1 0 0 0 OA 建築学階梯

著者
中村達太郎 編
出版者
米倉屋書店
巻号頁・発行日
vol.巻之下, 1890
著者
中村 賢治 垰田 和史 北原 照代 辻村 裕次 西山 勝夫
出版者
公益社団法人日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.225-233, 2007-11-20
被引用文献数
2 2

我々は,健常な非喫煙女性20名を対象に,精神的ストレスが,僧帽筋内のHb動態に及ぼす影響について調べた.被験者に,1分間の立位での両上肢の側方水平位保持(身体的課題),またはStroop's Color Word Test(精神的課題),またはその両方を同時に与える課題を,5分間の休憩をはさんで行わせた.心拍数,および筋内ヘモグロビン(酸素化Hb:OxyHb,脱酸素化Hb:DeoHb,総Hb:TotHb)濃度と表面筋電図(いずれも右僧帽筋で測定)を測定した.各課題によるHb濃度の安静時からの変動量(ΔOxyHb,ΔDeoHb,ΔTotHb)を算出し,身体的負荷時と身体的および精神的負荷時を比較した.身体および精神的負荷時のΔDeoHbは身体的負荷単独時より有意に小さく(p=0.013),ΔOxyHb,ΔTotHbには有意な差は認められなかった(p=0.281,p=0.230).本実験の結果は,精神的ストレスが僧帽筋内のΔDeoHbに影響を及ぼしたことを示唆しており,可能性のある機序の一つとして,精神的ストレスによる僧帽筋の酸素消費量の減少が考えられた.今後,長時間の負荷による影響について検討する必要がある.
著者
岡本和也 薦田登志矢 中田尚 三輪忍 佐藤洋平 植木浩 林越正紀 清水徹 中村宏
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2012-EMB-26, no.4, pp.1-8, 2012-09-03

マイクロプロセッサを備えたセンサであるスマートセンサは,周囲の状況を周期的にサンプリングし,センシングした結果に簡単な処理を施し,その結果をメインのシステムへ送信する,周期的リアルタイムシステムの一種である.ただし,一般的なリアルタイムシステムとは異なり,入力データのサンプリング周期とデータ送信 (デッドライン) の周期が必ずしも一致するわけではなく,一般には,後者の周期が前者の周期よりもはるかに大きい.そのため,データの入力間隔に合わせてシステムがデータを処理するのではなく,データを一旦バッファに格納しておき,いくつかのデータがバッファに溜まったらシステムを起動して処理を行い,処理が完了したらシステムをシャットダウンする,という制御が可能である.このような制御を行えば, DVFS や動的電源制御などの従来の制御を行う場合よりも,省電力なシステムを実現できると考えられる.本稿では,上述の制御を行うシステムのモデルを提案し,既存の制御手法と比較する.評価の結果,既存手法と比べて消費エネルギを 79.6% 削減できることがわかった.
著者
白井 純宏 川上 茂生 吉田 正貴 上田 昭一 中村 武利 本田 由美
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.90, no.10, pp.847-850, 1999-10-20
被引用文献数
3 1

透析患者に合併した膀胱肉腫様癌の1例を経験したので報告する.症例は65歳女性.平成8年3月,慢性糸球体腎炎による腎不全のため血液透析導入となった.平成9年6月より肉眼的血尿が出現し,膀胱鏡検査にて右側壁から後壁にかけて広範囲に隆起性病変を認め,TUR-Btによる病理組織診はsarcomaであった.臨床病期T3bN0M0,StageIIIの診断にて同年9月10日,膀胱子宮全摘術を施行した.最終的な病理組織診断は移行上皮癌(Grade3)の成分と異型紡錘形細胞の増殖をみる肉腫様の部分とで構成された肉腫様癌(sarcomatoid carcinoma)であった.透析患者に合併した膀胱原発の肉腫様癌は極めて稀であり,調べ得た限りでは本症例は本邦2例日である.
著者
岡村 真 島崎 邦彦 中田 高 千田 昇 宮武 隆 前杢 英明 堤 浩之 中村 俊夫 山口 智香 小川 光明
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.40, pp.65-74, 1992-12-15
被引用文献数
6

別府湾北西部の海底には3 kmから5 kmの長さを持つ5本の正断層が分布する。この分布の様子は, 別府-島原地溝にみられる陸上の活断層分布と類似しているが, 連続する部分は認められない。今回, 長さ2 km以上の断層セグメントを命名した。活動度はいずれもB級 (1-0.1 mm/y) である。地溝状の, 相対する南落ちと北落ちの正断層とは, 東北東-西南西の線により二分される。伊予灘の中央構造線断層系においても地溝状の形態が認められ, 別府湾まで連続するかどうか興味ある問題である。断層の活動度は, 年代が解っている反射層の変位量から求めることができる。しかし, 個々の地震の発生時や変位量を求めるためには, 断層両側のコア試料の対比が必要となる。我々は当初, 豊岡沖断層の両側で海底ポーリングを行い, 海底下20 mまでの試料をえた。しかし, ポーリングによる海底堆積物採取は, 時間と費用がかさみ, 多くの断層に対して, また継続的に行うことがむずかしい。このため以後は, ピストンコアリングにより堆積物の採取を行っている。現在, 海底下20 m以上の連続試料を一日で数本得ることができるようになった。亀川沖西断層では, 過去6000年間に3回の地震発生が認められ, その変位量と時間間隔との間には規則性がある。断層変位の分布は対称で, 断層の両端の近傍で最大となる。
著者
中村 康久 松本 直樹 尾作 勝弥 田島 幸治 富樫 俊文 遠藤 賢
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.688, pp.43-48, 2006-03-21

安全性と先進性を提供するために、日常生活空間と車内空間のシームレス化実現を目指したVMC(Vehicle Mobile Convergence)コンセプトについて紹介する。また、VMCコンセプトの第一弾として、パソコン(ポータル)・ケータイ・カーナビ間での位置付加情報に関する連携サービスの実現例を紹介し、実証実験を通じて、サービスの有効性(操作性・利便性・経済性)を確認する。
著者
酒井 俊典 福田 雄治 中村 和弘 竹家 宏治
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.39-41, 2007-04-01
被引用文献数
2

We developed a new maintenance jack used for a lift-up test of earth anchor. This machine jack is small and lightweight and it is easy to set it for the lift-up test. The liftup load obtained by lift-up tests using the new maintenance jack was the same value obtained by using a center hall jack. However the lift-up displacement obtained by the tests with the center-hall jack was larger than the displacement obtained with the new maintenance jack because of extension of tension-bar used for center hall jack. This new maintenance jack proposed in this paper can be convenience and can increase accuracy of lift-up tests.
著者
中村 幸雄
出版者
杏林大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1990

重症排卵障害による不妊症例に対しゴナドトロピン(hMG)律動的皮下投与法による排卵誘発を試み、その有効性、低多胎発生率や排卵機序を解明した。従来の連日筋注法より高い排卵率、妊娠率が得られ、副作用の一つである多胎発生も認められなかった。低多胎発生率の理由として律動的皮下投与法では複数個の卵胞が発育しても実際に破裂する卵胞が少数のため多胎発生が少ないものと考えられた。また多嚢胞性卵巣症候群ではゴナドトロピン療法中に卵巣過剰刺激症候群(OMSS)を発生しやすいが、その機序としてLFSH比の高値が考えられた。GnRHアゴニストを併用することによりLH/FSH比が有意に低下し、OHSSの予防が可能であった。hMG律動的皮下投与法に妊娠した18症例の着床-非着床期間の血中ホルモン動態を詳細に比較解析し、妊娠成立のための至適内分泌環境、特に黄体機能についても検討を加えた。着床においてはP,E_2の高値ではなく、P/E_2値が重要な意義をもっており、黄体期初期から中期におけるP/E_2比の高値症例で妊娠成立の可能性が高いと考えられた。また連日筋中法ではpremature luteinizationやpremature LH riseが高頻度に出現し、妊娠成立に悪影響を及ぼすとされているが、律動的皮下投与法でもそれらは高頻度(40〜50%)に出現した。しかし着床、非着床期間にその出現頻度とパターンに差違が認められなかったことより、妊娠成立の予後を左右する因子とは成り得ないことが確認された。以上の3年間の研究成果より、hMG律動的皮下投与法は高い排卵率や妊娠率、低多胎発生、重篤なOHSSの防止などの優れた排卵誘発法であり、重傷排卵障害患者に対して有効な治療法として臨床的意義をもつものと考えられた。
著者
中村 正博
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.265-271, 1992
被引用文献数
1 4

クリ'大和早生'を供試して花柱突出直後から3~4日間隔で人工受粉を行い, 収穫時における着果率を調べるとともに, 花柱および胚珠の発育との関係を調査した.<BR>1. 7月下旬までの早期落果率は, 花柱突出始めの6月19日受粉区で高く, 以後漸減して, 6月26日以降の受粉区ではいずれも15%以下であった. 一方,後期落果はいずれの区においても8月25日以降に始まり, 8月28日から9月1日にかけて最も激しかったが, 7月17, 21,24日の各受粉区ではそれぞれ20,35, 50%にとどまった.<BR>2. 9月11日の収穫時におけるきゅう果の着果率は, 7月17日受粉区が80%と最も高く, 7月21,24日受粉区が65, 35%と続いた. きゅう果中の肥大果実数は, 7月14日までの受粉区では1個のものが多かったが, 7月17, 21日受粉区では2個のものが増加するとともに3個のものが出現した. しかし, 7月24日受粉区では3果きゅうは見られなかった. 以上から, 受粉適期は7月17~21日と考えられた.<BR>3.中心子房では6月19日ころから, 側子房では同23日ころから花柱が突出, 伸長し始めた. 7月7日にはいずれの花柱も外側に広がり始め, 7月14日には約4mmの長さでその伸長を停止した. したがって, 受粉の適期は, 花柱が伸長を停止した3~7日後に, また, 総ほうのりん片が尖頭状に変化して外側に開き始めた時期に相当した.<BR>4.7月28日以降, すべての胚珠で外珠皮, 内珠皮, および珠心の分化が認められた. また, 最大胚珠では8月4日に胚のうが認められ, 同11日ころから珠心が消失した.
著者
中村 敏昭
出版者
城西大学
雑誌
城西大学経済経営紀要 (ISSN:03866947)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.15-41, 2001-03-24

Needless to say, as the number of a person advanced in years increases in Japan, most of the aged men are attacked with various illnesses and go to hospital or clinic. But the number of aged patients who not undergo medical care but want to have a massage or have acupuncture, osteopathy and moxibustion is on the increase. Besides a massage, acupuncture, osteopathy and moxibustion, there is reduction by judo, which you know is one of these treatments. Then, unlike a doctor and a dentist, an osteopath can not be regarded as one of the medical profession. And a nurse, a health visitor, a midwife, a medical radiographer, a dental assistant, a clinical inspector, an eyesight trainer and other medical assistants can assist a doctor or a dentist, but an osteopath can not do so. In a broad sense, what an osteopath treats may be called medical. It may be said that the details of reduction by osteopathy are to treat the person who suffers a fracture or a dislocation or gets a bruise or sprains. But an osteopath must not perform a surgical operation, give medicine and prescribe medicine. In particular, in treating the person who suffer a fracture or a dislocation, he must obtain a doctor's consent. The grater part of the details of osteopathy are extremely provided by administrative ruling or order etc. However, because administrative ruling or order is not clear, the problem has arisen that an osteopath and a plastic surgeon quarrel over their sphere of interest. Therefore, from both medical law and civil law, I made up my mind to study this matter, in which anyone except some scholars has not made a scientific researches recently. In future, I hope that I will publish the results of research in the above matter.
著者
荒川 浩二郎 田中 雅透 中村 浩蔵 南 峰夫 石田 了 六角 啓一 松島 憲一 根本 和洋
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.120-124, 2007
被引用文献数
2

レタスに含まれるSesquiterpene Lactones含量を測定するためのHPLC分析用試料の調製時間の短縮を目的として,Priceらの方法を改変した分析用試料調製方法の有効性を検討した.改変した方法と従来のPriceらの方法による定量値の間に,高い有意な相関関係が認められた.このため改変した試料調製法は有効であると結論し,Priceらの方法で13時間以上かかっていた試料調製時間を改変した方法で約1/7の2時間程度に短縮することができた.
著者
中村 晃 萩原 信衛
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化學雜誌 (ISSN:03695387)
巻号頁・発行日
vol.82, no.10, pp.1392-1394, 1961-10-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
6
被引用文献数
10

シクロオクタテトラエンとシクロペンタジエニル・コバルト・ジカルボニルの反応により,褐色結晶としてシクロペンタジェニル・コバルト・シクロオクタテトラエン(I)が得られ,その赤外および NMR スペクトルにより,Iは平面状でない 8 員環を持つことが結論された。I を水添する と2 モル当量の水素を吸収して橙色結晶(II)となる。このものは, 1,5-シクロオクタジエンとシクロペンタジエニル・コパルト・ジカルボニルの反応でも得られるのでシクロペンタジエニル・コバルト・1,5-シクロオクタジェンである。1,3,5-シクロオクタトリエンからも同様な反応で褐色結晶(III)が得られ,このものは本添するとやはり, II に変化した。I,II およびIIIは結晶状態では空気中かなり安定であった。

1 0 0 0 IR 研究ニュース

著者
早野 龍五 堀 正樹 中村 栄一 松尾 豊 松永 典之 長尾 敬介
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学理学系研究科・理学部ニュース
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.10-13, 2011-11

反物質に新たな光を当てる/目に見えるようになった金属原子の触媒作用/銀河系の中心に灯台となる変光星を発見!/太陽風と宇宙線を浴びた「はやぶさ」粒子
著者
中村徳五郎 著
出版者
石塚松雲堂
巻号頁・発行日
vol.幕末維新の巻 上, 1922
著者
秋山 一男 三上 理一郎 可部 順三郎 江頭 洋祐 岩田 猛邦 田口 善夫 赤木 克巳 竹山 博泰 羽間 収治 浜野 三吾 河田 兼光 信太 隆夫 三島 健 長谷川 真紀 前田 裕二 永井 一成 工藤 宏一郎 佐野 靖之 荒井 康男 柳川 洋 須藤 守夫 坂東 武志 平賀 洋明 上田 暢男 宮城 征四郎 中村 晋
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー
巻号頁・発行日
vol.41, no.7, pp.727-738, 1992
被引用文献数
15

我が国における成人気管支喘息の実態を, 主として患者へのアンケートを中心に調査し, 小児発症群と成人発症群及び成人再発群の3群に分類しその比較を試みた. 1) 成人喘息に占めるそれぞれの頻度は小児発症群11.1%, 成人発症群77.3%, その他11.6% (成人再発群3.7%及び不明) であった. 2) 成人喘息に占める小児発症群は年齢と共に激減し, 一方成人発症群は年齢と共に増加し50歳以後では90%以上を占めた. 3) 小児発症群では男, アトピー型, アレルギー疾患既往・合併症, 軽症例, 夜間外来受診歴, 発作時O_2吸入・人工呼吸歴の頻度が成人発症群に比べて有意に高く, 他方成人発症群では感染型, 薬剤常用者, ステロイド常用者, 重症, アスピリン過敏症の頻度が小児発症群に比べて高かった. 4) 成人再発群は小児発症群と成人発症群との中間に位置する群と考えられた. 5) 以上より発症年齢を基準とする分類法が現時点で臨床上分類が容易かつ曖昧さが少ない点より, 成人にみられる気管支喘息を小児発症喘息・成人発症喘息・成人再発喘息の3群に分類する新しい分類法を提唱した. この分類は今後成人喘息の病因・病態の解明に有用と考える.