著者
刈間 文俊 若林 正丈 村田 雄二郎 クリスティーン ラマール 生越 直樹 伊藤 徳也 代田 智明 瀬地山 角 高橋 満 古田 元夫 若林 正丈 黒住 真 代田 智明 深川 由紀子 生越 直樹 クリスティーン ラマール 高見澤 磨 楊 凱栄 谷垣 真理子 伊藤 徳也 瀬地山 角 田原 史起 有田 伸 岩月 純一
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

中国では、漢字が、簡略化や教育によって、血肉化され、作家達も、前近代的なものを凝視し続けた.戦前の日中関係では、日本の漢学者と漢字紙が大きな役割を果たした.戦後韓国は、漢字を駆逐する一方、伝統的な同姓不婚制度を再構築させ、台湾は、漢字を簡略化せず、80 年代以降には、多文化主義的な社会統合理念を形成した.それに対して、中国大陸では今や、漢字文化からも消費文化からも疎遠な農村が、自律と国家による制御の間で揺れ動いている.本研究は以上を実証的に解明した.
著者
大辻 清太 外村 佳伸 大庭 有二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, pp.519-528, 1994-03-25
被引用文献数
20

本論文では,映像ハンドリングの基本処理単位を決定する上で重要なカット点の自動検出方法について述べる.映像のつなぎ目であるカット点を検出する問題は,目的条件に対しある程度の結果を出す手法は従来検討されているが,体系的かつ定量的には議論されていない.我々はこの課題を映像変化量の頻度分布と言う観点からとらえ,カット点およびカット点で囲まれるショットの映像変化量分布を分離する問題に帰着した.映像変化量は定義方法より,動きに敏感な場合はショット内分散が大きく,動きに影響されにくい場合は逆にカット点で分散が大きく分離が悪化する.被写体の動き等に伴う影響だけならば,映像変化量の連続性に着目し時間徴分で改善できるがテレシネ変換された映像等では,時間的に不連続な変動が重畳される.そこで本論文では,カット点近傍で映像変化量が示す変動の形態的な特徴抽出に基づく突出検出フィルタを用いた手法を提案し,実験により手法の効果を確認した.課題はまだ残しているものの,提案手法により検出手法改善は,映像ハンドリングにおいてさまざまな利用が期待される.
著者
大島 哲蔵
出版者
彰国社
雑誌
建築文化 (ISSN:00038490)
巻号頁・発行日
vol.55, no.648, pp.93-97, 2000-10
著者
Yasuyuki TAIRA Naomi HAYASHIDA Sergey ZHAVARANAK Alexander KOZLOVSKY Anatoly LYZIKOV Shunichi YAMASHITA Noboru TAKAMURA
出版者
The Japan Endocrine Society
雑誌
Endocrine Journal (ISSN:09188959)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.257-261, 2009 (Released:2009-04-29)
参考文献数
26

In 2007, we screened urinary iodine (UI) concentrations in urban (Gomel city) and in rural areas (Hoiniki city) of the Gomel Region, Republic of Belarus, which was heavily contaminated by the accident at the Chernobyl Nuclear Power Plant, in order to evaluate the current state of iodine supplementation in these areas. Median levels of UI were 220.5 μg/L (151.5-358.5) μg/L in Gomel city, and 228.0 μg/L (130.0-337.5) μg/L in Hoiniki city. Urinary concentrations in Gomel city were significantly improved, as compared to our previous results in 2000 (p<0.001). There were no differences of UI concentrations between Gomel city and Hoiniki city (p = 0.39), and none of the samples showed moderate (<50 μg/L) or severe (<20 μg/L) iodine deficiency in either city. These results suggest that the state of iodine supplementation has improved in rural areas, as well as in urban areas in the Republic of Belarus, probably due to appropriate fortification of iodized salt in this region.
著者
Noboru TAKAMURA Shunichi YAMASHITA
出版者
Nagasaki University School of Medicine
雑誌
Acta Medica Nagasakiensia (ISSN:00016055)
巻号頁・発行日
vol.50, no.Supplement1, pp.S11-S13, 2005 (Released:2006-03-20)
参考文献数
12

For many years, Nagasaki University, particularly the Atomic Bomb Disease Institute, has been engaged in research regarding the late health effects of radiation exposure in Nagasaki atomic bomb survivors. Since 1991, we have participated in several Chernobyl projects including the Chernobyl Sasakawa Medical Cooperation Project which demonstrated a marked increase in the incidence of childhood thyroid cancer around Chernobyl, especially in the Gomel region, Belarus. Furthermore, we have performed both fieldwork and research to clarify the late effects of radiation exposure around Semipalatinsk Nuclear Testing Site and participated in bilateral official medical assistance projects between Japan and Kazakhstan to strengthen the medical infrastructure in this area. Through these humanitarian and scientific projects, we have been collaborating closely with our counterparts in the former USSR for the past 15 years. Here, we present a brief review of our past activities and future directions of international cooperative radiation research from Nagasaki to Chernobyl and Semipalatinsk.
著者
山岡卓 矢吹太朗 佐久田博司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.365-367, 2011-03-02

SNSには人と人とのつながりを明示する機能が備えられている。<br />本論文では、この機能に人と人とをつなぐ以外の役割を持たせることを提案する。<br />SNS内の個人情報は自由に作成することができ確証のない情報も存在する。<br />この提案は、個人情報がより確からしい情報であるという証をつながりで明示し、<br />その証がウェブ上ですぐに確認できることを目標としている。
著者
錦織 慎治
出版者
九州大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011

本研究では,従来の歩行ロボットシステムでは致命的な問題である「転倒」の概念を排除した脚配置をもつ自律歩行ロボットシステムを対象としている.車輪移動型では探査困難であった月・惑星の不整地領域においても,脚移動型がもつメリットを最大限に生かすことができる.通常の脚配置と異なる特殊な形状としたことによって,従来型の歩行に代わる全く新しい移動形態の可能性がある.具体的には,従来のロボットでは姿勢角の大きな変動は転倒を誘発するために忌避されてきたのだが,これを胴体の移動に積極的に利用できる.こうした新たな移動形態として,昨年度に引き続き,動的な胴体回転を伴う移動形態について検討した.昨年度は,ロボットと土壌の間に生じる動的な効果を利用することで,ロボットの登坂能力が向上できる可能性があることを理論的に指摘していたが,本年度はこれを計算機シミュレーションにより実証し,月・惑星探査ローバに求められる不整地踏破性能の向上に役立つことを示した.この研究成果について「11th International Symposium on Artificial Intelligence,Robotics and Automation in Space(i-SAIRAS2012)」にて発表を行った.また,歩行ロボットシステムの自律化において,制御アルゴリズムの簡略化は,その信頼性を向上させるうえで極めて重要となる.そこで,転倒後も円滑な移動継続を可能とするために,転倒待機のための姿勢制御手法を提案した.この成果とこれまでに得られた成果をまとめて「第56回宇宙科学技術連合講演会」にて発表し,国内外の惑星探査ロボット研究者の方々に対して,本研究で扱ったシステムが,月・惑星の不整地探査ミッションにおいて,大きな利用価値があることを示した.その一方でこのシステムを月・惑星環境下で自律化するにあたっての課題を明らかにし,自律化の足場を固めた.
著者
神原 啓介 塚田 浩二
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.2_172-2_182, 2011-04-26 (Released:2011-05-26)

ブログやSNS,ソーシャルブックマークなどのソーシャルウェブサイトの利用が進み,Web上で人とつながりを持ちコミュニケーションをすることが増えた.Web上での人とのつながりやコミュニケーションが増えると,優先的に見たい人の発言が他の人の発言に埋もれてしまう問題や,複数のウェブサイトに発言が分散してしまう問題,タイムラインのようなリストでは特定の人物を見つけにくいといった問題が起こる.そこで本研究では複数のソーシャルウェブサイトを横断しながら,優先的に見たい人がタイムラインに埋もれてしまうことなく,特定の人物を一目で見つけることのできるインタフェース「ソーシャル顔アイコン」を提案・試作した.ソーシャルウェブサイトの中にいる人をアイコンとしてデスクトップに置くことで人に対してより直接的にアクセスできるインタフェースを備えており,使い慣れたアイコンと同じように操作できる点や,発言の新鮮度や発言頻度といった時間軸情報を視覚的に分かりやすく表示する点が特徴である.
著者
鈴木 久美 小松 浩子 林 直子 片岡 弥恵子 樺澤 三奈子 大坂 和可子 大畑 美里 池口 佳子 大林 薫
出版者
兵庫医療大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、乳がん検診受診率の向上をめざし、同意の得られた成人女性33人を対象に乳房セルフケア促進プログラムを実施し、妥当性を評価した。その結果、介入前に比べ介入後1年で、40歳以上の定期的マンモグラフィ受診者は26.1%から60.9%(p=0.008)、30歳以上の定期的自己検診実施者は21.2%から57.6%(p=0.004)と有意に改善した。また、85%以上の参加者は、プログラムに対して満足かつ有用と回答した。以上の結果から本プログラムは妥当であると考えられた。
著者
熊本 博之
出版者
早稲田大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2007

辺野古では、既存の米軍基地に由来する軍用地料の故に、区の意思決定権が旧住民に偏在していることから、普天間代替施設の受け入れを拒絶できずにいる。東洋町では、周辺に核施設をもたなかったことによる核への不安と、外部からの支援者が県内世論の喚起につとめていたことが、核廃施設の拒絶を可能にした。両事例の比較の結果、行為レベルにおける手続き的正義の実現がNIMBY施設を拒絶する上で重要であることが明らかになった。
著者
瀬下 仁志 田中 明通 丸山 美奈 鈴木 英夫 高橋 時市郎
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.359-369, 2006
被引用文献数
1

学習活動におけるITの利用が進むなかで,学習者主導の学習活動が盛んになってきた.加えて,そうした学習をより深めるための情報として,各学習者の学習履歴を豊富に取得することも可能となっている.しかしながら,豊富で詳細であるがゆえに取り扱いも難しく,収集された履歴を各学習者への適切なフィードバックに活用することは困難であった.そこで我々は,多量な学習履歴をより手軽に活用することを目的として,各学習者の学習履歴を,想定される学習活動の段階に基づいて抽象化することで,活動の変遷や特徴を端的に表現する可視化手法を提案する.本可視化手法は,学習者の活動状況や活動の特徴を,意味内容に立ち入らず,定量的に俯瞰することを可能にする.本論文では,提案する可視化手法の概要と,我々がこれまでに開発した,調べ学習支援システムを用いた授業実践結果への適用とその分析について述べる.
著者
住谷 芳幸
出版者
岐阜女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

『蒙求』に関する清原宣賢の注釈を記した『蒙求』欄外の書入れ、『蒙求聴塵』、『蒙求抄』について、相互の引用関係を調査した。その結果、『蒙求』欄外の書入れ、『蒙求聴塵』は、数度にわたり書入れられていること、『蒙求抄』については、行間の書入れを本文に取り込むことで新たな本文が作成されていることを確認した。このように清原宣賢の『蒙求』についての著述は、「増殖するテキスト」とでも呼ぶべきものであったと言えよう。
著者
千田 亮吉 塚原 康博 畑農 鋭矢 山田 知明 加藤 久和 溜川 健一 福田 慎
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

人々が将来を見据えて意思決定をするとき、財政拡大による景気刺激効果は大きくならない。それは、人々が財政拡大によってもたらされる将来の税負担を予想するからである。しかし、財政政策が地域の労働生産性を引き上げる効果を持つと、その地域では将来にわたってより多くの所得が期待され、人が流入する。したがって、人の移動を通して地域の経済が活性化する可能性が生まれ、財政政策の効果は労働移動を考慮しない場合に比べて大きなものとなる。