著者
原田 幹生 高木 理彰 村 成幸 丸山 真博 宇野 智洋 佐竹 寛史 鶴田 大作 結城 一声 大石 隆太 高原 政利
出版者
日本肩関節学会
雑誌
肩関節 (ISSN:09104461)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.548-551, 2018

関節内インピンジメント(インピンジ)は,投球動作の肩外旋時に,腱板と後上方関節唇が接触し,肩痛を生じる病態である.本研究の目的は,中学野球選手に生じるインピンジの頻度を調べ,後方タイトネス(タイトネス)とインピンジの関係を検討することである.中学野球選手154名を対象とした.投球側の肩痛(なし0点-最悪40点)の平均点は8.0点(1~36)であった.タイトネスは59名(38%)であった.fulcrumテストとrelocationテスト陽性をインピンジとすると,12名(8%)に認められた.平均の肩痛は,いずれもなし(n=87):2.3点,タイトネス単独(n=55):3.6点,インピンジ単独(n=8):9.1点,両者の合併(n=4):26.0点であり,タイトネスとインピンジの合併は,他の3群に比べ,有意に高かった(p<0.05).インピンジにタイトネスが合併すると,肩痛が有意に強くなっていた.タイトネスのため,インピンジによって加わる腱板への圧力がさらに増大し,肩痛が強くなったと推測された.
著者
高木 学
出版者
京都大学文学部社会学研究室
雑誌
京都社会学年報 : KJS = Kyoto journal of sociology
巻号頁・発行日
no.7, pp.121-140, 1999-12-25

This population movement, caused by modernization and urbanization, has consistently flowed from rural areas to cities. Consequently, rural agricultural communities have declined and lost their vitality. Although nationwide development and activation plans for underpopulated areas have been drawn up in order to ease this problem, the exodus from rural areas has not been stemmed. Since the 1980s, however, the population has flowed in the opposite direction. This movement from cities into underpopulated rural areas, the so-called 'I-turn', is significant in that it appears to be a rejection of modernity and urbanization. However it has been thought that this movement from cities into underpopulated rural areas caused mainly by problems of cities, and the subjective influence of underpopulated rural areas has been not made of as yet. In this article, I focus upon this subjective influence, and analyze their living conditions and their intentions. In conclusion, I demonstrate that the movement into underpopulated areas has two main features: 1) the phenomenon of urban population movement into underpopulated rural areas has the side as a survival strategy of rural areas, and showed two inconsistent workings of rural people that is toward exclusion and toward assimilation, 2) there are a negotiated transaction Between local inhabitants and settlers, that is called mutual compensation of the contrariness. I consider that rural areas are now real living spaces for the settlers rather than idealized locations for leisure consumption.
著者
高木 志郎 吉田 雄紀 岡田 真人
出版者
人工知能学会
雑誌
2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)
巻号頁・発行日
2019-04-08

Batch Normalizationはニューラルネットワークの学習を高速化,安定化させ,汎化性能を向上させる方法として知られている.しかし,その知名度に比してBatch Normalizationがニューラルネットワークの学習ダイナミクスに与える影響についての理解は依然として不十分である.近年この問題に取り組むいくつかの研究が出てきているが,Batch Normalizationつきニューラルネットワークの学習ダイナミクスを解析的に導出した研究はほとんどない.学習ダイナミクスを導出することはBatch Normalizationが学習にどのような影響を与えているかについて理解する上で重要であるため,我々は統計力学的な手法を用いた先行研究を頼りに,Batch Normalizationつき3層ニューラルネットワークの学習ダイナミクスを解析的に導出した.具体的には,Batch Normalizationありのニューラルネットワークについて,系の大域的な挙動を表すオーダーパラメータの微分方程式を導出した.
著者
高木 基裕 矢野 諭 柴川 涼平 清水 孝昭 大原 健一 角崎 嘉史 川西 亮太 井上 幹生
出版者
応用生態工学会
雑誌
応用生態工学 (ISSN:13443755)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.35-44, 2011 (Released:2011-10-01)
参考文献数
19
被引用文献数
6 5

マイクロサテライト DNA 多型解析法を用いて,重信川水系におけるオオヨシノボリ個体群の遺伝的集団構造の解析および耳石 Sr/Ca 濃度による回遊履歴の判定を行い,人工構造物による分断の程度を評価した.各サンプルの遺伝的多様度を示すヘテロ接合体率 (期待値) の平均値は 0.843~0.889 と高く,いずれの個体群間でも大きな差は見られなかった.各個体群間の遺伝的分化程度を示す異質性検定では,重信川本流系の個体群間において有意差がみられなかった.一方,石手川ダム上流域の藤野および五明川の個体群は,重信川本流系のほとんどの個体群との間で有意差がみられた.また,重信川本流系の個体群との遺伝的距離は大きかった.耳石の Sr/Ca 解析から,藤野の個体は石手川ダムにより陸封された個体であり,重信川最上流の藤の内の個体は両側回遊型であることが示された.一方,石手川ダム直下域の宿野の個体において両側回遊型および陸封型がそれぞれみられ,遡上した個体とダムから降下した個体が混在していることが確認された.以上の結果から,石手川ダム上流域個体群の陸封化が確認されるとともに,人工構造物による分断の影響を受け,石手川ダム上流域の個体群は他の重信川個体群と遺伝的に分化していることが示された.
著者
田中 康裕 高木 徹 浦川 敏倫 太田 悠太 タン ドンジャオ
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.585-590, 2019 (Released:2019-03-25)
参考文献数
7

生産ロボットの減速機が故障すると生産ラインが長時間停止し、会社へのインパクトが大きい。これを防ぐため、減速機のセンサ値に対して閾値を用いて異常診断する方法がある。しかし誤報が多く発生するため、現場での運用が難しいという課題があった。本報告では、現場での運用できる減速機の故障予知について報告する。
著者
小久保 秀之 高木 治 小山 悟史 山本 幹男
出版者
日本超心理学会
雑誌
超心理学研究 (ISSN:1343926X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1-2, pp.20-27, 2010-12-31 (Released:2017-08-09)
参考文献数
25

筆者らは2006年以来、白いぼキュウリの切片を生体センサとして、非接触ヒーリングの測定を行ってきた。さらに、2009年には、ヒーリングパワーをキュウリガス(匂い)の生成量で測定するガス測定法を開発した。ガス測定法は多点同時測定が容易であり、ヒーリング中のヒーラーの周囲に多数の生体センサを配置することで、ヒーリングパワーのポテンシャル分布を測定することができる。これまでの研究から、ヒーラーから半径2mほどの範囲にポテンシャルが広がっていること、波型の非クーロン型ポテンシャルであること、幾何対称性があること、異方性があること、反転領域をもつことなどを見出した。
著者
井上 裕之 松坂 利之 鈴木 健二 大鶴 洋 高木 洲一郎 長谷 徹 長谷 則子 西村 康
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.100-107, 2003-02-20 (Released:2011-10-07)
参考文献数
42

摂食障害患者の身体症状として, 多くの口腔内症状が指摘されている. 今回この実態を解明するため, 女性摂食障害患者群51名および女性比較対照者群64名に対し病歴の聴取, 口腔内診査, 唾液検査, 細菌検査などの調査を実施し, 以下の結果が得られた.1. 食行動の異常として拒食経験を有するものが36例に, 過食経験を有するものが42例に認められ, そのなかの33例は自己誘発嘔吐を経験していた.2. これまでに摂食障害専門医より指摘された口腔病変を確認し, なかでも歯頚部う蝕, 歯頸部実質欠損は摂食障害の早期発見の指標となる理学的所見として有効であることが示唆された.3. 摂食障害患者のう蝕発生要因として, 罹患期間, 過食期での自己誘発嘔吐, 不規則な食行動, 過食時の糖分の過剰摂取などの食行動の異常と拒食期での唾液流出量低下, 口腔乾燥の出現が推察された.4. 摂食障害患者の身体症状として, 口腔症状は重要な予見材料であることが示唆された. そのため, 現在急増しつつある本疾患の回復, 予防, 早期発見に歯科医が担う責務は重大であり積極的に関与しなければならないと考えられる.
著者
榎本 由貴子 吉村 紳一 高木 俊範 辻本 真範 石澤 錠二 岩間 亨
出版者
特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会
雑誌
Journal of Neuroendovascular Therapy (ISSN:18824072)
巻号頁・発行日
vol.8, no.5, pp.251-258, 2014 (Released:2015-02-03)
参考文献数
24
被引用文献数
2 3

要旨: 【目的】緊急脳血管内治療時における抗血小板薬のローディングドーズ投与後の血小板反応性の経時的変化をVerifyNow system を用いて測定し,予定治療症例と比較検討する.【方法】2011 年6 月から2013 年12 月の間にクロピドグレル300 mg とアスピリン200 mg のローディングドーズ投与を行った急性期脳主幹動脈閉塞症;acute 群13例と,クロピドグレル300 mg のローディングドーズ投与のみを行った予定治療群;elective 群10 例.投与前,投与6・24・48〜72 時間後にVerifyNow を用いてaspirin reaction unit(ARU),P2Y12 reaction unit(PRU),% inhibition を測定し,その経時的変化を検討するとともに,24 時間後の低反応性(PRU>230,% inhibition<26%,ARU>550)に関連する因子について検討した.【結果】クロピドグレルの効果はelective 群では24 時間後に十分得られていたが,acute群では48 時間後以降も不十分であった.一方,アスピリンの効果は内服6 時間後には十分発現されていた.クロピドグレル低反応性(15/23 例:65.2%)はacute 群(p=0.0018)とbody mass index(p=0.005)に関連が認められた.アスピリン低反応性はacute 群の13 例中3 例(23.1%)に認め,年齢(79±1.73 vs 68.5±14.5,p=0.049)のみ関連が認められた.【結論】ローディングドーズ投与法は早期に効果が発現される投与法であるが,急性期脳梗塞においてはクロピドグレルの効果が発現されにくい可能性が示唆された.
著者
若田 哲史 高木 幸夫 小泉 昭夫
出版者
一般社団法人日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.75, pp.19015, 2020 (Released:2020-03-05)
参考文献数
35
被引用文献数
3

Objectives: We investigated the quality of life (QOL) of patients using the Free/Low-Cost Medical Care Program, which is a system that enables people in financial difficulities to receive treatment free of charge or at a low cost. We also investigated the background charateristics and lifestyle of the patients.Methods: The subjects were 226 outpatients who used the Free/Low-Cost Medical Care Program (use group) and 226 outpatients who did not use the program (non-use group). The method was an anonymous cross-sectional servey by mail. The survey items included basic attributes, health-related QOL (HRQOL), feeling of being poor, lifestyle diseases, lifestyle, and connection with the community.Results: The number of respondants with valid responses was 97 in the use group and 85 in the non-use group. Among the basic attributes, there were a significant differense between the use group and the non-use group in the family structure, type of work, household income, and educational background. The HRQOL scores of the physical and social summary components were significantly lower in the use group than in the non-use group. The HRQOL scores of mental summary component were higher than the national standard HRQOL score in both the use and non-use groups.Conclusions: In this study, it was considered that old age affected the HRQOL scores of the physical and social components. It was considered from the HRQOL scores of the mental aspect that the use of the Free/Low-Cost Medical Care Program might have contributed to mental stability a certain to extent.
著者
高木東六作曲
出版者
音楽之友社
巻号頁・発行日
1957
著者
久部 高司 松井 敏幸 二宮 風夫 佐藤 祐邦 大門 裕貴 武田 輝之 長浜 孝 高木 靖寛 平井 郁仁 八尾 建史 東 大二郎 二見 喜太郎 岩下 明德
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.471-478, 2013-04-25

要旨 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis ; UC)にも小腸病変が存在することが明らかとなってきたが,その病態については不明である.今回,小腸用カプセル内視鏡を施行した活動期UC 30例,大腸全摘出後11例の内視鏡所見および臨床所見について検討した.小腸病変(浮腫,潰瘍)は41例中15例(36.6%)に認められ,このうち小腸の広範囲に多数存在する潰瘍は6例だった.小腸の広範囲に多数存在する潰瘍6例と,それ以外の35例の臨床背景の比較検討では,潰瘍を有する群では検査時平均年齢24.8±10.8歳,発症時平均年齢20.8±8.7歳と有意に若く(p<0.05),病型は6例とも全大腸炎型または回腸囊炎であり,有意に高い頻度だった(p<0.05).経過観察できた3例は全例小腸病変が消失し,うち2例はプレドニゾロンによる治療で比較的速やかに病変が消失した.さらに,6例のうち4例に上部消化管病変を伴っていたことはUCとの関連を示唆する所見と考えられた.今後,さらにUCにおける小腸病変の臨床的意義について詳細に検討する必要がある.
著者
高木 綾一 高崎 恭輔 大工谷 新一
出版者
関西理学療法学会
雑誌
関西理学療法 (ISSN:13469606)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.65-70, 2007 (Released:2008-01-18)
参考文献数
14
被引用文献数
3

It is difficult for cerebrovascular disease patients to maintain the standing position while holding the shoulder in the flexed position and flexing the shoulder. It is thought that center-of-gravity line deviates from the base of support because holding the shoulder in the flexed position or flexing the shoulder influence the body alignment and generate addtional forces. The center of plantar pressure moves toward the center of gravity line to avoid leaving the base of support. Therefore, clarifying the movement pattern of the center of plantar pressure while holding the shoulder in the flexed position and flexing the shoulder is important when we perform a physical therapy evaluation for patients with instability in standing. In this study, trace of the center of plantar pressure movement during holding the shoulder in the flexed position and flexing the shoulder in standing was investigated to evaluate postural control in healthy subjects. We analyzed the trace of the center of plantar pressure in standing as follows: 1) The center of plantar pressure average displacement with change of the shoulder flexion angle (0°, 30°, 60°, 90°, 120°, 150° and 180°); 2) The trace pattern of the center of plantar pressure in flexing the shoulder. We found trace patterns of center of plantar pressure which are common to subjects holding the shoulder flexed at 30°, 60° and 90°. Also, in the pattern classification of trace patterns of the center of plantar pressure during flexing the shoulder, we identified 5 patterns as follows: front S pattern, front reverse S pattern, rear S pattern, front C pattern and front reverse C pattern. We think that a force was generated by holding the shoulder in the flexed position and that flexing the shoulder was related to some of the patterns produced. It is important that the trace pattern of center of plantar pressure is ealuated while holding the shoulder in the flexed position and flexing the shoulder.
著者
佐藤 敦 古屋 貴之 高木 博 小原 賢司 星野 雄志 富田 一誠
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.211-213, 2020-03-01

は じ め に 変形性膝関節症(膝OA)に対する治療として,初期には食事療法,運動療法,薬物療法などの保存的治療が行われるが,それでもなお人工膝関節全置換術(TKA)に代表される手術的治療が必要となる症例も多く増加傾向である.近年,慢性疼痛に対する新規薬剤が導入され,その一つであるデュロキセチンの効果も報告されている.また,慢性疼痛を有する膝OAに対するデュロキセチンの有用性も確立されてきている.しかし,TKA周術期におけるデュロキセチンの効果に関する報告は少ない.そこでわれわれは,慢性疼痛を有する膝OA 11例に対しTKA周術期にデュロキセチンを使用し,その術後鎮痛効果を検討したので文献的考察を加え報告する.
著者
高木 昌興
出版者
The Ornithological Society of Japan
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.61-81, 1999-05-25 (Released:2007-09-28)
参考文献数
75

野生鳥獣の生息地の減少や分断化は個体の移動分散を妨げ,近親交配が起きる確率を高くする.小さな個体群では遺伝的浮動が強く働き,配偶相手が近縁である可能性が必然的に高くなる.個体数が激減し,近親交配によって地域的な個体群の絶滅が加速されると危惧される一方で,近親交配の回避が困難と思われる少数個体から個体数が回復した個体群,また近年になって確立した大洋島の個体群が存在する.実際,近親交配が繁殖能力や生存に関係する代謝能力などの形質値の平均を低下させることは実験動物や家畜の研究から古くから指摘されている.野外鳥類でも個体識別した個体群を用いて,長期的に家系が明らかされ,近親交配が検出されてきた.その結果,野外鳥類の近親交配は孵化率を低下させることがわかった.また,DNAを用いた研究では近親交配の指標として利用することができるヘテロ接合度と繁殖や生存に関係する変数との間に負の相関関係が認められている.しかし,近交弱勢を伴わない場合や近親交配によってできた子供が高い生産性を持つ場合があることもわかった.さらに,個体群のおかれている地理的状況や人口統計学的要因によっては,近親交配を回避するよりも近親交配を選択した方が適応的な場合もあり得ることが示唆された.今後は,人為的に個体群を創設するか,定着の歴史が異なる同種個体群を見つけだし,人口統計学的データ,個体,および個体群の両方のレベルで対立遺伝子数やヘテロ接合度などの遺伝的構造に関する変数,さらに繁殖成績に関する変数をモニターすることが必要である.そして,それらの関係を詳細に解析することで,近親交配が個体群の遺伝的構造や生活史形質に与える影響を明らかにできるであろう.
著者
小林 正治 小田 陽平 長谷部 大地 加藤 健介 新美 奏恵 中里 隆之 泉 直也 高田 佳之 福田 純一 高木 律男 齊藤 力
出版者
特定非営利活動法人 日本顎変形症学会
雑誌
日本顎変形症学会雑誌 (ISSN:09167048)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.153-160, 2006-08-15 (Released:2011-02-09)
参考文献数
16
被引用文献数
2 12

To assess whether patients were satisfied with the results of treatment, questionnaires were sent to 291 patients who had undergone orthognathic surgery for correction of jaw deformities and 133 questionnaires were returned with valid answers. The chief problem of 94 (71%) of these patients was appearance. Dysfunctions such as masticatory disturbance and speech difficulties were the primary reason for which 38 (29%) of the patients sought treatment. Seventy-five percent of the patients answered that they were satisfied with the results in regard to their chief problems. A favorable change in appearance was recognized by 125 patients, whereas five patients noticed no major changes and three patients were displeased with their postoperative faces. The patients'evaluations of their appearance seemed to be influenced by the responses of other peoPle to the surgical-results, and objective improvements did not always satisfy their expectations. Improvements in masticatory function and speech were recognized by 92 and 54 patients, respectively. Eighty patients had TMJ signs and symptoms such as click and/or pain before treatment, which disappeared in 53 (66%) of the symptomatic patients after the surgery. On the other hand, TMJ signs and symptoms appeared postoperatively in 7 (15%) of 47 patients without those before treatment. Psychologically, 42 patients noted favorable changes in personality after the surgery. Eight patients with mandibular set back noted the onset or worsening of snoring after the surgery.
著者
西田 ふみ 高木 満里子 杉下 陽子 堀田 明弘 根木 昭
出版者
JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTISTS
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.195-199, 1998-07-10 (Released:2009-10-29)
参考文献数
8

BRADDICK RANDOM-DOT GRADED STEREO SLIDES®(以下,RANDOM-DOT SLIDESと略す)を用いて,間歇性外斜視の遠見立体視機能について検討した。結果はRANDOM-DOT SLIDESでは720″の視標での正答率は70.4%,360″までは72.6%,180″までは58.1%,90″までは46.8%であった。
著者
高木 秀明 安藤 嘉奈子 山口 陽子 井上 果子
出版者
横浜国立大学
雑誌
横浜国立大学教育紀要 (ISSN:05135656)
巻号頁・発行日
no.37, pp.115-124, 1997-11

This study investigates the relation between the religious belief and the tendency of dogmatism among the Japanese adolescents. 248 subjects responded to the questionnaire. According to their responses concerning attitude and interest towards religion, the subjects were divided into 6 groups. Results show that anti religion adolescent group tended to be more dogmatic.