著者
渡辺 一郎
出版者
日本地図学会
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.2-17, 1996-06-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
28
著者
渡辺 一志 辻 幸治 米山 富士子
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.405-411, 1993-03-01 (Released:2017-09-27)

In archery, highly reproducible release is required during shooting to get a good score.Shooting in archery consists of eight different techniques. The last phase of these techniques is follow-through, which all eight have in common. The purpose of this study was to investigate the relationship between the muscle activity at follow-through and performance. In ten healthy archery club members, we recorded the muscle activity of six regions from both sides of M.deltoideus (pars acromialis), M. trapezius (pars ascendens), M. trapezius (pars descendens) by means of electromyogram. Integrated electromyograms of 1 second each at the aiming phase and the follow-through phase were calculated in order to evaluate this technique. The results obtained in this study were: 1) The skilled archers sustained high level (above 80%) muscle activity in the follow-through phase. 2) A significant correlation (r=0.791 r<0.05) was observed between the muscle activity on the draw side and the best score in a single round.3) The performance in archery was effected by the continuation of muscle activity in the shoulders, the neck and the back at follow-through. The continuation of muscle activity in the draw side seemed to be especially significant for archery performance.
著者
宮縁 育夫 増田 直朗 渡辺 一徳
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.353-358, 2004-10-01 (Released:2009-08-21)
参考文献数
23
被引用文献数
4 4

阿蘇カルデラ西部に分布する立野溶岩の直下に,軽石層が存在することが認められ,その軽石層は阿蘇中央火口丘第4軽石(ACP4)に対比された.また,ACP4直下から未炭化の樹木根を採取し,加速器質量分析法による14C年代測定を行った.得られた年代は>43,200 14C yrs BP(>約46cal kaに相当)であり,立野溶岩の上位に存在する高野尾羽根溶岩のK-Ar年代(51±5ka)とも矛盾しない.阿蘇火山中央火口丘群の西部地域では,50ka前後に数100年程度の時間をおいて,立野溶岩と高野尾羽根溶岩というデイサイト~流紋岩質溶岩の流出が2回あり,それらの直前にはプリニー式噴火が発生し,多量の降下軽石が放出されていることが明らかになった.
著者
能勢 進一 西山 道子 高見 一正 渡辺 一弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.577, pp.95-100, 2007-03-01

ユビキタス環境の進展に伴い,個人対応のWebサービス(パーソナルWebサービス)が期待されている.パーソナルWebサービスを構成するにあたって,ユーザに「管理・監視されている」といった心理的圧迫感を与えない個人識別技術が必要である.本稿では,光ファイバをめぐらした知的モニタリング空間において,バイオメトリクス分野でも未だに適用されていない「足裏」に着目したヘテロコア型光ファイバセンサによる個人識別法とその個人識別技術を用いたパーソナルW6bサービスを提案する.また,提案した2層型の足裏識別センサマット,個人識別アルゴリズムとテレビ番組における個人の趣味嗜好判定のアルゴリズムを試作し,評価を行なう.
著者
柴田 清 渡辺 一哉 笠井 由紀 滝口 泰之 渡辺 一哉
出版者
千葉工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究では深海における沈船中残存油の微生物分解処理の可能性を検討するために、高圧下におけるフェノールの微生物分解について実験的に調査した。その結果、Pseudomonas stutzeri単離株を用いた場合、海表面条件下ではフェノール分解が進行することが確認されたが、2.0MPa~5.0MPa加圧下では分解の進行が確認できなかった。一方、深海泥試料を添加した場合は常圧よりも加圧下の方が分解の進行が速いことが観察され、深海環境下でも有機物の微生物分解が進行する可能性が示された。
著者
野間 晴雄 野中 健一 宮川 修一 岡本 耕平 堀越 昌子 舟橋 和夫 池口 明子 加藤 久美子 加納 寛 星川 和俊 西村 雄一郎 鰺坂 哲朗 竹中 千里 小野 映介 SIVILAY Sendeaune 榊原 加恵 SOULIDETH DR.MR. Khamamany BOURIDAM MS. Somkhith ONSY Salika CHAIJAROEN Sumalee 岡田 良平 的場 貴之 柴田 恵介 瀬古 万木 足達 慶尚 YANATAN Isara 板橋 紀人 渡辺 一生
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

東南アジア大陸部に位置する天水田農業を主体とした不安定な自然環境における平原地帯(東北タイドンデーン村とラオスのヴィエンチャン平野ドンクワーイ村)における多品種の稲や植物,魚介類や昆虫など様々な動植物資源の栽培・採集・販売などの複合的な資源利用の実態とその変化の態様を地域の学際的・総合的共同調査で明らかにした。両村ともグローバル市場経済の影響が認められるが,ドンデーン村ではかつて存在した複合的な資源利用が平地林の消滅や都市近郊村落化によって失われており,ドンクワーイ村はグローバル化や森林伐採で変容を遂げつつあるが,インフラの未整備によって伝統は保持されている。
著者
清水 実嗣 山田 俊治 村上 洋介 両角 徹雄 小林 秀樹 三谷 賢治 伊東 伸宜 久保 正法 木村 久美子 小林 勝 山本 孝史 三浦 康男 山本 輝次 渡辺 一夫
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.389-391, 1994-04-15
被引用文献数
31

ヘコヘコ病発病豚の病原学的検索を行った.その結果,血清と肺よりPRRS ウイルスが,また肺よりMycoplasma hyorhinis(Mhr)が高率に分離された.無菌豚に分離ウイルスChiba92-1株を接種したところ,全葉性の増殖性間質性肺炎が再現され,ウイルスが長期間回収された.肺炎はMhrとの重感染例において重度化する傾向にあった.以上の成績から,わが国にPRRSウイルスが存在し,本病の発生に同ウイルスが関与することが明らかとなった.
著者
山本 健史 保井 美敏 永野 正行 肥田 剛典 田沼 毅彦 渡辺 一弘
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.19, no.42, pp.447-452, 2013-06-20 (Released:2013-06-20)
参考文献数
4
被引用文献数
8 6

During the 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake, strong motion wave observed at the 30-story reinforced concrete super high-rise building located on poor ground in the Kanto region. By response simulation analysis, a particular response behavior of the building during this earthquake were explored, and then the relationship between damage to building interior and response simulation analysis results were carried out.
著者
佐々木 諭実彦 青木 佐知子 青木 孝太 阿知波 宏一 山 剛基 久保田 稔 石川 大介 水谷 哲也 國井 伸 渡辺 一正 奥村 明彦
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.106, no.4, pp.569-575, 2009 (Released:2009-04-06)
参考文献数
12
被引用文献数
1

症例は35歳の女性.大腸憩室炎に対してセフェム系抗菌薬であるセフトリアキソンを投与した後に胆砂が出現し急性膵炎を発症した.約1週間の絶食期間があったこと,セフトリアキソンが長期に投与されたことなどの要因が重なって胆砂が形成されたと考えられた.セフトリアキソン投与が胆泥や胆石の形成を促進する因子であることを十分認識し,腹部症状が出現した際には速やかに精査を行い適切な治療を開始する必要があると考えられる.
著者
渡部 顕 大田 貢由 諏訪 雄亮 鈴木 紳祐 石部 敦士 渡邉 純 渡辺 一輝 市川 靖史 平澤 欣吾 田辺 美樹子 遠藤 格
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.61-67, 2015 (Released:2015-01-30)
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

【はじめに】神経内分泌腫瘍は2010年のWHO分類からKi67と核分裂像によりNET G1,NET G2,NECに分類された.カルチノイドはNET G1,内分泌細胞癌はNECと考えられているが,今回より加わったNET G2を含めて,未だ不明な点が多い.【方法】2000年1月~2013年6月に当教室で治療した大腸腫瘍3,090例のうち,神経内分泌腫瘍と診断された症例を対象とし,臨床病理学的因子および施行治療,予後を評価した.NET G1のリンパ節転移の有無と腫瘍径,リンパ管侵襲,静脈侵襲との関連を検討した.【結果】対象は102例(NET G1,NET G2,NEC,MANEC=88,4,6,4)腫瘍径の中央値(mm)はNET G1,NET G2,NEC,MANEC=7,19,47,22.リンパ節転移率はNET G1,NET G2,NEC,MANEC=11%,75%,83%,50%.遠隔転移率はNET G1,NET G2,NEC,MANEC=0%,50%,83%,0%.5年生存率はNET G1,NET G2,NEC,MANEC=94.5%,37.5%,16.7%,100%.NET G1は腫瘍径1-6mm,7-9mm,10mmでリンパ節転移率が0%,13%,33%.リンパ管侵襲陽性症例の半数にリンパ節転移を認めた.【結語】大腸神経内分泌腫瘍に関するWHO 2010分類は悪性度を反映し,予後をよく層別化し,NET G2,NECは予後不良であった.NET G1は腫瘍径10mm以上もしくはリンパ管侵襲陽性が追加外科切除の適応と考えられた.
著者
鈴木 彰真 伊与田 健敏 宇佐美 信也 渡辺 一弘
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.46, no.7, pp.357-364, 2010 (Released:2011-11-03)
参考文献数
20
被引用文献数
2 1

This paper describes a real-time processing of indoor positioning system using SS (spread spectrum) ultra sonic waves. For code acquisition, it is required to obtain correlation values between the received ultra sonic signals and replica signals. Moreover a real-time processor for correlation values is indispensable part to build a positioning system for practical use. In our case, the real-time processing means that 16000 data of received signals must be processed in only 6 micro seconds (one sampling cycle time). Under such limited conditions, even if a dedicated hardware is constructed on a FPGA, a real time processing to obtain correlation values is hard to be realized without new algorithm ideas. Therefore, a real-time processing hardware utilizing the new algorithm named Stored Partial Correlation Method was developed in this paper. The paper also conducts experiments of range measurements to compare results by Stored Partial Correlation Method and ordinary off-line processing. As a result, outputs with real-time correlator have almost the same values as those with ordinary off-line processing. Furthermore, the real-time processing of correlation calculation is achieved within 5.76 micro seconds .
著者
渡辺 一彦 飯倉 洋治 田中 和子
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.368-376, 2001-06-28 (Released:2010-09-09)
参考文献数
20

1982年から97年の間に魚アレルギーを70例経験した.魚アレルギーは近年増加しているが, その内訳は非即時型アレルギーの増加であった.魚アレルギーの患児には広範な食物ないし吸入抗原のアレルギーが合併していた.発症の好発時期は生後半年から1歳台である.起因魚種は4種類以内が多いが, 非即時型の例には殆どの魚に反応すると考えられる症例もあった.起因主要魚種は即時型, 非即時型でもタラ, サケ, ホッケ, サンマ, カレイ, イワシだった.誘発症状は即時型ではじんましんや口腔アレルギーが主であるが, 一部に喉頭浮腫, 喘鳴を呈する例もあった.非即時型の誘発症状は紅斑や丘疹の出現であり, その症状はアトピー性皮膚炎の患児に出現し, その中には母乳を介した例もあった.そこで魚アレルギーはアトピー性皮膚炎の病因にもつながると推察された.
著者
星野 敢 永田 松夫 渡辺 一男 山本 宏 田崎 健太郎 渡辺 敏
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.2668-2673, 2002-11-25 (Released:2009-01-22)
参考文献数
24
被引用文献数
2 1

症例は50歳,女性.心窩部不快感,黒色便出現にて近医受診となった, 1998年8月11日上部消化管内視鏡検査施行され,易出血性の腫瘍を認めたため,同8月14日精査加療目的にて当科紹介入院となった.上部消化管造影検査・内視鏡検査にて,胃穹窿部後壁に基部を有する腫瘤性病変が,幽門輪を越えて十二指腸球部に脱出しており,腫瘤は体外からの圧迫により胃内に容易に還納された.また前庭部後壁にO-IIc病変を認めた.生検の結果はそれぞれ,過形成性ポリープ(group II)と,低分化腺癌であったため, 1998年8月27日,幽門側胃切除術およびポリープ切除術を施行した. 胃内の腫瘤が十二指腸に脱出する報告は多数認めるが,自験例のように胃の上部に発生した腫瘤が十二指腸に脱出することは比較的稀であり,若干の文献的考察を加えて報告した.