著者
高松 美也子 村松 慶一 松居 辰則
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.181-190, 2015 (Released:2015-02-20)
参考文献数
27
被引用文献数
1

This is research on “Pause” in the speech language producing from a printed book by Transliteration Person: Transliteration Person produces a talking book for visually-impaired people from a printed book. “Pause” on the speech language is required faithful to original printed book, because Transliteration Person has to reproduce the author's intention. So we experimented in how to use “Pause” on the speech language with Transliteration Person. As a result, it was shown that “Short Pause” inserted by Transliteration Person is important to produce faithful talking book from original printed book: “Short Pause” is 0.5 second or less. In the future work, we would like to show clearly that “Short Pause” is concerned with comfortable rhythm and tempo for faithful speech language from original printed book.
著者
生田 剛一 合澤 直喜 高松 冴有 猪又 憲治 鹿毛 裕史 鷲見 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.8, pp.31-35, 2010-04-15

広域侵入監視センサーとして漏洩同軸ケーブルを用いた侵入者検知アルゴリズムを検討した。このセンサーは監視エリアの周囲に設置した漏洩同軸ケーブルを用いて,ターゲットの移動に伴う変動電界を捉え侵入検知を行うものである。また,侵入者の有無のみならず侵入位置を測定することも可能である。しかし,電界変動により侵入者を検知するため、電界変動の強度変化のみでは、雨風などの現象によっても、侵入者と誤検知する類似パターンが出現する。このため、実用的な性能を得るためには、より詳細な特徴量を用い識別を行う必要がある。本研究では、人特有の電界変動パターン特徴に加え、誤検知の主要因である雨風により起こる電界変動パターンの特徴を捉えて識別を行うことにより高い検知率を達成することができた。本発表では、この識別アルゴリズムを紹介するとともに、実機によって得られた実際の計測結果データを用いて行ったアルゴリズム性能評価の結果を示す。
著者
竹上 弘彰 高松 邦吉 伊藤 主税 日野 竜太郎 鈴木 敬一 大沼 寛 奥村 忠彦
出版者
Atomic Energy Society of Japan
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.7-16, 2014

One of the important problems in the control of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant is the removal of fuel debris. As preparation, a nondestructive inspection method for identifying the position of fuel debris is required. Therefore, we focused on a nondestructive inspection method using cosmic-ray muons, which is utilized for ground investigation. In this study, the applicability of this method for internal visualization of the reactor was confirmed by a preliminary test of the internal visualization of the High-Temperature Engineering Test Reactor (HTTR) of Japan Atomic Energy Agency. By using cosmic-ray muons, main components in the HTTR reactor, such as concrete walls and the reactor core, can be observed from the outside of the containment vessel of the HTTR. From the results of the preliminary examination, it appears that the inspection method with muons is promising for searching for fuel debris in a reactor. Based on the results, we also proposed some improvements of this system for its application to inspection at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station.<br>
著者
高松 亮太

立教大学大学院文学研究科
著者
竹上 弘彰 高松 邦吉 伊藤 主税 日野 竜太郎 鈴木 敬一 大沼 寛 奥村 忠彦
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.7-16, 2014 (Released:2014-02-15)
参考文献数
10
被引用文献数
1

One of the important problems in the control of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant is the removal of fuel debris. As preparation, a nondestructive inspection method for identifying the position of fuel debris is required. Therefore, we focused on a nondestructive inspection method using cosmic-ray muons, which is utilized for ground investigation. In this study, the applicability of this method for internal visualization of the reactor was confirmed by a preliminary test of the internal visualization of the High-Temperature Engineering Test Reactor (HTTR) of Japan Atomic Energy Agency. By using cosmic-ray muons, main components in the HTTR reactor, such as concrete walls and the reactor core, can be observed from the outside of the containment vessel of the HTTR. From the results of the preliminary examination, it appears that the inspection method with muons is promising for searching for fuel debris in a reactor. Based on the results, we also proposed some improvements of this system for its application to inspection at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station.
著者
柳田 修 黄瀬 浩一 高松 忍
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.2, 1996-03-11

文書画像の領域分割とは、文書画像からカラムや図表などの構成要素を分離・抽出する処理である。従来、領域分割の研究は、入力画像に傾きがないことや文書がマンハッタンレイアウトを持つ(構成要素を矩形で囲める)ことを前提として進められてきた。しかしながら、これらの前提は入力画像に対して厳しい制限を課すものであるため、近年、その緩和あるいは排除が求められており、すでにいくつかの手法が提案されている。本稿では、同様の観点から、上記の前提を必要としない領域分割法を提案する。本手法は、文献と同様、文書画像の背景領域(空白部分)の構造を解析するものである。本手法の特徴は、文献の手法ように背景領域を囲む矩形を処理対象とするのではなく、背景領域の細線化により得られる図形を処理対象とする点にある。
著者
川崎 洋 清水 雅夫 高松 淳 田中 正行 中澤 篤志 延原 章平 古川 亮 労 世紅 八木 康史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.328, pp.145-152, 2008-11-20

IEEE Computer Society主催,Computer Vision and Pattern Recognition会議が,6月22日〜28日,米国アラスカ州アンカレッジにおいて開催された.その概要を参加者9名が分担して報告する.
著者
服部 俊宏 高松 利恵子
出版者
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
雑誌
農業農村工学会論文集 (ISSN:18822789)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.183-190, 2009-04-25

大規模牧場の資源流動とそれに基づく窒素収支を明らかにすることにより,そこでの環境への負荷を軽減させるためのあり方を検討した.調査対象は,周年飼育を実施している青森県内の4公共牧場である.各牧場において,「牧場」「土壌」を集計単位として,年間の資源流動を把握することにより窒素収支を明らかにした.<BR>牧場を単位とした窒素収支は,いずれの牧場でも搬入超過であり,土壌単位の窒素収支でも,いずれの牧場も投入過多である.面積当たりの牧場窒素蓄積量の削減には配合飼料や化学肥料の搬入削減が,面積当たりの土壌窒素蓄積量の削減には,施肥の削減や投入/産出比を精緻に管理することがそれぞれ必要であるということが示唆された.
著者
湯口 彰重 豊田 真行 趙 崇貴 吉野 幸一郎 高松 淳 中澤 篤志 小笠原 司
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.893-896, 2023 (Released:2023-12-21)
参考文献数
13

Analyzing time-series changes of the contact surface by touching is important to elucidate the touching skills of Humanitude as one of the pervasive multimodal comprehensive care methodologies. However, the transparent flat plates to capture contact surfaces used in the previous studies are far from the actual surfaces of care receivers because the surfaces of humans consist of curved shapes. In this paper, we propose a Frustrated Total Internal Reflection (FTIR) sensing system using a transparent curved plate for the purpose to capture contacting state by using a surface more similar to the human body. We evaluate the equivalent performance between data from the proposed FTIR sensing system and an FTIR sensing system using a transparent flat plate by calculating time-series contact areas and the quantitative indices representing theHumanitude's touching motion. Through these experiments, we conclude that the proposed system can obtain the same data quality for the contact areas and the indices as the FTIR system using the flat plate.
著者
今井 匠太朗 淺田 義和 伊藤 彰 片野坂 俊樹 白鳥 成彦 高松 邦彦 松本 清 森 雅生
出版者
日本インスティテューショナル・リサーチ協会
雑誌
大学情報・機関調査研究集会 論文集 第12回大学情報・機関調査研究集会 論文集 (ISSN:24363065)
巻号頁・発行日
pp.66-71, 2023-11-19 (Released:2023-11-24)

データの可視化や分析の知識はIR担当者に必要な素養の1つである。効果的な意思決定のためには適切に処理されたデータ分析が重要であるが、このような能力に長けた人材は不足しており、IRの普及を困難にしている。この状況を踏まえ、IRで実践的に利用するデータサンプルを提供し、IRスキルの涵養や質向上を目指すプラットフォームを立ち上げる。データサンプルは合成データを配布し利用可能とする。この合成データに基づいたデータ分析のサンプルや教材の配布、またデータそのものの改善等を集約し、 IR人材の育成とその質向上を目指す。本稿では、プラットフォーム立ち上げの背景からコンセプト、将来構想について論述する。
著者
高松 洋一
出版者
東京外国語大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

14世紀から20世紀初頭まで存続し、ヨーロッパ、アジア、アフリカにまたがる広大な国土を領有したオスマン朝は膨大な量のアーカイブズを残した。トルコ共和国のイスタンブルにある総理府オスマン文書館の所蔵資料は1億5000点以上を数えると言われ、このアーカイブズは世界史研究において第一級の価値をもつ人類の貴重な財産である。しかしながら1840年代以前の資料は、長く公文書館に収蔵されずにイスタンブル市内の倉庫に分散して保管され、移動を繰り返した結果、少なからぬ資料が失われ、互いに混ざり合い、原秩序の再現が困難になった。1930年代以降オスマン朝のアーカイブズは出所原則に基づき、部局の名称を冠したフォンドごとに整理されるようになった。しかしながら、すでに資料の多くが混交してしまったために、個々の資料についてその出所とされる部局は、推定に基づくのに過ぎず、本来の出所がそのフォンドの名称である部局ではない危険性がある。オスマン朝の政策決定過程は一般にボトムアップ型であったが、中央政府への報告に対して決定された政策が勅令の形で発布されるまで、一つの案件に関わる文書が様々なフォンドに分散して現存している。したがってアーカイブズのこの特質を活かし、ある案件に関し、具体的な文書処理過程を完全に再構成することが可能となる。資料の電子カタログ化により、複数のフォンドに分散してしまった同一案件の処理文書を、データベース上で相互にリンクさせる工夫が期待される。また一連の文書処理過程において、作成された文書の様式は他の文書のテキストにおいて相互に言及され、またテキスト自体も引用され、反復されるため、ときには未発見あるいは散逸した資料の大要を再構築することも可能である。先般の戦争で壊滅的打撃を受けたイラクにおけるアーカイブズも、オスマン朝期に関しては、資料をある程度まで再現することも可能であろう。
著者
高松 雅彦 荒木 健治
雑誌
研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.2010-NL-195, no.9, pp.1-7, 2010-01-21

本研究では,ユーザにとってオンラインゲームの対話文内において未知語となる語の情報抽出を行う.オンラインゲーム上の対話文には,未知語,インターネット用語,スラングなどが多く含まれるため,新たにゲームを始めるユーザにとって発話内容の意図が理解しにくく,コミュニケーションが阻害される原因となる.そこで本稿では,ユーザが指定する任意の語について関連語とその語意をチャットログ内とWebから抽出し,ユーザに提示することでユーザ間のコミュニケーション支援を可能とするシステムを提案する.実験の結果,ユーザの発話内容の理解度の大幅な向上が見られ,支援システムとしての有効性を明らかにした.
著者
原野 和芳 甘蔗 眞純 佐藤 道子 高松 純 高橋 成輔
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.22, no.7, pp.293-299, 2002-09-15 (Released:2008-12-11)
参考文献数
10

患者が麻酔とその危険性を理解するための支援について調査・検討した.情報提供の方法として麻酔前回診,「麻酔に関する説明書(以下同意書)」,麻酔・手術室全般をイラストで説明したパンフレットという3種類を用いた.結果は,麻酔および手術室手順の理解では同意書やパンフレット配付の有無で差はなかった.同意書は危険性への認識を高めた反面,不安を感じたという評価の割合が高く,前向きな気持ちに負の影響を与える可能性が示唆された.パンフレットは不安を軽減する可能性を認めた.以上のことから麻酔に関する危険性の理解を促進し,かつ不安を軽減するためには,同意書とパンフレット両方を麻酔前回診に配付することが有用であると考えた.
著者
佐藤 邦明 安部 香奈江 高松 亜弥 岩島 範子 増永 二之
出版者
環境技術学会
雑誌
環境技術 (ISSN:03889459)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.146-155, 2019-05-20 (Released:2019-05-25)
参考文献数
14

本研究では,土壌を利用した水質浄化技術の開発を目的とし,黒ボク土壌へ各種資材を混合し攪拌造粒によって人工的に土壌団粒を作成した.そして,高速処理条件で水質浄化試験を実施した.ミミズ糞団粒やケイ砂と比較して人工土壌団粒は高い有機物除去能を持ち,同時に高いリン除去能も示した.ただし,おがくずを混合した人工団粒では,生物膜が肥大化しやすかったためか水質浄化能は低かった.鉄粉を混合した人工団粒では,過剰な送気によって水質浄化能が低下する傾向が示され,それは過剰に酸化鉄が生成したためと推察された.ゼオライトを人工団粒に混合することによって,アンモニア除去及び窒素除去能が向上した.しかし,高速処理で従来法と同程度の窒素除去率を示したものの,今後は窒素浄化能をさらに向上させる手法の検討が必要であると考えられた.

1 0 0 0 OA 減速材と重水

著者
高松 武一郎
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料試験 (ISSN:03727971)
巻号頁・発行日
vol.5, no.39, pp.718-725, 1956-12-15 (Released:2009-05-26)
著者
大保 直人 古谷 俊 高松 健
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
地震工学研究発表会講演論文集 (ISSN:18848435)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.609-612, 1999 (Released:2010-06-04)
参考文献数
6

地形・地盤急変部を横切る地下構造物の地震時挙動の解明は、地下構造物の耐震設計にいて重要な課題である。近年、シールドトンネルが断層を横断して施工される事例も多くなり、耐震設計を行う上で地震時挙動の把握の必要性が議論されつつある。本論文では、武山断層を欄新して施工された共同溝 (シールドトンネル) のトンネル軸方向で観測された地震波と解析結果の報告に引き続き、トンネル断面方向の地震波の解析と解析モデルを作成し、断層から10m-20m離れた位置でのトンネル断面方向の地震時挙動を解明、さらにトンネル断面方向の応答性状を明らかにした。