著者
平川 新 佐藤 大介 菊池 勇夫 モリス ジョン 斎藤 善之 菊池 慶子 中川 学 千葉 正樹 高橋 美貴 菅野 正道 畑井 洋樹 籠橋 俊光 水野 沙織 坂田 美咲 栗原 伸一郎 高橋 陽一
出版者
宮城学院女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究課題では、旧仙台藩領の個人宅など地域社会に残されている歴史資料の保全を実施すると共に、研究期間中に発生した東日本大震災に対しては、行政や市民と連携して被災した仙台藩関係の古文書資料を約6万点を救済することが出来た。上記の保全活動や、仙台市史など1990年代以降の自治体史編さん事業などで新たに確認された史料を活用し、仙台藩主の動向、家臣団の編成、年貢制度の実態、生業の発展による地域間関係、災害史、幕末の政治史などについて、新たな史実の発掘と解釈を示すことが出来た。
著者
洞口 敬 斉藤 明義 田中 潔
雑誌
日大醫學雜誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.518-530, 1997-10-01
被引用文献数
3
著者
門間 敏幸 梅本 雅 関野 幸二 磯島 昭代 後藤 一寿 安江 紘幸 吉永 貴大
出版者
東京農業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

農家が主体となって開発された農業技術を,技術特性・経営効果・普及可能性の3つの視点から総合的に評価した。具体的な成果は,次の通りである。1)篤農技術のデータベースの開発2)篤農技術の調査方法の開発3)農業技術の暗黙知の探索方法の開発4)経営管理能力,水稲代かき技術,大豆収穫技術,りんご剪定技術,知的財産管理技術,篤農技術の普及方法,新品種の普及ノウハウの整理。

1 0 0 0 OA 理事功程

著者
田中不二麿 著
出版者
文部省
巻号頁・発行日
vol.巻1,2 合衆国, 1875
出版者
文部省
巻号頁・発行日
vol.巻1・2, 1877
著者
岡本 さえ
出版者
東京大学東洋文化研究所
雑誌
東洋文化研究所紀要 (ISSN:05638089)
巻号頁・発行日
no.124, pp.p135-188, 1994-03

本題目将按照以下順序進行研討:第一部 禁書著者的剖析第二部 禁書的標準-清朝政府的論理-第三部 有関異端思想的事件-文字之獄和四庫全書-第四部 査禁的全貌第五部 対中国思想的影響第一部 禁書著者的剖析第二章 主張「実学」的清初士大夫在満清王朝統治下,所謂「実学」派,不再象積極反対満族南下時的明末「実学」派那様,只能做研究学問的「遺民」或者熟悉実際業務的清朝官吏。但他們在主張「致用」「実用」的観点,対西洋文化抱有的興趣以及重視個人能力等方面,于各自的政治立場之外,共有共同之処,都滞有明末「実学」派的傾向。然而,「遺民」逐漸陥入孤立的状態,従而対新事物疎遠起来;「弐臣」「漢臣」也因為結党営私等種種借口失掉了文化活動的環境。双方都失去了後継者。
著者
三浦 研
出版者
京都大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1999

前年度は、阪神大震災の被災者対策として設置され、異なる社会福祉法人に運営委託されたケア付き仮設住宅2棟を対象として、介助行為および入居者-職員間の会話から、両ケア付き仮設住宅において入居者-職員の関係性や雰囲気に違いが見られること、またそうした差異が職員のシフトやケアスタンスの相違に依ることを示し、同一設置形態のグループリビングユニット間に見られる差異を画タイ的に示したが、本年度は、引き続き両ケア付き仮設住宅がグループハウスに統合される過程を中心に調査を行い、小規模グループリビングにおけるケアの継続性と入居者の適応過程について、行動観察と入居者-職員間の会話内容に基づき考察し、小規模グループリビングの施設転居直後、居室滞在率が高まり「閉じこもり傾向」が見られること、入居者による自発的な会話が減少するだけではなく、その内容も介助に関連する割合が増え、より多くのサポートを必要とする受け身の状態となることから、平常時に増してケアが必要となること、また、適応過程全般にける入居者による自発的会話と日常会話の割合の時系列的変化から、入居者-職員の関係性が構築される過程を示した。また、ケアスタッフが変化しないグループとケアスタッフが新しくなるグループを比較し、施設転居に伴う影響がケアスタッフの変化したグループに強く現れることから、小規模グループリビングにおいて、ケア環境の継続性が物理的環境と同様に重要であることなどを、高齢者グループリビングの統合過程から示した
著者
黒川 雅代子 恒藤 暁 坂口 幸弘 恒藤 暁 坂口 幸弘
出版者
龍谷大学短期大学部
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

本研究は、平成18年度より3年間の計画で、第3次救急医療施設において、患者の治療中から死後までの継続した家族・遺族支援をおこなうための実践モデルを開発することを目的として実施した。主な研究成果は、第3次救急医療施設に心肺停止状態で搬送され、入院に至らずに亡くなった患者家族に対して現状調査を量的・質的に実施した。結果、救急医療施設における家族・遺族の現状及びニーズを明らかにした。また本研究と並行し、研究協力病院スタッフにより、看護師、医師、事務職員の家族・遺族支援についての現状調査が実施され、救急外来における医療従事者の対応について検討がなされた。これらの研究結果を踏まえて、現在「救急医療における遺族支援のための実践モデル」を試案作成し検討中である。
著者
二神 泰基
出版者
九州大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2005

Desulfitobacterium hafniense Y51株は、還元的デハロゲナーゼ(PceA)により環境汚染物質であるテトラクロロエテン(PCE)とトリクロロエテン(TCE)をcis-ジクロロエテンへと脱塩素化する。この反応はPCEとTCEを最終電子受容体とする脱ハロゲン呼吸でエネルギー生産系と共役する。平成17〜19年度に、Y51株の継代培養後に脱塩素化能を失った2種類の株が出現することを見出し、SD株(Small Deletion)とLD株(Large Deletion)に分類した。Y51株、SD株、およびLD株のpceA遺伝子の周辺構造を解析した結果、Y51株のpce遺伝子群は2つの相同な挿入配列(ISDesp1とISDesp2)に挟まれており、複合トランスポゾンを形成していた。一方、SD株はISDesp1を欠失しており、LD株はpce遺伝子群をすべて欠失していた。次に、クロロホルム(CF)存在下でLD株が高頻度に出現する現象を見出した。本年度は、この原因が、CFがY51株のフマル酸呼吸を阻害し生育を阻害するのに対して、LD株の生育を阻害しないことにより、Y51株から自然誘発的に発生するLD株が優占種となるためであることを明らかにした。また、CFによるY51株のフマル酸呼吸の阻害は、PceAの基質であるTCE、あるいはPceA活性を阻害する2塩素化メタンの存在下では無効化された。従って、CFによる阻害効果は、Y51株でのみ発現するPceAへのCFの結合により生じると考察した。以上の研究成果は、脱ハロゲン遺伝子群の機能進化を考察する上で興味深く、また、CFとクロロエテン類の複合汚染時のバイオレメディエーションを効率よく遂行するための知見として重要である。
著者
山口 理沙
出版者
青山学院大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2006

本年度は、前年度までの展開する教育関係について、総括的活動を試みた。その詳細は以下のとおりである。前年度より試みている『利休百首』について、論文の形にまとめることができた。茶の湯において文字として残された教育論を見出す作業として、道歌をその対象とし、検討を試みた。そのうえで、課題としていた『不白筆記』に見る教育論の位置づけを試みた。茶の湯における教育が、必ずしも口伝ではなく、テキストとして残されていた事実について、見出すことができた。関連して、茶の湯におけるテキストである茶書から教育論を見出す考察について、『不白筆記』を中心に、茶書の成立から位置づけをたどることから、教育史学会において提示した。教育史学へのアプローチを用いることによって新たに明らかとなったことは、ディシプリンとしての歴史、そして資料検討の重要性を重んじたうえで、教育史研究と教育思想研究の学際的見解から教育関係としての師弟関係の研究という展開余地である。教育学からの芸道教育の研究は先学に見出すことはできるが、それは方法論への還元を急いだ傾向がある。また、芸道広域を対象とするため、ひとつの技芸からの詳細な検討は展開余地がある。対象とする近世の茶の湯の教え学びの営みを「教育」のタームで扱うことについての妥当性については、「教育」の用語の成立背景を考えるならば、慎重にならねばならない。しかしながら、教え学びの営みという共通項を抽出することで、教育学の俎上で検討を試みることは、可能と考えられる。
著者
Cheng Hsing-Chen Shih Chih-Ming
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
Journal of Asian architecture and building engineering (ISSN:13467581)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.77-84, 2005-05-15
被引用文献数
3

The development of pedestrian malls in Taiwan has unfolded along two different tracks. The first is driven by government policies aimed at revitalizing a declined city center. The second is initiated by private groups in the hope of raising real estate prices. Although the impetus for these two types of development has originated in different sectors, they have many things in common. This study will examine the two initiating cases of pedestrian malls in Taiwan, the Xi-Men pedestrian mall in Taipei City and Jing-Ming First Street in Taichung City. These two cases are representative of the two types of pedestrian mall developments. The both cases have a significant influence on the shape of subsequent pedestrian malls in Taiwan. As such, they contain important lessons for future pedestrian mall projects and for urban planning generally. The aim of this paper is to track the development of each pedestrian mall, comparing and contrasting the two cases. The following questions will be addressed: How and why were the malls developed? What were the key factors that made them successful? How do the two projects differ? Specifically, this paper will explore the differences in the character of the respective sites, the participating groups, development concepts and strategies, spatial features, functions, and operating and management tactics.
著者
泉 安彦
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2008

1. 神経幹細胞賦活作用の評価系の構築中脳初代培養細胞を用いた神経幹細胞賦活作用の評価系の構築を目的とした。中脳初代培養細胞に神経幹細胞が存在することは確認できたが、神経幹細胞からドパミンニューロンへの分化は起こっていなかった。GABAAアンタゴニストであるビククルンおよびピクロトキンの処置により神経系細胞のうち成熟神経細胞の割合が上昇し、ドパミンニューロン数が増加した。このことから、GABAAアンタゴニストは中脳初代培養細胞において神経前駆細胞からニューロンへの成熟過程を促進することが示唆された。また神経系細胞のうち成熟神経細胞の割合を算出する方法は神経分化成熟過程を評価できることが分かった。2. 神経投射再生作用の評価系の構築黒質-線条体神経投射をin vitroで再構築し、評価系として有用であるか検証した。シリコン製隔離壁を用い領域内に中脳細胞を播種し、領域外へ進展した成長円錐の距離を測定する。この方法では、主に軸索を評価できていることが分かった。プロテインキナーゼ阻害薬スタウロスポリンおよび神経栄養因子GDNFがドパミンニューロンの突起伸長を促進することを確認し、さらに、薬剤処置による突起伸長様式の違いが観察された。また、前述のシリコン製隔離壁外に線条体細胞を播種したところ、線条体細胞に向けてドパミン神経突起が伸長することを明らかとした。したがって、本評価系は黒質から線条体へのドパミン神経投射をin vitroで反映しており有用なものであることが分かった。
著者
表 實
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.42-46, 1983-04-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
土屋 貴幸 戸塚 泰幸
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
no.54, pp.330-331, 2007-06-20

Form of a letter simplifies Japanese sentence style of handwriting in history. Therefore, it may be said that a sign of handwriting has been lost. In this study, I produced the Mincyo typesetting which had a characteristic of a calligraphy. A reason is to leave culture of calligraphy in the present age. I made it as the most general digital font in current print technology afterwards. Therefore I paid my attention to a visual element of "handwriting/brush strokes" with a writing brush.
著者
渡邉 伸平 藤枝 直輝 若杉 祐太 高前田 伸也 森 洋介 吉瀬 謙二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告組込みシステム(EMB) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.116, pp.23-28, 2008-11-20
被引用文献数
3

FPGA デバイスの大容量化に伴い,柔軟かつ効率的な組込みシステム開発に適したソフトプロセッサ(ソフトマクロのマイクロプロセッサ)の利用が広がっている.我々は,本研究室で開発している MIPS システムシミュレータ SimMips の MIPS コア部分を Verilog HDL に移植することにより,シンプルでカスタマイズ可能な MIPS32 命令セットの一部を実装するソフトプロセッサである MipsCore,及び MipsCore を利用したシンプルな組込みシステム Simplem を開発している.本稿では,MipsCore の開発背景とそのコンセプトについて述べ,既存のソフトプロセッサとの比較を行う.さらに Simplem 及びその上で動くアプリケーションについて述べる.The growth of FPGA device capacity enables us to use soft-processor which makes development of embedded system flexible and efficient. We are developing a simple and full-customisable MIPS32 ISA soft-processor MipsCore and a simple embedded system Simplem including MipsCore. To develop MipsCore, we use SimMips 窶俳ur designed MIPS system simulator窶髏. In this paper, we first describe the background and concept of MipsCore and compare with other soft-processors. We also describe about Simplem and applications run on it.
著者
関 直臣 ジャオ レイ 小島 悠 池淵 大輔 長谷川 揚平 大久保 直昭 武田 晴大 香嶋 俊裕 白井 利明 宇佐美 公良 砂田 徹也 金井 遵 並木 美太郎 近藤 正章 中村 宏 天野 英晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.93, no.6, pp.920-930, 2010-06-01

本論文はパワーゲーティング(PG)を使った演算器レベルでの動的スリープ制御による消費電力削減機構の実装及び評価を行う.MIPS R3000のALUからシフタ,乗算器,除算器を分離し,それぞれを動的にパワーゲーティングを行う.省電力化を施したR3000コアと16kByteのL1キャッシュ,TLBを合わせて,ASPLA 90nmで試作チップGeyser-0としてテープアウトした.Geyser-0の性能,電力と面積をポストレイアウト後のシミュレーションにより評価した.この結果,4種類のアプリケーションについてリーク電力は平均約47%減らすことができた.一方,スリープ制御の実装によって生じたエリアオーバヘッドは41%であった.