著者
吉田 直
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
燃料協会誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.398-405, 1958-07-20 (Released:2010-06-28)

ロケット推進薬の現状と将来の見通しについて綜説した。ロケット燃料は大別して固体燃料と液体燃料にこわけられ, 固体燃料には均一質と不均一質があり, 後者のコンポジット推進薬の発展が期待される。液体のものには一液形と二液形とがあり, 二液形が現在大形ロケットに使われてぃる。筆者は上の各種燃料の特性, 燃焼方法を説明した。高比推力を得るための新しい燃料の開発についても言及した。
著者
森岡 真也 鈴木 敏和 吉田 均 上野 博史 宇塚 雄次
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.95-101, 2018-09-25 (Released:2019-09-25)
参考文献数
25

人の医療ではCT室内の散乱線量や散乱線分布に関する報告は数多くあるが,動物医療におけるCT撮影時の具体的な散乱線量の調査は見当たらない。そこで今回,動物病院におけるCT検査時のCT室内の散乱線量を測定した。実際の臨床現場で使用する撮影条件を用いてCT室内の散乱線空間マッピングを,頭部・胸部・腹部・骨盤撮影ごとに作成した。マッピングの測定は,床からの高さは50,100,150,200 cmの4平面で行い,全260箇所で行なった。その結果,骨盤撮影時のガントリー中心から尾側50 cm離れた寝台上で最大の133 μSvの散乱線量が記録された。また,床からの高さ100 cmが最も散乱線が大きく,次いで150,50,200 cmの順に小さくなった。ガントリー脇は最も散乱線量が小さいエリアとなった。ガントリーの100 cm四方は散乱線量が大きく,寝台から離れるに従って小さくなった。
著者
木野瀬透 吉田夏樹 新大軌 今本啓一
雑誌
コンクリート工学年次大会2023(九州)
巻号頁・発行日
2023-06-16

著者らは,火災によるコンクリートの含水状態の変化に着目し,水を含まないフェノールフタレイン(PP)溶液により約150℃以上の熱を受け,ほぼ絶乾状態となった領域を判断する手法を検討してきた。本研究では,同手法を実際の火害調査に適用することを目的として,経年による自然な乾燥や中性化が進行したコンクリート造建築物から採取したコンクリートコアの加熱実験を行った。その結果,水を含まないPP溶液では先述の領域を,水を含むPP溶液では約600℃以上の熱を受け,中性化により生成したCaCO3が熱分解し,CaOが生成した領域を判断できることが分かった。
著者
大戸 朋子 吉田 悠 東條 直也 新井田 統
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第54回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.D10, 2020 (Released:2020-09-12)

本発表は、子育て期にある母親とKDDI総合研究所との共創プロジェクトを事例とし、母親にとってのサードプレイスとはどのような場所なのかを検討したものである。Oldenburgはサードプレイスを、社会的な立場や役割から解放された“私”に戻れる場所だと捉えているが、今回のプロトタイプでは、子育て期の母親にとってのサードプレイスとは、“母親としての私”が満たされる場所であることが明らかとなった。
著者
吉田 祐一 河村 直洋 角田 陽平 大西 惟貴 大谷 隼一 裴 有安 久野木 順一
出版者
一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
雑誌
Journal of Spine Research (ISSN:18847137)
巻号頁・発行日
vol.12, no.7, pp.984-988, 2021-07-20 (Released:2021-07-20)
参考文献数
9

45歳男性,高尿酸血症に対して入院治療中に背部痛に続いて両下肢筋力低下と痙性歩行を呈した.MRIで脊髄圧迫を呈した胸椎硬膜外腫瘤性病変はCTでは石灰化を伴っており,椎間関節発生の痛風結節が疑われた.胸椎後方除圧固定術を行い,切除標本では尿酸結晶が同定された.術後,下肢筋力は改善したが重度の痙性が遺残した.脊椎痛風結節はCTで検出されやすいため,背部痛時には精査することが望ましい.
著者
吉田 一也 小﨑 恵生 森 翔也 竹村 雅裕
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.72, no.3, pp.243-251, 2023-06-01 (Released:2023-05-10)
参考文献数
30

Previous study reported that baseball pitchers had a decreased shoulder internal rotation (IR) range of motion after pitching. However, whether the decreased range of motion associated with pitching is caused by tightness of the posterior shoulder has not been clarified yet. The joint stiffness in the passive torque can be compared with posterior shoulder tightness before and after pitching. Hence, this study aimed to compare shoulder IR stiffness based on passive torque before and after pitching in baseball pitcher. Eleven health male collage baseball pitchers were recruited. Passive torque during IR (max IR, peak torque and stiffness) of dominant and non-dominant arms was measured using an isokinetic dynamometer. Measurements were taken before, after, and post 24 hours after pitching (105 pitches). It was observed that after pitching, max IR and peak torque were significantly decreased compared to those before pitching. However, there was no difference in the stiffness of passive torque among three measurements. In conclusion, healthy college baseball pitchers have a decreased IR range of motion after pitching. However, this result is not due to posterior shoulder tissue tightness, but because of altered stretch tolerance.
著者
朝比奈 菊雄 峯尾 章伍 吉田 光雄
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.75, no.9, pp.1115-1119, 1955-09-25 (Released:2010-02-19)
参考文献数
1

Using the usual tabletting machine used in the factory and without changing the amount of granules supplied, two kinds of granules were submitted to tabletting at a constant tabletting speed, the same mortar volume, and in three positions of the upper pounder (giving three different thicknesses of tablet), and correlation between the forming pressure measured and various characters of the products was examined. From such results, following points were clarified:1) Naturally, there was no relation between pressure and weight of the tablet but differentiation by the position of the upper pounder (thickness of tablets) showed that there existed a positive correlation within each stratum. Appearance of such correlation in the case of one of the granules was found to be the interference of the change in the amount of granules supplied into the factor of the position of the upper pounder.2) There is a negative correlation between pressure and thickness but differentiation by the thickness indicated the presence of a positive correlation. This indicates that there is a positive correlation between weight and thickness.3) There is positive correlation between pressure and the quotient of weight by thickness.4) There is a positive correlation between pressure and compressive strength.5) Within the conditions used in the present experiments, no difference was found in the results from two kinds of granules.
著者
吉田 恭 齋藤 道雄
出版者
一般社団法人 グローバルビジネス学会
雑誌
グローバルビジネスジャーナル (ISSN:24340111)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.36-47, 2019 (Released:2020-06-09)
参考文献数
26

近年,都市の様々なエリアでエリアマネジメント(以下「エリマネ」)活動が行われるようになってきた.エリマネがより広く社会的に認知を受けるためには,エリマネ団体がマーケティング的な視点で来訪者を分析し,エリアの企業や行政を巻き込んで戦略的に活動することが必要である.この論文は,大阪駅周辺梅田地区のエリマネを例に取り,エリアへの来訪者はどのような人たちでどのようにエリマネ活動を評価しているのか,また来訪者は今後どう変化していくのかを明らかにする.現在,若年女性が多く訪れている梅田エリアは今後高齢化の懸念があること,エリマネ活動としては景観向上活動が幅広く支持されていること,インバウンドの影響が予想されること等が明らかになったが,これらは他のエリアの活動に対しても参考となる.
著者
須釜 淳子 石橋 みゆき 大田 えりか 鎌倉 やよい 才藤 栄一 真田 弘美 中山 健夫 野村 岳志 山田 雅子 仲上 豪二朗 佐藤 直子 柴田 斉子 長谷 剛志 深田 順子 三鬼 達人 有田 弥棋子 浦井 珠恵 大川 洋平 北村 言 臺 美佐子 高橋 聡明 玉井 奈緒 飛田 伊都子 野口 博史 松本 勝 三浦 由佳 向井 加奈恵 麦田 裕子 吉田 美香子 倉智 雅子 白坂 誉子 山根 由起子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.790-810, 2022 (Released:2023-03-10)
参考文献数
58

目的:本資料は,日本看護科学学会より公開した「看護ケアのための摂食嚥下時の誤嚥・咽頭残留アセスメントに関する診療ガイドライン」の要約版である.方法:本診療ガイドラインは,「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017」に従い,研究エビデンスと益と害のバランス,患者の価値観などに基づき作成された.結果:身体診査技術を用いた系統的アセスメント,反復唾液嚥下テスト,改訂水飲みテスト,フードテスト,頸部聴診法,超音波診断装置による嚥下観察,内視鏡による嚥下観察に関するクリニカルクエスチョンをもとに,10の推奨が作成された.8つの推奨はGRADE(Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation)2Cとして評価され,残りの2つはGRADEなしとして評価された.結論:看護ケアのためのアセスメントに焦点を当て,最新の知見を盛り込んだ信頼性の高い診療ガイドラインが作成された.本資料は要約版であり,臨床実践への活用が期待される.
著者
丸山 晃平 吉田 郁政 関屋 英彦
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.22-00252, 2023 (Released:2023-06-20)
参考文献数
17

鋼橋において適切な維持管理を必要とする損傷の1つが疲労き裂である.疲労き裂の主な要因は活荷重によって生じるひずみであることから,活荷重の実態把握,すなわち交通荷重とその台数の計測が重要となる.交通量を計測する手法は様々あるが,本研究では加速度センサによる車軸通過時刻の検知手法の提案を行った.計測データには,車軸がセンサ直上を通過した際に生じるパルス波的なピーク応答以外にも,反対橋脚側や隣接車線から伝達する応答が含まれるため,誤検知を極力減らし,高精度にて車軸を検知するアルゴリズムを構築することが重要である.閾値のみによる検知手法の場合,再現率と適合率の調和平均であるF値は54.4%であったのに対し,提案手法では94.1%まで向上し,高精度に車軸の検知を実施できることを示した.
著者
尾崎 允彦 佐藤 靖彦 吉田 英二 竹内 彩 山田 雄太 永島 史晟
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.22-00289, 2023 (Released:2023-06-20)
参考文献数
24
被引用文献数
1

過去のFRPシートの付着に関する研究は,FRPシートの剛性(シート剛性)が比較的小さい範囲が対象とされてきた.しかし,実際の補強では,構造物のスケールが大きいためFRPシートを積層化させる場合が多い.そこで,本研究では幅広い範囲のシート剛性を対象としたCFRPシート及びポリウレア樹脂を用いた付着試験を実施した.その結果,CFRPシートの積層化によりシート剛性が大きくなると付着耐力は増加するが,シート剛性が200kN/mm以上の範囲では既存の付着耐力式は実験値を過大評価することが明らかになった.また,剥離後のCFRPシートに接着したコンクリートの厚さである剥離深さを測定した結果,界面破壊エネルギーはシート剛性や樹脂の特性により決まるのではなく,コンクリート破壊面の表面積に強い関連性があることを見出した.
著者
澤 隆雄 青木 太郎 大澤 弘敬 井上 朝哉 田原 順一郎 伊藤 和彰 吉田 弘 石橋 正二郎 渡辺 佳孝
出版者
特定非営利活動法人 海洋音響学会
雑誌
海洋音響学会誌 (ISSN:09165835)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.26-32, 2009 (Released:2009-08-18)
参考文献数
7
被引用文献数
1

The Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology is developing an automatic bottom inspection and sampling mobile (ABISMO), which is a full-depth rating ROV (Remotely Operated Vehicle) for reaching to the deepest sea bottom, observing it with a camera and sampling the bottom layer. ABISMO consists of a launcher and a vehicle. The launcher is a kind of depressor with many observation devices, and the vehicle is an underwater crawler to move on the sea bottom and inspect it. The mother ship can determine the vehicle's position directly with the ultra-deepwater transponder. The transponder is small and lightweight, with a release system, and it operates at about a 14-kHz frequency. The frequency is higher than that of a conventional full-depth transponder, and it features greater navigation accuracy in shallow water, where many ROV do most of their work. These advantages are emphasized when the transponder is loaded onto an ultra-deepwater vehicle, which needs to be small and lightweight.
著者
吉田 元
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.116-123, 1992-02-15 (Released:2011-09-20)
参考文献数
13

寛政年間, 徳川幕府は関八州拝借株を貸与し,「御免関東上酒」の製造を命じ, 江戸で直接小売販売を行わせるなどして, 関東地方の酒造業の保護, 育成を行った。これは, 関西地方から流入する「下り酒」に, 江戸から流出する富の東西不均衡を是正する意味もあったが, 関東酒の水準向上の原動力となった。最近刊行された史料にもとづき, その詳細等をまとめて頂いた。
著者
大西 惠美 吉田 直裕 青柳 武史 爲廣 一仁 緒方 俊郎 谷口 雅彦
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.81, no.6, pp.1041-1048, 2020 (Released:2020-12-28)
参考文献数
22
被引用文献数
1

孤立性上腸間膜動脈解離は比較的まれな疾患であるが,近年CTの普及に伴い本疾患の報告は増加している.多くは保存的加療で良好な予後が得られるが,観血的治療を要する症例もあり時に致命的になることもある.しかし,本疾患の原因,分類,治療法について一定の見解は得られていない.2008年2月から2019年2月までに孤立性上腸間膜動脈解離と診断した20例の患者背景,症状,血液検査,治療法,転帰について後方的にまとめ,Sakamoto分類・Zerbib分類・Yun分類・Luan分類・Li分類により分類し,どの分類が治療方針の決定に有用か検討した.全例男性で平均年齢は56歳.18例は保存的加療,1例は血栓溶解,1例は血栓溶解をするも腸管虚血を認め腸管切除を行った.全例が再発なく生存.(観察期間中央値756日,四分位範囲:109-3,845)当院で経験した20例ではYun分類Type I~II bでは保存的加療が可能であり,Type IIIで観血的な治療が必要で,Yun分類が治療方針の決定に最も有用であった.
著者
富田 真佐子 小高 稔 佐久間 光史 細田 裕 村山 隆志 山口 百子 水野 正一 吉田 英世 森沢 拓 山中 寿
出版者
一般社団法人 日本痛風・核酸代謝学会
雑誌
プリン・ピリミジン代謝 (ISSN:09162836)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.91-98, 1996 (Released:2012-11-27)
参考文献数
24

We examined the relation of serum uric acid to mortality among 49,412 male employees aged 25 to 60 years old. Baseline data were collected during the health examinations performed between 1975 and 1982. Vital status was followed until 1985. Compared with men showing a uric acid level of 5.0-6.4 mg/dl, those with a level of 8.5 mg/dl and over had a 1.74-fold higher rate of mortality from all causes (p<0.05). Compared with men showing a uric acid level of 5.0-6.4 mg/dl, those with a level of 8.5 mg/dl and over had a 2.6-fold higher rate of mortality from cerebrovascular disease (p<0.01),1.7-fold higher rate of mortality from ischemic heart disease,3.1-fold higher rate of mortality from other heart disease (p<0.001),3.5-fold higher rate from liver disease (p<0.01), and a 7.0-fold higher rate from renal failure (p<0.01), respectively. Strong associations were obsereved between serum uric acid level and mortality from all causes, heart disease, cerebrovascular disease, liver disease, and renal failure. Associations was also observed between serum uric acid level and body mass index, systolic and diastolic blood pressure, liver function, serum total protein, serum total cholesterol, previous history of gout and circulatory diseases (p<0.001). Further investigation into the possible role of uric acid in the development of various disease is needed.
著者
吉田 広志
出版者
工業所有権情報・研修館特許研究室
雑誌
特許研究 (ISSN:09120432)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.61-81, 2009-03

本判決は,平成5年改正法の下で,特許クレームの補正・訂正に関して知財高裁が大合議をもって見解を示した初の判決である。
著者
西川 直人 稲川 祥史 吉田 昌弘 山本 敬三
出版者
一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
雑誌
日本アスレティックトレーニング学会誌 (ISSN:24326623)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.93-101, 2021-10-31 (Released:2021-11-26)
参考文献数
18

本研究の目的は,着地時の足部接地の違いが衝撃吸収作用に及ぼす影響を検討することである.対象は10名(後足部接地1名,前足部接地9名)とし,30 cm台からのドロップジャンプ動作を実施した.三次元動作解析装置を用いて足,膝及び股関節のパワー,床反力鉛直成分を計測し後足部接地と前足部接地で比較した.その結果,前足部接地と比べ後足部接地では,膝における負の仕事量(衝撃吸収量)が大きく,関節パワーのピークが早期に発現した.
著者
平野 実 大久保 洋 吉田 哲二 江崎 修市 吉田 義一 進 武幹
出版者
The Japan Broncho-esophagological Society
雑誌
日本気管食道科学会会報 (ISSN:00290645)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.365-372, 1981-10-10 (Released:2010-10-20)
参考文献数
19
被引用文献数
6 3

“Cricopharyngeal achalasia” appears to be defined as a failure of the cricopharyngeal muscle to relax or as its premature contraction during the pharyngeal stage of deglutition. Our electromyographic, radiographic and histological investigations led to the conclusion that there are NO such conditions. In the conditions where “cricopharyngeal achalasia” has been thought to exist in association with other neuromuscular diseases, the cricopharyngeal muscle does relax in normal timing. However, since the propelling force is lessened because of weakness of the lingual and/or pharyngeal muscles, bolus does not enter the esophagus during the cricopharyngeal relaxation. Therefore, it is not the cricopharyngeal muscle but the tongue and/or pharyngeal muscles that is responsible for dysphagia. In the conditions where “cricopharyngeal achalasia” appears to be the only problem, again the cricopharyngeal muscle does relax. This was confirmed electromyographically in 5 patients. Results of a histological study suggest that the genesis of dysphagia in these conditions is a decrease in expansibility of the cricopharyngeal muscle resulting from a myopathy. We propose that these conditions should be called “idiopathic cricopharyngeal myopathy.”