著者
菅生 健介 萩原 将文
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.371-379, 2014 (Released:2014-04-30)
参考文献数
32
被引用文献数
2 1

This paper proposes a kansei-aware landscape picture creating system from natural language sentence. The proposed system creates a landscape picture by focusing on nouns. In the system, several concepts such as “sea” and “sky” and their many graphical parts are stored. Semantic estimation among input words plays an important role in the creating of a meaningful image representation of the input sentence. We use Google N-gram to cope with this issue, a lexical resource. As a result, restrictions on the input sentences can be greatly weakened and relevant constituents can be selected. In addition, the proposed system can express sense of season by selecting appropriate graphic parts with suitable color to the input sentence. Furthermore, the relation between colors and adjectives is also considered in the proposed system to reflect kansei aspects of the input sentence. Evaluation experiments have been carried out to show the effectiveness of the proposed system.
著者
建部 謙治 加藤 憲 野澤 英希
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.87, no.799, pp.1666-1676, 2022-09-01 (Released:2022-09-01)
参考文献数
9

The purpose of this study is experimentally to clarify how the physiological and psychological reactions of elderly female who received from seismic motion are affected by different postures. The experiment was conducted in a total of 60 elderly male and female, with two posture conditions in chair sitting and supine positions, assuming an immediate power outage after the earthquake. As a result of the analysis, it became apparent that there were some differences in the physiological and psychological effects by seismic motion between the sitting position and the supine position for elderly female as with elderly male.
著者
金 炫兌 小金井 真
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.87, no.799, pp.550-558, 2022-09-01 (Released:2022-09-01)
参考文献数
18

This study measured the evacuation environment in the shelter and also conducted questionnaire surveys to find out the ways to improve the evacuation environment and future issues. The study results showed that the temperature, relative humidity, and carbon dioxide concentration in the shelter were in stable conditions. In addition, the participants demonstrated high satisfaction in terms of the evaluation of acceptance and satisfaction of thermal environment. This study suggested that the air environment of the evacuation center correlates with the hygiene of the evacuees. As for the thermal environment for evacuees, improvement of airflow and floor surface temperature was required.
著者
根岸 紗弓 坂上 恭助 飯尾 昭彦 清水 康利 豊貞 佳奈子 岩﨑 彩雅
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第1巻 給排水・衛生 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.37-40, 2014 (Released:2017-11-15)

現状の住宅に設置されている水まわり設備機器がCO2削減にもたらす効果を定量的に把握することが必要である。その一環として,入浴行為やシャワー使用の実態を把握することを目的に夏期・冬期におけるシャワー使用の測定を行った。実際の使用時の使用時間、流量、使用温度を明らかにした。
著者
宮前 茜 新井 悠里江 井上 大介 青柳 恵三子 後閑 浩之
出版者
日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)
雑誌
理学療法学Supplement Vol.34 Suppl. No.2 (第42回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.A1217, 2007 (Released:2007-05-09)

【目的】立位時に唯一の支持面である足底には、身体運動遂行と状況変化に対応して足底の感覚情報を集積する多数のメカノレセプターが存在する。足趾把持練習によるバランスの向上にはメカノレセプターの賦活が関係し、メカノレセプターは筋伸張と速度変化によって活動頻度が増加するといわれている。今回タオルギャザーにおいて、筋を伸張させかつ快適な速度で実施、さらに肢位を坐位と立位で行い、肢位の違いによる固有受容覚及びバランスへの影響を検討することを目的とした。【方法】対象は同意が得られた当院スタッフ健常者16名で平均は25.8±3.0歳。測定項目は固有受容性テストの変法(以下PPT)、functional reach(以下FR)、片脚立位の30秒間の総軌跡長と外周面積をAnima社製重心動揺計にて計測し、これらを介入前後に計測した。PPTは立位の施行内容を坐位の姿勢で変法として考案した。方法は閉眼坐位で左右どちらか一方の脚の股関節を最大屈曲し、最初の位置に戻す方法で実施した。逸脱した距離を2.5mm刻みで測定し、回数は14回で3回目以降の平均値を採択(ICC=0.851)した。介入はタオルギャザーを実施し、両足75回/分の速度で足趾の伸展を意識し20秒間実施、1分の休憩を挟んで3セット実施した。学習効果を配慮し、同一対象者で坐位と立位での介入・計測に2日以上の間を空けた。PPTの挙上した下肢と、介入肢位の順序は無作為に決定した。統計処理は対応ありのt検定を用い、有意水準は5%未満とした。【結果】PPTの逸脱した距離は介入肢位が坐位、立位ともに介入前に比べて介入後に有意に減少した。片脚立位での総軌跡長は、介入肢位が立位でのみ介入前に比べて介入後に有意に減少した。FRにおいては介入肢位に関わらず介入前後で有意な差は認められなかった。【考察・まとめ】タオルギャザー実施後に介入肢位が坐位と立位の両方でPPTの逸脱した距離の減少が有意に認められたことから、介入肢位には関係なく下肢全体のメカノレセプターの賦活の可能性が示唆された。また介入肢位が立位において片脚立位での動揺が制御され総軌跡長が減少したのは、立位が荷重肢位であり、足底圧増大や重心移動が加わることによる姿勢保持のための筋出力が増大したためと考える。このことからタオルギャザー介入肢位は坐位よりも立位の方が有用である可能性が示唆された。
著者
宮野 秀市 貝谷 久宣 坂野 雄二
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.97-106, 2000-09-30 (Released:2019-04-06)

本研究の目的は、簡易型VRエクスポージャーを雷恐怖症に適用し、その効果を継時的に評価することであった。市販されている頭部搭載型ディスプレイとボディソニック装置を利用して、従来のVRエクスポージャーと比べて安価で操作が簡便な簡易型VRエクスポージャーシステムを構築した。症例は43歳の女性で、これまで17年間、雷恐怖に苦しんできたが、19セッションの介入の結果、質問紙で測定された雷に対する恐怖反応は顕著に低減し、雷によって日常生活が阻害されることもなくなった。2か月後、7か月後のフォローアップにおいても治療効果は維持されていた。本研究により、簡易型VRエクスポージャーが雷恐怖の治療に有効であることが示された。また、仮想環境における臨場感に影響を及ぼす刺激呈示法や臨場感と治療効果の関係について考察した。
著者
中西 啓喜
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.88, pp.141-162, 2011-06-10 (Released:2014-06-03)
参考文献数
35
被引用文献数
4

本論文の目的は,1970年代から継続的に行われている高校調査のデータを分析することにより,少子化や教育改革が,高校,とりわけ1990年代,2000年代に蓄積の少なかった上位高校に,どのような影響を与えたのかを実証的に明らかにすることである。得られた知見は以下の3点である。 第一に,日本の高校は,少子化社会の中で,1校あたりの生徒数を減らすことで,学校数を維持してきた。しかし,上位の高校では入学定員を維持し続けたため,入学者の中学時の学力の分散が広がり,多様な学力層の生徒が上位高校へ入学することとなった。 第二に,多様な生徒が入学してきているにもかかわらず,生徒の学習時間は増加している。それというのも,教師が多様化した生徒を個別主義的かつ面倒見主義的に学習指導をしているからである。 第三に,教師が生徒の学習を,個別的に面倒をみることにより,生徒の「自ら学び自ら考える力」が身に付かないことが明らかになった。 以上の3つの知見が提起する問題は次のようである。まず,上位校生徒の多様化により,高校階層構造が変容し,新たな局面を迎えている。そのため,上位高校は,エリート養成学校としての地位が危うくなるかもしれない。 90年代の教育改革は「自ら学び自ら考える力」を強調し,かつては,それが教師を指導から撤退させた。そして,その結果,現在では教師が個別的で面倒見主義的な学習指導をすることにより,高校生の「自己学習能力」が身に付きにくいという意図せざる結果をもたらしたのである。
著者
久保田 優 濱畑 啓悟 渡邊 健一郎 林 英蔚 宇佐美 郁哉 中畑 龍俊
出版者
特定非営利活動法人 日本小児血液・がん学会
雑誌
日本小児血液学会雑誌 (ISSN:09138706)
巻号頁・発行日
vol.15, no.5, pp.401-404, 2001-10-31 (Released:2011-03-09)
参考文献数
14

ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血に全身の色素沈着を伴った12歳男児例を経験した.患児はビタミンB12の皮下注を受け, 貧血は約8カ月で軽快した.皮膚の色素沈着も徐々に軽快傾向を示し, 3年の経過でほぼ完全に消失した.自己免疫疾患や内分泌疾患の合併はみられず, 色素沈着はビタミンB12の欠乏によると考えられた.色素沈着は成書にも記載のないビタミンB12欠乏巨赤芽球性貧血のきわめて稀な合併症である.患児のように易疲労感を訴え色素沈着を呈する患者では, ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血をも考慮に入れて, 早期に血液検査を実施する必要がある.
著者
有薗 真代
出版者
社会学研究会
雑誌
ソシオロジ (ISSN:05841380)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.55-71,187, 2004-05-31 (Released:2016-05-25)
参考文献数
13

This paper reconsiders gender/sexuality theory by focusing on a transgendered individual's way of life. It is also an attempt to extend the sociology of life history by focusing on changes in her narrative. My task in this dissertation is to externalize their straggles with their own issues. For the purpose of analyzing changes in narrative, I introduced the approach of Narrative therapy. Narrative therapy assumes that when people tell their own stories certain events are untold and recognized, or intentionally left out. A person's subjective narrative is told as if it were the definitive story of what has happened. This is the method of Narrative therapy. Subverting the dominant narrative of personal experience will create alternative stories that have been left out in repeated retellings, locate the multi-dimentional nature of the individual's own stories, and respond to their complexity. Furthermore, attention to power in narrative therapy will show what kind of power is at work when such stories are formed. By analyzing the individual's narrative in this fashion, I describe the creative process of techniques for overcoming the difficulty and pain that exist in a minority's everyday life.
著者
岩崎 美香
出版者
日本トランスパーソナル心理学/精神医学会
雑誌
トランスパーソナル心理学/精神医学 (ISSN:13454501)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.105-123, 2016 (Released:2019-08-06)

臨死体験は臨死体験者にその後もさまざまな影響を与 えることが、主に欧米の臨死体験研究の分野で示され てきた。本研究では、ほとんど研究されてこなかった 日本人の臨死体験後の「日常への復帰」のプロセス全 体を、19事例の調査データを修正版グラウンデッド・ セオリー・アプローチの手法を用いて検討した。臨死 体験後には、非日常的な体験を整理し、意味づけ、調 整して日常に適応していくことや、さらには臨死体験 とその影響を消化しながら社会の中で新たな活動を始 めることがみられた。「日常ヘの復帰」のプロセスは、 日常への適応のプロセスであると同時に、非日常的な 体験を調和的に日常に還元していくプロセスであるこ とが浮かびあがった。 日本人の臨死体験後の分析結果は、アメリカの事例に 基づいた臨死体験後の研究と、事後効果、臨死体験者 の困難、プロセス展開といった点で重なりをみせ、臨 死体験後にある程度共通したパターンがある可能性が示唆された。
著者
天江 新太郎
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.63-69, 2018 (Released:2020-06-01)
参考文献数
16

食物繊維は、難消化性炭水化物であり多糖類に属する。臨床では、水分保持作用と増粘作用を利用した便性の改善、胃食道逆流症、ダンピング症候群などの改善に用いられることが多い。近年の研究から、上記以外にも様々な作用が明らかになっている。食物繊維は腸内細菌の発酵により短鎖脂肪酸を生じることでエネルギーを産生する。発酵分解率により、0, 1, 2 kcal/gのいずれかのエネルギー推算値をとる。食物繊維から生じる短鎖脂肪酸は、主に酢酸、プロピオン酸、酪酸の3種類であり大腸上皮細胞のエネルギー基質となり粘膜増殖促進作用を示す。その他、骨格筋などの末梢組織へのエネルギー供給、大腸炎の抑制作用、GLP-1を介した糖代謝の改善、GLP-2を介した小腸粘膜上皮細胞の増殖促進作用が確認されている。経腸栄養のみが用いられている重症心身障害児者では、食物繊維が十分に投与できていない場合もあるため、腸管の状態を保全する観点からも配合されている食物繊維の量と質を確認し、積極的に活用すべき栄養素ではあると考えられる。
著者
山口 修平 赤松 隆
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.109-127, 2019 (Released:2019-05-20)
参考文献数
17
被引用文献数
1

Fujita and Ogawa (1982)モデルは,複数都心が均衡状態として形成されることを示した都市経済学分野の代表的な集積経済モデルである.このモデルは複数均衡を持ち,中には実現不可能と考えられる不安定な均衡解も存在しうる.そのため,均衡解の安定性を吟味し尤もらしい解を選択する必要があるが,解の安定性を検証した研究は従来存在しない.本研究では,ポテンシャル・ゲームと確率安定性概念を用いて,Fujita and Ogawaモデルの安定均衡解の特性を明らかにする.空間設定を線分都市と円周都市として分析した結果,本モデルは以下の3つの特徴を持つことが示される: 1) 複数都心パターンが安定均衡解として創発する,2) 交通費用パラメータを減少させるにつれて安定解の都心数が単調減少する,3) 上記の2つは線分都市と円周都市に共通する性質である.
著者
丸山 孝仁 小川 翔太 武田 信和
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.263-266, 2021 (Released:2021-04-28)
参考文献数
12

Providing three-dimensional information to operators is a vital technology to operate robotic systems remotely. ITER, which is the world's largest fusion energy experiment, requires maintenance by robotics devices operated remotely because of its radiation environment. Applicable sensors are highly restricted due to the radiation. Authors propose a method using one moving camera and multi-view stereo technology to obtain point clouds as three-dimensional information for operators. As multi-view stereo technologies, Structure-from-Motion and Patch-Based Multi-view Stereo are adopted. Authors tested the proposed method and confirmed the method is capable to create point clouds successfully.
著者
中尾 雄太 大西 英雄 遠藤 優有美 城本 修 村中 博幸
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.146-154, 2014 (Released:2014-05-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1

われわれは,音刺激への注意喚起における脳賦活領域を同定するために,fMRI(functional magnetic resonance imaging)を用いて,「聴く」と「聞く」における脳賦活領域を定量的に比較検討した.さらに,自作したソフトウェアを用いてMR画像の賦活領域の体積を算出し,各領域における賦活程度を比較した.聴覚障害を認めない健常成人12名(男性5名,女性7名)に対して,男性話者と女性話者の単音節聴取課題,雑音下聴取課題を行った.その結果,音刺激へ注意を喚起すると,前頭前野,縁上野,帯状回が賦活することが示唆された.また,同性話者より異性話者の声に注意を喚起したほうの脳活動が活発になると示唆された.
著者
安部 主晃 川人 潤子 大塚 泰正
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.29-37, 2014-07-30 (Released:2014-08-26)
参考文献数
30
被引用文献数
2

従来の研究では,再確認傾向の高い者が対人ストレスイベントを経験しやすく,さらに抑うつを悪化させやすいことが報告されている。しかし,再確認傾向と対人ストレスイベントとの関連を詳細に検討した研究はほとんど認められない。本研究では,対人葛藤,対人劣等,対人摩耗という対人ストレスイベントの三つの側面に対する再確認傾向の影響を検討した。そして,対人ストレスイベントが,再確認傾向から抑うつに対する影響を媒介するかについても検討した。102名の大学生が第1回調査(Time 1)と3週間後の第2回調査(Time 2)において質問紙に回答した。その結果,対人劣等が,再確認行動から抑うつに対する影響を媒介した。大学生の抑うつを予防するために,再確認傾向やそれに伴い発生する対人劣等を改善することが重要である可能性がある。
著者
下徳 敏雄 市川 浩美 阿南 豊正 高柳 博次 池ケ谷 賢次郎
出版者
Japanese Society of Tea Science and Technology
雑誌
茶業研究報告 (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
vol.1982, no.55, pp.43-50, 1982-06-01 (Released:2009-07-31)
参考文献数
18
被引用文献数
16 9

(1)当場職員および金谷町の一般消費者合計66名を対象として,日常お茶を入れる時の条件を調査し,うすい入れ方と濃い入れ方を設定した。(2)上記条件と標準浸出法について,玉露,煎茶(上),煎茶(中),煎茶(下),番茶,かまいり茶,ほうじ茶の7種類の茶を用い,可溶分,全窒素,アミノ酸,タンニン,カフェイン,遊離還元糖,ビタミンC,P,K,Ca,Mgの溶出量を調べた。13)その結果,溶出割合では,濃い入れ方と標準浸出法が比較的似ており,うすい入れ方とは,かなり差があった。成分別の溶出割合の比較では,アミノ酸やビタミンCが比較的大きかったのに対し,タンニンやCaは小さかった。一定湯量中の主な成分量について3条件の結果を比較してみると,玉露を除いて各成分ともうすい入れ方,標準浸出法,濃い入れ方の順になっていた。おわりに,本実鯵を遂行するにあたり,多大なる御指導を頂いた茶業試験場製茶部長坂本裕博士に深く感謝の意を表わしますとともに,茶業試験場職員の方々はじめ調査に御協力頂ぎました皆様に厚く御礼申し上げます。