- 著者
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大河原 一憲
笹井 浩行
- 雑誌
- 情報処理
- 巻号頁・発行日
- vol.56, no.02, pp.152-158, 2015-01-15
日常生活下の身体活動量を客観的かつ高精度で評価するため,近年,物理的・生体的計測値から活動量を推定する加速度計法や心拍数法などが用いられている.また,これらのいわゆる“活動量計”は,安価に購入できるようになったことから,専門家のみならず,一般にも広く認識されてきた.本稿では,小型化,大容量化,複数の物理的・生理的指標の取得,コンピュータネットワークの利用など,より複雑化されてきた活動量計の測定原理,妥当性,活用の可能性について解説している.今後,活動量計は,研究調査での利用のみならず,多くの人の健康管理ツールとして,益々の発展が期待される.