT-spinを学ぶ上で補助となる「詰めテトリス問題」を自動で生成する手法,さらにその面白さと難しさを教師あり学習で推定する手法を提案した.現時点では1手詰めのみを扱っているが,その面白さ・難しさを5段階評価の0.4ポイント程度の誤差で推測することに成功した.
著者
池田 貴儀
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.193-203, 2015-06-01 (Released:2015-06-01)
参考文献数
21

インターネット時代における灰色文献の動向について,灰色文献の定義の変容,灰色文献資源の政策策定に関するピサ宣言の2つの視点を中心に,さまざまな角度から考察する。まず,灰色文献の定義について整理する。次に,定義に関連して,インターネット時代における灰色文献の現状や課題について触れる。最後に,2014年に公表された,灰色文献資源の政策策定に関するピサ宣言を取り上げ,灰色文献をめぐる最新の動向について紹介する。
著者
和田 博夫 伊藤 潔 大見 士朗 岩岡 圭美 池田 直人 北田 和幸
出版者
京都大学防災研究所
雑誌
京都大学防災研究所年報. B = Disaster Prevention Research Institute Annuals. B (ISSN:0386412X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.B-1, pp.81-96, 1999-04-01

1998年8月7日飛騨山脈上高地付近において群発地震が発生した。衛星通信システムの導入によって周辺観測網のデータが得られるようになった最初のイベントであり, 8カ月間に10, 000個以上の震源を求めることができた。活動は, 上高地付近の東西に帯状の地域, 穂高岳から槍ヶ岳にかけての南北の帯状の地域及び野口五郎岳付近の南北に帯状の地域に発生し, これらの活動域を移動, 再帰する現象が見られた。決められたH・2以上の地震約300個のメカニズム解は北西-南東方向に主圧力軸をもつ横ずれ型が卓越し, 群発地震の南北, 東西の並びと調和的である。また隣接する焼岳の火山活動との関連が注目されたが, 火山活動を示す現象は観測されなかった。なお, 今回の活動に関するデータを, 地元岐阜県上宝村へ随時提供して災害対策の基礎資料とした。
著者
栗田 雄一 祖父江 厚志 池田 篤俊 小笠原 司
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.361-368, 2011 (Released:2011-06-15)
参考文献数
20
被引用文献数
1

In this paper, we present a water volume estimation method in various cups using the glass harp acoustics. When a rigid probe flicks a glass, sounds arise. Since the sounds alter depending on the water volume in the glass, we can utilize the sound information to estimate the water volume. In order to model the acoustics characteristics of various glasses, we propose the relational expression between the water volume and the vibration frequency that improves Oku's expression. By using the proposed relational expressions and a flicking motion by a robotic finger with a microphone, we confirm the proposed method can estimate the water volume with the accuracy of 1–3%.
著者
池田 かよ子 半藤 保 西脇 友子
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.91-100, 2011-04
被引用文献数
1

思春期以降の母性準備期にある女子と携帯電話などの電子メディアの使用状況と疲労との関連を包括的にとらえた研究は見あたらない。この研究の目的は,思春期女子における携帯電話などの電子メディアの使用状況と疲労度および疲労自覚症状との関連を明らかにすることである。2009年4〜7月に信越地方の共学の私立高等学校の1年生女子217人を対象に,高校入学時の定期健康診断の時期に合わせて,面接により携帯電話などの電子メディアの使用状況,疲労自覚症状の聞き取り調査とフリッカー測定器による疲労度の測定を行った。その結果は以下のようである。1.携帯電話やゲーム,パソコン,テレビなどの電子メディア全体に接触している時間は1日平均9時間であり,そのうち携帯電話の平均使用時間は4.8時間であった。2.メールの1日平均送受信回数は118.7回であった。3.携帯電話,メール,電子メディアを量的に2群に分け,疲労自覚症状との関連についてみると,携帯電話の1日使用時間が5時間以上のほうに,またメールの1日送受信回数が120回以上のほうに,さらに電子メディアの暴露時間が10時間以上のほうに有意な関連があり,共通していた疲労自覚症状は,「きちんとしていられない」「めまいがする」の2項目であった。その他の症状としては「全身がだるい」「ねむい」「気が散る」「物事に熱心になれない」「瞼や筋肉がピクピクする」であった。以上より,最近の高校生は,携帯電話を代表とする電子メディアに多く接触しており,長時間の使用により身体のどこかに疲労が生じていることが示唆された。
著者
小林 哲郎 池田 謙一
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.82-94, 2007
被引用文献数
2

The effect of mobile phone e-mailing on young people's social tolerance was investigated by analyzing survey data of high school students in Japan. The results show that mobile phone e-mailing had a positive promoting effect on the homogeneity and a negative effect on the heterogeneity of personal networks. This in turn had a negative effect on social tolerance toward others. Mobile phone e-mailing enables students to select homogeneous others as companions of communication and thus brings a bias of homogeneity into their personal networks. This homogeneity bias in turn had a negative effect on the development of social tolerance in the socialization process by reducing the chance of interaction with heterogeneous others.
著者
池田 華子 田中 智明 石山 智弘 日高 聡太 宮崎 弦太
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.369-379, 2015 (Released:2015-08-28)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

Ultra-high definition (4K) imaging allows us to achieve considerably higher image quality than would high definition (HD) imaging. The present study examined how 4K and HD imaging could influence subjective impressions of movies differently, in association with the quantities of motion and fields of view of these movies. We found that stronger impressions regarding comfort and impact were evoked for 4K movies with smaller quantities of motion and medium field of view. Stronger perceptions of impact occurred for HD movies with larger quantities of motion and larger field of view. HD movies also gave stronger impression regarding dynamics regardless of motion quantities. Additionally, HD movies down-converted from 4K movies tended to induce higher impressions regarding evaluation and comfort in some situations. These results suggest that subjective impressions of movies are influenced by the differences in resolution images, as well as interactions between imaging types and characteristics of movie contents.
著者
池尻 良平 池田 めぐみ 田中 聡 鈴木 智之 城戸 楓 土屋 裕介 今井 良 山内 祐平
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
pp.45031, (Released:2021-11-05)
参考文献数
15

本研究では,若年労働者の思考のモデリングが,経験学習と職場における能力向上に与える影響と,思考のモデリングの実態を調査した.インターネット調査で取得したデータをもとに構造方程式モデリングを用い,仮説を検証した結果,思考のモデリングは経験学習の具体的経験,および職場における能力向上に正の影響を与えることが明らかになった.また,若年労働者は上司や先輩から,主に仕事や業務の仕方や方法や進め方,過去のものを含む資料といった対象に注目し,見る・聞く・読むことで思考のモデリングをしていることが示された.さらに,職場における能力向上の上位群では,仕事相手を含む対象まで観察できていたり,見る・聞く・読むことに加えて,分析することで,より深い思考を学んでいることが示された.
著者
池田 貴儀
出版者
情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.50-54, 2012
参考文献数
23

灰色文献は,一般の商業出版ルートでは入手が困難な文献である。近年は,機関リポジトリの普及等により,灰色文献もWeb上に全文情報が公開され,容易にアクセスが可能になりつつある。しかし,灰色文献のアクセシビリティは解決されていない。本稿では,灰色文献国際会議(International Conference on Grey literature)における議論の中で提案された灰色文献の定義を紹介し,灰色文献に関する論点整理と問題提起を試みた。灰色文献のアクセシビリティは今日に至っても多くの課題が存在し,Web上の情報源は永続的なアクセスが保証されていないという新たな課題も存在する。灰色文献のアクセシビリティに関する課題の解決には,図書館員の持つ専門知識と経験が活かされるべきである。
著者
設楽 佳世 袴田 智子 大西 貴弘 池田 達昭
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.369-382, 2017-10-01 (Released:2017-09-29)
参考文献数
41
被引用文献数
2

The objectives of this study were 1) to quantify the differences in body densities and percent body fat using various methods for evaluating body composition (e.g., underwater weighing (UWW), air displacement plethysmography (ADP), skinfold caliper (SKF) measurement, ultrasound (US), bioelectrical impedance analysis (BIA), and dual-energy x-ray absorptiometry (DXA)), and 2) to examine the relationship between trends of the differences in body density and percent body fat obtained by these methods and characteristics of morphology and body composition. To this end, the body compositions of 73 healthy male adults were measured using UWW, ADP, SKF, US, and BIA. Twenty-seven of these 73 subjects underwent further measurement using DXA. Differences in body densities determined with ADP, SKF, and US were compared with those measured using UWW as a reference, and the differences in percent body fat estimated with UWW, ADP, SKF, US and BIA were compared with those measured by DXA as a reference. The results of this study indicate that 1) ADP is useful as a method for evaluating body density, as the results differed insignificantly from the reference method and showed no systematic errors due to differences in morphological characteristics and body composition, and 2) UWW measurements exhibited the smallest difference in percent body fat from the reference method, however, more than in any other method, there were systematic errors due to differences in morphological characteristics and body composition, specifically, trunk composition.
著者
池田 思朗 本間 希樹 植村 誠
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:24321982)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.15-19, 2015-03-25 (Released:2017-04-08)

In this paper, we show some examples of sparse modeling in astronomy. In many cases, astronomy data has sparsity. If we can utilize it, we will have better results. What is measured in astronomy is the electromagnetic wave of various wavelength. The technology used for each wavelength is different. We show three examples. For each of them, the sparse modeling plays an important role.