著者
杉浦 彩子 サブレ森田 さゆり 清水 笑子 伊藤 恵里奈 川村 皓生 吉原 杏奈 内田 育恵 鈴木 宏和 近藤 和泉 中島 務
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.69-77, 2021-02-28 (Released:2021-03-20)
参考文献数
23

要旨: 補聴器がフレイルに与える影響を明らかにすることを目的に, 補聴器導入前と補聴器導入約半年後に基本チェックリスト (Kihon Check List: KCL) を実施し, その変化について検討した。 補聴器装用歴のない60歳以上の補聴器外来初診患者64名において, 補聴器導入前後における KCL 総得点の平均は, 装用前が5.1点, 装用後が4.9点で, 有意な変化は認めなかった。KCL の下位項目である日常生活関連動作, 運動器機能, 低栄養状態, 口腔機能, 閉じこもり, 認知機能, 抑うつ気分も有意な変化は認めず, KCL の質問項目それぞれについての検討で, 質問1(公共交通機関での外出) のみ有意な変化を認めた。KCL 総得点がロバスト方向へ変化した群としなかった群の特性の違いについて検討したところ, 補聴器導入前の KCL 総得点が高得点であること, 良聴耳聴力がよいことが有意にロバスト方向への変化と関連していた。一方, KCL 総得点のフレイル方向への変化の有無における特性は明らかでなかった。
著者
森田哲至
出版者
日本橋学館大学
雑誌
日本橋学研究 (ISSN:18829147)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.35-51, 2012-03-31

明治末期から大正初期に日本橋高等女学校で学んだ天野喜久代は、昭和初期に日本最初の女性ジャズ歌手となった。彼女は同校を卒業する前に、帝国劇場の洋劇部に研修生として入り、イタリア人で振付師兼演出家のローシーや世界的に有名になったプリマドンナ三浦環から、オペラ女優となるための声楽・舞踏・演技の指導を受けた。ところが、帝劇オペラの奥行成績は不振を極め、洋劇部は数年で解散となってしまった。演技をする場を失った天野は、脚本家、演出家兼俳優の伊庭孝と作曲家の佐々紅肇に出会った。彼らは一般大衆に理解されるオペラを創作することによって時代を切り開く先端的芸術運動を試みており、天野はその二人から影響を受け、浅草でオペラ女優として活躍する。彼女はモダン化される大都市東京で大衆の心を捉えようと、舞台だけでなくお伽歌劇のレコードにも挑戦し、先駆的な活動を続けた。彼女は、この時に培った能力で、昭和初期には日本最初の女性ジャズ歌手としてラジオやレコードに登場し、昭和歌謡にモダンな旋律とリズムを提供する役割を果した。本稿では前編として、大正期における彼女のオペラとお伽歌劇での活動の軌跡を迫ってみた。
著者
森田 健太郎 高橋 悟 大熊 一正 永沢 亨
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.206-213, 2013 (Released:2013-03-22)
参考文献数
50
被引用文献数
9 26 3

サケ資源はほとんどが放流魚で維持されていると考えられているが,これまで野生魚(自然産卵由来)の寄与率は調べられていない。本研究では,耳石温度標識による大量放流が行われている北海道の 8 河川において,サケ野生魚の割合を推定した。ウライで捕獲されたサケに占める野生魚の割合は,調査河川全体で計算すると 28.3±1.2%,放流魚の全数が標識されている河川に限定すると 15.9±0.6% と推定された。野生魚の割合は河川や年級群によって大きく変動したが(0~50%),野生魚も十分に資源に貢献しうると考えられた。
著者
森田 明理
出版者
日本香粧品学会
雑誌
日本香粧品学会誌 (ISSN:18802532)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.6-10, 2013-03-31 (Released:2014-04-28)
参考文献数
21

Skin aging following repeated exposures to ultraviolet (UV) irradiation and tobacco smoking results largely from the damage to cutaneous connective tissue, which is composed of collagen, elastin, and proteoglycans. The alterations of cellular component and the extracellular matrix of dermal connective tissue after exposure to UV and tobacco smoke extracts. Our findings indicated that the skin premature aging induced by UV and tobacco smoke extracts share molecular features including abnormal regulation of extracellular matrix deposition through elevated MMPs, reduced collagen production and abnormal proteoglycan accumulation via ROS generation. Tobacco smoke contains more than 3800 constituents, including numerous water insoluble polycyclic aromatic hydrocarbons that trigger the aryl hydrocarbon receptor (AhR; also called the dioxin receptor) signaling pathway. AhR knockdown abolished the increase in transcription of the AhR-dependent gene CYP1A1/CYP1B1 and MMP-1 upon treatment with either tobacco smoke extract. These findings suggest that the tobacco smoke extracts induced MMP-1 expression in human fibroblasts and keratinocytes via activation of the AhR pathway. Thus, the AhR pathway may be pathogenetically involved in extrinsic skin aging. In addition, natural sun light includes visible light and infrared A (IR-A). Although the effects of ultraviolet for photoaging have been largely investigated, those of IR-A remain unclear. Based on the recent studies, infrared A shares the mechanisms for photoaging with UV, including the induction of matrix metalloproteinase (MMP)-1 through ERK and p38 MAP kinase activation. IR-A is absorbed intramitochondrially. There might be a chromosphere for IR-A radiation.

2 0 0 0 腸チフス

著者
松峯 敬夫 広田 英夫 福留 厚 青木 幹雄 森田 博義 瀬戸 輝一
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.590-591, 1985-05-20

近年腸チフスは激減し,特に重症例をみる機会は稀となつているが,出血や穿孔を起こし,確定診断の得られぬまま腸切除が行われる例も皆無ではなく,今日でもなお緊急手術を要する腸疾患として,その存在を念頭に置く必要がある. そこで今回は,当院で経験した2例の穿孔例(表)のうちから,広範囲腸切除を施行した1例を選び供覧する.
著者
奥田 和子 渡邊 裕季子 倉賀野 妙子 河辺 達也 長浜 源壮 森田 日出男
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.81-85, 1990-02-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
13
被引用文献数
4

The palatability and rheological properties of rice cooked in water and in Hon-Mirin solution was compared. The concentration of Hon-Mirin, used was 1.7%.Sensory evaluation showed that rice cooked in Hon-Mirin solution was more favourable than rice cooked in water on the appearance, stickiness, hardness, umami and total acceptance.Force-time curves of rices cooked in these conditions were examined under compression at a constant speed. When cooked in Hon-Mirin solution, initial elasticity and total and adhesive energies of the rice were greater than those of rice cooked in water.It was found that rice cooked in Hon-Mirin solution had higher falling speed in water than that of rice cooked in water. Supposedly the smooth surface of the former rice caused increase of falling speed. There were no differences on the moisture and the specific gravity between two cooked rices.
著者
山勢 善江 山勢 博彰 明石 惠子 浅香 えみ子 木澤 晃代 剱持 功 佐々木 吉子 佐藤 憲明 芝田 里花 菅原 美樹 中村 美鈴 箱崎 恵理 増山 純二 三上 剛人 藤原 正恵 森田 孝子
出版者
一般社団法人 日本救急看護学会
雑誌
日本救急看護学会雑誌 (ISSN:13480928)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.37-47, 2021 (Released:2021-03-31)
参考文献数
20

2019年11月に中国で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、わが国でも全国に拡大し、2020年4月には第一波、夏に第二波、そして11月には第三波が到来した。 本学会では、COVID-19緊急事態宣言下での救急看護の実態と課題を明らかにすることを目的に、学会ホームページを通じて、本学会員を中心にWebアンケート調査を実施した。調査内容は、COVID-19患者への所属施設の対応、具体的対応、感染防止策、看護師の認識や思い等である。調査には425名が回答した。 多くの施設で、待合室や診察室として「新設の専用エリア」や「陰圧室」を使用していたが、「他患者と同じエリア」を使用していた施設もあり、ハード面の迅速な設置の困難さが明らかになった。また、半数以上の者が、感染防護具、看護師の不足を感じていた。さらに、救急看護師は未知の感染症への対応で、自分自身や家族への感染の恐怖、行政や所属施設、上司への不満などネガティブな感情をもつ者が多く、調査時点で心理的不安定を経験していた看護師は29.6%いた。 今後の医療の課題と対策には、感染対策指針やマニュアルの整備、検査体制の強化、ワクチンや治療薬の開発促進、専門病院の整備、専門的スタッフの配置、日本版CDCの設置、医療者への報酬増額があった。

2 0 0 0 OA 国事雑抄

著者
森田柹園 [著]
出版者
石川県図書館協会
巻号頁・発行日
vol.上, 1932
著者
森田 麻登 森島 泰則
出版者
日本時間学会
雑誌
時間学研究 (ISSN:18820093)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.33-44, 2017 (Released:2018-08-01)

時間感覚と気分・感情には関連があると考えられているものの,十分な研究は行われていない。そこで本研究では,時間を短く感じる状況と長く感じる状況を想起してもらい,それぞれの特徴を比較検討した。さらに,この2つの状況と抑うつ傾向の関連についても探索的に検討を行うことを目的とした。271名の調査対象者に対し,抑うつ尺度および,主観的時間の長さが変化するような状況・場面について自由記述を実施し,テキストマイニング分析を行った。その結果,時間を短く感じる状況では「快」等,ポジティブな内容の割合が多く,「快」「趣味・娯楽」「他者」の3つに関連がみられた。また,時間を長く感じる状況では「不快」等,ネガティブな内容が多く,「不快」は「学業」と,「退屈」は「アルバイト」と関連がみられた。さらに,抑うつ者は,時間を短く感じる状況として「睡眠」に関する内容を記述する割合が高かった。得られた結果から,心理的時間には,感情価や抑うつ傾向が関連している可能性が示唆された。
著者
南出 竜典 和田 将弥 谷口 洋平 福島 政司 森田 周子 占野 尚人 井上 聡子 鄭 浩柄 杉之下 与志樹 今井 幸弘 猪熊 哲朗
出版者
一般社団法人 日本膵臓学会
雑誌
膵臓 (ISSN:09130071)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.150-157, 2016-04-25 (Released:2016-04-29)
参考文献数
13

症例は19歳女性.発汗過多,高血圧を主訴に当院を受診し,精査の結果両側副腎褐色細胞腫だけでなく多発する膵神経内分泌腫瘍(pancreatic neuroendocrine tumor;PNET)を認めた.多臓器腫瘍,家族歴を踏まえてvon Hippel-Lindau病(VHL病)の診断に至った.膵病変に対しては,膵機能温存の観点から膵全摘を回避し,膵体尾部切除術,膵頭部腫瘍核出術を施行した.病理組織学的検討では,切除標本内に術前に指摘しえたPNETに加えて複数のPNETが認められたが,これらは病変サイズが小さいことからも診断困難であったと考えられる.VHL病においては,膵病変を含めて同時性・異時性に腫瘍が多発しうることに留意し,慎重な術式選択,経過観察が重要である.
著者
篠原 明男 山田 文雄 樫村 敦 阿部 愼太郎 坂本 信介 森田 哲夫 越本 知大
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.335-344, 2013 (Released:2014-01-31)
参考文献数
38
被引用文献数
2

アマミトゲネズミ(Tokudaia osimensis)は奄美大島に生息し,性染色体がXO/XO型(2n=25)という特異的な生物学的特性を持っているが,絶滅に瀕している.そこで本研究ではアマミトゲネズミの保全および将来的な実験動物化を目的として,その長期飼育を試みた.鹿児島県奄美大島で捕獲されたアマミトゲネズミ7個体(雌6個体,雄1個体)を,一般的な実験動物と同様の飼育環境(環境温度23±2°C,湿度50±10%,光周期L:D=12h:12h)に導入し,実験動物用の飼育ケージ,給水瓶,床敷きを用いて飼育した.飼料はスダジイ(Castanopsis sieboldii)の堅果,リンゴおよび実験動物用飼料を給与した.導入した7個体のうち6個体は937~2,234日間生存し,平均して4年以上(1,495.8±434.3日)の長期飼育に成功した.体重変動,飼料摂取量,摂水量および見かけの消化率の結果から,本研究に用いた実験動物用飼料はアマミトゲネズミの長期飼育に適していると考えられた.また,中性温域は26°C以上である可能性が示唆された.さらに,本種は飼育下においても完全な夜行性を示すことが明らかとなった.本研究によりアマミトゲネズミの終生飼育には成功したものの,飼育室下における繁殖の兆候は一切観察されなかった.今後,アマミトゲネズミの保全および実験動物化を目的とした飼育下繁殖には,飼育温度条件の見直しが必要であると考えられる.

2 0 0 0 OA 夏目漱石

著者
森田草平 著
出版者
甲鳥書林
巻号頁・発行日
vol.続, 1943
著者
松嶋 紀子 森田 徳子 尾方 希 佐伯 圭吾 松田 亮三 車谷 典男
出版者
The Japanese Society for Hygiene
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.674-681, 2003-01-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
39
被引用文献数
1 1

Objectives: To investigate the diurnal rhythm of live births labored spontaneously, and the effects of obstetric intervention on birth time distributions.Methods: The data of live births tabulated by time (one-hour intervals), date and birthplace throughout Japan between 1981 and 1998 were obtained with permission from the former Ministry of Health and Welfare. Together with an investigation of hourly birth numbers by place in each year, an annual transition of hourly birth rates in medical institutions and the diurnal rhythm of birth numbers in maternity homes and at home were analyzed using regression analysis.Results: In every calendar year studied the hourly live birth numbers at hospitals showed a singlepeak distribution pattern with maximum values at 13:00-15:00. The annual transition of hourly birth rates showed a 10% (birth numbers base) decrease in the 11:00-13:00 period in 1998 as compared with that in 1981, while there was a corresponding increase of 8% in the 13:00-15:00 period. Hourly birth numbers at clinics showed a double-peak distribution pattern with maximum values during the 11:00-12:00 and 14:00-15:00 periods in early 1980, while a single-peak distribution with a maximum value during the 13:00-15:00 period appeared in 1989 and has remained thereafter. Hourly birth rates (birth numbers base) increased by over 6% in the 13:00-15:00 and 17:00-20:00 periods over the past 18 years, while they decreased by 10% in the 9:00-13:00 period. The results at maternity homes were clearly different from those at hospitals and clinics. The live birth numbers totaled for the 18 years showed a double-phase distribution with a maximum value in the 6:00-7:00 period and a minimum value in the 19:00-20:00 period. The best-fit regression model for the obtained data was a sine curve with a maximum value at 6:00 (coefficient of determination 0.97). Hourly distributions of live births at home also fitted best to a sine curve with the maximum value again at 6:00 (coefficient of determination 0.95).Conclusions: The results suggested that the timing of spontaneous live births follows a circadian rhythm and that obstetric intervention affects time distributions of live births by shifting over 10% of births during the night and early morning to a working day service time (9:00-17:00).
著者
北村 弥 飯岡 昭子 森田 美智子 坂本 邦樹 桐山 保夫 伊藤 和男
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5, pp.726-731, 1982 (Released:2010-06-04)
参考文献数
11

加齢とともに発生頻度が増加する老人性血管腫について統計的観察をおこない, 次の結論を得た。1. Ruby spotの最少発症年令は9歳であり, 加齢とともにその発症頻度は増加した。2. Venous lakeは30歳代より発生しはじめ, 加齢とともにその発症頻度は増加した。Venous lakeを有した54人中53人が下口唇に発症していた。本症と消化管性潰瘍や肝疾患との関連は明らかではなかった。3. Angiokeratoma scroti Fordyceは30歳代以上の者の16.8%に認められた。
著者
伊藤 かさね 高井 ろみた 大嶋 鴻太 中原 亜莉沙 布施 佑馬 森田 修司 澤井 和彦
出版者
日本スポーツ産業学会
雑誌
スポーツ産業学研究 (ISSN:13430688)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.3_257-3_267, 2022-07-01 (Released:2022-07-23)
参考文献数
17

In recent years, regional migration has become an important policy theme in Japan from the perspectives of correcting the concentration of population in Tokyo and regional revitalization. Based on the previous studies, not only public policies and institutions but also the “social capital” of the destination region and migrants are considered important to promote migration and support migrants. On the other hand, fans and supporters of community-based professional sports clubs have high social capital, suggesting that they may play a new public role as social public goods. Therefore, the purpose of this study was to examine the use of J. League clubs to promote immigration and support immigrants. Based on interviews with people who have immigrated to rural areas and people involved with J. League clubs, etc., it was considered that the following elements are important to promote and support migration: “community” and “human resources” to connect migrants to local informal networks, and “place” and “content” to expand such opportunities. In particular, the problem is how to procure communities and human resources with “bridging social capital”. On the other hand, it was suggested that supporters of J. League clubs and their communities have bridging social capital, which could be a potential management resource for the development of migration support mechanisms. Based on the above findings and analysis, the authors proposed a “J. League Clubs’ Authorized Welcome Café”, operated in collaboration with J. League Clubs, supporters, and local governments to promote regional migration and support migrants at the “Sports Policy for Japan 2020”, a conference on sports policy conducted by university students held in November 2020. The café will be a “place where anyone can stop by casually”, including not only soccer fans but also local residents and prospective immigrants. If the social capital of J Club supporters can function as a “bridge”, such cafes have the potential to reach a wide range of people. One of the important findings of this study is the potential of J-club fans/supporters to become a management resource for the community when viewed from the perspective of social capital. These findings may be applicable not only to the promotion of migration, but also to the solution of various local issues.