著者
中上 裕仁 射場本 忠彦 井上 隆 百田 真史 山田 航生 長田 和也 木村 洸介 岸 丈夫
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.101-104, 2017

<p>本報では、対象DHCの総合効率向上を目的として、設備更新が行われた対象プラントにおいて蓄熱槽の活用方法の検討を行い、シミュレーションにて効果の定量化をを図った。検討内容として、部分負荷特性の優れたインバータターボ冷凍機と蓄熱槽からの放熱運転との効率比較を行った。また、蓄熱槽活用による熱源機の増段抑制制御の検討を行い、シミュレーションにて、蓄熱槽によって熱源機の増段を抑制することで対象DHCの消費電力量を約3%削減できることを示した。</p>
著者
高木 健 木下 健 寺尾 裕 井上 憲一 田中 進 小林 顕太郎 山田 通政 高橋 雅博 植弘 崇嗣 内山 政弘 江嵜 宏至 佐藤 増穂 岡村 秀夫
出版者
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
雑誌
理論応用力学講演会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.132-132, 2006

この論文では、環境負荷の小さい基幹エネルギー源として、帆走型洋上発電施設を提案している。この施設は、台風を避けながらかつ好適風力を求めて日本のEEZ内を航行するのが特徴である。また、このコンセプトの目標として、水素社会が実現される頃に、環境負荷が最も少ない基幹エネルギーとして成立することを目指している。試設計によれば、この施設は台風を上手に避ける運動性能と、充分な強度を有することが判った。また、フィージビリティ・スタディによれば、この施設3900個で石炭から得られるエネルギーに相当する日本全体の発電量の18%のエネルギーを代替することができ、2002年のCO2レベルの10%を削減できることがわかった。
著者
大谷 道輝 山田 伸夫 高山 和郎 小瀧 一 江藤 隆史 假家 悟 内野 克喜 伊賀 立二
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.122, no.1, pp.107-112, 2002-01-01 (Released:2003-02-13)
参考文献数
14
被引用文献数
8 8

A commonly used admixture of commercially available ointments and/or creams was selected from the prescribed sheets in our hospital, and questionnaire to dermatologists. To assess the relationship between permeability of corticosteroid through murine skin and clinical effects in human, we attempted to investigate the vasoconstrictor activity of these admixtures of topical corticosteroid by double-blind controlled study. Test samples were occluded at random on the back of 20 healthy volunteers for 4 hours. The vasoconstrictor activity of corticosteroid creams (Lidomex®) alone was significantly large as compared with that of ointments alone. The vasoconstrictor activity of corticosteroid in the admixture of Lidomex® ointment and urea ointments or heparinoid ointment was 1.5—2 fold significantly larger than that from ointments alone. The extent of the stability of the emulsion after mixing was related to the vasoconstrictor activity. These experiments demonstrated a close relationship between the vasoconstrictor activity of human skin and permeability of hairless mice skin. These results suggested that the vasoconstrictor activity of topical corticosteroids mixed with commercially available ointments and/or creams depends upon their physicochemical characteristics.
著者
上垣 華穂 李 奇子 佐々木 直樹 石井 三都夫 古岡 秀文 廣川 和郎 成澤 昭徳 山田 一孝
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.77-81, 2011

子牛の肺炎診断を目的に,11頭の子牛に対して立位で胸部側方向像のComputed Radiography(CR)撮影を行った。撮影条件の失宜による取り直しはなく,全例で肺後葉の観察が可能であった。今回の基礎的検討では,肺後葉の病変の摘発が可能であったが,前葉の病変は描出できなかった。この結果から,子牛の胸部におけるCR診断は肺炎のひろがり診断,重症度判定に有効と考えられた。
著者
山田 有希子
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.2019, no.70, pp.106-122, 2019-04-01 (Released:2019-04-18)

In dem Deutschen Idealimus, besonders in dessen “Naturphilosophie”, wurden aktive Diskussionen über “Leben” oder “Organismus” entwickelt. Aber bis heute haben sie selten im Vordergrund gestanden. Denn vom Standpunkt der modernen Biologie oder der Biowissenschaften aus, werden sie wahrscheinlich für veraltet oder “spekulativ” gehalten. Es war Hegel, der im deutschen Idealismus den Begriff “Leben” unmittelbar und thematisch argumentierte. Bekanntlich ist es die Metapher mit Embryo (das organische Ganze), die das gesamte Hegels System erklärt. Und der Begriff “Leben” wird nicht nur in die “Naturphilosophie” sondern auch in die “Logik”, die scheinbar keine direkte Beziehug auf denselben Begriff hat, aufgenommen. Die Logik ist die Grundlage für Hegels System, und im letzten Kapitel “Idee” wird das Leben als eine Idee behandelt. Ferner versucht Hegel die Idee “Leben” mit dem Begriff des Widerspruchs positiv zu begreifen, obgleich Kant eben diesen Widerspruch zu vermeiden versuchte. Mit dem Widerspruch erhalt das Leben in Bezug auf den “(menschlichen) Geist” einen höheren Sinn als “Natur”. Einfach ausgedrückt, hat die Frage nach dem Leben eine widersprüchliche Struktur, dass die Frage selbst die Antwort (das Wesen des menschlichen Lebens) ist. Wir leben jetzt und hier gerade fragend, was unseres Leben ist. Hegel versuchte nicht nur das Leben zu verstehen und erklären, wie es ist, sondern auch es zu begreifen, was es ist, während er den Unterschied zwischen dem Leben von Tieren und Pflanzen (Organismus) und dem menschlichen “Geist”, und deren Beziehung (die Schwierigkeiten, beide zu teilen) betrachtete. In diesem Beitrag denken wir darüber nach, was Leben ist, hauptsächlich durch Hegelisches Denken gegen Kantisches. Damit können wir uns nach der Frage selbst, was das Leben ist, fragen. Die Inhaltsübersicht ist wie folgt. 1. Kants Theorie des Organismus (1)Analogon der Kunst (2)Analogon des Lebens (3) von Geist zu Leben - vom Geist gegen Materie zum Leben gegen Materie 2. Hegels Theorie des Lebens (1)A. lebendiges Individuum B. lebendiger Prozess (2) C. Gattung (3) der Tod des Individuums als das Leben des Geistes 3. Die Frage nach unserer Frage selbst: Was ist das Leben?
著者
金子 正大 南川 哲寛 谷口 英史 山田 恭弘 中村 潤 沖原 宏治 中内 博夫
出版者
一般社団法人 日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科学会雑誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.107, no.1, pp.44-47, 2016-01-15 (Released:2017-01-27)
参考文献数
10

精巣鞘膜悪性中皮腫の一例を報告する.93歳,男性.主訴は有痛性の右陰嚢腫大.石綿暴露歴なし.超音波検査およびMRI検査にて右陰嚢水腫の診断.陰嚢水穿刺細胞診にて,中皮細胞を認めるも異型性に乏しく明らかな悪性所見を認めず,classIIIaであった.右陰嚢水腫根治術を施行したところ,切除標本の組織診断にて上皮型の精巣鞘膜悪性中皮腫を認め,追加治療としてdartos筋膜を全周性に付けて右高位精巣摘除術を施行した.術後6カ月時点で再発を認めない.精巣鞘膜悪性中皮腫は稀な疾患で,術前の正診率は低い.急速増大する血性の陰嚢水腫や精巣固有鞘膜から生じた腫瘤を認めた際は悪性中皮腫の可能性を考慮すべきである.予後不良の疾患であり,二期的手術となっても高位精巣摘除術を行う必要がある.
著者
山田 茂夫
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.603-605, 1997-10-20
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

嘔吐, 腹囲膨大を呈し, 子宮蓄膿症が疑われた未経産シャム猫 (3歳) を開腹したところ, 発生期における内部生殖器と外部生殖器の癒合不全によると考えられる腟端閉鎖症と診断された. 左右子宮角および盲嚢状に終る腟は拡張し, 子宮および腟には多量の血様内容物が貯留していた. 腟尾側の盲端部分と腟前庭との間には少量の疎鬆結合組織が介在していた.組織学的には出血性子宮内膜炎がみられたが, 腟盲端部の組織は萎縮しているもののほぼ正常構造を保っていた.
著者
山田 祐一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.402, pp.94-98, 2008-09

福岡県南部に位置する大川市は、県庁所在地の福岡市から電車やバスを乗り継ぎ1時間強。人口4万人のいわゆる田舎町だ。家具・建具の生産高日本一を誇る木工の産地として知られるものの、バブル崩壊以降、少子高齢化の影響もあって家具の出荷数は伸び悩み、景気がいいとは言えない。
著者
松原 聰 宮脇 律郎 横山 一己 重岡 昌子 原田 明 山田 隆 川島 和子 清水 孝一 宮島 浩
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2010年年会
巻号頁・発行日
pp.77, 2010 (Released:2011-04-06)

長野県茅野市向谷鉱山の熱水脈からヘドレイ鉱、ピルゼン鉱、都茂鉱、Bi3Te2のようなBi - Te系鉱物が産する。鉱脈は三波川変成岩に属する石英ー白雲母ー滑石片岩中に見られる。Bi - Te系鉱物はゲルスドルフ鉱、硫砒鉄鉱、磁硫鉄鉱、黄銅鉱を伴う。ヘドレイ鉱、ピルゼン鉱、都茂鉱は、直径2 mm以下の六角板状結晶として見られる。
著者
山田 雅行 小田 義也
出版者
公益社団法人 日本地震工学会
雑誌
日本地震工学会論文集
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.1_59-1_76, 2018

<p>本論は日本の12の主要活断層帯を対象として,P波の減衰特性の推定と活断層の特性との関係を考察したものである.減衰特性の推定においては,活断層をまたぐ観測点ペアと遠方の地震に対して二重スペクトル比法を適用し,震源特性,活断層近傍までの伝播経路特性,そして,サイト増幅特性を除去した.推定された減衰特性は12の活断層でそれぞれ異なっていた.減衰特性の違いについて考察した結果,断層破砕帯の大きさとの相関は見られなかったが,その一方で,地震後経過率とは明瞭な正の相関を示した.このことは本論で推定した減衰特性が活断層の応力状態,すなわち地震発生の切迫度を反映している可能性が考えられる.</p>
著者
山田 浩久
出版者
The Tohoku Geographical Association
雑誌
季刊地理学 (ISSN:09167889)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.236-246, 2002-12-26 (Released:2010-04-30)
参考文献数
12

1970年代後半の地価上昇は, 第一次石油ショック後の景気低迷期における金利の引き下げと土地市場の特異性によって生じた。しかし, 恒常的な住宅地地価の上昇に所得上昇が追いつかなくなった大都市圏住民の増加と圏域の空間的拡大スピードの鈍化によって住宅地市場は縮小し, 地価上昇は沈静化に向かった。その結果, 住宅地市場から撤退した住宅購入希望者が大都市圏内部に滞留することになり, マンション開発が活発化した。マンション開発業者による土地買収は, 都心および都心周辺部の土地需要を大幅に増大させ, 既成市街地の再開発や用途混在型の土地利用を加速させる主要因となった。マンション開発がもたらしたこれらの現象は投機的土地取引や地価上昇の空間的波及を助長する作用がある。1980年代後半の地価急騰は東京都心部における商業地地価の局地的上昇を発端とする波及型の地価変動現象と特徴づけられるが, マンション開発が惹起した都市空間の変容がその背景にあったと考えられる。
著者
鎌田 泰斗 坂元 愛 山田 新太郎 関島 恒夫
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.3-13, 2020 (Released:2020-02-14)
参考文献数
31

シベリアシマリスTamias sibiricus(以下,シマリスとする)には同種内に年周期的に冬眠する個体と冬眠をしない個体が存在していることから,冬眠調節メカニズムを解明する実験材料として,非常に高い潜在能力を有していると考えられる.しかしながら,実験室条件下における繁殖プロトコルは未だに確立されておらず,計画的な繁殖成功の報告もないことから,モデル動物化を進めるにあたり大きな障壁となっている.本研究では,実験室条件下における雌の発情特性を明らかにすることを目的に掲げ,はじめに,雌の発情パターンを明らかにし,冬眠タイプと非冬眠タイプ間において繁殖期の長さや,この期間に特異的に観察される鳴き声(発情鳴き)に差異があるかどうかを比較した.次に,発情鳴きが認められた期間において交配実験を実施したところ交尾行動が観察されたことから,発情鳴き状況に応じた膣スメア細胞診をすることにより,発情鳴きの発情周期上の意義を明らかにした.結果として,雌のシマリスは,実験室条件下において年1回の繁殖期を有しており,発情鳴きは約11日周期で繁殖期間中に4から5回ほど認められた.さらに,発情鳴きが膣スメア像における角化無核細胞の増加と密接に関連していたことから,発情鳴きは発情周期上における排卵日を示す重要なシグナルとなっていることが示された.冬眠タイプと非冬眠タイプ間において,繁殖期の長さや発情鳴きのパターンについては明瞭な差異は認められず,共通した発情特性を示すことが明らかとなった.さらに,本研究では,冬眠タイプと非冬眠タイプ間の異型交配を試みたところ,6例のF1世代の作出に成功した.今後,さらに異型交配を進展していくことで,冬眠の遺伝形式の解明や連鎖解析による冬眠の調節メカニズムに関与する遺伝子の同定が期待される.
著者
枡 良充 内山 靖 恩幣 伸子 山田 美加子 榎本 香織 軍司 晃
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.67-72, 1998 (Released:2007-03-29)
参考文献数
13

階段昇降時の動作特性を明らかにする事を目的として,F-SCANを用い足圧中心の移動軌跡を健常人・患者25名に対して測定し,以下の結果を得た。健常人の階段昇降動作での足圧中心の移動軌跡は,前足部から踵方向へ移動後,再び前方へ移動する戻り型(Aタイプ)と,平地歩行と類似したの前方向型(Bタイプ)に大別された。健常人の降段動作での足圧中心の軌跡は全てAタイプで,昇段に比較して左右への変位を認めた(p<0.01)。一方,昇段ではA・Bの両タイプがみられた。患者では,降段動作の障害がより顕著で,機能改善とともに健常人の足圧中心の軌跡波形に近付く傾向が観察された。また,杖は立脚期を安定化させる役割があることが客観的に示された。階段昇降時の動的足圧を測定する事により,降段動作の姿勢制御の複雑さの一端が明らかとなった。
著者
熊倉 俊郎 早川 典生 細山田 得三 播磨 隆
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地球環境シンポジウム講演集
巻号頁・発行日
vol.4, pp.147-152, 1996

Numerical simulation by Modular Ocean Model2 (MOM2) is carried out to understand whole image of oceanic structure in the Japan Sea. MOM2 is the numerical simulation code which integrates governing equation and calculates development of momentum, temperature, and salinity. The study is successful to reproduce the flow pattern of oceanic circulation in the Japan sea, which includes meandering of Tsushima Warm Current and the polar front in the center of Japan Sea.
著者
マクヴェイ山田 久仁子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.28-33, 2021

<p>2020年3月にパンデミックとなった新型肺炎の影響で,ハーバード大学では3月23日から全ての授業がオンラインに切り替わり,図書館の全職員が自宅勤務となった。春学期途上の突然の移行を経て,9月の新学期はオンライン授業のみとなったが,大学図書館は,この新たな教育形態の支援を最優先として取り組んできた。本稿では,ハーバードのオンライン教育における電子資料活用の実際を,日本語資料専任ライブラリアンである筆者の職務を交えながら,報告,考察する。</p>
著者
中本 和岐 山田 悠 鈴木 英之進
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.144-152, 2003 (Released:2003-03-04)
参考文献数
12
被引用文献数
1 2

This paper proposes a fast clustering method for time-series data based on average time sequence vector. A clustering procedure based on an exhaustive search method is time-consuming although its result typically exhibits high quality. BIRCH, which reduces the number of examples by data squashing based on a data structure CF (Clustering Feature) tree, represents an effective solution for such a method when the data set consists of numerical attributes only. For time-series data, however, a straightforward application of BIRCH based on a Euclidean distance for a pair of sequences, miserably fails since such a distance typically differs from human's perception. A dissimilarity measure based on DTW (Dynamic Time Warping) is desirable, but to the best of our knowledge no methods have been proposed for time-series data in the context of data squashing. In order to circumvent this problem, we propose DTWS (Dynamic Time Warping Squashed) tree, which employs a dissimilarity measure based on DTW, and compresses time sequences to the average time sequence vector. An average time sequence vector is obtained by a novel procedure which estimates correct shrinkage of a result of DTW. Experiments using the Australian sign language data demonstrate the superiority of the proposed method in terms of correctness of clustering, while its degradation of time efficiency is negligible.
著者
三谷 奈保 諸澤 崇裕 山下 亮 喜岡 正吏 後藤 義仁 橋本 琢磨 北浦 賢次 山田 文雄 阿部 愼太郎 石川 拓哉
出版者
「野生生物と社会」学会
雑誌
野生生物と社会 (ISSN:24240877)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.11-22, 2014-12-01 (Released:2017-06-16)

The density of invasive alien mongooses on Amami-oshima Island has recently been controlled to a low level by trapping. Aiming for eradication, three dogs were specially trained to detect the location of the animals to improve the efficiency of trapping. The detection efficiency of the dogs was higher than the efficiency of sensor cameras and pipe-type kill traps in each area, which had different mongoose densities. It was also significantly higher in high density areas (p<0.05) and higher than those methods plus hair traps in lower density areas. Dogs could also contribute to capture by handlers. The capture rates of the dog handlers were lower than those of the pipe traps in higher densities areas. However, a mongoose was caught by a dog handler in an area where none had been caught in the past five years. It was revealed that detection dogs are a sensitive means that have the potential for capture by the handler. While it takes a few years to train a detection dog. The area that one pair of a detection dog and a handler could scan thoroughly in a year was estimated at 16-28 km^2. The utilization of detection dogs preferentially in extremely low density areas is considered to be efficient.
著者
山田 正敏 田畑 泰彦
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.238-246, 2005 (Released:2007-01-19)
参考文献数
31
被引用文献数
1