2 0 0 0 OA 図画之新趣味

著者
竹内次郎 著
出版者
光風館
巻号頁・発行日
1908
著者
陳 林林 高橋 孝治
出版者
科学・技術研究会
雑誌
科学・技術研究 (ISSN:21864942)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.235-237, 2016 (Released:2017-01-12)

日本では法学と数学という学問分野の断絶は著しい。しかし、かつては数学的論理を用いて法学の学術体系を構築しようとした時代もあった。本稿は、このような法学と数学には実は密接な関連があるということを、外国の先行研究を翻訳し、紹介するものである。本論は、ライプニッツが幾何学的モデルを参考に法学の体系を形成していったことについて述べる。しかし、数学は実在しない観念的な概念を用いることもあり、この点で現実社会に用いる法学とは異なる点もあるということを述べる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経メカニカル (ISSN:03863638)
巻号頁・発行日
no.556, pp.16-22, 2001-01

本クローズアップでは歩行技術に焦点を当て,両社の技術的な相違点を徹底解剖する。ソニーとホンダが抱く人間形ロボットの意義には触れない。p.28から始まる本号の特集をご覧頂きたい。 幕が上がった。ステージの奥,人間の形をしたロボットが静かに座っている。しばらくすると,ロボットはおもむろに腰を上げた(図2)。卓上型の小さなロボット。
著者
塩屋 雅人 月岡 祐介 立石 烈 中原 嘉則 山名 孝治 金村 賦之
出版者
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
雑誌
日本血管外科学会雑誌 (ISSN:09186778)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.27-30, 2022-02-28 (Released:2022-02-28)
参考文献数
10

Stanford A型急性大動脈解離に対する部分弓部人工血管置換術後に遅発性片麻痺を生じた症例を経験した.症例は65歳の男性で突然の胸痛のため近医を受診し,偽腔閉塞型のStanford A型急性大動脈解離と診断され当院に搬送された.術前の意識状態は清明で運動障害も認めなかった.左大腿動脈送血,右房脱血で人工心肺を確立し,膀胱温27°Cの中等度低体温循環停止,選択的脳分離灌流下に部分弓部人工血管置換術を施行した.Entryは上行・弓部に認めず,DeBakey IIIB型の逆行性解離が疑われた.術後経過は良好で術後8時間で人工呼吸器を離脱した.術後10時間後に右下肢の不全麻痺を起こしたため,頭部CTを施行したが急性期頭蓋内病変を認めなかった.脊髄虚血に伴う片麻痺と診断し,速やかに脊髄ドレナージとステロイドパルス,ナロキソン投与を開始した.治療開始直後より右下肢の膝立てが可能となった.リハビリを続け,術後20日目に術前のADL相当で独歩退院となった.
著者
小野 芳彦 山田 尚男 池田 研二 斎藤 正男 山田 尚勇 大岩 元 小野 芳彦
出版者
東京大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1986

前年度までの研究で、日本文の入力作業を大脳半球の言語作業優位性と操作空間作業優位性の問題としてとらえることの妥当性を実験的に検証した。本年度は最終年度であるため、研究のとりまとめを中心とした。1.操作空間作業であるタイピング作業を操作空間的に学習させるTコード練習システムの有効性を、獲得したコードの打鍵誤りの分析から示した。これは、コードの記憶誤りが記憶の空間的な構造を反映して特異な偏りを示すことを説明できるものである。2.Tコードの練習過程におけるコードの獲得を含めた習得経過のモデル化と、モデルの適用による練習文の評価をおこなった。文字をみてコードを打鍵することの繰り返しがコードの獲得につながる。一般的に、肉体的あるいは認知的作業速度の上達は繰り返しの回数の定数乗に比例するという法則を満たすが、打鍵速度の上達も、個々の文字の打鍵について同じ法則を適用して説明できることを示した。ただし、短期記憶に保持されたコードが再利用されない場合に限られる。初期の練習ではその保持できる文字数が2であることが観測された。ここで、練習文に同じ文字や文字列パターンの繰り返しがあると、それらは短期記憶に貯められ、コード獲得には役立たないことが示唆される。3.上記のモデルから、濃密ではあるが短期記憶に保持できないパターンの練習文を設計した。この新しい練習文による打鍵実験を新たな被験者に対して行ない、モデルの検証を合せて行った。実験データーから、短期記憶の保持文字数が2ないし3であることの確認ができた。さらに、句読点の直後には、短期記憶の消去が伴いがちであること、すなわち、練習文の読み取りのために短期記憶が占有されてしまうことが確認できた。
著者
曽根原 士郎 齋藤 敦子
出版者
Japan Society of Information and Knowledge
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.32-37, 2010-02-26
被引用文献数
1

一般的に、手書きでの情報記録手段は、教育現場において学習・記憶・理解の効果を高めると言われている。しかし、近年のビジネス現場ではパソコンへのキーボード入力が主流であり、特に若いビジネスワーカーはそれらデジタルツールを巧みに使いこなしながら、効率的に業務を行っている。本実験では手書き記録手法の良さを再認識すると同時に、これからのビジネスワーカーがデジタルツールを用いてさらに生産性を高めていく可能性が示唆された。
著者
工藤 敏之
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.173, 2019 (Released:2019-02-01)
参考文献数
4

ボノプラザンは新しい作用機序を持つプロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor: PPI)であり,我が国においてのみ販売されている.PPIであるエソメプラゾールは,CYP2C19の活性を阻害することが知られており,CYP2C19基質であるジアゼパムなどが併用注意とされているが,ボノプラザンの添付文書にはCYP基質との相互作用の記載はない.チエノピリジン系抗血小板薬であるクロピドグレルおよびプラスグレルは,消化管出血のリスクを増大させることが知られているため,その予防のためにPPIを併用することが推奨されている.一方で,クロピドグレルはCYP2C19およびCYP3A4に,またプラスグレルは主にCYP3A4によって活性体に変換されるプロドラッグであることから,併用薬による代謝阻害に基づく抗血小板作用の減弱が懸念される.本稿では,クロピドグレルおよびプラスグレルの薬効に及ぼすエソメプラゾールおよびボノプラザンの影響について臨床薬物相互作用試験により検討した例を紹介する.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Abraham N. S. et al., Am. J. Gastroenterol., 105, 2533-2549(2010).2) Kagami T. et al., Clin. Pharmacol. Ther., 103, 906-913(2018).3) Nishihara M. et al., Clin. Pharmacol. Ther., 104, 31-32(2018).4) Kagami T. et al., Clin. Pharmacol. Ther., 104, 33-34(2018).
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1029, pp.56-60, 2014-08-10

次の課題は、PCa部材をどう設置するか。竹中工務店大阪本店吹田市立スタジアム新築工事作業所の松尾享所長は、「フーチングがPCaなので、柱主筋や梁の位置などが決まってしまう。少しでも傾けば、上部構造に影響する。
著者
八木 哲也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.999-1002, 2013-11-05 (Released:2014-01-05)
参考文献数
16
著者
小山 充道
出版者
藤女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

筆者は自分描画法(Self-Portrait Method;以下SPMと略す)研究において、子どもから大人へと成長するに従って落書きに変化が生じる点に着目した。本研究において落書きは人の思いを映し出していると仮定し、SPMを落書き行為とみなした。また筆者は思いの深まりの経過を説明する方法として、「思いの理論("OMOI"approach to psychotherapy);小山(2002)」を用いた。本研究結果、落書きには「今の自分のありよう」「今、自分が気になっていること」「心理的背景」「心の中に隠れているもの」の4つの要素が含まれ、これらが関わり合って人の思いが構成されることがわかった。2007年度は大学生40名に対してSPMを実施した。その結果、SPMは性差の影響をほとんど受けないこと、そしてSPMを用いると個人の思いを浮かび上がらせることが可能であることを確認した。2008年度は北海道立高校2校の協力を得て、総計219名にSPMを実施した。その結果、SPMを実施することで緊張緩和の効果が認められた。また「思い」という言葉から想起する色彩は男女とも「透明」と答える人が最も多く、そのあと赤、白、橙と続き、最後に紫と黒をあげる人が多かった。2009年度は中学生183名を対象にSPMを実施した。その結果、SPMを実施することで緊張が緩和されることがわかった。思春期にある人にはSPMは有効に働くことがわかった。「思い」という言葉に最も近い色を尋ねたところ、透明(22%)→白(18%)→赤(17%)→燈(14%)で71%を占めた。いずれも思春期の人が好む色だった。2010年度には、B高校からの依頼で、高校1年生と2年生合わせて総計320名に対してSPMを実施した。本研究目的は、SPMがスクリーニングテストとして活用できるかどうかを見定めることにあった。その結果、SPMはいくつかの留意点を踏まえた上で実施すると、スクリーニングテストとしての効果が見込まれることがわかった。以上、4年間にわたるSPM研究の結果、SPMは心理療法として活用できる可能性が充分にあることがわかった。
著者
横山 智
出版者
熊本大学
雑誌
文学部論叢 (ISSN:03887073)
巻号頁・発行日
vol.100, pp.51-67, 2009-03-10

This paper tried to clarify residential preference of students in Faculty of Letters, Kumamoto University, by interpreting mental maps. Mental maps are frequently used as a tool for analysis of environmental perception or environmental assessment. Spatial pattern drawn in the mental maps represents commonalities and regionalites of residential preference. As a result of analysis, the tendency of residential preference varies remarkably by hometown of the respondents or students' major field of study. The mental maps, however, also showed the commonalities of residential preference. Urbanized prefectures (Tokyo and Fukuoka) and prefectures known as popular destination for tourist (Kyoto, Hokkaido and Okinawa) are prefered by most of the respondents.