著者
高木 俊輔 永井 達哉 斉藤 聖 坂田 増弘 渡辺 裕貴 渡辺 雅子
出版者
一般社団法人 日本てんかん学会
雑誌
てんかん研究 (ISSN:09120890)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.427-433, 2011 (Released:2011-02-01)
参考文献数
11

進行性ミオクローヌスてんかんの一型であるUnverricht-Lundborg病(ULD)は、他の進行性ミオクローヌスてんかんと比べて認知機能低下の進行が緩徐であり、他のてんかん症候群と見誤られる可能性がある。 今回我々はULDの原因遺伝子であるシスタチンB遺伝子について最も多い形式の異常は確認できなかったが、誘発電位でのgiant SEP所見や光過敏性、早朝覚醒時に目立つミオクローヌスや進行性の認知機能障害などの特徴的な症状に気付かれULDと臨床診断された症例を経験した。当症例は部分てんかんの診断のもとULDの症状、予後に悪影響のあるフェニトイン(PHT)の投与を長期間受けており、ミオクローヌスや認知機能低下が進行していた。PHTをクロナゼパム及びピラセタムに変更したところ症状に改善が得られた。 ULDはまれな疾患で診断には困難が伴うが、臨床的特徴を把握しておくことが重要と考えられた。

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著者
坂田善吉 編
出版者
坂田善吉
巻号頁・発行日
vol.〔6〕 かちかち山仇討, 1879
著者
柴田 尚樹 梶川 裕矢 坂田 一郎
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.171-176, 2010-05-15
被引用文献数
1

二次電池のケーススタディを通して、学術俯瞰、特許俯瞰を通して、商業化可能な技術要素の早期発見を行う方法論を提案する。学術論文は基礎的、特許は応用的になる傾向があった。学術論文と特許それぞれの主要5領域が扱うトピックを比較すると、リチウム二次電池と電解質に関する2組の対応関係が見られ、トピックスの内容や平均出版年から学術論文と特許の差分を抽出した。その結果、商業化の可能性がある領域が発見された。
著者
藤田 桂英 梶川 裕矢 森 純一郎 坂田 一郎
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.144-149, 2012-05-20

本論文では,重み付き引用ネットワーク解析における新興論文群の発見に対し,どの属性を考慮した重みが有効かを調査した.重み付き引用ネットワークでは出版年など論文の属性情報を解析に用いることが可能である.また,複数の学術領域ごとに重みを考慮した重み付き引用ネットワークを作成し,トポロジカルなクラスタリング手法によりクラスタに分割後,各種類のパフォーマンスをvisibility, speed, topological relevance から評価した.
著者
吉松 博信 坂田 利家
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.90, no.5, pp.902-913, 2001-05-10
被引用文献数
9 3

肥満症や肥満2型糖尿病の治療に食事療法と運動療法は欠かせない.しかし,継続して実行するとなると,多くの患者は治療から脱落し失敗する,肥満症患者特有の認知能,食行動,ライフスタイルと言った壁に阻まれ,患者はそれを凌駕出来ないからである.なかでも,その主体をなすのが食行動の「ずれ」と「くせ」である.栄養学的な知識だけで患者教育をしたり,それで効果がなければ疾患の怖さを武器に説得したり,言い換えると知識量による防御だったり,患者の恐怖感を煽るといった操作では,これらの障害を克服することは難しい.治療者に授けた知識そのものが「ずれ」と「くせ」に取り込まれ,患者の行動変容には結びつかないからである.治療者の役割として大切なことは,自分の食行動の問題点,具体的には「ずれ」と「くせ」に患者が自ら気付き,しかも治療経過の中でそれらを修復できるような治療的枠組みをどのように創っていくか,この一点にある.このような目的のために編み出された治療技法,その一つが「グラフ化体重日記」である.問題になる食行動の抽出,その修復,波形化されて描出される体重減少という報酬,この繰り返しが治療動機の向上とその長期的維持を可能にする.「咀嚼法」は満腹感の形成を促す.その結果,お腹がはち切れる程食べないと満腹出来ないと思い込んでいた患者に,摂取量は少なくても満腹できるのだと実感させることが出来る.つまり,肥満症患者の満腹感覚の「ずれ」を修復するのに有効な手段である.知識量の増加ではなく,患者自身が感じ取る感覚の修復,これこそが逸脱した脳機能を修復する最短距離なのである.
著者
坂田 一浩
出版者
熊本大学
雑誌
国語国文学研究 (ISSN:03898601)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.80-93, 2003-03-25

現代語において「AもBは」という形式をとる、『彼も数学は苦手だ。』『そっくりな二人も、歯の色は違う。』『あの鬼社長もカミさんには滅法弱い。』『君もやる時はやるんだね。』のような諸例には、共通した或る特徴的な意味構造が見出される。そしてそれは、ここに現れている助詞「も」「は」がそれぞれ、「極端例の提示」および「対比・限定」という含みを帯びることによってはじめて明示され得るものと考えられる。本稿ではこのような現象と、その要因について、古典語、とりわけこの形式を意図的に修辞技法として用いたと見られる古典和歌に遡って検証することをその目的とする。
著者
長谷川 由美 服部 圭子 坂田 直樹
出版者
近畿大学生物理工学部
雑誌
近畿大学生物理工学部紀要 (ISSN:13427202)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.25-33, 2014-03

[要旨]ランゲージスペース(以下LSとする)の学生参加率の向上を目的とし、2つの調査を行った。 1つは学生を対象にしたLSに参加可能な曜日・時間帯に関するオンラインアンケート, もう1つは履修登録状況のデータによる空き時間の調査である。 両調査結果の相関係数がある程度高かったため, 今後は履修状況の調査を行うことで, 学生の参加可能な時間帯を割り出すことが可能であることがわかった。 また, 1限・5限を中心に学生がLSに参加可能であることが判明したが, 多くの学生が遠方より通学している現実を鑑みると, これらの時間帯にLSを実施することが本当に参加者の増加を促すかどうかという点においては, 今後さらに調査を重ねる必要がある。 今回の調査結果を踏まえて, 今後も様々な学生が参加しやすい時間帯にLSを設定しすることを検討して行くとともに, 平成26年4.月度からの1年生対象科目である「総合英語1、2」と「基礎英語1, 2」受講者へのLS参加必修化に備える必要がある。 [Abstract] To increase the number of students participating in "Language Space," two surveys were conducted to determine which periods they are more likely to come: a) an on-line questionnaire asking students which periods they can come; b) analysis of 15'- and 2nd- year students' registration data. The results show that the two surveys show the similar tendency, indicating that students' registration information is relatively useful data for grasping students' overall probability to participate in LS. However, the results showing that l'`- and 5t- periods are good for students should be carefully interpreted because these periods may be possible but may not be feasible for students to come to LS, since many students commute long distance. This is virtually the first attempt to grasp students' probability to participate in LS. Its activities have not been necessarily conducted now on the periods this study found students are likely to come, but in the future, we may have to arrange LS schedule based on students' weekly schedules.
著者
濱岸 五郎 坂田 政弘 山下 敦弘 増谷 健 井上 益孝 志水 英二
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.121, no.5, pp.921-927, 2001-05-01 (Released:2008-12-19)
参考文献数
7

We have newly developed two types of 15" high resolution non-glasses 3-D displays, the one is no cross-talk 3-D display using the double image splitter technology and the other is 2-D/3-D full compatible display using the image splitter and the controllable scattering shutter technology. In this time, in the 2-D/3-D full compatible display, controllable scattering shutter is united with image splitter in order to realize simple construction and short viewing distance of the non-glasses 3-D image. Those displays adopted newly developed head tracking system. The head tracking system detects the viewer's head position without special attachment and adjusts the images automatically. So it can expands the stereoscopic area. With this combination of larger screen, higher resolution and head tracking system, the display enables viewer to have more realistic and enjoyable images.
著者
坂田 五常 牧野 健二 河村 保夫 猪飼 隆
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:03851559)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.61-67, 1985-02-20
被引用文献数
1

Ethyl 2-[4-(6-chloro-2-quinoxalinyloxy) phenoxy]-propanoate (code No. NCI-96683)は, 現在日産化学工業(株)によって開発中の新しい選択性除草剤である.これまで数種のheterocyclicoxy phenoxy propanoic acid誘導体が選択性除草剤として知られていた.本研究においてヘテロ環としてさまざまなベンゼン縮合ヘテロ環を探索合成した結果, quinoxalinyloxy phenoxy propanoic acid誘導体, とくにNCI-96683がすぐれたイネ科雑草に対する除草活性と広葉作物選択性を示すことを見いだした.これらの誘導体は合成原料として2-chloroquinoxaline誘導体とhydroquinoneおよびα-halogenopropanoic acid誘導体を用いて合成した.NCI-96683は, 大豆, 棉, 甜菜, なたねなどの広葉作物に薬害を示すことなく, イヌビエ, メヒシバ, オヒシバ, エノコログサ, オオクサキビ, カラスムギおよびセイバンモロコシなどに卓効を示した.圃場試験においては, 一年生イネ科雑草に対し0.05-0.15 kg a.i./ha, 多年生イネ科雑草では0.11-0.22 kg a.i./haで十分な除草効果が得られた.
著者
劉 政安 青木 宣明 伊藤 憲弘 坂田 祐介
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.71, no.6, pp.818-825, 2002-11-15
被引用文献数
6 2

中国ボタン品種群の中原品種グループから9品種と, 対照品種として日本ボタン'連鶴'の合計10品種を供試し, 花芽分化・形成過程と促成能力について調査した.調査開始の6月下旬にはすべての品種においてがく片が観察され, 花芽分化の開始が確認された.その後の中国ボタンの花芽形成パターンは, (1) : 花芽分化スピードが早く, 夏季に花芽形成のスピードが鈍ることなく順調に進み, 10月上旬に雌ずい形成が完了するグループ('白鶴臥雪'など3品種), (2) : 花芽分化スピードが中程度で, 10月中旬に雌ずい形成が完了するグループ('珊瑚台'など3品種), (3)花芽分化スピードが遅く, 雌ずい形成は11月上旬にほぼ完了するグループ('錦綉球'など3品種)の3つに分類できた.促成栽培における中国ボタンの萌芽率は低温期間が4週間と短くても100%を示したが, 日本ボタン'連鶴'は極端に低下した.また, 中国ボタン'白鶴臥雪'は低温期間が短くても開花率は比較的高かった.開花の見られた中国ボタン品種における開花はすべての処理区で年内に終了した.年内促成には, 80%以上の開花率を示した'白鶴臥雪', '鳳丹', '淑女装'の3品種が適すると考えられる.
著者
松添 直隆 山口 雅篤 川信 修治 渡部 由香 東 華枝 坂田 祐介
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.138-145, 1999-01-15
被引用文献数
9 24

本邦の6品種およびバングラデシュの8品種・系統のナス(Solanum melongena L.)を供試して, 果実への暗黒処理が果色および果皮のアントシアニン組成に与える影響を調査した.本邦の栽培品種と'Singhnath'の果色は"紫みの黒", 'KL purple'と'Borka'は"暗い赤みの紫"および'Uttara'は"くすんだ赤紫"であった, SL系統のうち'SL 28', 'SL 32'および'SL 50'は"黄緑"と"緑"の縞に一部"赤紫"の着色, 'SL 65'は"黄緑"に一部"赤紫"の着色がみられた.'早生米国大丸'以外の品種・系統の果皮の主要アントシアニンはdelphinidin 3-p-coumaroylrhamnosylglucoside-5-glucoside (Nasunin)で, その含有率は69.1∿87.7であった.一方, '早生米国大丸'の主要アントシアニンはdelphinidin 3-rhamnosylglucosideで, その含有率は79.5%であった.暗黒処理により, '早生米国大丸'の果色は"暗い赤紫"になったが, 果皮のアントシアニン組成は対照区と違いがなかった.また, 暗黒処理により, '千両2号', '庄屋大長'および'Borka'は"黄みの白"に一部"赤みの紫"を含む果色に, そして'SL 50'は"黄みの白"に一部"灰黄赤"を含む果色に変化したが, 果皮の主要アントシアニンの含有率には変化は認められなかった.'久留米長', '十市', '御幸千成', 'KL purple', 'SL 28', 'SL 32'および'SL 65'は暗黒処理下では果皮におけるアントシアニン系色素の発現は認められなかった.
著者
坂田 桐子 林 光緒
出版者
広島大学
雑誌
Memoirs of the Faculty of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University. IV, Science reports : studies of fundamental and environmental sciences (ISSN:13408364)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.151-160, 1999-12-28

We examined the prevalence of paranormal beliefs that kanashibari was a kind of the psychic phenomenon, and the extent into which the beliefs changed by the education based on scientific knowledge. One hundred and sixty university students who attended 'Biological Psychology' and 186 university students who attended 'Psychology' answered questionnaires at the 1st class and the last class. Scientific findings concerning the kanashibari phenomenon were lectured in 'Biological Psychology', and such a lecture was not done in 'Psychology'. Those who answered 'the psychic has affected kanashibari' were 57.2 0n the first investigation, Though the scientific lecture concerning kanashibari did not have the effect to reduce the 'kanashibari is psychic phenomenon' belief, that had the effect to make students recognize the necessity of scientific studies about kanashibari. As for some of students of the liberal arts, reactance was caused by auditing the scientific lecture, and their attitudes had changed into the direction where paranormal beliefs about kanashibari are reinforced.
著者
坂田 豊 小田 良雄 安達 信一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.57-58, 1992-02-24

オンラインシステムのインストール作業の1つにシステムの動作条件を定義した制御文ファイルの作成がある.この制御文ファイルの規模は通常のオンラインシステムで数MBとなり、正しく設計するには専門家の持つ知識が不可欠である.専門家の知識とは個々の整品の数千ページにわたる膨大なドキュメントやドキュメントに記載されないような各製品間のノウハウであり、これらを修得するには数年を費やす.一方、専門家が関係しないインストールの場合、1システムの構築作業が5~10人で3~4ケ月に及ぶこともある.ノウハウをドキュメントで管理する方法もあるが、ドキュメントの持つあいまい性のため品質の低下が想定され、またメンテナンスも行われなくなる.上記の問題点の解決をねらい、専門家の持つ知識を体系化し、技術者間で共用できる様にツール化し試作したのが本ツールである.本書は・専門家の知識とは何か・その知識をどの様に体系化(表現)するか・試作ツールの構成および特徴・使用結果と今後の課題の順で書かれている.
著者
坂田 好輝 杉山 充啓 小原 隆由 森下 昌三
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.135-140, 2006-03-15

台木品種がキュウリ穂木のうどんこ病抵抗性に及ぼす影響を明らかにするため,台木用品種そのもののうどんこ病抵抗性,また,抵抗性のレベルの異なる台木品種に接ぎ木されたキュウリ穂木の抵抗性について評価した.近年発表されたブルームレス台木'ときわパワーZ'および'ホワイトパワー'は,子葉から第10本葉に至るまで,20℃程度の冷温から26℃,加温ハウスレベルの適温条件まで,高いレベルのうどんこ病抵抗性を示した.PPMR-1は,成育が進むにつれ,高度な抵抗性を示した.従来から利用されているブルームレス台木'ひかりパワーG'及びブルーム台木の'新土佐'は罹病性であり,'ひかりパワーG'はより激しく罹病した.うどんこ病抵抗性が異なる台木を用いた場合にも接ぎ木されたキュウリ穂木の子葉の抵抗性には有意な差異はなく,幼苗期においては台木品種が抵抗性に及ぼす影響はないまたは小さいと考えられた.一方,接ぎ木キュウリの成育に伴い,PPMR-1あるいは'新土佐'に接ぎ木された穂木(第5本葉,あるいは17本葉)は,うどんこ病に対して抵抗性あるいは耐性を増した.うどんこ病に高度な抵抗性を有する'ときわパワーZ'および'ホワイトパワー'を台木に用いた場合には,キュウリ穂木が抵抗性になることはなかった.ブルームレス台木の'ひかりパワーG'は穂木の抵抗性を弱めた.これらの結果から,台木品種は穂木のうどんこ病に対する抵抗性または耐性を変え,PPMR-1のような抵抗性または耐性を付与することのできるカボチャ台木品種を利用することにより,うどんこ病被害を軽減できることが示唆された.
著者
坂本 博康 坂田 年男 井上 光平 浦濱 喜一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.93, pp.135-142, 2006-09-09
被引用文献数
3

人の快・不快などの感情や気分を簡便に計測したいという要望はいろいろな分野から出されている.本報告は,人の単一の感情や気分が直接的に顔の表情に表れている場合について,顔画像の正準相関分析法を用いて計測する方法を提案している.本方法の顔画像の取扱い手法には,固有顔と同列のimage-basedの方法を用い,これに人が顔画像を観察する際の注視特性を組み込んだ方法を利用する.また,人の感情および表情のモデルにはラッセルの感情円環モデルを採用し,不快一快および沈静一覚醒の2座標軸で各顔画像を主観評価したデータを用いる.女性22名の4種類(笑,怒,泣,鷲)の表情を含む顔画像のデータベースを用いて行った数値実験結果を示し,本提案手法の有効性を述べる.A convenient measuring method for human's feeling or affect of comfortableness and/or uncomfortableness is required from various fields of research, manufacturing and business. This report discusses a measuring method based on the canonical correlation analysis scheme under the assumption that one's feeling or affect is directly reveals on his/hers facial expression. Our image processing technique is an image-based method like eigenface method, enhanced by eyes' gazing property upon human faces. Employing Russel's circumplex model of affect as a model of facial expression, each facial image is subjectively evaluated on the two coordinates of un-comfortableness -comfortableness and composure- excitement. We show results of numerical experiments carried out by using facial expression database of 22 female subjects covering four affections including joy, anger, sadness and surprise, and describe availability of the proposed method.
著者
加護野 忠男 石井 淳蔵 猶本 良夫 川上 智子 松嶋 登 坂田 隆文 水越 康介 横山 斉理 日高 優一郎
出版者
甲南大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

本研究は、医療経営のマネジメントに関する研究を行うことを目的とする。具体的には、医療分野の固有性をふまえつつ、研究上の方法論整備を行い、トヨタ生産方式を中心としたマネジメントノウハウの意義についての研究がすすめられた。研究の結果、方法論として、制度論や実践論に基づく研究の可能性が示された。また、具体的な対象については、トヨタ生産方式はもとより、より包括的に次章を捉える為にも、ITの意義や、ガバナンスの必要性などが確認された。