1 0 0 0 OA 訓蒙圖彙 20巻

著者
惕斎 [編]
巻号頁・発行日
vol.巻之十二、巻之十三、巻之十四, 1600
著者
加藤 真由佳 田中 雅彦 松井 みどり 橋本 由徳 神谷 葉子 神谷 剛 渡邉 賢司
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.434-439, 2014-07-25 (Released:2014-09-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1

異常ヘモグロビンとはグロビン鎖のアミノ酸配列異常を呈するヘモグロビンの総称である.鎌状赤血球貧血患者の研究に端を発し,Hb M-Iwateの発見により日本人においても異常ヘモグロビン症が証明された.異常ヘモグロビン症は等電点電気泳動法の応用や技術改良による検出頻度の拡大を経て,現在ではヘモグロビンA1cの測定に用いられる高速液体クロマトグラフィの異常クロマトグラムより発見される例が増えている.今回われわれは,非血縁2家系,4例の異常ヘモグロビン症を経験した.同疾患は遺伝性疾患であり人口移動の少ない地域では出現に注意する必要がある.異常クロマトグラムであってもヘモグロビンA1cが測定される場合があり,クロマトグラムのパターンに注意を要する.遺伝子解析には十分に配慮する必要があるが,不要な検査,治療を避けるためにも患者が自身の病態について理解しておくことは重要と考える.普段から臨床医とコミュニケーションを図り,適切な情報を臨床側に提供していく必要があると考えられる.
著者
太田 匡彦 大園 誠一郎 池田 朋博 中農 勇 平尾 佳彦 渡辺 秀次 高島 健次 平尾 和也
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.95, no.5, pp.705-710, 2004-07-20
参考文献数
13
被引用文献数
1

(背景) 最近, 健康ブームで, スポーツ人口が増加しているが, 一部に運動後血尿を認める場合があり, 運動性血尿として注目されている. そこで, 最も一般的な運動であるランニングと血尿の検討を夏季において行った.<br>(対象と方法) 泌尿器科的疾患のないヘルシーボランティア109名に運動前安静時尿採取後, 5kmランニングを行い, 運動後尿を採取した. 評価可能例は90名で運動前後尿につき, 検尿, 尿沈査, フローサイトメトリーにより赤血球数, 赤血球形態について比較した.<br>(結果) 運動後の尿中赤血球数増加例が83名であり, 運動後顕微鏡的血尿例 (赤血球数3個/hpf以上) は32名であった. そのうち赤血球形態学的検討で dysmorphic pattern が23名と最多であった.<br>(結論) ランニングにより血尿が誘起され, 糸球体性血尿が中心と考えられた.
著者
福田 峰子 加藤 智香子 梅田 奈歩 藤丸 郁代 大島 圭恵 城 憲秀
出版者
中部大学生命健康科学研究所
雑誌
生命健康科学研究所紀要 (ISSN:18803040)
巻号頁・発行日
no.11, pp.73-78, 2015-03

本研究は、アンケートを用いて、生命健康科学部学生とK 市在住の高齢者の双方における世代間交流や生活支援に対するニーズを明らかにすることを目的として調査を実施した。その結果、大学生における高齢者との交流・生活支援活動への参加意思は、6割が参加したいと回答したが、高齢者では「ややしたい」(34.8%)、「あまりしたくない」(27.0%)であり、参加意思が低かった。交流・生活支援への参加方法では、大学生は「自宅から通う」が84.9%で多く、頻度は「月に2回程度」(64.7%)、1回の参加時間は「1回2時間未満」(46.1%)で多く、2~3時間未満と回答した者が8割を占めていた。高齢者では、「自宅に必要な時に大学生に来てもらい利用する」(36.3%)が多かった。次に、高齢者が大学生に望む支援は、「ちょっとした力仕事」(18.4%)、「安否確認」(10.6%)、「電球の交換や高い所の物をとる手助け」(9.3%)の順で多く、大学生は、「話し相手」(20.3%)「ちょっとした力仕事」(16.4%)、「安否確認」(14.7%)の順であった。
著者
鄭 宗義 今村 一信 大塚 純正 柴崎 好伸
出版者
昭和大学・昭和歯学会
雑誌
昭和歯学会雑誌 (ISSN:0285922X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.48-54, 1997-03-31 (Released:2012-08-27)
参考文献数
28

審美的な顔貌の獲得のための矯正治療のゴール設定を目的として, 顔面形態と下顎前歯の位置について以下の検討を行った.研究対象は, 矯正治療を終了した88名で, これらについて審美的観点から調和群, 不調和群の2群に分類し, Rickettsの分析法を用いて, 顔面形態ならびに歯の比較検討を行った.特に, 側面頭部X線規格写真の計測からA-Pog線に対する下顎中切歯の植立状態と顔面形態が, 審美性に対してどのように関連しているのかを検討し, 以下の結果を得た.1.調和群の側貌の上唇は, Esthetic lineより0.2mm後方, 下唇は1.0mm前方に位置していた.一方, 不調和群では上唇は0.9mm前方, 下唇は3.0mm前方に位置しており, 不調和群の下唇は調和群に比べ有意に前方位を取っていた.2.下唇の前後的位置と下顎前歯の位置とに有意な相関が認められ, 側貌の調和には下顎中切歯の位置が関与していることが示された.3.A-Pog線に対する下顎中切歯の切端の位置は, 中顔型で3.7±1.4mm, 短顔型は3.6±1.6mm, 長顔型は4.7±2.0mmであった.一方, 下顎中切歯の歯軸傾斜には, 顔面形態による有意な相違は認められず, 平均25.6°であった.以上, 審美性の見地から矯正治療の目標を設定する際には, 顔面形態による相違を考慮に入れる必要があり, 特に長顔型の場合, 他に比べ下顎前歯の位置をやや唇側に植立するように留意すべきであることが示された.
著者
原戸 喜代里 大場 修
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.76, no.665, pp.1293-1299, 2011-07-30 (Released:2011-11-17)
参考文献数
6

After the Taisho enthronement, the buildings used for the ceremony were granted to various places in Kyoto.This paper shows the analysis of how these buildings in educational facilities were converted.The time of Taisho enthronement was also the time of expanding and arranging an administration of school education.After the enthronement, dismantled buildings were granted to various educatioal institution such as elementary schools, junior high schools and high schools. When looking at the conversion of granted buildings we can see there was a different attitude of each institution toward the buildings. Their differences may have been caused by the each institution's reaction to Taisho enthronement.
著者
吉久 采花 嶋田 啓太 吉村 智美 山口 公志 川崎 努
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.7, pp.396-403, 2020-07-01 (Released:2021-07-01)
参考文献数
36

植物は,微生物の種類を識別する能力をもち,病原菌に対しては感染を阻止するための防御反応を誘導し,共生菌に対しては,菌の侵入を受け入れるための共生反応を誘導する.このような微生物の識別は,植物の細胞表面あるいは細胞内に存在する受容体を介して行われる.植物の病原菌認識受容体の構造や働きは,動物の自然免疫で働く受容体と酷似していることから,病原菌に対する植物の防御応答は,植物免疫と呼ばれている.一方,病原菌は,エフェクターと総称される分子を獲得し,その働きにより植物の免疫反応を阻止し,感染を成立させている.そこで,ここでは植物免疫の誘導機構と,エフェクターによる病原菌の感染戦略に関して,最近の知見を紹介する.
著者
小野澤 拓 岩崎 英哉 鵜川 始陽
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.3_23-3_40, 2021-07-27 (Released:2021-09-27)

ネットワークを介してセンサからデータを収集したり,機器を制御する技術であるIoT (Internet of Things)が近年注目を集めている.eJS (embedded JavaScript)プロジェクトでは,IoTのプログラム開発にJavaScriptを利用可能とすることで,IoTアプリケーション開発の複雑さなどを軽減することを目指している.eJS プロジェクトでは,計算資源が限られるIoT機器や,その上で実行されるIoTアプリケーションに合わせてカスタマイズされたJavaScript仮想機械(eJSVM)を生成するフレームワークeJSTKを提供する.本研究では,eJSVM のふたつの新しいカスタマイズ項目を実現した.ひとつ目に,64 ビット環境向けと32 ビット環境向けのデータ構造を選択できるようにした.ふたつ目に,4種類の異なるごみ集めアルゴリズムから,対象アプリケーションと相性の良いアルゴリズムを選択できるようにした.実験により,これらのカスタマイズ項目の有効性を確認した.
著者
錦澤 滋雄 原科 幸彦
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning (ISSN:09131280)
巻号頁・発行日
no.39, pp.1-6, 2004-10-25
参考文献数
14
被引用文献数
4

本研究では、都市マスタープラン策定における計画枠組みづくりへの住民参加方法論としてワークショップに着目し、通常の自由参加によるワークショップだけでなく、相対的に代表性の高い公募の市民委員によるワークショップを活用した東京都日野市を事例として実証的な分析を行った。具体的な論点として、地域割と計画づくりのプロセス設計について取り上げ、その合意形成過程について整理を行い、政治学における二つの規範的な代表観を踏まえて、市民委員の果たすべき役割に着目し、そこでの意義や課題を分析・考察した。その結果、情報収集の役割では、個別地域だけでなく市全体に関する情報を収集し、さらにアウトリーチ活動によりワークショップに参加しなかった住民からの意向も収集したことを確認した。また、地域合意促進の役割では、複数案の作成や市民委員自らの説明を通して合意を形成していったが、唯一の案に絞り込むことができていなかったことを示し、「決め方」についての合意の必要性を指摘した。さらに計画への反映の役割では、地域住民の個別意向だけでなく、市全体の利益にも考慮して計画に反映していること、などを明らかにした。
著者
石崎 太一 黒田 素央 杉田 正明
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.225-228, 2006-04-15 (Released:2007-05-15)
参考文献数
11
被引用文献数
19 17

プラセボ食群を対照とした,シングルブラインドの2群並行試験により,中高年の気分・感情状態に対する鰹だし継続摂取の影響について調査を行った.全被験者を対象とした解析の結果,鰹だし摂取により「眼の疲れ」,POMSの「抑うつ-落込み」得点が有意に低下(改善)することが示された.疲労感を自覚している被験者を対象とした解析の結果,気分アンケートの「疲労感」,「集中力」の項目において,鰹だし群は摂取時に有意に低下(改善)した.また,POMSについて,鰹だし群は「緊張-不安」において有意に低下し,また,TMD(総合感情障害指標)変化量において鰹だし群はプラセボ群よりも有意に低値を示した.すなわち,鰹だし群はプラセボ群と比較して有意にTMDが改善することが示唆された.これらの結果から,味噌汁形態で鰹だしを摂取した時に,気分・感情状態が改善する可能性が示唆された.
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.121, pp.96-99, 2003-05

基幹業務アプリケーションの稼働環境として,数多くの実績を持つIBMのオフコンiSeries(AS/400)。最近は,5250エミュレータによるキャラクタ(文字)・ベースのユーザー・インタフェースを捨て,Web化を推進する企業が増えている。そんな折り,AS/400上のビジネス・ロジックを丸々生かす画期的な手法でシステムのWeb化を実現したのが日本野球機構だ。
出版者
教文館
巻号頁・発行日
1972