著者
高橋 正行 長見 真
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.258_1, 2018

<p> 短縄跳び運動は、学習指導要領の体つくり領域に例示されていることから、小学校の体育授業で盛んに取り組まれている運動である。体育を専門としない教員が多い小学校では、短縄跳び運動を指導する際、児童の意欲を高めるために「縄跳びカード」がよく用いられる。使用されているカードには多様な技が掲載されているものの、縄跳びの技を系統的に身に付けるようになっていないと推察される。したがって子供たちは体育の授業で前回し跳びの学習の後、前回し交差跳び、次は二重跳び…など、技の系統に無頓着に取り組みがちで、効果的に技を身に付ける学習になっていないことが考えられる。本研究では、短縄跳びの技の体系を先行研究の成果から整理した上で、小学4年生を対象に、多様な技の中から背面交差跳びを取り上げ、運動類縁性に基づいて指導した実践について報告する。指導後、21名中11名が1回以上背面交差跳びを成功させ、そのうち5名は2~3回連続で跳ぶことができた。運動類縁性に基づいた指導をすることで、背面交差跳びという児童にとってなじみのなかった技でも習得可能であることが示唆された。</p>
著者
西園 昌久 高橋 流里子 対馬 節子 松永 智子 福屋 靖子 土屋 滋 大貫 稔 高橋 美智 浅野 ふみぢ 小松崎 房枝 鈴木 小津江 平山 清武 中田 福市 鈴木 信 壁島 あや子 名嘉 幸一 鵜飼 照喜 福永 康継 浪川 昭子 高田 みつ子 岩渕 勉 森脇 浩一 加藤 謙二 早川 邦弘 森岡 信行 津田 司 平野 寛 渡辺 洋一郎 伴 信太郎 木戸 友幸 木下 清二 山田 寛保 福原 俊一 北井 暁子 小泉 俊三 今中 孝信 柏原 貞夫 渡辺 晃 俣野 一郎 村上 穆 柴崎 信吾 加畑 治 西崎 統 大宮 彬男 岩崎 徹也 奥宮 暁子 鈴木 妙 貝森 則子 大橋 ミツ 川井 浩 石川 友衛 加世田 正和 宮澤 多恵子 古賀 知行 西川 眞八 桜井 勇 三宅 史郎 北野 周作 竹洞 勝 北郷 朝衛 橋本 信也 斉藤 宣彦 石田 清 畑尾 正彦 平川 顕名 山本 浩司 庄村 東洋 島田 恒治 前川 喜平 久保 浩一 鈴木 勝 今中 雄一 木内 貴弘 朝倉 由加利 荻原 典和 若松 弘之 石崎 達郎 後藤 敏 田中 智之 小林 泰一郎 宮下 政子 飯田 年保 奥山 尚 中川 米造 永田 勝太郎 池見 酉次郎 村山 良介 河野 友信 Wagner G. S. 伊藤 幸郎 中村 多恵子 内田 玲子 永留 てる子 石原 敏子 河原 照子 石原 満子 平山 正実 中野 康平 鴨下 重彦 大道 久 中村 晃 倉光 秀麿 織畑 秀夫 鈴木 忠 馬渕 原吾 木村 恒人 大地 哲郎 宮崎 保 松嶋 喬 桜田 恵右 西尾 利一 森 忠三 宮森 正 奥野 正孝 江尻 崇 前沢 政次 大川 藤夫 関口 忠司 吉新 通康 岡田 正資 池田 博 釜野 安昭 高畠 由隆 高山 千史 吉村 望 小田 利通 川崎 孝一 堀 原一 山根 至二 小森 亮 小林 建一 田中 直樹 国府田 守雄 高橋 宣胖 島田 甚五郎 丸地 信弘 松田 正己 永井 友二郎 向平 淳 中嶌 義麿 鎮西 忠信 岡田 究 赤澤 淳平 大西 勝也 後藤 淳郎 下浦 範輔 上田 武 川西 正広 山室 隆夫 岡部 保 鳥居 有人 日向野 晃一 田宮 幸一 菅野 二郎 黒川 一郎 恩村 雄太 青木 高志 宮田 亮 高野 純一 藤井 正三 武内 恵輔 南須原 浩一 佐々木 亨 浜向 賢司 本田 麺康 中川 昌一 小松 作蔵 東 匡伸 小野寺 壮吉 土谷 茂樹 岡 国臣 那須 郁夫 有田 清三郎 斎藤 泰一 清水 強 真島 英信 村岡 亮 梅田 典嗣 下条 ゑみ 松枝 啓 林 茂樹 森 一博 星野 恵津夫 正田 良介 黒沢 進 大和 滋 丸山 稔之 織田 敏次 千先 康二 田中 勧 瓜生田 曜造 尾形 利郎 細田 四郎 上田 智 尾島 昭次 大鐘 稔彦 小倉 脩 林 博史 島 澄夫 小池 晃 笹岡 俊邦 磯村 孝二 岩崎 栄 鈴木 荘一 吉崎 正義 平田 耕造
出版者
Japan Society for Medical Education
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.145-173, 1984
著者
安藤 興一 高橋 千太郎
出版者
独立行政法人放射線医学総合研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

放射線医学総合研究所・重粒子線がん治療装置を利用し,麻酔下において炭素線(290MeV/u,5mm-Spread out Bragg Peak)を,マウス頭頂部(8週令:C57BL)から5mmまで均一に局所照射を施した。炭素線30Gyを照射し,照射3ヶ月後にwater-mazeを用いた記憶・学習障害の解析を行ったところ,記憶獲得過程の障害および作業記憶(短期記憶)の障害が認められた。また病理組織学的解析により,照射群において海馬CA1-3領域の神経細胞が39-49%減少していることが判った。一方,胎児期にX線1.5Gy被ばくした場合においても,生後8週令において空間認知障害が誘発されたが,その障害は一様ではなく,軽度,中度および重度の学習障害群に大別された。重度の記憶障害群について病理組織学的検討を行ったところ,海馬神経細胞層(CA1-3領域)に異所性細胞群が高頻度に認められた。また異所性細胞群が認められた海馬領域では,記憶に重要な役割を持つアセチルコリン(acetylcholine)受容体の特異結合の減少が生じていたことが判明した。以上の結果より,放射線脳局所照射モデルおよび胎児期放射線被ばくモデルは,ともに学習・記憶に重要な役割を担っていることが知られている海馬領域の特異的変化が生じていたが,その高次脳機能障害のメカニズムは異なることが判明した。また記憶・学習障害は,海馬神経細胞の減少や異所性細胞の出現により,海馬内の神経情報伝達の阻害が生じている可能性があり,そのことが放射線による記憶・学習障害の要因であることが推察された。また,シュードウリジンやメラトニンなどのビール含有成分がマウス全身照射による造血器・腸管障害を防護することが判明したので,これらの成分による放射線能機能障害に対する防護効果について検討している。
著者
寒野 徹 高橋 俊文 渕上 靖史 船田 哲 岡田 崇 東 義人 山田 仁
出版者
日本泌尿器内視鏡学会
雑誌
Japanese Journal of Endourology (ISSN:21861889)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.218-222, 2018 (Released:2019-07-27)
参考文献数
10
被引用文献数
2

【目的】寝たきり患者の尿路結石の対処法は定まっていない. 閉塞性腎盂腎炎治療後の寝たきり患者の外科的結石除去術の安全性と効果を明らかにすることを目的とした. 【対象と方法】2010年以降に閉塞性腎盂腎炎で入院した80例を対象とした. 術後全生存期間と腎盂腎炎再発を起こさない割合をカプランマイヤー法で解析した. 【結果】67例において閉塞性腎盂腎炎治療後に結石外科的治療 (TUL49例, PNL8例, ESWL7例, 腎摘4例) を施行した. 年齢中央値は81歳, 女性の割合は69%であった. 周術期合併症は18例 (27%) に認めた. 3年の全生存率は78%, 腎盂腎炎非再発率は69%であった. 【結語】閉塞性腎盂腎炎治療後の寝たきり患者の手術は合併症率の増加を認めるものの手術可能であった. 腎盂腎炎の再発は3年で約30%認めた.
著者
大谷 龍治 當別當 洋平 米田 浩平 泉 智子 安岡 辰雄 宮島 等 小倉 理代 弓場 健一郎 高橋 健文 細川 忍 岸 宏一 日浅 芳一
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.657-663, 2016 (Released:2017-06-15)
参考文献数
20

症例は60歳, 男性. 2015年4月, 夜間嘔吐後に心肺停止状態となり, 救急要請された. 救急隊到着時は心室細動 (ventricular fibrillation ; VF) で, 自動体外式除細動器 (automated external defibrillator ; AED) にて除細動後, 自己心拍が再開し当院に搬送された. 来院時, 心電図にJ波はみられず, 下・側壁誘導にST低下を認めたものの心臓超音波検査で壁運動異常はみられなかった. 意識レベルの低下が遷延しており, 呼吸状態も不安定なため, 鎮静・気管内挿管下に低体温療法を開始した. 治療開始30分後からVFを生じ, 体温が35°C以下に低下後は電気的ストームとなった. 抗不整脈薬による抑制効果はなく電気的除細動を繰り返した. 12誘導心電図を再検したところ, 初診時には認めなかったJ波が広範な誘導に出現しており, 低体温によって顕性化したものと判断した. 低体温療法を中止し, イソプロテレノールの持続静注を開始したところ, 速やかにJ波は消失し, VFの抑制が得られた. 体温が正常化後は, イソプロテレノールを中止してもJ波は出現せず, 以後VFを生じることはなかった. 心肺蘇生後症例の低体温療法時には, J波が顕性化してVFを生じる症例があることに注意すべきと思われた.
著者
高橋 昂輝
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2014, 2014

従来,都市の移民街に関する研究は,居住,事業所,コミュニティ施設の分布など,エスニック集団内部の物理的構成要素から捉えられてきた。しかし,近年,欧米の諸都市ではジェントリフィケーションが進行し,移民街をはじめとしたダウンタウン周辺に対するホスト社会住民の居住選好が指摘されている。すなわち,近年における移民街の変容を明らかにするためには,エスニック集団内部の変化のみならず,集団外部(ホスト社会)の動きと連関して考察することが求められている。また,ジェントリフィケーションの進行過程において,エスニック集団とジェントリファイアーは空間的に混在すると考えられ,両者の関係性に注目することにより,都市空間の変容をより詳細に描出できると考えられる。<br> トロントにおいても,ダウンタウン周辺部に移民街が形成されたが,近年,ホスト社会住民の都心回帰現象が進展している。その結果,ダウンタウンに隣接するリトルポルトガルとその周辺では,既存のポルトガル系住民と近年流入した非ポルトガル系住民の混在化が進行している。商業地区であるリトルポルトガル内部においても,ポルトガル系から非ポルトガル系へと経営者の交代が進行し,現在,両者は域内に併存している。本発表ではリトルポルトガルの主要なアクターである事業所経営者に注目する。現地でのインタヴュー,質問票調査などによって得られた資料をもとに,個人属性にくわえ,経営者間のソシオグラムを作成することにより,社会関係を分析し,ジェントリフィケーションに直面するリトルポルトガルの動向を明らかにする。なお,現地調査は2012年10~11月,および2013年7~10月におこなった。<br> リトルポルトガルを含むトロント市中心西部は建築年代の比較的古い半戸建住宅(semidetached house)が集積し,従来,ホスト社会住民の関心を引かなかった。しかし,近年における社会的多様性,古い建築様式への肯定的評価,通勤時間縮減への志向など,都心周辺部への価値観の転換にもとづき,ホスト社会住民は同地区に流入している。これにより,リトルポルトガル周辺の地価は2001~2006年の間に約1.5倍上昇し(Statistics Canada),2006年以降,さらに高騰している。地価の上昇は土地所有者にとって固定資産税の増加をもたらすとともに,賃借者にとっても家賃の上昇を引き起こす。すなわち,1960年代以降同地区に形成されたポルトガル系人の集積形態はホスト社会住民との関係性によって変化しつつある。<br> リトルポルトガルに立地する非ポルトガル系事業所32軒のうち,28軒は2003年以降に出店した。非ポルトガル系経営者はポルトガル系経営者が閉鎖した空き店舗に開業するため,両者は域内にモザイク状に分布する。また,各経営者に「域内で最も親しいと思う経営者」を最大3人答えてもらい,得られた回答からリトルポルトガル内の社会関係を示すソシオグラムを作成した。分析の結果,ポルトガル系・非ポルトガル系の両経営者集団はリトルポルトガルという同一の空間に併存する一方,それぞれが社会的には異なるネットワークを形成していることがわかった。<br> こうした両経営者集団の社会的な分離状態は,地域自治組織であるBIA(Business Improvement Area)の運営において,顕在化する。前身の地域自治組織が設立された1978年以降,ポルトガル系経営者が組織の代表を務めてきたが,2012年において非ポルトガル系経営者の中心的人物であるK氏が代表に就任した。K氏の就任以降,BIAの委員はポルトガル系から非ポルトガル系中心の人員構成へと変化し,まちづくりにおいてもポルトガル系に特化しないフェスティバルの開催などが企画されるようになった。K氏が代表に就任した初年度にあたる2012年には,ポルトガル系経営者の反対により,フェスティバルの開催は実現に至らなかった。K氏は6名の非ポルトガル系経営者から親しい人物として支持され,非ポルトガル系社会の中では最も高い中心性を示す。しかし他方,同氏はポルトガル系社会のネットワークには接続しておらず,地域自治組織の運営において課題を有しているといえる。ジェントリフィケーションに直面するリトルポルトガルを社会関係の観点から分析することによって,今日における多民族都市トロントの展開を端的に説明することができる。
著者
堤 文生 橋元 隆 高橋 精一郎 石橋 敏郎
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.783-783, 2003

【はじめに】理学療法士・作業療法士の教育において、専門的知識の習得のみでなく医療人としての人間性・社会性という職業への適正も重要な因子である。医療の臨床場面や教育現場での対人関係を円滑にする方法として、交流分析が活用されている。エゴグラムは、自我状態の機能分析をグラフ化したものであり、そのパターンより自分の性格特性や行動パターンの特徴を理解するものである。新入生の入学初期にエゴグラムを実施し、学年末の成績と留年及び中退に関与すると思われるエゴグラムの特徴を求め、興味ある結果を得たので報告する。【対象及び方法】対象は、平成元年より平成13年までに入学した学生498名(PT278名、OT220名:男性200名、女性298名)である。入学直後に東大式エゴグラム(TEG)を実施し、その結果と3月時の学年末成績結果(順位より上位・中位・下位とした)及び留年・退学との関連を比較検討した。なお、留年及び退学者の規定は、3年次卒業までの該当者とし述べ53名であった。27のエゴグラムパターンを類似した8型に分類し、独立性の検定を行い男女別、学科別、成績順位別、留年・退学者と進級者別に比較検討した。更に、TEGの5要素を変量として主成分分析を行い、各学生の類似性を求めた。データの入力・出力及び統計解析は、専用のソフトを自作した。【結果及び考察】新入生のエゴグラムパターンで出現率の高いのは、N型(お人好し・おふくろさん・ワーカーホリックタイプ)が21.9%、台形型(マイホーム・ボランティア・自己中心タイプ)が11.6%、NP優位型(世話やきタイプ)が11.0%、M型(昔の親分タイプ)が10.2%、V型(イライラ・空想家・忍の一字タイプ)が10.0%である。逆に出現率の低いのは、W型(自罰タイプ)、右下がり型(頑固親父・管理者タイプ)、逆N型(孤高の人・プレイボーイ・思い込みタイプ)、U型(フラストレーション・爆発・いじけやすいタイプ)である。新入生の特徴として、NPの高い学生が多く共感や思いやりの保護的な性格傾向をもっており、対患者関係においても優しい面がスムーズに表出できる。反面、CP的要素(厳しさ、批判的)が低いため自分に流されやすく義務感・責任感など社会秩序の維持能力の低さが観察される。TEGを8型に分類しχ二乗検定を行った結果、男女別(p=0.1239)、学科別(p=0.5902)、成績別(p=0.5190)と有意差を示さなかった。留年・中退生と進級生の比較では、U型及びV型が留年・中退生に多い傾向を示した(p=0.0211)。留年生群は、成績下位群と同様に、A低位型(空想家タイプ)やU型(爆発タイプ)が多く合理的・計画的な思考行動が苦手なタイプで系統だった学習方法をうまく組み立てられない学生群と思われる。中退生15名の内、成績不良以外の理由により学生は5名であったが、各学生に共通のパターンは確認できなかったことより、未然の対応の難しさを痛感する。主成分分析の結果では、CP・NP・ACが第1主成分(Z1)と、A・FCが第2主成分(Z2)と関連を有した。
著者
和達 清夫 高橋 末雄
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.42-56, 1974

In the present paper the underground structure peculiar to Japan and its neighborhood is dealt with, based on the seismic activity in Japan and neighborhood, especially taking account of the fact that each of the seismic activity area and the seismic inactivity area shows in the subterranean space its respective space, and adding the authors' investigational result to the fruits of researches hitherto.<br>Main results of the present paper are:<br>(1) The seismic activity area was divided into 3 zones: the shallow earthquake zone (particularly the existence of &ldquo;a thick shallow earthquake zone&rdquo;), the joint earthquake zone and the deep earthquake zone.<br>(2) A concept that the seismic activity zone can be regarded as &ldquo;the crust&rdquo; has been proposed.<br>(3) From the discussion of the travel time residual and the area of abnormal distribution of seismic intensities, the values of Low <i>V</i> and Low <i>Q</i> of the seismic inactivity area were obtained, and in particular the stronger point of that property was found at a comparatively small depth in the underground on the continental side along the volcanic front.<br>(4) The mantle flow in Japan and neighborhood is assumed to be composed of its main flow (along the deep earthquake zone) which flows descending from the Pacific side to the continental side and from east to west, of a weak flow northward in the offing of Tosa and in Enshu-nada, and of flows eastward and southward from the direction of the Sea of Japan.<br>(5) In general, where the mantle flow ascends, there exist Low <i>V</i> and Low <i>Q</i> and the area is related to volcanic activities, and where the flow descends, the area is related to the seismic activity area.<br>(6) The joint earthquake zone is an area of the strongest seismic activity, and is closely related with large-scale earthquakes.
著者
高橋 俊夫
出版者
明治大学経営学研究所
雑誌
経営論集 (ISSN:0387298X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.1-34, 2004-10
著者
山口 達明 長岡 伸郎 高橋 勝治
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌(化学と工業化学) (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.7, pp.1164-1165, 1989-07-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
8
被引用文献数
2

Kolbe-Schmitt type carboxylations of 1- and 2-na phthol by carbon dioxide in the homogeneous solution in aprotic solvents were found to proceed under ordinary pressure and ordinary temperature giving 1-hydroxy-2-naphthoic acid and 27hydroxy-1-naphthoic acid, respectively, in extremely high selectivities and yields, . The best yield (ca.80%) for the carboxylation of 1-naphthol was obtained by the reaction of its potassium salt in nitrobenzene at 80°C under 3.9 x 1O5 Pa of carbon dioxide within 30 min.
著者
古屋 佑子 高橋 都 立石 清一郎 富田 眞紀子 平岡 晃 柴田 喜幸 森 晃爾
出版者
公益社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.54-62, 2016-03-20 (Released:2016-06-07)
参考文献数
20
被引用文献数
8 9

目的:疾患を持つ労働者への就業支援において,労働者本人,治療医,企業(産業保健スタッフ)間の連携は欠かせないが,どのような要因が関係者の連携を促進または阻害するのか,その詳細は明らかではない.本研究の目的は,産業医と治療医の連携場面に着目し,治療医のどのような行動が産業医による就業配慮を促進・阻害するのか明らかにすることである.方法:産業医科大学の卒業生である産業医のうち,4年間の卒後修練コース修了者および産業医実務研修センターの教員・元教員計43名に対して自記式質問紙調査を実施した.質問紙では,個人属性(年齢・産業医経験年数・臨床経験年数など)と,職場での就業配慮に役立った治療医の行動(良好事例),結果的に妨げとなった行動(困難事例)を質問し,事例は自由記述で回答を得た.事例の内容は,KJ法を参考にして質的に分析した.結果:2013年12月17日~2014年1月18日までの調査期間中に,33名から回答(有効回答率76.7%)があった.回答者の平均年齢は37.4±6.1歳,60.6%は専属産業医であった.良好事例は32例,困難事例は16例提供された.連携のタイミングは全48例中35例(72.9%)が復職時であった.就業配慮に影響した治療医の行動の内容は,「治療経過および今後の治療計画の提供」,「健康情報の提供」,「復職・就業配慮の妥当性」,「提供情報の一貫性」,「文書の発行」,「産業医の存在を意識したコミュニケーション」「本人が知らない情報の提供」の7種に大別された.考察:本研究により,治療医のどのような行動が産業医の実施する就業支援に関連しているか,明らかとなった.また,産業医と治療医との情報共有の必要性も,明確にすることができた.調査対象者から寄せられた良好事例と困難事例は互いに表裏の関係にあり,良好事例に準じた行動を治療医がとることで,円滑な情報共有および就業配慮に結びつく可能性が高いと考えられた.
著者
高橋 敏夫
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

本研究は、日本近代・現代の「怪物」表象の特色・意義についての研究である。「怪物」とはなにか。「怪物」とは、怪物を嫌悪し恐怖する秩序によってうみだされる。「醜悪」「恐怖」「不快」「汚れ」「グロテスク」といった怪物の印象は、怪物がもたらすものだとしても、つねに「誰かにとって」の印象だということである。さまざまな秩序を統合する社会体制は、独特な認知の体系、価値体系、経済体系、政治体系、時間と空間の体系、身体体系等から成り立っており、それらの諸体系の複雑な組み合わせによって、「正体のわからない」「あやしい」「異なるもの」とされたとき、はじめて異能を有する怪物が誕生する。したがって、怪物表象の研究は、怪物が出現する体制秩序の認知から身体にいたる体系を明らかにするだろう。怪物表象の出現する場である文学・映画などは、そのときどきの体制秩序の体系をうっしだすとともに、他方でそうした体系を変形する装置でもある。いいかえれば、怪物を生み出す体系をあらわにすると同時に、怪物を生み出す体系を変更していく方向を示すものにもなっている。この両者を怪物表象をつうじて考えることを、わたしの怪物研究の目的としたい。本研究があつかう時代および対象は、文学における「怪物」表象が「貧困」や「悲惨」などの表象とともにあらわれた1895(明治28)前後にはじまり、それから100年の後、ホラー小説が大量に出現し、そのなかに「怪物」「悲惨」「残酷」などの表象があふれだす1995年前後までである。

1 0 0 0 OA 馬道新書

著者
高橋正照 著
出版者
敬業社
巻号頁・発行日
1889
著者
杵淵 恵美子 高橋 真理
出版者
石川県公立大学法人 石川県立看護大学
雑誌
石川看護雑誌 (ISSN:13490664)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.39-47, 2004
被引用文献数
1

人工妊娠中絶を経験した女性の心理経過を事例を通して明らかにすることを目的に,3名(21〜28歳.未婚2名)を対象に,中絶手術当日から術後4ヵ月まで,半構成的面接を継続的に行った(2〜4回).その結果,3名の女性の心理変化は一様ではなく,個別の経過を辿っており,心理的な危機状態に陥ることはなかった.人工中絶の経験は,女性たちにとってパートナーや夫との関係や自分自身を振り返る契機となっていた