著者
白井 素子
出版者
日本幼稚園協会
雑誌
幼児の教育
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.14-16, 1959-03-01
著者
阪口 紗季 白水 菜々重 島田 さやか 松下 光範
雑誌
研究報告デジタルコンテンツクリエーション(DCC) (ISSN:21888868)
巻号頁・発行日
vol.2016-DCC-13, no.7, pp.1-8, 2016-05-23

パーソナル・ファブリケーションの発展に伴い,人々の DIY によるものづくりに対する関心が高まっている.一方で,ものづくりをするためにはまず知識や技術を習得する必要があり,初学者にとっては未だ敷居が高いものとなっている.こうした背景のもと,本研究では,初学者でも既に持っている知識や経験に基づいて電子工作を体験することができるキット “Haconiwa” をデザインしてきた.このキットでは,電子部品の外観が人形や模型といった,初学者にとっても馴染みのあるものに置き換えられており,各部品の接続部にはスナップボタンが採用されている.これにより,初学者にとって初見では難しいと感じる電子部品の見た目や操作を排除し,電子工作に対する抵抗をなくすことをねらいとしている.Haconiwa のハンズオン展示におけるユーザ観察と使用感に関する評価実験からは,電子工作初学者のユーザでも電子回路を完成させることが可能であることや,既存の手法に比べて導入のしやすさにおいて優れていることが示唆された.
著者
酒井 澄美子 白石 義人 横山 順一郎 五十嵐 寛 木村 健
出版者
The Japanese Society of Intensive Care Medicine
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.53-57, 1999-01-01 (Released:2009-03-27)
参考文献数
6

緊急手術患者においてA1Bm血液型患者への不適合輸血を経験した。A1Bm型はB型抗原決定基数が非常に少ないBm型抗原と,A型抗原決定基数が非常に多いA1型抗原とからなるAB型の亜型であり,血液型検査では「おもて・うら」試験が不一致となる。本症例の緊急検査結果は「おもて」試験でA型であったが,「うら」試験のB血球に凝集が認められず,精査必要と報告された。患者は大量出血が続き,精査結果を待つ余裕もなく,大量のA型血液が輸血された。患者はショック状態が続いていたが,患者血液型がA1Bm型であるという精査結果が報告され,直ちに輸血血液をAB型新鮮凍結血漿,AB型濃厚血小板液,A型洗浄赤血球液に変更し,集中治療を続けた結果,重篤な臓器不全を合併することなく回復した。Bm型抗原と抗B抗体との反応性が低いことが不適合輸血による重篤な後遺症を回避できたおもな要因であると思われる。
著者
白水 完治 土田 貴志 阿武 雅夫
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.46, no.7, pp.561-564, 1993
被引用文献数
1

1991年に著者らが採取したシダの根茎を貫衆として用い, 調製した処方が肝蛭に対して駆除効果のあることを報告した. その後, 採取したシダは植生・形態・成分分析からイヌガンソクと同定された. 今回, 新たに採取したイヌガンソクを用いて生薬処方を作り肝蛭自然感染牛の駆虫試験を実施した. 試験には投与区18頭, 対照区7頭, 合計25頭の自然感染牛を用いた. 投与区の10頭は投与1週間後にEPG値が0になり, 8週間持続した. また, 4頭は投与1週間後にEPG値が減少し, 2週間後より0が持続した. さらに別の4頭は投与後も虫卵が検出される場合があったが, 統計学的には有意の減少を認めた. 対照区7頭のEPG値は試験期間中まちまちに変動して一定の傾向はみられなかった.
著者
白澤 翔平 小泉 秀樹 大方 潤一郎 真鍋 陸太郎
出版者
公益社団法人 都市住宅学会
雑誌
都市住宅学 (ISSN:13418157)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.79, pp.82-87, 2012 (Released:2017-06-29)
参考文献数
3

Recently, a new business style called Ekinaka which has many stores in the wicket has been growing dramatically. The purpose of this study is to investigate the impacts to the surrounding commercial area of the station by the development of “ Ekinaka ”with the case of Akabane Station-“ecute Akabane” , and to clarify the main causes of them. The main results are as follows; 1) 20% of all users of “ecute Akabane” ceased to use some of the stores located in the surrounding commercial area of Akabane Station and this phenomena tends to occur at the stores which deal with ready made foods. 2) The principal factors of 1) are below two. The first factor is the similarity of the contents of commodities between “ecute Akabane” and the stores located in the surrounding commercial area of Akabane Station. The second is the predominance of the location of “Ekinaka”- its location in the wicket.
著者
前田 裕弘 松田 光弘 森田 恵 正木 秀幸 白川 親 堀内 房成 小山 敦子 濱崎 浩之 藤本 卓也 入交 清博 堀内 篤
出版者
The Japan Society for Clinical Immunology
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.118-125, 1993-04-30 (Released:2009-01-22)
参考文献数
17

成人T細胞白血病(ATL)患者の血清を健常人の末梢血単核細胞(PBMC)に添加し,そのPBMCのCD 3抗原の発現を観察した. CD 3抗原の発現が低下している急性型ATL患者の血清を添加したときのみ健常人PBMCのCD 3抗原の発現が低下した.しかし, CD 3抗原の発現が正常の慢性型ATL血清では,この現象はみられなかった.同様の結果が細胞培養上清添加時にもみられた.細胞培養上清をSephacryl S-200を用いて分画し,健常人PBMCのCD 3抗原を低下させる活性を分子量40-60 kDの分画に認めた.各種抗サイトカイン抗体を用いた中和実験および各種サイトカイン添加実験より,この可溶性因子が既知のサイトカインとは異なる因子と考えられた.この因子が臨床的に急性型ATLに認められ,くすぶり型および慢性型ATLに認められないことより, crisisに関与している可能性も考えられた.
著者
三宅 義和 牟田 哲也 石塚 勝也 白石 智之 岩崎 仁 森 康維
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.929-935, 1995-09-10 (Released:2009-11-12)
参考文献数
12

水溶液中でのテトラクロロ金 (III) 酸のアセトンジカルボン酸による還元反応を紫外・可視分光光度計で測定した.金イオン濃度の減少速度は, 210nmでの吸光度の時間変化から得られ, その反応速度は金イオンとアセトンジカルボン酸濃度に比例した.その速度定数の活性化エネルギーの値が-21.2kJ/molと得られ, この過程が金コロイドの核生成過程に対応していると推論された.一方, 生成した金コロイドは530nm付近に最大吸収波長があり, その波長での吸光度の時間変化は誘導時間を有し, シグモイダル曲線で表された.誘導時間は金イオン濃度, アセトンジカルボン酸濃度及び温度の増大につれ減少した.この過程の活性化エネルギーの値は85kJ/molであり, この誘導期間中に金コロイドの成長が進行することが示唆された.
著者
加藤 學 岡田 達明 白井 慶 山本 幸生 荒井 武彦 小川 和律 細野 梢 瀧川 覚博 セレーネXRS チーム
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会秋季講演会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.34-34, 2004

「セレーネ」は、高度約100kmの月極周回軌道から月面全域の探査を行う日本初の総合月ミッションである。蛍光X線分光計(XRS)は両極域を除く月面全域の主要元素組成(Mg, Al, Si, Feなど)を空間分解能約20kmで定量的に決定する。XRS観測及び他の観測機器による元素・鉱物・地形・地質構造などの観測データを相互に利用することによって、月の初期進化過程を探るのが主な科学目標である。本報告では、XRSで導入した新規技術、仕様や機能、機上データ処理方法、地上解析方法について概説する。さらに、地上試験データの特性や性能評価、今後の試験計画、打上後の観測計画について述べる。
著者
白石 晃一
出版者
桜花学園大学
雑誌
桜花学園大学研究紀要 (ISSN:13447459)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.83-98, 1999-03-31

教育の量的拡大をなしとげた国々での重大問題である「教育の質」についての論議(definition of quality of education)と教育の質の向上を目指す「質の教育」(quality education)の計画と実践を,1980年代後半から90年代前半にかけてのイギリスの幼年教育(3歳〜7,8歳児の教育)について検討した。そして,ナショナル・カリキュラム(1988年)が幼年教育に悪影響を与えるとの批判を受けたため,ランボルド報告(1990年)によって本来の幼年教育とナショナル・カリキュラムとの調整がはかられたことを明らかにした。ランボルド報告の示す児童観(児童中心主義)と教育内容論(cross-curricular approachesの推奨)は,ケアと教育の分離不可能を前提とし,遊びを重視するなど,教科教育重視の傾向にある小学校教育に反省を迫るものである。なお,ランボルド報告にもとづく問題解決学習の事例としてマンチェスター・グループの実践をとりあげ,イングランドにおける改革に先立つ論議と計画についてスコットランドのストラスクライド地域の例をとりあげた。
著者
白木 駿佑 尾縣 貢 木越 清信
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.433-440, 2018-06-10 (Released:2018-06-20)
参考文献数
17

This study investigated the relationship between exercise intensity and energy contribution in shortduration intensive exercise. Two competitive university sprinters performed 30-s pedaling tests at 4 high intensity levels, following a submaximal test to determine the energy contribution during the 30-s pedaling tests by using the linear regression between exercise power and O2 demand. The energy contribution in each subject was almost constant during the 30-s pedaling tests at the 4 high intensity levels. Furthermore, O2 uptake and peak blood lactate concentration increased with increasing O2 demand in each subject. These results suggest that the energy contribution during short-duration intensive exercise at different high intensity levels is almost constant and that aerobic and anaerobic energy increase with increasing exercise intensity in each individual.
著者
小西 佑磨 村田 伸 窓場 勝之 阪本 昌志 杉森 信吾 山川 瑠奈 白岩 加代子 安彦 鉄平 阿波 邦彦 堀江 淳
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.19-24, 2015-04-30 (Released:2015-06-18)
参考文献数
16

本研究の目的は,安静時の血圧や脈拍を測定する際の適切な安静時間を明らかにすることである。対象は,K大学理学療法学科に所属する健常者27名であり,30秒椅子立ち上がりテスト後の脈拍や血圧の変化を終了直後から30秒ごとに5分間計測した。その結果,脈拍は2分後まで有意な低下を示し,それ以降は有意差を認めなかった。拡張期血圧は,5分間にわたり有意な変動は認められなかった。収縮期血圧は,運動負荷後一旦上昇し下降するパターン(以下,下降パターン:17名)と,運動負荷後一旦下降し上昇するパターン(以下,上昇パターン:10名)に分類された。下降パターンは,直後から2分後までに有意に低下し,それ以降有意差はなくなった。上昇パターンは,直後から30秒後まで有意に上昇し,その後4分30秒後までは有意な変動は認められなかった。5分後有意に低下し,運動負荷直後の数値に近づいた。以上のことから,血圧や脈拍の測定において,開始前の安静時間を設定する際は個々の変動パターンに合わせて安静時間を設定する必要性が示唆された。
著者
浅田 豊 山本 春江 竹森 幸一 神 美保 石岡 幸子 三上 淨子 秋田 敦子 白戸 江美子 福嶋 真樹
雑誌
青森県立保健大学雑誌 = Journal of Aomori University of Health and Welfare (ISSN:13493272)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.53-61, 2004-03

The purpose of this study is to develop a new educational model : the TYA method 2002 for public health education, and to investigate the learning process of the participants in the salt restriction class held in S village in Aomori Prefecture. The subjects were 42 people in the class above mentioned. The model developed, the TYA method, means Try Angle : in other words, a trial to construct new theory, policy and strategy in health education. This method has the following two original features : 1) participants start and continue their learning based on a scenario, that is a story about one couple's daily life in which some problems of lifestyle are included. The learning process is self-directed. The learning comes from each participant's ideas and speech in group discussion, that is to say, from their rich knowlege and life experiences. 2) the learning is supported by a tutor who supports the learners' independent learning. Through this TYA method, the self-directed learning process of the participants was observed. The main results were that, in the learning process, 1) participants could learn through problem solving based on the scenario. 2) with the suppot of the tutor, participants could learn through independence and cooperation. 3) participants could learn because the contents of the scenario were closely connected to real life habits.

1 0 0 0 新編藩翰譜

著者
新井白石著
出版者
人物往来社
巻号頁・発行日
1967
著者
菅原 悠樹 小寺 正明 田中 健一 中野 博史 浮田 昌一 白沢 楽 冨谷 茂隆 船津 公人
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第41回ケモインフォマティクス討論会 熊本
巻号頁・発行日
pp.2C08, 2018 (Released:2018-10-26)
参考文献数
8

蛍光物質は液晶ディスプレイや照明、創薬の動物実験などの広い用途で用いられており、重要性が高まってきている。蛍光を示す化合物のなかでもBODIPYと呼ばれる二置換ホウ素原子とジピロメテンの複合体を分子骨格に有する化合物は、シャープなスペクトルを持ち、溶媒環境による波長変化の影響が小さく、量子収率が安定して高いので実用性が期待される。本研究では望ましい物理的性質を持つ新しい候補BODIPY化合物を迅速かつ正確に予測するモデルを提案する。提案モデル(MAE = 17.34、R2 = 0.90)は、量子計算モデル(MAE = 24.71、R2 = 0.84)と比較して、非常に正確な性能を示した。提案モデルが、吸収波長の予測に重要と判断した記述子には化学の知見と一致するものもあり、提案モデルの信頼性を示している。しかし提案されたモデルは溶媒情報を適切に活用できておらず、今後のさらなる改良が期待される。
著者
大森 正子 和田 雅子 内村 和広 西井 研治 白井 義修 青木 正和
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.329-339, 2002-04-15
参考文献数
39
被引用文献数
4

25歳以上の成人の60.3%, 人数にして5, 400万人が毎年定期の集団検診 (結核検診) を受診していると推計された。しかしながら定期集団検診による結核患者発見率は著しく低下し, 1998年には学校健診で受診者1, 000人対0.03, 職場健診で0.06, 住民健診で0.16までになった。ただし新登録中定期健診発見割合は過去10年ほぼ一定で, 1998年は12.8%であった。年齢別では20~30歳代で定期健診発見割合が大きく25.7%であり, 多くは職場健診からの発見であった。なお検診発見患者で排菌が確認されたのは35.1%であったが, この割合は高齢者でより大きかった。<BR>結核予防会で実施した40歳以上の住民健診成績から1名の結核患者の発見に要するコストは, 全体で440万円, 男で230万円, 女で840万円, 40歳代で730万円, 80歳以上では180万円と試算された。また罹患率人口10万対30の地域では400万円, 罹患率20では670万円と推計された。結核患者を2ヵ月入院, 4ヵ月外来で治療した場合, 治療費は約90万円と見積もられているので, 60歳未満の一般住民や罹患率50未満の地域では, 経費・効果の点で現行の結核検診は必ずしも効果的とは言いがたくなっている。しかしながら定期の結核検診のあり方については発見率やコストの他に発見患者の特性, 公共保健サービス, 国民の意思等も含めて検討する必要があるだろう。