著者
清水 克朗
出版者
富山大学芸術文化学部 「すずのキラキラブレスレットをつくろう」実施報告
雑誌
GEIBUN : 富山大学芸術文化学部紀要 (ISSN:18816649)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.48-51, 2010-02

自身が身につける装身具を自らデザイン、制作し、使用することを通して、ものづくりに対する意識を啓蒙する。金属熔解、鋳込み、曲げ加工といった一連の金属加工技術を実体験することにより、金属の性質を理解する。
著者
跡見 順子 清水 美穂 跡見 友章 廣瀬 昇 田中 和哉 長谷川 克也
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

筆者は、一昨年「細胞・身体の不安定性の二階層と制御要求性から探る「知の身体性」基盤」として発表し、昨年は諏訪正樹とともに「モノゴトの四階層で生の営みをみる」なかで、とくに「「身体」と「細胞」を“自分の生”に照らしてみて、モノゴトの四階層を考える」ことを行った。その際に、諏訪が提起した物理的構成軸としての社会、個体、身体、器官、細胞、分子の等値関係に抱いた異質性について「知の身体性」から再検討を加える。
著者
清水 猛
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.80-94, 1972-08-30

今日における企業環境のダイナミックな変化は企業のマーケティング意思決定と行動に多大の影響を与えずにはおかない。企業が全体社会システムのコンポネントであるかぎり,企業行動の成否はこの環境変化への適応いかんに大きく依存しているといえる。その意味において本稿の目的は,まず環境と行動の関連についてのこれまでの研究成果を一般的なレベルで検討し,次に特殊なレベルとして今日論議の対象となっている広告課税論をとりあげ,法規制環境の変化としての広告課税に対する企業のマーケティング適応行動のプロセスを解明することにある。
著者
清水 智子
出版者
島根県立大学短期大学部
雑誌
島根女子短期大学紀要 (ISSN:02889226)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.127-133, 1984-03-31

島根県における保育所保母のヘルス・ケアのあり方を研究する立場から,今回は,保母に多発し医学上問題となっている頸肩腕障害と日常生活の不便,苦痛の実態について調査を行った。本調査対象者は,市部62.1%(公立53.8%,私立66.1%),農山村52.3%(公立51.0%,私立52.3%),離島68.8%(公立57.9%,私立88%),へき地40.0%(公立のみ)であった。対象者は年令構成では20代が全体の53.4%,経験年数では10年未満が62.1%,未・既婚別では既婚者が60.2%,平均労働時間では8〜9時間が93.6%を占めた。頸肩腕障害の症状では,「物忘れ」や感覚器,とくに「目の疲労」,「視力がおちた気がする」,さらに「肩こり」,「腰痛」など頸肩腕障害の典型的なパターンがみられた。日常生活の不便・苦痛の訴えでは,精神神経系に関する症状が中年層に最も多くあらわれていた。業務の実態では,「休憩時間が十分とれない」あるいは「家庭への仕事のもち帰り」など日常生活への影響も明らかになった。本調査結果から,今後,保母の労働条件,職場の環境条件,作業および保育内容,一日の生活時間配分などを具体的に考慮したプライマリ・ヘルス・ケア対策や,適切な健康教育あるいは生活指導の展開が緊要な課題と考えられる。本研究の要旨は,第27回日本小児保健学会(1983,埼玉)ならびに第30回日本公衆衛生学会(1983,横浜)において発表したものである。なお,本研究にあたり御指導を賜わりました本学名誉教授大久保英子氏ならびに,島根医科大学第2環境保健医学教室教授山根洋右氏,同助教授吉田暢夫氏,また,調査に御協力いただきました島根県各保育所長,ならびに保母の方々,島根県および関連市町村の社会福祉関係の方々に厚く御礼申しあげます。

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著者
清水盛明, 大宮橘尾 編
出版者
星野書店
巻号頁・発行日
1926
著者
清水盛明 著
出版者
実業之日本社
巻号頁・発行日
1939
著者
林田 健一郎 金子 俊朗 竹内 崇 清水 洋彦 安藤 邦雄 原田 悦守
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.149-154, 2004-02-25

ラクトフェリン(LF)は,ミルク,血液など体液中に広く存在する鉄結合性タンパク質で,多様な生理機能を待つことが知られている.本実験では,経口投与したLFが,リウマチ性関節炎のモデルであるラットアジュバント関節炎モデルにおいて,抗炎症及び鎮痛効果を示すか否か検討した.加えて,LFの免疫調節機能の特徴を調べる目的で,同モデルにおいて,LPS刺激によるTNF-α及びIL-10産生に対するLFの効果も検討した.LFを関節炎惹起3時間前から1日1回予防的に投与した場合,あるいは関節炎惹起後19日目から7日間治療的に投与した場合のいずれにおいても,LFは関節の腫脹と疼痛を抑制した.関節炎惹起25日目のラットに,LFを単回投与したところ,用量依存的に鎮痛効果が観察され,この効果はナロキソンによって消失した.また,LFは,連続投与した場合だけでなく,単回投与でも,LPS刺激によるTNF-αの産生を抑制しIL-10の産生を増加させた.以上の結果から,経口投与したLFは,関節炎の炎症と疼痛に対し予防的及び治療的効果を待つことが明らかとなった.更に,LFは,TNF-αの産生を抑制しIL-10の産生を増加させるという性質の免疫調節機能を待つことが示唆された.これらのことから,LFが関節炎に対する天然の治療薬になることが期待される.
著者
清水 宏祐
出版者
The Society for Near Eastern Studies in Japan
雑誌
オリエント (ISSN:00305219)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.20-38, 1984

Irshad al-Zira'a "The Guide of Agriculture" was written by Qasim b. Yusuf Abu Nasri Harawi in 921/1515. It is supposed to have been prepared during the era of the Timurids. It is a mine of agricultural information. Its contents are as follows;<br>Selection of soil<br>Selection of time for cultivating<br>Cereals and manure<br>Grapes and vines<br>Vegetables<br>Trees and flowers<br>Care for trees and estimation of crops<br>Gardening<br>The sources of its information are considered as follows;<br>The knowledge of well experienced farmers<br>Greco-Islamic Science; Theory of Garenos and Plato<br>Books of Agriculture in Arabic and other languages<br>The opinion of 'ulama' and court officials<br>The most important is one from farmers. Judging from the names of varieties of grapes, wheats, barleys, and other crops, the geographical background of Irshad al-Zira'a is confirmed to be the world around Herat, namely the eastern part of Iran and the western part of Central Asia.
著者
宮崎 恒二 内堀 基光 床呂 郁哉 山下 晋司 清水 展 伊藤 眞 山下 晋司 石川 登 伊藤 眞 清水 展
出版者
東京外国語大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

本研究は、高齢者および退職者の海外への移動の実態を探ると共に、人口移動を、日本を含む地域間および世代間の相互循環および交換という視点から考察する可能性を追求するものである。文献資料調査ならびにマレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、オーストラリアなどにおける、政府ならびに関連機関、長期滞在者ないし移住者である日本人、関連業者に対する面接・聴取調査の結果、5に示す学術成果を公開した。その大要は次の通りである。老後の医療・介護に対する不安から、国際移住は定住よりも長期滞在へとシフトしつつある。他方、メディカル・ツーリズムの拡大を含め、滞在先での医療・介護の可能性も開け、日本で最期を迎えることに拘泥しない考え方も見られるようになっている。海外での長期滞在の選択は、経済的には費用対効果という観点から、より豊かな、あるいはより困難の少ない生活を求めた結果である。他方、壮年時の海外生活ならびに海外旅行経験者の増加は、海外在住をライフスタイルの選択肢の一つと考える傾向が生じていることを示している。海外での長期滞在については、滞在先の政府・業者、日本国内の旅行業者などにより広報されており、「ゆったりとした第二の人生」というイメージを多用している。長期滞在者は、不動産投資を目的とする場合もあるが、多くは日本での多忙な生活との対照を強調し、家族、とりわけ夫婦の間の関係の再構築に言及することが多い。長期滞在の対象国は、家族構成・生活形態等の相違により大きく異なり、フィリピン、タイは単身男性が、バリは単身の女性が、そしてその他の地域では夫婦単位であることが多い。一般に、一部の日本語教育のボランティア活動等を除き、受け入れ社会との接触は最小限にとどまる。本研究により、人と空間の関係が固定的でなくなっており、移動がライフサイクルの一部として組み込まれつつあり、かつ家族の再編を促す兆候が示された。