著者
山本 朗生
出版者
日経ホーム出版社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.291, pp.38-45, 2007-04

1月下旬ごろから続々と発表された3月期決算企業の第3四半期('06年4.12月)の業績。巻頭特集ではこれを踏まえて有望株を探したが、早くも4月下旬には'07年3月期の決算発表が本格的にスタートする。四半期ごとの決算発表が義務付けられたことにより、以前に比べて業績データが更新される頻度が格段に増えているのだ。
著者
阿部倉 貴憲 森下 進悟 山本 毅 杉浦 昇 稲垣 瑞穂
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.82, no.837, pp.15-00615-15-00615, 2016 (Released:2016-05-25)
参考文献数
14

As vehicle engines become lighter, smaller, and more powerful, stress prediction of the main bearings has become an important aspect of strength design measures for the cylinder block. To predict the stress of the engine main bearings under actual working conditions, a flexible multibody dynamics (FMBD) solver was developed with a built-in elastohydrodynamic lubrication solver for the main bearings. The dynamic behavior of the engine system under actual working conditions was then calculated and the results were used to calculate the stress. To reduce the stress calculation cost, rather than inputting the actual working load into a finite element model (FEM) of the whole engine as a boundary condition, the stress was calculated by inputting the dynamic behavior into a small FEM consisting only of the main bearing as a displacement boundary condition. Verification of the test results confirmed that this model is capable of highly precisely predicting the actual working strain of main bearing portions susceptible to fatigue-related fractures. It was confirmed that the developed model could predict the actual working strain if the highest natural frequency of the eigenmode utilized by the FMBD analysis was set to 50kHz or higher.
著者
川西 正志 山本 秀人 井上 倫明 前川 峯雄
出版者
中京大学
雑誌
中京体育学研究 (ISSN:02870088)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.1-18, 1979-08-31

本研究を通して, 次のような地域スポーツクラブの集団特性が明らかになった。1. クラブ規模 昭和40年代以後に設立され, 存続年数も10年未満で, 男性型が約半数, そして, 10〜30人未満で構成された小人数型クラブが多かった。2. クラブ加入制限 クラブの会員となるための実際的な加入資格については, 年齢別条件や性別条件など, 何らかの資格制限を約8割のクラブが持っている。3. クラブ財政 クラブ財政を確立するため, どのクラブも原則として個人会費を徴収しているが, 約4割弱のクラブについては, 会費に加えて, 補助金をもってクラブを運営している。4. クラブ活動内容 自発的な創設動機をもって設立され, 活動目的は, 「健康・体力を高める」, 「親睦を深める」などが多かった。また, 単一種目型の, 競技レベルは, 市町村内程度であった。日常のクラブ参加率も, 全クラブ員に対して60%以上あるところが多く, 練習は, 週あたり1〜2回程度であった。そして, クラブ規約については, 成文化されたものをもつクラブは, 約2割しかなく, その他は, 口約束程度であったり, 全くきまりごとすらない状態であった。5. クラブ施設 クラブ練習施設は, その7割が公的な施設を利用している。しかしながら, その施設確保は必ずしも完全には, 保証されていないようであった。6. クラブ指導者 クラブ指導者を有するクラブは, 45%ぐらいしかなく, 指導者のいるクラブについては, 1クラブあたり平均2.4人で, その主な指導者については, 「技術面だけ」, 「技術・管理両面」の指導内容を持ち, クラブのOB・OGがそのまま指導者として残るケースが多く, そのほとんどが無給指導者であった。
著者
前花 晋作 金城 寛 上里 英輔 山本 哲彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.102, pp.85-88, 2006-06-09

本論文では,遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm: GA)で学習するニューロ制御器(Neurocontroller: NC)を用いて,四輪車両のライントレース制御を行なう.四輪車両はdriftlessシステムと呼ばれる非ホロノミッタ系である.四輪車両のような非ホロノミック系を制御する方法として,時間軸状態制御法などのchained formへの変換を必要とする制御方法が提案されてきたが,chained formへの変換を用いる方法には,初期値に限界があるなどの問題点があった.そこで本研究では,chained formへの変換を必要としないGAで学習するNCによる制御システムの設計を行なう.
著者
細谷 和伸 山本 美子
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.101-104, 2007-03-15

当社では,CMMIをベースに改善したプロセスを全社に展開してきた.CMMIレベル3相当のプロセスは全社に浸透してきたが,まだオーバーランを引き起こすケースがまれに生じている.オーバーランを引き起こしている主な要因は,提案・見積・契約などの上流工程に存在することが多い.そこで,上流工程の一部である見積りに焦点をあて,見積り精度を改善する実践ノウハウと一般的な見積り技術を融合した社内の標準的な見積りモデルを構築し,ガイドを整備して社内展開を図ってきた.本稿では,今回の見積り標準モデルの構築やガイドの整備で考慮した点を中心に紹介する.
著者
山本 長紀
出版者
木更津工業高等専門学校
雑誌
木更津工業高等専門学校紀要 (ISSN:2188921X)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.119-126, 2016-01-29

The aim of this report is to describe a practice of supporting students' English vocabulary learning in National Institute of Technology, Kisarazu College in the financial year 2015. The practice tries to alter students' learning from temporary learning to continuous or repeated learning. A survey is carried out in order to find students' changes of their perceptions about vocabulary learning through the practice. Quantitative text analysis by KH Coder discovers that the students try to learn vocabularies repeatedly with various kinds of learning methodology. The analysis also finds that the students have noticed knowledge connections between English vocabulary learning and contents of other subjects.
著者
山下 満智子 松原 秀樹 正田 一貴 宮藤 章 石木 達也 市川 恵 廣田 一弘 高倉 美香 山本 一恵 大槻 馨 北村 芳久 鵜飼 智代 村上 恵 真部 真里子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成22年度日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.152, 2010 (Released:2010-08-27)

【目的】 加熱調理機器(IHクッキングヒーター[IH]・ガスコンロ[ガス])による調理特性の相異を究明する目的で、煮物調理に着目し、鍋の昇温特性について検討した。 【方法】 IH・ガス兼用ステンレス鍋に、鍋肌測定用として鍋胴部の鍋肌(鍋底より25、40、55mm)にシート熱電対、水温測定用として鍋中央部(鍋底より6mm)にシース熱電対を設置した。煮物を想定した火力として、IHは電圧203-204Vにて1.45kw(強火弱)および1.0kw(中火強)とし、ガスは沸騰までの時間がIHと同じになるように、ガス圧を1.5kpa(強火弱)と0.55kpa(中火強)に調圧した。水道水800ccを入れ、IHならびにガスを用いて加熱し、鍋肌温度と水温とを連続的に計測した。また、鍋底より25、40、55mmの高さにて、鍋肌より外側に1-20mmの周辺温度を熱電対により測定した。水温が100℃到達10分後の鍋の状態を赤外線サーモグラフィ装置で撮影した。なお、この時、放射率の低い金属光沢面の計測精度を高めるため、鍋内面に放射率0.94の黒塗装を施した。 【結果】 IHとガスの沸騰開始10分後の鍋肌温度は、強火弱で94℃(IH)、128℃(ガス)、中火強で94℃(IH)、107℃(ガス)となった。鍋周辺の温度は、IH では鍋肌温度より低く鍋肌から放熱し、ガスでは鍋肌温度より高く鍋肌からも加熱していることが確認できた。サーモグラフィ画像からも、IHでは鍋肌温度が上昇せず、加熱中鍋肌が水温を超えないことが確認できた。これらの相異が煮物調理のおいしさに及ぼす影響は今後の検討課題である。
著者
野原 佐知世 加藤 邦人 山本 和彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, no.34, pp.77-80, 2010-08-30

人は食品の画像を見ただけでも「おいしさ」を感じることができる.しかし,食品画像中には「おいしさ」に影響を与える要因が多く含まれており,人の食に対する感性を定量化することは非常に難しいとされている.この食品画像が持つ多量な要因に対し,提示する画像情報をコントロールすることができれば人の「おいしさ」に対する要因を抽出することが可能であると考えられる.本稿では,画像提示時間を変化させることで画像情報コントロールを行うアンケート方法の提案と,その有効性の検証を行った.
著者
山本 一成
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
大阪樟蔭女子大学研究紀要
巻号頁・発行日
vol.5, pp.43-50, 2015-01-31

本論文は、保育者と子どもが経験世界を共有することが可能であるかという問いについて、自然実在論に基づく哲学から応えていこうとするものである。実在論の哲学と実践との関係は、知覚の問題に焦点を当てることで結ばれることとなる。本論では、ギブソンのアフォーダンス理論を自然実在論的に解釈することで、私たちが「そこにあるもの」に直接知覚するリアリティが、協働的に確証されるプロセスにあることについて論じる。私たちは「そこにあるもの」の実在を共有しつつ、異なる仕方でそれを経験している。共通の実在を手掛かりに異なる経験世界を共有していくことで、お互いの理解と変容が生じることとなる。以上の議論から、環境の意味と価値は共有可能である一方、多様で汲みつくせないことが導かれる。結論として、保育者は、子どもがそれぞれの仕方で知覚するアフォーダンスに注意を向けることによって、子どもの経験世界を探求することが可能になることについて論じる。
著者
村田 弥栄子 山本 多恵 大場 郁子 中道 崇 中山 恵輔 太田 一成 宮澤 恵実子 清元 秀泰 上野 誠司 大友 浩志 佐藤 博 伊藤 貞嘉 宮崎 真理子
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.357-362, 2012-04-28 (Released:2012-05-29)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

2011年3月11日に発生した東日本大震災では,宮城県の広い範囲,特に東部沿岸地域は津波による市街地の流失,電気,上水の供給停止,通信の途絶など,大きな被害を受け,災害拠点病院への救急患者集中,通院手段の確保困難,生活環境の悪化が生じ,被災地外での支援透析を要した.災害支援透析において,被害が大きい依頼側に,通常の臨時透析と同レベルの情報提供を求めることは,災害支援の基本概念に沿わない.また,支援側は,業務増大の中で初診の多数の透析患者の診療を行わなければならないが,過酷な環境から避難してきた透析患者への対応は,平時とは異なる視点が必要となる.そこで,われわれは震災後に多人数の入院支援透析を行うにあたり,災害時透析入院クリニカルパスを作成し使用した.クリニカルパスの運用によって,避難患者の容態把握を共通化,標準化することが可能で,二次避難先への引継ぎにも利用した.過去に例をみない大災害であったが,このクリニカルパスの活用は災害時入院支援透析における診療に有用であったので,ここに報告する.
著者
山本 奈美 田村 咲江 松下 純子 石村 和敬
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.141-151, 2005-03-15

本研究は, 誘電凍結法の効果を調べることを目的として, 緩慢冷凍庫(-20℃)および急速冷凍庫(-45℃), 同種の急速冷凍庫内に磁場(20, 30, 40Hz)を発生させた誘電冷凍庫の3種類を用いて鶏胸肉を冷凍し, 緩慢凍結試料は-20℃で, その他は-30℃で1週間又は6カ月間貯蔵した後, 解凍後および蒸し加熱後の試料について重量変化と破断強度を測定し, 光学顕微鏡, 透過電子顕微鏡, クライオ走査電子顕微鏡による組織観察および画像解析を行った.1週間貯蔵した試料においては, 冷凍方法による顕著な相違は認められなかった.しかし, 6カ月間貯蔵では, 緩慢凍結と急速凍結を行った試料の破断応力値は有意に大となったが, 誘電凍結した試料ではこれらの値の変化は小さかった.急速凍結した試料の貯蔵6カ月後における筋線維の横断面には, 筋線維内に冷凍保存中のたんぱく質の変性によって生じたと考えられる大きな空隙が生じていた.これに対して誘電凍結した試料の顕微鏡像では, 極めて小さい空隙が分散して比較的冷凍前に近い状態を示していた.筋線維横断面の形態を画像解析して真円度の尺度で比較した場合も, 誘電凍結した試料は冷凍前の試料により近い傾向を示した.これらのことから誘電凍結法は, 鶏胸肉の比較的長期の保存に効果があると考えられた.
著者
山本五郎 著
出版者
織染研究会
巻号頁・発行日
1890
著者
及川 良彦 山本 孝司
出版者
THE JAPANESE ARCHAEOLOGICAL ASSOCIATION
雑誌
日本考古学 (ISSN:13408488)
巻号頁・発行日
vol.8, no.11, pp.1-26, 2001

縄文土器の製作についての研究は,考古学的手法,理化学的手法,民族学的手法,実験考古学的手法などの長い研究史がある。しかし,主に製作技法や器形,施文技法や胎土からのアプローチがはかられてきたが,土器の母材となる粘土の採掘場所や採掘方法,土器作りの場所やそのムラ,粘土採掘場とムラの関係についての研究は,民族調査の一部を除き,あまり進展されずに今日に至っている。<BR>多摩ニュータウンNo.248遺跡は,縄文時代中期から後期にかけて連綿と粘土採掘が行われ,推定面積で5,500m<SUP>2</SUP>に及ぶ全国最大規模の粘土採掘場であることが明らかとなった。隣接する同時期の集落であるNo.245遺跡では,粘土塊,焼成粘土塊,未焼成土器の出土から集落内で土器作りを行っていたことが明らかとなった。しかも,両遺跡間で浅鉢形土器と打製石斧という異なる素材の遺物がそれぞれ接合した。これは,土器作りのムラの人々が粘土採掘場を行き来していることを考古学的に証明したものである。<BR>土器作りの根拠となる遺構・遺物の提示と粘土採掘坑の認定方法の提示から,両遺跡は今後の土器作り研究の一つのモデルケースとなることを示した。さらに,粘土採掘坑から採掘された粘土の量を試算し,これを土器に換算し,住居軒数や採掘期間等様々なケースを想定した。その結果,No.248遺跡の粘土は最低でも,No.248遺跡を中心とした5~10km程の範囲における,中期から後期にかけての1,000年間に及ぶ境川上流域の集落の土器量を十分賄うものであり,最低限この範囲が粘土の消費範囲と考えた。さらにNo.245遺跡は土器作りのムラであるだけでなく,粘土採掘を管理したムラであることを予察し,今後の土器生産や消費モデルの復元へのステップとした。以上は多摩ニュータウン遺跡群研究の一つの成果である。
著者
山本 昌宏 辻井 潤一 長谷川 修司 小澤 一仁 岡林 潤 米田 好文
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学理学系研究科・理学部ニュース
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.15-17, 2010-07

「非整数階の微分方程式」/「テキスト・マイニング」/「表面超構造」/「マグマ」/「放射光」/「フロリゲン遺伝子FT」