著者
大久保 和明 重田 照明
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.83, no.2, pp.87-93, 1999-02-01
被引用文献数
9

The absolute fluorescent quantum efficiencies of NBS phosphor standard samples which were excited by a 254nm radiation were measured by a polychromator. The polychromator was calibrated by a conical cavity thermal radiation detector, which used polyvinylidene fluoride (PVDF) films, coated inside with gold black absorber. The effective spectral absorptance of the derector was constant within 0.3% over a wavelength region of 200〜600nm. Reproducibility of the absolute fluorescent quantum efficiency was within ±0.02. The relative values of fluorescent quantum emitted per 254nm incident radiation quantum agreed with the NBS data within 3%. The fluorescent quantum efficiency of NBS phosphor standard samples (NBS 1027) was 0.81.
著者
久保 徹
出版者
京都大学
雑誌
古代哲学研究室紀要 : hypothesis : the proceedings of the Department of Ancient Philosophy at Kyoto University (ISSN:0918161X)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.35-49, 1993-04-29

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
澤山 利広 久保田 賢一 久保田 真弓 金子 洋三 福永 敬 津川 智明
出版者
関西大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、新たな半世紀を見据えた我が国の政府系国際協力ボランティア(国際V)に関する政策提言である。まず、自己変革の途上にある米国と韓国のV事業に込められた国家戦略等を整理した。次に、ブータン、フィリピン、ガーナを対象に日米韓の国際Vの派遣実績をMDGs等の国際的なコンセンサスを踏まえ、派遣国側のODA大綱等と受入国側の開発計画等と照らし合わせて、傾向と特色を明らかにした。これらの省察を通じて、JOCV隊員の特性を礼節等とし、隊員自身自身にはコンピテンシーの向上が見られた。帰国隊員による国内還元については、専門技術支援とコーディネート業務に加え、社会開発活動に特筆すべき点を見出した。
著者
大久保 英敏 西尾 茂文
出版者
社団法人日本鉄鋼協会
雑誌
鐵と鋼 : 日本鐡鋼協會々誌 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.79, no.4, pp.497-503, 1993-04-01
被引用文献数
1

To predict mist cooling heat transfer, it is necessary to understand systematically this phenomena. However, since there are many parameters affecting mist cooling heat transfer and the effects of these parameters are very complicated, it is still a difficult task to predict mist cooling heat transfer for actual systems. In the present paper, the effect of surface diameter on mist cooling heat transfer was experimentally investigated. To do this, the diameter of test plates was varied from 10 to 30mm. Mist cooling experiments were conducted for horizontal upward-facing surfaces made of silver. The experimental results obtained in this study show that the diameter of the plate affects the heat transfer coefficient of mist cooling in the high-temperature region corresponding to the film boiling region on the boiling curve. Next, the correlating equations for the heat transfer characteristics of mist cooling in the high-temperature region are developed accounting for the effects of volumetric droplet flow rate and surface parameters including the effect of the surface diameter. These correlating equations are in good agreement with a number of experimental data.
著者
吉岡 真治 原口 誠 大久保 好章
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.41, pp.151-158, 2002-05-21

情報検索システムを利用する検索者にとって、適切なキーワードを選択することは必ずしも容易なことではない。この問題に対し、検索者の検索意図を推定し、検索者の補完を行う検索システムが提案されている。しかし、補完した結果は複雑であることが多く、検索者が補完結果自体を評価することが困難である。本研究では、検索者にも理解しやすい概念階層の汎化という考え方を利用して、ユーザの検索意図を明示化すると共に、精度落ちを抑えた情報検索システムを提案する。本報では、概念階層の汎化のレベルを決定するために、検索者により入力された検索語が持つ適合性判定への寄与度を考える。また、本システムの性能を向上させるためには、概念階層自体が目的に応じて再構成されることが必要であることについて述べ、目的指向の概念階層の修正の方法を提案する。It is not easy for a user of Information Retrieval (IR) system to select appropriate keywords. Therefore, many IR systems have capability to modify keywords by estimating user's intent. However, since modified keywords are usually represented as complicated form, it is difficult to judge the appropriateness of them. In this research, we proposed a new IR system that uses adaptive generalization of keywords. When the system can selects appropriate generalization by estimating user's intent, the system can generate good keywords that have high readability and good retrieval performance. In this report, we proposed to use the contribution value of each keyword for relevance judgement to select appropriate generalization. In addition, we confirm general concept structure stored in a thesaurus is not sufficient for representing particular user's intent. Therefore, we proposed a purpose oriented method to modify concept structure.
著者
菅沼 泉 岩佐 弘一 藤澤 秀年 山中 薫子 松島 洋 安尾 忠浩 大久保 智治 岩破 一博 北脇 城
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.81-87, 2011

心拍80bpm以下の高度徐脈性胎児不整脈の原因のほとんどは胎児完全房室ブロック(congenital complete atrioventricular block : CCAVB)による.CCAVBは20,000分娩に1例とまれであり,その半数は心奇形を合併する.心構造正常例における約半数は母体に膠原病を合併しており,在胎18週ごろから母体自己抗体が胎盤を通過し胎児の心刺激伝導系を傷害することで発症する.またCCAVBを発症した胎児は出生後心筋症の発症率が高い.CCAVBの出生前治療としてβ刺激薬やステロイドの経母体投与が試みられているがいまだ治療法は確立していない.今回われわれは出生前にCCAVBと診断しステロイド療法を行った,抗SS-A抗体合併妊娠の2症例を経験した.症例1は妊娠22週で徐脈を指摘され塩酸リトドリンおよびデキサメタゾン併用療法を施行したが,明らかな治療効果は認めず胎児心不全徴候が進行したため妊娠31週で緊急帝王切開術を行った.デキサメタゾンによる副作用は胎児には認めなかったが母体は満月様顔貌を呈した.症例2は妊娠25週で徐脈を指摘され塩酸リトドリンおよびプレドニゾロン併用療法を施行した.妊娠経過中胎児心不全徴候を認めず妊娠38週に選択的帝王切開術を行った.プレドニゾロンによる副作用は母児とも認めなかった.両症例とも出生後,児の経過は良好で心筋症も発症していない.CCAVBに対するステロイド療法の有用性は明らかではないが,胎盤へ移行した母体自己抗体によって惹起される心筋症の予防目的でステロイド療法を施行した.プレドニゾロンはデキサメタゾンより胎盤通過性は低く,その治療効果は不明であるがプレドニゾロン療法を行った症例においては母児への副作用を認めず,出生後心筋症の発症も認めなかった.ステロイドの選択を含めたCCAVBに対する出生前治療についてさらなる報告の集積が待たれる.〔産婦の進歩63(2):81-87,2011(平成23年5月)〕
著者
堀 貞喜 石田 瑞穂 青井 真 井上 公 大久保 正 岡田 義光 小原 一成 笠原 敬司 木村 尚紀 熊谷 博之 汐見 勝彦 関口 渉次 根岸 弘明 野口 伸一 松本 拓己 山水 史生 藤原 広行 功刀 卓 浅野 陽一 関根 秀太郎 廣瀬 仁 松原 誠 安逹 繁樹 伊藤 喜宏 針生 義勝 松林 弘智 松村 稔 宮川 幸治 山品 匡史 坂無 雅子 雷 楓 伊東 明彦 岩田 知孝 ト部 卓 川勝 均 木下 繁夫 工藤 一嘉 纐纈 一起 佐藤 春夫 佐藤 比呂志 武井 恵雄 中尾 茂 平田 直 平原 和朗 堀家 正則 松澤 暢 山北 聡 綿田 辰吾 山野 誠
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.15, pp."I-12"-"I-16", 2004-09-06

地震調査研究推進本部の総合基本施策(「地震に関する観測、測量、調査及び研究の推進についての総合的かつ基本的な施策(平成11年4月23日)」)、及び調査観測計画(「地震に関する基盤的調査観測計画(平成9年8月29日)」、「地震に関する基盤的調査観測計画の見直しと重点的な調査観測体制の整備(平成13年8月28日)」、「地震に関する基盤的調査観測等の結果の流通・公開について(平成14年8月26日)」)等に基づき、高感度・広帯域地震観測施設と強震観測施設を整備し、観測網の維持・管理・運用を行う。これら基盤的観測網と防災科研の在来地震観測網から得られるデータの収集・処理を行い、気象庁、大学等のデータと合わせて蓄積・流通・公開を行う。また、防災科研が海外に整備した観測施設についても、円滑な維持・管理とともに、観測方式の高度化を行いつつ、データの収集・処理・蓄積・公開を行う。さらに、各観測網から得られるデータを用いて、高度な地殻活動のモニタリングを実施し、地震活動状況の推移を判断するための研究成果を創出する。
著者
菅野 理 平野 順治 平野 和彦 久保田 洋子 沼沢 和夫 川村 俊三
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.523-527, 1984

悪性褐色細胞腫に2年6ヵ月間ラベタロールを投与し血圧を良好にコントロールできた1症例を報告する。患者は35歳男性で、末梢冷感、発汗発作、頭痛を主訴に1980年8月9日入院した。術前検査はNora-drenarineのみが高値で、かつ遠隔転移が確認されず、異所性良性褐色細胞腫と診断し手術を施行したが、摘出不可能であった。そこで術後よりLabetalolを投与し、血圧のコントロールを行っていたが、1年3ヵ月後に肺及び骨転移をきたし悪性褐色細胞腫と診断した。Endoxan、Aclacinon、Vincristineによる化学療法で、肺転移巣は6ヵ月間不変であったが、その後増悪し、D1Cを合併し1983年3月15日死亡した。褐色細胞腫の血圧のコントロールにLabetalolは有効であると考えられた。
著者
久保田 悠司 高橋 大介
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.19, pp.1-7, 2010-12-09

近年,科学技術計算の分野で GPGPU が注目されている.科学技術計算では,特に疎行列ベクトル積を用いることが多いため,疎行列ベクトル積の高速化が重要である.疎行列には多くの格納形式があるが,疎行列によって最適な格納形式は異なる.そこで,本研究では与えられた疎行列によって最適な格納形式に変換してから,疎行列ベクトル積を行うことで高速化を図る.まず予備実験として,いくつかの疎行列の格納形式について,疎行列ベクトル積を実装し,実行速度を測定した.その後,予備実験の結果をもとに自動選択するためのパラメータを決定し,自動選択アルゴリズムを実装する.また,実装したアルゴリズムを,反復法による連立一次方程式の求解を用いて評価した.その結果,多くの疎行列において最適な格納形式を選択し高速化することに成功した.Sparse matrix vector multiplication is one of the most often used functions in scientific and engineering computing.The storage schemes for sparse matrices have been proposed,however,each sparse matrices have an optimal storage scheme,In this paper,we propose an auto-tuning algorithm of sparse matrix vector multiplication by selecting storage schemes automatically on GPU,We evaluated our algorithm using Conjugate Gradient solver.As a result,we found that our algorithm was effective in many sparse matrices.
著者
山口 惠三 大野 章 石井 良和 舘田 一博 岩田 守弘 神田 誠 秋沢 宏次 清水 力 今 信一郎 中村 克司 松田 啓子 富永 眞琴 中川 卓夫 杉田 暁大 伊藤 辰美 加藤 純 諏訪部 章 山端 久美子 川村 千鶴子 田代 博美 堀内 弘子 方山 揚誠 保嶋 実 三木 誠 林 雅人 大久保 俊治 豊嶋 俊光 賀来 満夫 関根 今生 塩谷 譲司 堀内 啓 田澤 庸子 米山 彰子 熊坂 一成 小池 和彦 近藤 成美 三澤 成毅 村田 満 小林 芳夫 岡本 英行 山崎 堅一郎 岡田 基 春木 宏介 菅野 治重 相原 雅典 前崎 繁文 橋北 義一 宮島 栄治 住友 みどり 齋藤 武文 山根 伸夫 川島 千恵子 秋山 隆寿 家入 蒼生夫 山本 芳尚 岡本 友紀 谷口 信行 尾崎 由基男 内田 幹 村上 正巳 犬塚 和久 権田 秀雄 山口 育男 藤本 佳則 入山 純司 浅野 裕子 源馬 均 前川 真人 吉村 平 中谷 中 馬場 尚志 一山 智 藤田 信一 岡部 英俊 茂籠 邦彦 重田 雅代 吉田 治義 山下 政宣 飛田 征男 田窪 孝行 日下部 正 正木 浩哉 平城 均 中矢 秀雄 河原 邦光 佐野 麗子 松尾 収二 河野 久 湯月 洋介 池田 紀男 井戸向 昌哉 相馬 正幸 山本 剛 木下 承皓 河野 誠司 岡 三喜男 草野 展周 桑原 正雄 岡崎 俊朗 藤原 弘光 太田 博美 長井 篤 藤田 準 根ヶ山 清 杉浦 哲朗 上岡 樹生 村瀬 光春 山根 誠久 仲宗根 勇 岡山 昭彦 青木 洋介 草場 耕二 中島 由佳里 宮之原 弘晃 平松 和史 犀川 哲典 柳原 克紀 松田 淳一 河野 茂 康 東天 小野 順子 真柴 晃一
出版者
日本抗生物質学術協議会
雑誌
The Japanese journal of antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.346-370, 2009-08-25
被引用文献数
26
著者
井上 隆夫 石館 八重子 藤田 正雄 久保 正良 福島 美雪 永井 正博
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.98, no.1, pp.41-46, 1978-01-25
被引用文献数
1

Chemical constituents of the leaves and stem bark of Acer nikoense MAXIM. (Aceraceae) were examined. β-Amyrin, β-sitosterol contaminated with campesterol and stigmasterol, and β-sitosterol glucoside were obtained from both parts of the plant. β-Amyrin acetate, quercetin, quercitrin, and ellagic acid were isolated from the leaves, and scopoletin, (+)-rhododendrol (VIII), (+)-catechin, and two new glycosides named aceroside I (XI), C_<25>H_<32>O_8,mp 170-171° (from acetone), [α] D-7.7°, and epi-rhododendrin (XII), C_<16>H_<24>O_7,mp 81-84°, [α] D -15.5°, from the stem bark. The absolute configuration of VIII was proposed to be S from empirical rule on optical rotation-chirality relationship. Hydrolysis of aceroside I (XI) afforded acerogenin A (XIII) as its aglycone, whose structure has already been reported. The structure of epi-rhododendrin (XII) was elucidated to be (S)-4-(p-hydroxyphenyl) butan-2-ol 2-β-D-glucopyranoside from chemical and spectral evidences.
著者
久保田 篤
出版者
成蹊大学
雑誌
成蹊大学文学部紀要 (ISSN:05867797)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.55-74, 1998-03
著者
飯塚 浩二郎 水上 憲明 大槻 真嗣 國井 康晴 黒田 洋司 久保田 孝
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp."2A2-M07(1)"-"2A2-M07(4)", 2007-05-11

Lunar rovers are required to move on rough terrain such as in craters and rear cliffs where it is scientifically very important to explore. Wheel typed rovers are popular for planetary exploration missions. However, there is a problem that the wheel typed rovers have possibility of stack. Therefore, this paper investigates a mechanism of kinetic behavior between the wheels of the exploration rovers and soil. This study especially focuses on influence on mobility of lugs. The fin called lug needs for running on soften surface like soil. However, there are few studies about the effect of lugs. Therefore, in this study, running experiments on simulant are carried out to observe the traversability of the wheel with lugs using slip ratio and electrical current.
著者
渡邊 恵佑 下田 真吾 久保田 孝 中谷 一郎
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.38-39, 2002
被引用文献数
1

今後の月探査ミッションでは, サンプル採取や観測機器の設置のために, 月面のレゴリス層を数mの深さにわたって掘削することが要求されている。これには, 全身が埋没してレゴリス中を掘削しながら推進し, かつ探査ローバに搭載可能なサイズの, モグラ型ロボットが適していると考える。このようなロボットを実現するためには, 「レゴリス中に空間を確保する」と「その空間の中を前進する」の, 2つのプロセスが必要となる。ここでは, 両者を一体として推進する手法を提案し, これを用いた簡易実験の結果を報告する。