- 著者
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木浦 勝行
瀧川 奈義夫
市原 英基
中村 栄三
吉野 正
高田 穣
- 出版者
- 岡山大学
- 雑誌
- 挑戦的萌芽研究
- 巻号頁・発行日
- 2011
健常雄性 Slc: Wistar ラット 10 匹に鉄およびキレート剤を腹腔内へ反復投与し,5 匹で悪性腹膜中皮腫を認めたが,コントロール群,キレート剤投与群では認めなった。免疫染色(Calretinin, CEA 染色),電子顕微鏡による観察を行い,いずれも上皮型中皮腫であることを確認した。また,DNA 酸化損傷マーカーである 8-hydroxy-2-deoxyguanosine による免疫染色は陽性であり,従来の学説は確認された。ラジウムを含む微量元素を最終解析中である。