著者
植田 拓也 倉岡 正高 清野 諭 小林 江里香 服部 真治 澤岡 詩野 野藤 悠 本川 佳子 野中 久美子 村山 洋史 藤原 佳典
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.497-504, 2022-07-15 (Released:2022-07-13)
参考文献数
13

抄録 一般介護予防施策としての「地域づくりによる介護予防」において「通いの場」への支援は自治体にとって主要事業の一つである。「通いの場」の多様性が求められる一方で,行政が把握し,支援・連携すべき「通いの場」の概念や類型は明確ではない。そこで,東京都健康長寿医療センター研究所(東京都介護予防・フレイル予防推進支援センター)と東京都は「通いの場」の概念整理検討委員会を設置し,東京都内62自治体が,一般介護予防施策のPDCAサイクルに沿って「通いの場」を把握し展開する際の目安として概念および主目的による類型を提示した。 「通いの場」の類型は,3つのタイプ(タイプⅠ:趣味活動,他者と一緒に取り組む就労的活動,ボランティア活動の場等の「共通の生きがい・楽しみを主目的」,タイプⅡ:住民組織が運営するサロン,老人クラブ等の「交流(孤立予防)を主目的」,タイプⅢ:住民組織が運営する体操グループ活動等の「心身機能の維持・向上等を主目的」)に分類した。この類型に基づき,地域資源としての「通いの場」を把握することにより,市区町村・生活圏域単位での地域のニーズと照らし合わせた戦略的かつ系統的な「通いの場」づくりの一助となると考えられる。
著者
高倉 栄男
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.67, 2020 (Released:2020-01-01)
参考文献数
2

細胞の膜の張力はその生理活動において厳密に制御されている.そのため,張力が正常に働かない場合には様々な機能異常をきたし,例えばエンドサイトーシスの阻害や細胞分裂の遅れが生じる.よって生細胞において膜の張力を測定できれば,生命現象を理解する上で重要な知見が得られると考えられる.現在のところ,光ピンセットによる張力測定が行われているが,測定値の取得が複雑なこと,測定そのものが張力に影響を与えてしまうことが欠点として挙げられる.また,原理的に細胞内小器官の張力測定は行えないため,この問題の克服には小分子プローブによる張力測定法が必要とされていた.本稿では,生体膜の張力を蛍光寿命にてモニターできる蛍光プローブを用いて,細胞内小器官の膜の張力イメージングを行った研究について紹介する.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Colom A. et al., Nat. Chem., 10, 1118-1125(2018).2) Goujon A. et al., J. Am. Chem. Soc., 141, 3380-3384(2019).
著者
吐師 道子 小玉 明菜 三浦 貴生 大門 正太郎 高倉 祐樹 林 良子
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.95-105, 2014-08-30 (Released:2017-08-31)

The place of articulation in Japanese moraic-nasals is known to vary in accordance with the following sound and is assumed to be uvular in the word final position. This paper attempted to describe articulatory variability of word-final moraic-nasals using the X-ray microbeam speech production database in Japanese. The results depicted substantive inter-speaker variability in three of the four words examined. Moreover, 75% of the data examined were deemed unlikely to be uvular nasals and the lips were likely to be closed in 40% of the data. The results do not support the claim that word-final moraic-nasals are uvular.
著者
八木 文雄 倉本 秋 大塚 智子 奥谷 文乃 三木 洋一郎 上原 良雄
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.141-152, 2005-06-25 (Released:2011-02-07)
参考文献数
18

問題解決型学習への取り組み, 医療スタッフや患者さんとの円滑なコミュニケーションなどをはじめとして, 医学生に要求される態度・習慣領域の課題は多い. また一方では, 入学後における態度・習慣領域の教育には大きな限界があることは, 医学教育に携わる誰もが認識していると思われる. 高知大学医学部では, 入学前の成育歴において長期間を要して培われた, 態度・習慣領域の能力を入学者選抜時に評価することを主眼として, 平成15年度から一部の入学定員についてAO (態度評価) 方式を導入した. 現在, その入学者が1年次を修了した段階であるが, この方式による入学者選抜が良好な結果をもたらしていることが, 1年次履修全科目を対象とした入学後の追跡調査において検証された.
著者
細田 隆介 久野 篤史 中島 龍汰 朝倉 聖大 岩原 直敏 野島 伊世里 國本 梨沙 堀尾 嘉幸
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学会年会要旨集 第95回日本薬理学会年会 (ISSN:24354953)
巻号頁・発行日
pp.2-YIA-44, 2022 (Released:2022-03-21)

[Background] SIRT1, an NAD+-dependent deacetylase, positively regulates autophagy, which maintains muscle mass and declines with age. We previously reported that treatment with resveratrol (RSV), an activator of SIRT1, restores muscle autophagy and preserves muscle mass in a mouse model of Duchenne muscular dystrophy. We hypothesized that RSV attenuates age-related muscle atrophy by activating SIRT1 and autophagy.[Methods and Results] DDY mice were treated with either a control diet or a diet containing RSV (0.4 g/kg diet) from 23 weeks of age, and tissues of tibialis anterior muscle were analyzed at 60 weeks old. Rotarod running time was shortened with aging; however, RSV treatment preserved running time. RSV blocked the aging-related increase in acetylated lysine levels in muscles, suggesting that RSV restored deacetylase activity of muscle SIRT1. Compared with 20 weeks old mice, the myofiber diameter was decreased in untreated 60 weeks old mice. In addition, LC3-II/LC3-I ratio, a marker of autophagic activity, was decreased and p62 and ubiquitinated protein levels, which are degraded by autophagy, were increased in muscles of 60 weeks old mice, suggesting impaired autophagy by aging. RSV treatment preserved the myofiber diameter, increased LC3-II/LC3-I ratio, and decreased p62 and ubiquitinated protein levels. RSV did not change activities of signals that regulate autophagy including AMPK and mTORC1.[Conclusion] These results suggest that RSV attenuates age-related muscle atrophy and motor dysfunction by activating SIRT1 and promoting autophagy.
著者
安藤 晴夫 柏木 宣久 二宮 勝幸 小倉 久子 山崎 正夫
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.407-413, 2003-07-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
7
被引用文献数
15 20

1970年代から月1回実施されている公共用水域の水質モニタリングデータを用いて,東京湾全域の表・底層水温の長期的な変動傾向を月別に検討した。その結果,水温の長期変動傾向は季節により異なり,概ね5月~8月には下降傾向,10月~3月には上昇傾向が認められた。また,地域的にも傾向が異なり,外洋水の湾内への流人経路と考えられる湾南西部の海谷に沿う地点で特にこうした上昇・下降傾向が顕著であった。外洋水の水温は湾内の海水に比べて夏季には低く,冬季には高いことから,湾内への外洋水流入量が長期的には増加傾向にあると仮定すると,こうした傾向をよく説明できる。
著者
小倉 祐一
出版者
教育実践学会
雑誌
教育実践学研究 (ISSN:18802621)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.53-67, 2001 (Released:2021-04-30)

本稿は,茨城県常総地方(県西地域の旧結城郡・旧真壁郡)に於いて「学び方教育」を推進した稲川三郎と「綴方教育」の実践家である増田実について, その人物の概略の紹介と国語教育を中心とした授業諭などについて考察したものである。主に稲川の著書『第三の授業』と増田の著書『宿題のない学校』について論じたものである。稲川は, 国語教育における読解指導について主体的な読みを追求し, 子供が自ら学ぶ授業を「第三の授業」 と定義した。「第三の授業」は学習の過程を大切にする授業であり,稲川は,そこに人間性の育成も展望しているのである。増田は, 綴方教育に留まらず, 聴き方教育や読み方教育等の国語教育全般における貴重な実践があるが, 校長として「宿題のない学校」 というリベラルな学校運営を推進したように,優れた指導力や時代の先を見る卓越した教育観を持っていた。彼らの実践は,現在の教育現場にも多くの示唆を与えるものである。
著者
板倉 徹 西林 宏起 中尾 直之
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.156-162, 2008-06-30 (Released:2009-07-01)
参考文献数
6

言語関連野と頭頂葉連合野に病変を患者19 例に対して,術中覚醒下に大脳皮質を刺激してその反応を観察した。男性15 例女性4 例で年齢は18 歳から72 歳。腫瘍はグリオーマが14 例,転移性脳腫瘍が4 例,その他1 例であった。覚醒手術はプロポフォール麻酔下に皮膚切開と開頭を行い,その後覚醒下に皮質刺激を行った。言語関連野の術中刺激による反応は症例によるばらつきが著しかった。ただBroca 野やWernicke 野の刺激では言語停止が多くみられ,それぞれの近傍では言語の保続が観察されることが多かった。頭頂葉の術中刺激では右側では半側空間無視などは観察されなかった。左頭頂葉の刺激では肢節運動失行,手指失認,構成障害,口腔顔面失行や観念運動失行が皮質刺激で一過性に観察された。
著者
内山 奈穂子 花尻(木倉) 瑠理 正田 卓司 福原 潔 合田 幸広
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.131, no.7, pp.1141-1147, 2011-07-01 (Released:2011-07-01)
参考文献数
12
被引用文献数
11 12

Recently, many psychotropic herbal products, named such as “Spice”, were distributed worldwide via the Internet. In our previous study, several synthetic cannabinoids were identified as adulterants in herbal products being available in Japan due to their expected narcotic effects. Among those, two derivatives of Δ9-tetrahydrocannabinol (Δ9-THC), which is major psychotropic cannabinoid of marijuana, cannabicyclohexanol (CCH, 3-[2-hydroxy-4-(2-methylnonan-2-yl)phenyl]cyclohexan-1-ol) and CP-47,497 (3-[2-hydroxy-4-(2-methyloctan-2-yl)phenyl]cyclohexan-1-ol), have been controlled as designated substances (Shitei-Yakubutsu) under the Pharmaceutical Affairs Law since November 2009. CCH was detected together with its trans-form (1-epimer) in many herbal products, and CCH and CP-47,497 have two chiral centers in the structures. However, the pharmaceutical activities of the isomers of CCH have not been reported. This study presents chiral separations of CCH, its trans-form and CP-47,497 in the products using LC-circular dichroism (CD) and LC-MS analyses. The enantiomeric pairs of CCH, its trans-form and CP-47,497 were separated, respectively. Subsequently, the analyses of the herbal products showed that CCH and its trans-form existed as mixtures of enantiomers and the relative ratios of CCH and the trans-form enantiomers ranged from 42/58% to 53/47% and from 33/67% to 52/48%, respectively.
著者
朝倉 京子
出版者
東北医学会
雑誌
東北医学雑誌 (ISSN:00408700)
巻号頁・発行日
vol.121, no.2, pp.149-152, 2009-12
著者
廣川 美子 阪口 明弘 日色 真帆 小倉 繁太郎 伊藤 泰行 山下 享子
出版者
名古屋市立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1998

高級土壁の展示場といわれる角屋、土壁の塗りたて当初の色を再現するために、1992年2月の測定値と2000年2月の測定値の比較を行い、変化の方向と変化量を考察した。Lab表色系により色差を求めているが、L値について新旧で変化の大きい土壁は黄大津磨きと赤大津磨きであり、共にL値の高い方に変化している。C値については黄大津磨きと大阪土の変化が大きく共にC値の低い方に変化している。a値とb値について変化が大きいのは、a値は江州白の赤と大阪土であり、共にa値の低い方に変化、b値は赤大津磨き、黄大津磨き、大阪土であり、すべてb値の低い方に変化している。色差が最も大きいのは扇の間西側廊下の赤大津磨きと馬の間縁側の江州白の赤であった。聚楽土と漆喰壁の色差は少なかった。文化財壁の復元作業においては色合わせが重要な役割をもつ。今回文化財壁を形成している土、砂、すさのような粉末状の試料の色の数値化に伴う側色技術およびコンピュータを用いた色合わせを検討した。粉体の分光特性はその充填密度、厚さ、入射光を照射する側の試料面の状態に強く依存するので、充填作業に個人差がでにくいよう開発したセル厚可変の石英窓板付き粉末セルと精度よく散乱光のみを検知する正反射トラップ付き大型積分球の組み合わせ用いた拡散反射測定によってこの問題点を解決した。この測定法で得た可視スペクトルをもとにCCM(コンピュータカラーマッチング)を行った結果、目標色との色差が1.0未満の良好な結果を得た。関西には聚楽土、大阪土、浅黄土、九条土、桃山土等の色土が豊富であったが、特に利休が茶室に用いた聚楽土には格別な思い入れがある。その聚楽土を地質学的に知るために、その採集地の地層の成り立ちを調べることにした。聚楽土は平安京跡付近の地下の泥層を掘ったものである。考古学では平安京の地盤と考えている。京都盆地北部の平原は賀茂川や天神川などの扇状地でできている。扇状地礫層の上には厚さ1m程度の泥層が堆積している。その形成過程を知るために、各地の扇状地の泥層を採集している段階である。
著者
渡辺 一彦 飯倉 洋治 田中 和子
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.368-376, 2001-06-28 (Released:2010-09-09)
参考文献数
20

1982年から97年の間に魚アレルギーを70例経験した.魚アレルギーは近年増加しているが, その内訳は非即時型アレルギーの増加であった.魚アレルギーの患児には広範な食物ないし吸入抗原のアレルギーが合併していた.発症の好発時期は生後半年から1歳台である.起因魚種は4種類以内が多いが, 非即時型の例には殆どの魚に反応すると考えられる症例もあった.起因主要魚種は即時型, 非即時型でもタラ, サケ, ホッケ, サンマ, カレイ, イワシだった.誘発症状は即時型ではじんましんや口腔アレルギーが主であるが, 一部に喉頭浮腫, 喘鳴を呈する例もあった.非即時型の誘発症状は紅斑や丘疹の出現であり, その症状はアトピー性皮膚炎の患児に出現し, その中には母乳を介した例もあった.そこで魚アレルギーはアトピー性皮膚炎の病因にもつながると推察された.
著者
大川 一郎 上倉 安代 清水 良三 益子 洋人
出版者
日本老年行動科学会
雑誌
高齢者のケアと行動科学 (ISSN:18803474)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.41-56, 2021 (Released:2021-12-25)

このコロナ禍の中,高齢者施設等で行われていた体操やからだを使ったレクリエーション等が感染防止という目的の中で控えられている。また,世界中で会議・講演・講義・研修が Zoom や Microsoft teams 等のアプリケーションを用いて行われるようにもなってきている。このような現状を踏まえ,本研究では,高齢者支援する人を対象にして,健康動作法による心理的支援のための実習(講義・実技)をオンライン(同時双方向)で行う方法論について取扱説明書という形で提示することを目的とする。具体的には,説明と実技という実習形式で健康動作法を行うための方法を,その準備から説明,実技,参加者へのアンケートという一連の流れの中で構造化し,そのポイントを提示し,チェックリストを作成し,それらを取扱説明書としてまとめていく。併せて,高齢者に実施する際の支援者サイドの留意点についての考察も行う。
著者
板倉 陽一郎 寺田 麻佑
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:21888647)
巻号頁・発行日
vol.2022-EIP-96, no.8, pp.1-6, 2022-06-02

欧州・米国間では,個人データの移転のために,欧州の十分性認定制度を前提としつつも,セーフハーバースキーム,プライバシーシールドが採用されてきたが,それぞれ,欧州司法裁判所によって無効とされてきた(SchremsI,SchremsII).プライバシーシールドに対する十分性認定が無効となったのちの,欧米間の個人データ移転のための交渉は表面化していなかったが,2022 年に入り,新たな大西洋横断データプライバシー・フレームワーク(Trans-Atlantic Data Privacy Framework)が検討されていることが公表された.本発表では,同フレームワークについて,現状と課題を述べる.
著者
竹内 友一 小倉 明夫 椎名 亮介 中野 裕喜
出版者
公益社団法人 日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術学会雑誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.75, no.7, pp.631-637, 2019 (Released:2019-07-20)
参考文献数
16
被引用文献数
2 2

Recently, many methods are suggested to evaluate spatial resolution in MRI. However, those techniques are not simple and easy. The International Electrotechnical Commission (IEC) recommends a method to evaluate spatial resolution using a periodic pattern image as IEC 62464-1. IEC 62464-1 prescribes specifications and placement of phantom, and a method of analysis, but these details grounds are not clear. A purpose of this study is to examine the effect in each factor of IEC 62464-1 method and define the characteristics of this method. Nine phantoms with different plate thickness were made including prescribed specifications of IEC 62464-1. Imaging was conducted with changing the placement angle of these phantoms. Also, analysis was carried out in region of interest (ROI) of three different size. As a result, the placement angle of the phantom, measurement error was <1% on a condition prescribed by a method of IEC 62464-1. There was not the effect if the transverse diameter for the longitudinal diameter exceeded 100% fort the size of ROI. In specifications of the phantom, there was not the dependence for the thickness of the plate of the phantom in IEC 62464-1 prescribes.
著者
土倉 莞爾
出版者
關西大學法學會
雑誌
關西大學法學論集 (ISSN:0437648X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.1-68, 2020-05-27