1 0 0 0 OA 館守日記

出版者
巻号頁・発行日
vol.[348],
著者
坂西 雄太 原 めぐみ 福森 則男 草場 鉄周 田中 恵太郎 杉岡 隆 日本プライマリ・ケア連合学会ワクチン・プロジェクトチーム
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.254-259, 2014 (Released:2014-09-26)
参考文献数
30
被引用文献数
1 2

目的 : わが国のプライマリ・ケア医のワクチンの接種状況, 接種推奨の割合および障壁を明らかにする.方法 : 2012年に日本プライマリ・ケア連合学会に属する医師から3000名を無作為抽出し質問紙調査を行った.結果 : 卒後2年以内など119名を除外した2881名のうち, 744名より回答を得た (有効回答率25.8%). 接種状況および接種推奨の割合は, 定期接種が29.0~91.4%および58.2~70.2%, 任意接種が15.2~89.5%および14.1~50.9%であった. 定期接種推奨の際の医師側の障壁は, 接種スケジュールの複雑さ, 被接種者・保護者の考えが多く, 被接種者側の障壁は, ワクチンの安全性, 対象疾患の理解不足が多かった. 任意接種推奨の障壁は医師, 被接種者側ともに, 接種費用負担, 安全性が多かった.結論 : わが国のプライマリ・ケア医のワクチンの接種状況, 接種推奨の割合および障壁の現状が明らかとなった.
著者
新 康憲 春藤 和代
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.187-191, 2016 (Released:2016-08-18)
参考文献数
4
被引用文献数
1

保育士の流行性ウイルス感染症への意識や対策の実情に関する報告はなく,ワクチン接種啓発における自治体病院による支援に関する報告も皆無である.今回,自治体病院の感染対策チームが保育施設の保育士を対象に研修会を実施し,アンケート調査により現状把握を行った.その結果,保育士自身の罹患およびワクチン接種歴の把握は不十分であり,保育士の抗体価を一元管理している施設は15%と低かった.また園児のワクチン接種歴の把握や未接種時の保護者への指導の割合は,入園時と比較し入園後に低下することが明らかとなった.一方,研修会3ヶ月後のアンケート調査において流行性ウイルス感染症への対応に変化を認めたことから,今回の支援は有効であったと考えられた.
著者
山之上 卓
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2018-IOT-42, no.3, pp.1-8, 2018-06-21

悪性 botnet の P2P 通信を検知しようとする悪性 botnet 包囲網 (良性 botnet) について述べる.P2P 通信のような botnet の技術に対応するため,以前から開発している我々の良性 bot を利用して,悪性 botnet 包囲網 (良性 botnet) を開発している.良性 botnet は Agent bot と Analyzing bot の 2 種類の良性 bot のグループである.悪性 botnet の P2P 通信を 1 台の IDS で検知することは難しいが,我々の良性 botnet は複数の良性 bot を協調動作させることにより,P2P 通信を検知する能力を持つ.この良性 botnet により,悪性 botnet の通信を真似する偽 botnet の通信を検知することができた.
著者
中西 透 横手 保治 武次 保之
出版者
日本醗酵工学会
雑誌
醗酵工学雑誌 (ISSN:03675963)
巻号頁・発行日
vol.51, no.10, pp.742-749, 1973-10

著者らはCorynebacterium glutamicumによるL-グルタミン酸発酵液中にしばしばL-プロリンを副生することを見出し, この副生プロリンを増加せしめ発酵法によってL-プロリンを製造することを目的として種々の検討を行なった.多数のL-グルタミン酸生産菌株についてL-プロリン生産能をしらべたところ, 殆ど全部の菌株に生産能を認めたが, また一方, L-プロリン生成蓄積能の強さは菌株によって大きな差が認められ, L-プロリン生成蓄積能の最も菌株としてC. glutamicum KY 9003を選択した. 本菌を用いてL-プロリンの生産条件を検討した結果, 高濃度の塩化アンモニウム存在下でビオチンを菌体の生育増殖に充分量与えることによってL-プロリンの生成蓄積がいちじるしく増大した. この場合L-グルタミン酸の生産は非常に少なく両因子の高濃度化によるL-グルタミン酸発酵からL-プロリン発酵への転換が判然と認められた. また塩化アンモニウムの効果はアンモニウムイオンと塩素イオンの相乗的作用によることが判明した. アルコール類の添加効果を検討しエタノール, プロパノールまたはブタノール等の添加が菌体の過剰生育を抑制するとともに, L-プロリンの生成蓄積をいちぢるしく増進した.以上の検討の結果にもとずき5l-ジアーファーメンターを用い, 糖濃度23%, 塩化アンモニウム6.0%, ビオチン50γ/l, エタノール1.5%を含む培地で培養し, 96~120時間でL-プロリン40mg/ml以上を蓄積した.
著者
鳥海不二 西村 啓 浅野 千尋 石井 健一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.26, pp.67-74, 2007-03-15
参考文献数
10
被引用文献数
1

年市場における個人投資家の割合は増加の一歩をたどっている.これにともない,アルゴリズムトレードを利用した取引が注目されている.しかしながら,投資家にとって取引エージェントの作成は敷居が高く,自動取引エージェント上に優秀なアルゴリズムを実現するのは困難である.そこで,本研究では投資スキルは十分にあるもののプロミングのスキルが十分ではない投資家に対して,その投資家の投資戦略を取引エージェント上で実現することを目指し,自動取引エージェントの作成支援システムを,第一回スーパーカブロボコンテスト用に開発した.その結果,コンテスト参加者の60%が支援システムを利用して取引エージェントを作成した.作成支援システムによって作られた自動取引エージェントは,Javaプログラミングによって作成された自動取引エージェントと比較して遜色の無い取引を行うことが出来ることを確認した.また,プログラミングスキルの低い投資家に対してもアルゴリズムトレードへの参加を促すことができたことを確認した.Recently, automatical trading agents are received attention from traders. However, it is hard to develop them for individual investors who have little programming skills. Thus, we proposed a support system for trading agents design for "Super kaburobo contest" which is a contest of automated stock trading. Consequently, the 60% of associate participants used the support system. Additionally, it is confirmed that trading agents developed by the systems are comparable to java-programed trading agents.
著者
岡田 孝彦
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.96, no.2, pp.86-93, 2001-02-15 (Released:2011-09-20)
参考文献数
1

ビールの製品ラインは壜, 缶, 樽に大別され, それぞれの容器特性に応じた設備構成となっている。パッケージング工程の役割としては, 醸造工程でつくられたビールを品質低下させることなく容器に充填するのは勿論のこと, その後の保存性を確保するために確実に密封すること, 商品としての美観性を損なわないよう仕上げることが重要である。
著者
中村 仁美 岩森 光 千葉 紀奈 中井 俊一 木村 純一 常 青 風早 康平
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集 2014年度日本地球化学会第61回年会講演要旨集
巻号頁・発行日
pp.238, 2014 (Released:2014-09-12)

近年,我々は,初めて有馬温泉水中の希土類元素(REEs)の定量とともに,Sr-Nd-Pb同位体比組成を得ることに成功した(Nakamura et al., accepted).これは,低温(~500度)で脱水したスラブ起源流体の組成と河川水の混合で説明することができ,スラブ起源流体は非火山域であっても,構造線などの大断層沿いに上昇している可能性があることを示唆する.本研究では,溶存イオン種と濃度,軽元素同位体情報を基に,中央構造線沿いの有馬型温泉水を調査・採水し,標準添加法によりREEs組成を定量分析する.これらの結果に基づき,スラブ起源流体を含む有馬型温泉水の特徴が,非火山域である西南日本から,火山域も含む中部日本にかけて,どのように変化するかについて制約を与える.
著者
山本 秀幸
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.125, no.3, pp.129-135, 2005 (Released:2005-04-26)
参考文献数
36

インスリンシグナルの主要な生理機能の一つとして,グリコーゲン合成酵素キナーゼ3(GSK3)活性の抑制が挙げられる.脳内でのインスリンシグナルの低下は,GSK3の活性を増加させ,神経細胞死を引き起こすことが明らかになってきた.アルツハイマー病で認められる老人斑と神経原線維変化の形成にGSK3が関与していることも示唆されている.また,GSK3の酵素反応の特徴の一つとして他のプロテインキナーゼでリン酸化されたタンパク質をリン酸化しやすいことが挙げられる.すなわち,活性型のGSK3の増加は,他のシグナル系と相互作用して,神経細胞を障害させる可能性がある.カルシウムシグナルにより活性化されるカルシウム,カルモデュリン依存性プロテインキナーゼII(CaMキナーゼII)とGSK3の共通の基質タンパク質としてタウが知られている.両酵素によるタウのリン酸化が,神経原線維変化形成に関与していることが明らかになってきた.また,GSK3がWntシグナルにも関与していることから,GSK3阻害薬の有害作用も検討が必要になっている.
著者
坂本 秀樹 森 啓信 小嶋 文博 石黒 幸雄 有元 祥三 今江 祐美子 難波 経篤 小川 睦美 福場 博保
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.93-99, 1994
被引用文献数
1 23

トマトジュースの連続飲用による血清中のカロテノイドの濃度の変化を調べた。また同時に飲用による血清中のコレステロール濃度の変化も調べた。65名の被験者を1日1本, 2本, 3本のトマトジュース飲用区と対照のリンゴジュース1本の飲用区の4区分に分け, 連続4週間の摂取を行った。<BR>1) リコペン濃度は飲用本数の増加に従い有意に増加し, 2本以上の区分では飲用後の飲用前に対する血清中濃度は3倍以上となった。<BR>2) β-カロテンは, トマトジュース中の含有量はリコペン量の約1/30であるにもかかわらず, 血清中において有意な増加を示し, 3本の区分では飲用後の飲用前に対する血清中濃度は約2倍近くとなった。<BR>以上の結果より, トマトジュースの飲用は血清中のリコペンとβ-カロテンの濃度上昇に有効であることが明らかとなった。<BR>3) トマトジュース中のリコペンはall-<I>trans</I>型がほとんどであるのに対して, 飲用後の血清中ではcis型の増加も見られたことから, 体内ではリコペンの異性化起きていることが示唆された。<BR>4) いずれの試験区においても, 血清中のLDL-コステロールをはじめとする脂質の増加は見られず, トマトジュースの飲用によるカロテノイドの血清中の濃度上昇は, 血清脂質濃度の上昇を促さないと考えられた。
著者
矢野 友啓
出版者
公益社団法人 日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.12, pp.561-572, 2015-12-25 (Released:2017-08-10)

It is well known that vitamin E acts as a useful preventive agent against several types of cancers and stroke. However, there are conflicting results on a role of vitamin E in the prevention of these diseases. In order to clarify the conflicting results, meta-analysis of current results obtained from randomized controlled trials (RCTs) was conducted. Meta-analysis of 7 RCTs on cancer identified showed no significant difference on the effect of vitamin E supplementation on incidence and mortality in cancers tested. However, there was heterogeneity in the meta-analysis of prostate cancer incidence, indicating the possibility that vitamin E supplementation has a suppressive effect against the cancer in some cases. With respect to incidence and mortality in stroke, meta-analysis of 6 RCTs identified was conducted, and vitamin E supplementation significantly reduced the incidence of ischemic stroke, but not hemorrhagic stroke. Thus, it is suggested that vitamin E supplementation has a preventive effect on ischemic stroke.
著者
Hiroki Hata Toru Kuratani Takashi Shibuya Koichi Toda Takayoshi Ueno Shigeru Miyagawa Yasushi Yoshikawa Kazuo Shimamura Keiwa Kin Daisuke Yoshioka Masaki Taira Koichi Maeda Keitaro Domae Yoshiki Sawa
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-18-0687, (Released:2018-06-28)
参考文献数
12

The 82nd Annual Scientific Meeting of the Japanese Circulation Society was held in Osaka, Japan, on March 23–25, 2018, when the cherry blossoms were just opening everywhere around the venue. This was the 5th Annual Scientific Meeting of JCS in which a cardiovascular surgeon served as Congress Chairperson. The main theme of this meeting was “Futurability: Pioneering the Future of Circulatory Medicine”. The word, futurability, is a neologism of future ability, because we now have to contemplate what constitutes the essence of cardiovascular medicine, how it should develop as medicine for future generations, and how its ability should be displayed. The meeting was favored by splendid weather and the number of participants was recorded as being higher than 18,700. There were heated and profound discussions about the “futurability” of cardiology, cardiovascular surgery, and heart team medical care as well, in every session. The meeting was successfully completed and we sincerely appreciate the great cooperation and support from all affiliates.
著者
山田 恭史 浅野 育子 久保田 友成 杉山 美樹
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本毒性学会学術年会 第44回日本毒性学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.P-159, 2017 (Released:2018-03-29)

【目的】前回当学会で、3系統のモルモットのターンオーバーの違いについて報告したが、今回は別の動物種であるミニブタ及びヘアレスマウスのターンオーバーの違いについて報告する。また、ニキビの治療薬のディフェリンゲル及びダラシンTゲルを塗布し、皮膚ターンオーバーの促進作用を比較検討したので、その結果を報告する。【方法】ミニブタ及びヘアレスマウスの背部皮膚に、蛍光発色剤のダンシルクロライドを塗布し、その蛍光発色の輝度を測定した。蛍光発色が消失した時点を皮膚ターンオーバーの完了とした。また、ダンシルクロライドを塗布した他の部位にディフェリンゲル及びダラシンTゲルをそれぞれ1日1回開放塗布し、蛍光発色が消失した時点を投与終了とした。【結果】蛍光発色の消失は、ミニブタが37日、ヘアレスマウスが16日であった。ディフェリンゲル及びダラシンTゲル塗布部位ではミニブタが23または33日、ヘアレスマウスが9または12日であった。以上の結果、皮膚ターンオーバーが完了するのに必要な期間はヘアレスが非常に早く、ミニブタでは白色モルモットより長い期間を要すると考えられる。また、薬剤塗布部位では両動物種とも皮膚ターンオーバーが正常皮膚よりも早く完了したことから、ディフェリンゲル及びダラシンTゲルに皮膚ターンオーバーを促進作用が確認された。