著者
橋本 樹明 澤井 秀次郎 斎藤 芳隆 稲富 裕光 石川 毅彦 小林 弘明 坂井 真一郎 山川 宏 吉光 徹雄 斎藤 芳隆 石川 毅彦 稲富 裕光 澤井 秀次郎 坂井 真一郎 吉光 徹雄 小林 弘明 藤田 和央 坂東 信尚 山川 宏
出版者
独立行政法人宇宙航空研究開発機構
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2004

数十秒間の微小重力環境を中程度のコストで実現する手段として、高高度気球から微小重力実験装置を落下させ、自由落下中に微小重力実験を実施するシステムを開発した。飛翔実験にて10^<-4>G以下の微小重力環境を約35秒間実現し、今後の定常的運用に目処を立てた。
著者
橋本 正治 川野 常夫 西田 修三
出版者
摂南大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1994

以下に示す計画に従い研究を実施した。(1)3次元曲線の入力法の提案・入力装置の試作・評価実験(2)作業者の特性の検出法の提案・検出装置の試作・評価実験(3)個性や熟練度の検出法・評価法の提案と試作装置による評価実験(4)熟練度に応じて柔軟に対応するインタフェースの提案と評価実験CADシステムに用いるための3次元入力法を提案し、試作装置の精度と入力に要する時間について評価した。その結果、精度に関して300mmの曲線の長さに対して5mm程度の誤差が生じていることと、処理時間に関して作業者が違和感を覚えるとされている0.1sec以内に前ての処理が行われているとが明らかとなった。評価実験を行った結果、本入力装置のように作業者の表現内容を機械が判断し入力情報として用いる方式を用いることで未熟者であっても容易に熟練者と同じ入力処理が行えることが明らかとなった。作業者の熟練度は、作業結果や作業工程などに現れると考えられるが、作業の内容に応じて評価しなければならない。本研究では、未熟者と熟練者では作業の疲労度に差がでることから、疲労度を生理的情報を検出することで熟練度合いを評価する手法を提案した。作業の負担とならない生理情報の検出法の提案と測定装置の試作を行い、生理情報と精神的疲労度との関連を実験により明らかにした。熟練を要する作業のシミュレータを開発し、作業者の熟練度に応じてインタフェースのC/D値を作業中に変化させる実験を行った。被験者が熟練者の場合、作業成績を維持しながら作業時間が短くなった。これは、本手法を用いることによりさらに技能の習熟が進んだことを意味し、有効性が確認されたと考えられる。
著者
橋本 篤孝
出版者
大阪体育大学
雑誌
大阪体育大学短期大学部研究紀要 (ISSN:1346440X)
巻号頁・発行日
pp.19-30, 2001-03-22

実務社会に即した自殺の分類を試みた。法律論争等で常に使われるような確立された自殺分類がまだみられないからである。本論文では, 自殺を簡明に3つのカテゴリーに分けた。それぞれは, 自殺者が自殺の後, 周辺の社会に与えた損害に対して, 例えその死後であっても, 責任をとる必要があると考えられるカテゴリー, 逆に, その死後, もはや責任をとる必要がないと考えられるカテゴリー, さらには, どちらとも判断できないカテゴリーの3つである。これらの分類基準は, 自殺決意における自己の意思の積極的関与(自己責任)の程度に負わせた。
著者
橋本循 著
出版者
秋田屋
巻号頁・発行日
1948
著者
鈴木 晃仁 脇村 孝平 飯島 渉 橋本 明 杉田 聡 渡部 幹夫 山下 麻衣 渡部 幹夫 山下 麻衣 猪飼 修平 永島 剛
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

19世紀後半から20世紀前半にかけての日本における「健康転換」を、当時の先進国と日本の植民地を含めた広域の文脈で検討した。制度・行政的な側面と、社会的な側面の双方を分析し、日本の健康転換が、前近代社会としては疾病構造の点では比較的恵まれている状況で、市場が優越し公共の医療が未発達である状況において、欧米の制度を調整しながら受容したものであったことを明らかにした。
著者
橋本 毅彦
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

戦前日本における空気力学の研究を東京帝大の航空研究所を中心として、友近晋、谷一郎らに注目しつつ、境界層の理論的実験的研究、ならびに特に谷一郎の層流翼の発明に代表される技術開発への応用について検討した。そのために航空学科の学生の卒論研究テーマを検討した。またそれとともに、これらの境界層研究の進展にあたって参照された欧米における研究動向についても調査した。
著者
橋本 健一
出版者
千葉県立衛生短期大学
雑誌
千葉県立衛生短期大学紀要 (ISSN:02885034)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.21-25, 1987
被引用文献数
1

DANILEVSKY(1961)の総説によれば,アオムシコマユバチApanteles glomeratus L.は,多化性のオオモンシロチョウPieris bΓassicae L.を宿主としたときは比較的低温でしかも短日の条件のときに前始期での休眠に入るが,1イヒ性のエゾシロチョウAporia cratagei L.に寄生した場合は1令期に宿主の休眠幼虫体内で越冬し,春になってエゾシロチョウ幼虫の休眠が終了しない限り,活性化されない。一方,日本ではアオムシコマユバチ(以下ハチと略記)はモンシロチョウP. rapae crucivora BOISDUVAL幼虫(以下アオムシと略記)を主要な宿主としている。著者は,10〜11月に野外で採集したアオムシから脱出・営繭したハチ繭が25℃全暗の条件下で脱出後8〜12日めに羽化してしまうことから,少なくとも東京地方ではアオムシを宿主とするハチは休眠状態に入らずに越冬していると考えられることを報じた(橋本, 1981)。しかし,TAGAWA et. al(1984)が,京都付近のキャベツ圃場より11月および2月に得たハチ繭は前蛹での休眠に入っていることを報じ,さらに,石井他(1987)は本種の休眠要因として,アオムシ体内で寄生時代に経験する低温が重要であることを報告した。そこで,千葉市産の本種個体群を用いて前蛹休眠および休眠誘起条件について実験を行ったところ若干の知見を得たので報告したい。
著者
加藤 雅代 古村 光夫 橋本 新一郎
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.888-896, 1994-11-01
被引用文献数
10

日本語の発音リズムとされる、モーラ単位の等時性という言語習慣に基づく新しい日本語リズム規則を提案する。まず、母音部エネルギー重心点CEGVをリズムのタイミング点と仮定し、日本語リズムを母音部エネルギー重心点間の時間長D_Gで定義した。発声器官の物理的構造による制約が、等時性を乱す第一の要因であるという仮説を立て、実音声の分析を通じて検証した。分析実験の結果をモデル化することにより定めた本リズム規則は、一つのVCV形音韻連鎖内の音韻情報のみを用いた非常にシンプルな規則ではあるが、発話速度の変化にも対応でき、音声合成のための規則として十分実用に耐えるものである。
著者
岡 瑞起 李 明喜 橋本 康弘 宇野 良子 荒牧 英治
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

我々は、見た目に特別な意匠はなくても人間や社会のプロセスに良い変化をもたらす提案を「デザイン」と定義し、実践を通じた情報技術を活用したデザインプロセスの形式化に関する研究に取り組んでいる。実践として「Augmented Campus:拡張するキャンパス」というテーマのもと、キャンパスをより活性化するための環境をデザインすることを目的としたワークショップを行った。その取り組みについて紹介する。
著者
白田 由香利 橋本 隆子 飯沢 篤志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.10, pp.107-112, 2000-01-24
被引用文献数
3

放送のデジタル化に伴い、映像情報の補足情報をインデックスとして付加し、そのインデックスを用いて映像のダイジェスト版を作成する場合、切り出したシーンごとの説明文を生成する機能が重要となる。我々はシーンごとの説明文の接続関係に着目し、全体としてつながりのよい文章を生成する方式を検討した。また、従来検索結果の提示方式は中立的立場の表現をとっていたが、本方式では個人の嗜好を指標としてその人の感情表現、つまり嬉しさ度悲しさ度を加味した表現を生成する。Beyond program contents, digital data broadcasting can deliver additional data as indexes attached to the contents. Using these indexes, we can construct a digest of the program and generate an explanation for each extracted scene. We focus on the relationship between scenes to create conjunctive expressions. With conjunctives, the explanations become more natural for users. In addition, we also generate emotional expressions for the explanations. While the current method outputs neutral expressions, our new method generates an expression including the hapiness or sadness level based on the user preferences.
著者
シン ソル 橋本 弘太郎 谷川 智洋 岩井 俊雄 廣瀬 通孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.80, pp.71-75, 2007-05-28

The purpose of the system is to allow users to analyze features of their movement behavior using data obtained from the Suica card. People use the Suica card routinely in their daily lives, and often do not realize that it maintains information regarding their travel behavior. Thus our system allows users to visualize information about their own behavior, often allowing them to discover patterns which they may not have realized were present. The system visualized the movement behavior using an intuitive tree-based display. Also, the effect of the system is to encourage people to collect their lifelog actively. And, the system will be installed in a public place, allowing people to share and compare their movement patterns.
著者
橋本 博美
出版者
大同工業大学
雑誌
大同工業大学紀要 (ISSN:02855372)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.69-78, 1999

Tess Gallagher's short story, "Rain Flooding Your Campfire" is an excellent piece in its own right, but it is also a good example of intertextual dialogue between two writers. When we compare her story with "Cathedral," the quintessential Raymond Carver story, we realize how two writers grow and develop stories differently from the same seed. In Carver's version, he depicts a character drifting toward inertia who is draw back into life through an encounter with a blind guest who is an old friend of the narrator's wife. The climax of the story is the narrator's epiphany in which he opens his mind's eye. On the other hand, in Gallagher's counterpart, the story is narrated from the wife's point of view. Sensitively describing the inner pain of the blind man, which neither Carver nor his protagonist knows or explains, Gallagher shows the readers a highly spiritual and solacing interchange between the female narrator and her old friend. In this article I translate and would like to introduce to the Japanese readers this fine piece almost overshadowed under another famous masterpiece.
著者
橋本 光宏 小林 健一 岡本 弦 西垣 浩光 吉永 勝訓
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.11, pp.912-919, 2001-11-18
被引用文献数
5

手術を行った頸髄症56例に対し簡易上肢機能検査(STEF)を行い, 術前後の上肢運動機能を評価した.STEFは術前後で有意に改善し, 手術およびリハビリテーションの効果を評価するのに有用であると思われた.10項目の検査のうち特に検査8〜10において, 術前は低値を示したが, 術後の改善が著しかった.これらの検査は母指と示指による細かいもののピンチ動作を要求され, 手指の巧緻運動性を定量的に評価するのに有用であると思われた.STEFとJOA scoreの上肢運動機能項目は術前はSpearmanの相関係数0.70(p<0.01)にて, 術後は0.55(p<0.01)にて相関を示した.頸髄症の上肢運動機能評価において, STEFは客観的であり, 左右の上肢機能を別々に評価できるという長所がある.
著者
難波 英嗣 藤井 敦 岩山 真 橋本 泰一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.334-342, 2009 (Released:2009-09-01)
参考文献数
6

本稿では,第7回および第8回NTCIRワークショップにおいて実施された特許マイニングタスクと,このタスクで構築されたテストコレクション(評価用ベンチマーク)について述べる。特許マイニングタスクの最終目標は,ある分野の論文と特許から,技術動向マップを自動的に作成することである。本稿では,特許マイニングタスクで実施された2つのサブタスク:(1)学術論文分類と(2)技術動向マップ作成について説明する。また,国際的に利用されている特許分類体系のひとつである国際特許分類(IPC)に,学術論文を自動分類するシステムを紹介する。
著者
島田 義弘 橋本 周司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

情報的にもエネルギー的にも自律したロボットの基礎実験とについて報告する。ここでは、エネルギー源として太陽光を用いるが、ここまで太陽電池を用いたロボットは、様々な分野で提案されてきた。月面調査ロボットなどは、これを使った自律型ロボットの代表的な例であるといえる。しかし、これは太陽エネルギーが十分に確保出来る月面だからこそ可能であるように見える。そこで、太陽電池とセンサを用いたロボットが、陰日向そして障害物が多く、自律移動出来るほどのエネルギーが容易には得られない地球上で、いかなる戦略をロボットに与えたら自律動作出来るのか、ということを、実際にロボットを製作し、フィールド実験を試みることにした。
著者
植田 護 橋本 周司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.146-157, 1997-01-15
被引用文献数
17

音源分離問題は 複数の音源の音響信号が重畳した混合音からそれぞれの音源の音響信号を分離抽出する問題である.この問題を計算機上で解決することは 近年さかんに研究されている音環境理解システムにとって不可欠な課題である.本稿は それぞれの音源に関する情報は最小限にとどめ 混合音の情報のみから分離するブラインドデコンポジション問題として音源分離問題を検討する.人間の音源分離機能が 各音源に固有な情報を必ずしも必要としないブラインド状態で分離が可能なことから 人間に近い音源分離システムの構築に応用性が高いと考えられる.ここでは 音源の短時間パワースペクトルの加法性と時間方向の相似性などを仮定して 分離アルゴリズムを理論的に考察した.シミュレーションデータおよび 実音の分離を試み 本手法の妥当性 応用 性を確認した.また 実音の分離において問題となる雑音に対するシステムのロバスト 性の問題に対して ブラインド状態でシステムの分離結果の信頼度を評価する手法を考案し これにより システムパラーメータの最適化を行うことも試みた.This paper describes a signal-processing approach designed to segregate concurrent sounds without using information that is particular to each sound source. The information that is particular to each sound source (such as sound models or localization of sound sources, etc.)may he useful to solve the sound source separation problem. But such information is not always necessary for human performance in the task related to the segregation sounds. In this regard, it is interesting to consider the sound source separation problem on a blind condition. In this paper, we regard the sound source separation problem as a blind decomposition problem. The blind decomposition problem involves the estimation of the constituents by observing only their superposition. Although the blind decomposition problem may be impossible to solve without any constraints, we can solve it under some adequate and practical conditions which are common to most sounds. In this paper, we describe the necessary conditions and a simple and effective algorithm for the blind decomposition of monaural concurrent sounds in the case when two sound sources are presented simultaneously. The experimental system based on this algorithm was constructed and tested. The results of experiments us