著者
大島 悦男 佐藤 秀幸 小場瀬 宏之 内村 達雄 桑原 隆 小林 智
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.40, no.9, pp.2552-2554, 1992-09-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
8
被引用文献数
2 6

(Z)-11-[3-(Dimethlamino)propylidene]-2-(methoxycarbonyl)methyl-6, 11-dihydrodibenz[b, e]oxepin-9-acrylic acid (5) was prepared for application to the radiommunoassay of KW-4679 (1, (Z)-11-[3-(dimethylamino)propylidene]-6, 11-dihydrodibenz[b, e]oxepin-2-acetic acid hydrochloride). The acrylic acid moiety in the 9-position of 5 was employed for coupling with an amino group of bovine serum albumin (BSA) to provide 17. Subsequently, the conjugate 17 was treated with aquenus NaOH to hydrolyze the terminal methoxycarbonyl group in the 2-position of the BSA conjugated 5. Antiserum raised against the antigenic BSA-conjugate 4 finally obtained was specific for 1.
著者
熊沢 利昭 大島 悦男 原川 洋行 佐藤 秀幸 小場瀬 宏之 生地 由昌 石井 昭男 石井 秀衛 大森 健守
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.39, no.10, pp.2729-2733, 1991-10-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
14
被引用文献数
2 4

New methods for the preparation of multi-functionallized-6, 11-dihydrodibenz[b, e]oxepins were developed. The structural requirements of KW-4994 (1), a promising orally active antiallergic agent, were defined. A carboxyl group at C-2 was critical for enhanced antiallergic of 1. The introduction of bromine atom at C-9 of 1 could elongate the duration of the action of the parent. Antiplatelet acetivity, a new pharmacological property of this series of compounds, was observed in one of the derivatives of 1.
著者
大島 悦男 熊沢 利昭 滝沢 博 原川 洋行 佐藤 秀幸 小場瀬 宏之 生地 由昌 石井 昭男 石井 秀衛 大森 健守
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.39, no.10, pp.2724-2728, 1991-10-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
28
被引用文献数
2 3

A new series of 11-substituted 6, 11-dihydrodibenz[b, e]oxepin derivatives was synthesized and evaluated for antiallergic activity. Convenient methods for the preparation of sulfides from alcohols were developed. Structure-activity relationships are described. Compound 7, 11-[2-(dimethylamino)ethyl]thio-6, 11-dihydrodibenz[b, e]oxepin-2-carboxylic acid hydrochloride, was the most potent in the rat passive cutaneous anaphylaxis test (ED50=0.92 mg/lg p.o.). It had a potent inhibitory effect on anaphylactic bronchoconstriction in guinea pigs (ED50=0.029 mg/kg p.o.) and H1 receptor antagonistic effect (Ki=14 nM) with few central nervous system side effects. Additionally, an antagonistic effect against prostagrandin D2-induced contraction of isolated guinea pig trachea (pA2=5.73) was an attractive mechanism of action of the new antiallergic agent. Compound 7 was selected for further evaluation as KW-4994.
著者
佐藤 翔紀 高橋 祐貴 川端 祐一郎 宮川 愛由 藤井 聡
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.74, no.5, pp.I_513-I_524, 2018 (Released:2019-01-10)
参考文献数
20

自然災害のリスクが高い我が国においては,中央政府と地方自治体双方の努力により「ナショナル・レジリエンス」を確保することが急務となっている.国のみならず地方自治体の取り組みが重要な役割を担っており,その実態の把握と,取り組みを改善する手段についての研究が不可欠である.本研究では,地方自治体に対するアンケートを行い,地方自治体における防災政策の現状を確認するとともに,防災に関する地方自治体間のやり取りや,近年公共政策の領域においても活用の可能性が指摘される物語型の情報共有が,防災政策の充実を促す傾向が観察されるか否かを検証する.
著者
奥田 稔 高坂 知節 三宅 浩郷 原田 康夫 石川 哮 犬山 征夫 間口 四郎 新川 秀一 池野 敬一 松原 篤 稲村 直樹 中林 成一郎 後藤 了 小野寺 亮 遠藤 里見 亀井 民雄 室井 昌彦 馬場 廣太郎 島田 均 舩坂 宗太郎 大橋 伸也 鄭 正舟 小澤 実佳 八木 聰明 大久保 公裕 後藤 穣 服部 康夫 上野 則之 柏戸 泉 大塚 博邦 山口 潤 佃 守 池間 陽子 坂井 真 新川 敦 小林 良弘 佐藤 むつみ 山崎 充代 藤井 一省 福里 博 寺田 多恵 小川 裕 加賀 達美 渡辺 行雄 中川 肇 島 岳彦 齋藤 等 森 繁人 村上 嘉彦 久松 建一 岩田 重信 井畑 克朗 坂倉 康夫 鵜飼 幸太郎 竹内 万彦 増田 佐和子 村上 泰 竹中 洋 松永 喬 上田 隆志 天津 睦郎 石田 春彦 生駒 尚秋 鈴木 健男 涌谷 忠雄 宮國 泰明 夜陣 紘治 森 直樹 田頭 宣治 宮脇 浩紀 青木 正則 小林 優子 高橋 正紘 沖中 芳彦 遠藤 史郎 池田 卓生 関谷 透 奥園 達也 進 武幹 前山 忠嗣 恒冨 今日子 増山 敬祐 浅井 栄敏 土生 健二郎 中崎 孝志 吹上 忠祐 角田 憲昭 渡辺 隆 野口 聡 隈上 秀伯 吉見 龍一郎 茂木 五郎 鈴木 正志 大橋 和史
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.633-658, 1996-09-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
21

通年性アレルギー性鼻炎患者211例を対象に, KW-467910mg/日 (KW群) の有効性, 安全性および有用性をoxatomide 60mg/日 (OX群) を対照薬として多施設二重盲検群間比較試験により検討した.最終全般改善度の「改善」以上は, KW群61-6%, OX群57.6%で, 両群間に有意差は認められなかつたが, 同等性の検証を行った結果, KW群はOX群と比較して同等ないしそれ以上と考えられた. 概括安全度の「安全性に問題なし」と評価された症例は, KW群68.0%, OX群61.4%で, 両群間に有意差は認められなかった. 主な副作用症状は両群とも眠気であった. 有用度の「有用」以上は, KW群54.9%, OX群50.5%であり両群間に有意差はなかったが, KW群の方がやや有用率が高かった.以上の成績より, KW-4679は通年性アレルギー性鼻炎に対して, 臨床的に有用性の高い薬剤であると考えられた.
著者
島村 綾 徳田 愛華 小関 陽子 小泉 昌子 峯木 眞知子 佐藤 吉朗
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.69, 2017

(目的)コーヒーの焙煎法の違いには、直火型、半熱風型、熱風型の焙煎機があり、この風味の違いは明らかではない。そこで、直火焙煎、熱風焙煎による短時間加熱、長時間加熱で調製したコーヒー液を用い、そのにおいを時系列評価によるTDS法を用いて検討した。<br>(方法)同じコーヒー豆による焙煎方法の異なるコーヒー液を株式会社ドトールに依頼した。試料の濃度はbrix&times;1.5を用い、温度による違いを避けるために室温で用いた。メディア・アイ製J-SEMS TI・TDSシステムを用い、パネルは本学女子学生10-11名で、試料15mLを用い、60秒間測定した。においの感覚属性は5属性を用いた。採点法による嗜好型官能評価も行った。コーヒーのにおいは、GC-MSを用いて計測した。<br>(結果) 直火焙煎試料のにおいでは、短時間加熱試料は飲む前よりアーモンド・ナッツの香りを有意に感じ、その後酸っぱい香り、焦げた匂い、カラメル、甘い香りの順に感じた。長時間試料では、始めに甘い香りを有意に感じ、その後にアーモンド・ナッツの香り、焦げた匂いを感じている。熱風長時間加熱試料では、始めに酸っぱい香りが有意に感じられ、後味に焦げたにおいを感じている。どの焙煎においても、酸っぱいにおいは有意に感じられていた。GC-MS分析の結果、熱風焙煎・短時間加熱試料は熱風焙煎・長時間加熱試料に比べチョコレート様の香りである2-メチルフランが多く検出された。<br>
著者
両角 祐子 山下 穣 阿部 祐三 安川 俊之 竹田 まゆ 宇野 清博 佐藤 聡
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
雑誌
日本歯科保存学雑誌 (ISSN:03872343)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.219-225, 2009-04-30 (Released:2018-03-30)
参考文献数
33

本研究は,脈動ジェット水流式口腔洗浄器具を用いた歯肉縁上の洗浄が歯肉縁下に及ぼす影響を,歯周組織および歯肉縁下細菌叢の変化で検討した.全身疾患を有さない男性4名,女性4名を対象とし,手用歯ブラシとジェットチップ®を装着した口腔洗浄器具(ウォーターピック®ウルトラJET:WP-10-J,Water Pik,USA)を併用した場合と,手用歯ブラシのみの場合を比較検討した.口腔洗浄器具の使用は,1日1回就寝前,600mlの水道水にて行った.検査項目は,Plaque Index(以下,P1I),Plaque Control Record(以下,PCR),Gingival Index(以下,GI),Bleeding on Probing(以下,BOP),Probing Depth(以下,PD)とし,実験開始時と1,2週間後に測定を行った.細菌学的検索としては,Polymerase Chain Reaction法を用い,Porphyromonas gingivalisの検出を行った.結果,口腔洗浄器具を併用した場合,手用歯ブラシのみの場合と比較し,PCR,P1Iで2週間後に有意な減少を認めた.GI,BOPにおいても口腔洗浄器具を用いた場合のほうが改善がみられた.細菌学的検索では,口腔洗浄器具の併用において,P.gingivalisの検出部位が少なかった.以上の結果から,脈動ジェット水流式口腔洗浄器具を併用した場合,臨床的にプラークの抑制効果があることが示された.また,歯肉溝内の歯周病原細菌の抑制効果があることも示された.これらのことから,脈動ジェット水流式口腔洗浄器具を用いた歯肉縁上の洗浄の歯肉縁下に対する有効性が示された.
著者
水谷 みゆき 鈴木 千春 大道 裕介 櫻井 博紀 森元 温子 西原 真理 牛田 亨宏 新井 健一 佐藤 純
出版者
日本疼痛学会
雑誌
PAIN RESEARCH (ISSN:09158588)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.175-188, 2012-08-10 (Released:2013-02-19)
参考文献数
44

The effect of hypnotic intervention for the refractory chronic pain patients was examined along with the process of patients' selection and their psychological characteristics. The total 596 visit patients in the first year were statistically examined concerning duration of pain, scores of psychological distress (Hospital Anxiety and Depression Scale) and disability (Pain Disability Assessment Scale) at the initial visit and the treatment outcome at the end of the first year. The duration of chronic pain was significantly related to disability but not to psychological distress at the initial visit. At the end of the first year of multidisciplinary pain treatment, 44% of total patients were under treatment, 19% finished treatment (10% evidently improved and 9% accepted their pain), 12% were referred and 25% dropped out. The group of patients who were evidently improved was not different concerning the duration of pain, but significantly less anxious, less depressed and less disabled at the initial visit than the other groups. Among the 261 patients under treatment, 33 patients (5.6% of total patients) were introduced into individual psychological interventions in consideration of 1) poor outcome in pharmacological and physical treatments, 2) unstable treatment relationship and marked pain behaviors, 3) obvious psychological distress, 4) event-related fluctuations in pain. They were significantly more anxious and depressed at the initial visit, than those who were not introduced to psychological intervention. Multiple bio-psycho-social factors were identified; tender points in 21 patients (by physiotherapist), stressful life events around the onset of pain in 26, serious daily conflicts at present in 30, catastrophizing thinking in 21, repressive thinking in 12, avoidance in 2 and perseverative coping in 6. Many of them did not or partly perceive their somatic tension / discomfort. Multiple factors were considered to inhibit the effect of treatment in those patients. In individual hypnosis, therapeutic conversation, permissive induction and indirect suggestions were employed. Direct suggestions for analgesia were not applied. Among 33 patients, 25 patients experienced hypnotic analgesia during sessions, 14 of whom finished their sessions with the decreased daily pain level or the enhanced effect of medication until the end of the 3rd year. Among them, 5 patients evidently improved (one phantom limb pain and 4 other chronic pain). Hypnosis successfully helped 42% of the patients who had failed to respond to multi disciplinary treatment. The psychosomatic resources in patients need to be more attended and utilized in chronic pain treatment.
著者
川西 智浩 室野 剛隆 佐藤 勉 畠中 仁
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
地震工学論文集 (ISSN:1884846X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.187-196, 2007 (Released:2010-11-22)
参考文献数
6
被引用文献数
6

現行の鉄道設計標準における耐震設計上の地盤種別は, 地盤の初期剛性に基づいて算定される地盤の固有周期により区分されている. 入力地震波のレベルが大きくなると, 地盤が非線形化して剛性が低下するが, 地盤の非線形性は粘性土や砂質土などの土質区分によって異なるため, 土質区分の影響を考慮して地盤種別を分類する方が合理的であると考えられる. そこで本研究では, 多くの実地盤に対して逐次非線形動的解析を実施するとともに, 土質区分毎の非線形性の違いを考慮した地盤の「等価周期」の算定方法について検討を行い, 等価周期を用いて地盤種別を分類した場合の精度について検証を行った.
著者
佐藤 潤也 松本 裕行 松原 洋 吉信 康夫 松本 耕二 谷川 好男
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

(1)形式群に付随するBernoulli多項式に対してdistribution relationを与えることが出来た.(2)自然数kを固定したとき,1,2,・・・,kに対するk乗剰余が全て異なるような素イデアルの存在を考えることは,符号理論への応用の観点から重要であることが知られている.本来,この問題は,初等整数論で述べられた有理素数に関する問題であったが,べき剰余記号を用いて言い換えることにより,問題の本質が浮き彫りとなり,有理数体のアーベル拡大における素イデアルの問題に帰着され,本研究において,部分的な解決がなされた.すなわち,k【less than or equal】7に対して,(I)上記の素イデアルは存在する.さらに,(II)正の密度が存在し,クロネッカー式密度を計算することができる.以上から,条件を満たす素イデアルが無限に多く存在することが分かった.証明には,類体論とチェボタレフの密度定理を用いる.また,k=3の場合には,イデアル群として特徴づけられることを示した.k【less than or equal】7と言う条件は,本質的な条件ではなく,kを具体的に一つ与えれば,同様の結果を導くことができる.(3)符号理論における未解決問題の一つ:『法3pの乗法群において,位数p-1をもち,(p-1)/2乗が-1と合同であるが,2を生成しない整数が存在するか?』が,本質的に平方剰余記号の第2補充法則と同値であることを証明し,肯定的に解決した.
著者
佐藤 遼河 杉本 徹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.3Pin127, 2018 (Released:2018-07-30)

本研究の目的はコーパスとシソーラスを用いてユーザが指定した被喩辞と特徴語の組に対応する比喩を生成し、提案するシステムを構築することである。本研究では、2つのプロセスから喩辞を求める。1つめはword2vecを用いて被喩辞と特徴語の単語ベクトルを取得し、コサイン類似度を基に喩辞の選択に用いる。word2vecを用いることで任意のコーパスから単語ベクトルを作成することができ、ユーザの執筆する文章に合わせたことば選びが可能である。2つめは分類語彙表のカテゴリを用いて特徴語とカテゴリの共起行列を作成し、特徴語と共起しやすいカテゴリに属する単語を喩辞とする。共起行列により特徴語に適した多様な喩辞を提案できる。システムが生成した喩辞を適切性と有用性の観点から評価した。結果として、適切な比喩の割合は低いもののユーザが文章を作成するに当たって有用な比喩を生成することができた。次に、青空文庫をコーパスとした単語ベクトルを用いた場合の喩辞と国語研日本語ウェブコーパスの単語ベクトルを用いた場合の喩辞を比較した。その結果コーパスを変えることでユーザの執筆する文章に合わせた喩辞が出力できることが分かった。
著者
佐藤 愛子 穴井 博文 和田 朋之 濱本 浩嗣 嶋岡 徹 首藤 敬史 坂口 健 後藤 孔郎 吉松 博信 宮本 伸二
出版者
特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会
雑誌
日本心臓血管外科学会雑誌 (ISSN:02851474)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.187-190, 2010-07-15 (Released:2010-10-26)
参考文献数
6

僧帽弁閉鎖不全症,三尖弁閉鎖不全症の術後に著しい低血圧,低血糖を来たし,精査の結果副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone,以下ACTH)単独欠損症が判明した症例を経験した.症例は59歳,男性.下腿浮腫の精査を行ったところ弁膜症を指摘され薬物治療を受けていた.急性心不全を来たしたため僧帽弁形成術,三尖弁弁輪縫縮術およびMAZE術を行った.人工心肺離脱したがその直後より低血圧を呈し,輸液負荷,カテコラミン投与を行うも収縮期血圧が40 mmHgより上昇しなかった.アナフィラキシーショックを考慮しバソプレッシンとヒドロコルチゾン投与行ったところ血圧改善を認めた.術後12日目,低血糖による意識障害を起こし,糖大量持続投与にもかかわらず低血糖発作を繰り返した.精査にてACTH単独欠損症と判明した.ヒドロコルチゾン20 mg内服開始したところ血圧,血糖改善し経過良好である.
著者
佐藤 鉄太郎
出版者
中村学園大学
雑誌
中村学園研究紀要 (ISSN:02887312)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.35-51, 1994-03-10
著者
畑 一洋 佐藤 誠 島田 武 佐藤 昌志
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地震工学研究発表会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1133-1136, 1997

地震による橋りょうなど道路構造物への被害は、構造物の種類・形状などを問わず地盤条件の不連続な地域においても発生する確率が高いと考えられている。古くから沖積地盤に地震被害が多くなることが知られているが、最近の被害報告によれば沖積地盤の中でも、特に被害が集中する区域のあることが指摘されている。<BR>これらのことから、著者らは、北海道の地震における地域特性を考慮した推定地震動を分析し、道路構造物の被害発生に関する地震動特性の解析手法について提案を行い、これまでの研究においてその有効性を考察している。
著者
佐藤 和之
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.126, no.8, pp.597-605, 2006-08-01 (Released:2006-08-01)
参考文献数
30
被引用文献数
2 2

Novel fluoroalkylated products where a CF2COOEt group was introduced at the α-position of α,β-unsaturated ketones or the Reformatsky-type products have been obtained selectively by the reaction of BrCF2COOEt and α,β-unsaturated ketones with Et2Zn in the presence of RhCl(PPh3)3 depending on the solvents. Furthermore, the novel α-fluoroalkylated products could synthesize by using various halofluoroalkyl compounds (Rf-X) instead of BrCF2COOEt. On the other hand, this Reformatsky-type reaction by imines gave difluoro-β-lactams or 3-amino-2,2-difluorocalboxylic esters without or with MgSO4•7H2O, selectively.