1 0 0 0 OA 興亞地學論

著者
小林 貞一
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.151-185, 1944-05-15 (Released:2010-10-13)
著者
塚本 学 小林 大輔 岩城 俊雄 和田野 晃
出版者
日本植物生理学会
雑誌
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.374, 2003

シアノバクテリアは,無機炭素濃縮機構(CCM)を持ち効率良く光合成を行っている.この CCM の構成要素としてカルボキシゾームが挙げられる.現在までに様々なカルボキシゾーム変異株が報告され,これらは High CO<SUB>2</SUB> 要求性を示す. 本研究では,このような High CO<SUB>2</SUB> 要求性株に対して外来 Ribulose 1,5-bisphosphate carboxylase/oxgenase (RuBisCO)を導入し,High CO<SUB>2</SUB>要求性の改善を検討した.<br><I>Synechococcus</I> PCC7942においてカルボキシゾームレスミュータント(CL)を作成した.CLは High CO<SUB>2</SUB> 要求性,CO<SUB>2</SUB> 親和性の低下,0.5% CO<SUB>2</SUB> 環境下における顕著な生育阻害という3つの特徴が見られた.この変異株に外来 RuBisCO を導入するため発現ベクターを作成した.プロモーターとして 6803psbAII promoter を,外来 RuBisCO として <I>Chromatium vinosum</I> RuBisCO を用いた.これらが導入された CL(CL-AX)で,RuBisCO 活性が約5倍増加し,最大光合成速度は約 2.5 倍に増加した.さらに CL-AX では,0.5% CO<SUB>2</SUB>条件下において生育阻害が緩和された.
著者
岩田 大介 小林 豊 石本 万寿広
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.79-83, 2020
被引用文献数
1

フェロモントラップは,従来から利用されている予察灯と比較し,廉価で,設置も容易であることから,多くの害虫でそのモニタリングに用いられている。捕獲虫を自動で計数するフェロモントラップは,調査を省力化する目的で,以前から研究開発が行われており,その対象はチョウ目害虫やカメムシ目害虫,貯穀害虫にまで及び,計数の手法は,画像解析,光電センサ,電撃電極などが報告されている。市販・実用化された事例もあり,自動昆虫捕獲装置「ムシダス2000」((株)エルム)は,ショック電極に触れて落下した誘引虫を高圧電流を付加した計数用ローラで巻き込み,その際に生じる電気信号を用いて計数する装置で,計数結果を自動で送信するシステムを実装することで調査の自動化を可能とした。しかし,ムシダス2000は,本体価格が約70万円と高価であったため,広く普及するには至らず,2019年現在では,販売終了となっている。近年,情報通信技術の発達により,コンピューターの小型化,低価格化が進んでおり,センサ制御可能なシングルボードコンピューターが数千円で販売されている。吉田・植野は,シングルボードコンピューターと各種環境センサ(気温,湿度,気圧,風速,降水量)を用いた低価格環境センサシステムを構築し,野外でも安定稼働することを実証した。光電センサは,投光器から出る光が物体に遮られたり,反射すると反応するセンサで,片山はファネルトラップの漏斗部の先端に,ガラス管と光電センサを取り付け,ガラス管を通過したハスモンヨトウSpodoptera litura Fabricius(チョウ目: ヤガ科)を計数できることを報告している。筆者らは,これらの技術を利用し,市販品を組み合わせてフェロモントラップを改良することで,従来よりも廉価にフェロモントラップ調査の自動化ができると考えた。そこでハスモンヨトウを対象として,ファネルトラップに光電センサとシングルボードコンピューターを搭載し,捕獲虫の自動計数を試みたので,報告する。
著者
荒井 朋子 川勝 康弘 中村 圭子 小松 睦美 千秋 博紀 和田 浩二 亀田 真吾 大野 宗佑 石橋 高 石丸 亮 中宮 賢樹 春日 敏測 大塚 勝仁 中村 智樹 中藤 亜衣子 中村 良介 伊藤 孝士 渡部 潤一 小林 正規
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会誌遊星人 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.239-246, 2012
参考文献数
54

地球近傍小惑星(3200)Phaethonは,ふたご座流星群の母天体であるが,彗星活動は乏しく,彗星と小惑星の中間的特徴を持つ活動的小惑星(あるいは枯渇彗星)と考えられている.また,ふたご座流星群のスペクトル観測から報告されているナトリウムの枯渇及び不均質は,太陽加熱の影響よりも局所的部分溶融を経た母天体の組成不均質を反映している可能性が高い.部分溶融の痕跡を残す原始的分化隕石中に見られる薄片規模(mm-cmスケール)でのナトリウム不均質は,上記の可能性を支持する.従って, Phaethonでは局所的な加熱溶融・分別を経験した物質と,始原的な彗星物質が共存することが期待される. Phaethonは,太陽系固体天体形成の最初期プロセスを解明するための貴重な探査標的である.また,天文学,天体力学,小惑星・彗星科学,隕石学,実験岩石学などの惑星科学の多分野に横断的な本質的課題解明の鍵を握る理想的な天体である.本稿では,小惑星Phaethon及び関連小惑星の科学的意義と探査提案について述べる.
著者
松木 浩子 森合 博一 小林 英樹 山田 裕輔 鈴木 妙子 竹村 真一 鈴木 勝男 野沢 佳弘
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.418-422, 2014-07-25 (Released:2014-09-10)
参考文献数
9

症例は29歳,男性,左側腹部から背部にかけての疼痛を主訴に当院受診.胸腹部CTにて腹腔内に多数の結節とリンパ節腫大,右胸水,腹水を認め,PET-CTで腹膜,胸膜に高度のFDGの集積を認めた.血清CEA,CA125,可溶性IL-2レセプター抗体が上昇していた.癌性腹膜炎,悪性リンパ腫,悪性中皮腫,結核性腹膜炎などとの鑑別を要したが,確定診断が得られず腹腔鏡下腹膜生検を施行した.大網,腹膜及び肝表面に白色の小結節が多数認められ,大網は腹壁に癒着していた.術中迅速病理診断にて,乾酪壊死とLanghans巨細胞を伴う類上皮性肉芽腫を認めたことから,結核性腹膜炎と診断した.結核性腹膜炎は稀な疾患で,臨床像および検査結果から癌性腹膜炎との鑑別が困難であるが,腹腔鏡下腹膜生検の術中迅速病理診断が有用であった.
著者
西園 昌久 高橋 流里子 対馬 節子 松永 智子 福屋 靖子 土屋 滋 大貫 稔 高橋 美智 浅野 ふみぢ 小松崎 房枝 鈴木 小津江 平山 清武 中田 福市 鈴木 信 壁島 あや子 名嘉 幸一 鵜飼 照喜 福永 康継 浪川 昭子 高田 みつ子 岩渕 勉 森脇 浩一 加藤 謙二 早川 邦弘 森岡 信行 津田 司 平野 寛 渡辺 洋一郎 伴 信太郎 木戸 友幸 木下 清二 山田 寛保 福原 俊一 北井 暁子 小泉 俊三 今中 孝信 柏原 貞夫 渡辺 晃 俣野 一郎 村上 穆 柴崎 信吾 加畑 治 西崎 統 大宮 彬男 岩崎 徹也 奥宮 暁子 鈴木 妙 貝森 則子 大橋 ミツ 川井 浩 石川 友衛 加世田 正和 宮澤 多恵子 古賀 知行 西川 眞八 桜井 勇 三宅 史郎 北野 周作 竹洞 勝 北郷 朝衛 橋本 信也 斉藤 宣彦 石田 清 畑尾 正彦 平川 顕名 山本 浩司 庄村 東洋 島田 恒治 前川 喜平 久保 浩一 鈴木 勝 今中 雄一 木内 貴弘 朝倉 由加利 荻原 典和 若松 弘之 石崎 達郎 後藤 敏 田中 智之 小林 泰一郎 宮下 政子 飯田 年保 奥山 尚 中川 米造 永田 勝太郎 池見 酉次郎 村山 良介 河野 友信 Wagner G. S. 伊藤 幸郎 中村 多恵子 内田 玲子 永留 てる子 石原 敏子 河原 照子 石原 満子 平山 正実 中野 康平 鴨下 重彦 大道 久 中村 晃 倉光 秀麿 織畑 秀夫 鈴木 忠 馬渕 原吾 木村 恒人 大地 哲郎 宮崎 保 松嶋 喬 桜田 恵右 西尾 利一 森 忠三 宮森 正 奥野 正孝 江尻 崇 前沢 政次 大川 藤夫 関口 忠司 吉新 通康 岡田 正資 池田 博 釜野 安昭 高畠 由隆 高山 千史 吉村 望 小田 利通 川崎 孝一 堀 原一 山根 至二 小森 亮 小林 建一 田中 直樹 国府田 守雄 高橋 宣胖 島田 甚五郎 丸地 信弘 松田 正己 永井 友二郎 向平 淳 中嶌 義麿 鎮西 忠信 岡田 究 赤澤 淳平 大西 勝也 後藤 淳郎 下浦 範輔 上田 武 川西 正広 山室 隆夫 岡部 保 鳥居 有人 日向野 晃一 田宮 幸一 菅野 二郎 黒川 一郎 恩村 雄太 青木 高志 宮田 亮 高野 純一 藤井 正三 武内 恵輔 南須原 浩一 佐々木 亨 浜向 賢司 本田 麺康 中川 昌一 小松 作蔵 東 匡伸 小野寺 壮吉 土谷 茂樹 岡 国臣 那須 郁夫 有田 清三郎 斎藤 泰一 清水 強 真島 英信 村岡 亮 梅田 典嗣 下条 ゑみ 松枝 啓 林 茂樹 森 一博 星野 恵津夫 正田 良介 黒沢 進 大和 滋 丸山 稔之 織田 敏次 千先 康二 田中 勧 瓜生田 曜造 尾形 利郎 細田 四郎 上田 智 尾島 昭次 大鐘 稔彦 小倉 脩 林 博史 島 澄夫 小池 晃 笹岡 俊邦 磯村 孝二 岩崎 栄 鈴木 荘一 吉崎 正義 平田 耕造
出版者
Japan Society for Medical Education
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.145-173, 1984
著者
青山 克実 豊嶋 明日美 小林 暉尚
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.96-102, 2019-02-15 (Released:2019-02-15)
参考文献数
16

今回,筆者らは生活行為向上マネジメント(以下,MTDLP)を用いて,統合失調症の40代男性(以下,A氏)の地域生活移行支援を経験した.MTDLPの補助ツールとして,運動技能とプロセス技能評価(AMPS)を用いた.我々は,多職種連携支援をマネジメントし,A氏が退院後に必要で大切な食事の準備に焦点をあてた介入や,退院後の再発予防に対する心理教育などを行った.その結果,生活に対する有能性や認知機能障害が改善し,地域生活にスムーズにつながった.MTDLPは,統合失調症者の地域生活移行支援として有用なマネジメントツールだと考えられた.
著者
徐 華 小林 美紀
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
no.769, pp.517-524, 2020-03
被引用文献数
2

<p> In this study, the objects are two nursery schools in Tokyo. The aim of the study is to clarify the characteristics of the communication and spatial distribution of the two-year-old's classes in the space of the nursery room, and find new policies for space design of nursery schools.</p><p> The facilities for investigation are two nursery schools in Tokyo, namely H nursery school and N nursery school. The number of two-year old's children in class is 20 persons and 19 persons respectively. The method of investigation was to record the behavior and location of children every 15 minutes on a plan. The survey time started from normal childcare (8:45) until end of normal childcare (18:30), excluding naptime (12 to 15 o'clock). The period of investigation was a total of five weekdays in 2018 for each nursery school.</p><p> Analysis contained the communication and trigger, and space distribution, of communication based on the observation survey.</p><p> As a result, common points of communication of children in the two nursery schools during free play were clarified as follows.</p><p> (1) Children's behavior can be classified into eight types, which are playing with toys, talking, reading, frolicking, handmaking, being desultory and wandering. Among them, communication was observed from playing with toys, talking, reading, frolicking, and handmaking; while communication was not observed from being desultory and wandering.</p><p> (2) The ration of communication during playing with toys was observed to be highest near the toy shelf. The trigger of communication was to show toys made, or working together to make one toy.</p><p> (3) The communication of frolicking was observed near the changing shelf, the toy shelf and free space. The trigger of communication is high spirits from playing with toys and talking, or imitating children frolicking.</p><p> (4) The communication of handmaking and reading in the case of sitting was observed as a low rate. This, was observed when gathering around a desk with a picture book reading after group reading, or when showing what was produced.</p><p> (5) The trigger of communication is from the topic of wearing clothes near the changing shelf or free space, and the topic of view by the window. The different points of communication of children in two nursery schools during free play were clarified as follows.</p><p> (6) In N nursery school, in a large free space, compliant communication was observed from collaborative work of playing with toys, gathering together after reading to children, and collaborative production of paper and puzzles. On the other hand, in H nursery school, in the narrow space near the desk, approval communication was observed from showing production.</p><p> From the above, as planning policy for a childcare room for a two-year-old's class at children's class which stimulates communication with other children in parallel with the individual ego. As a personal ego emerges, it is thought that communication between children will be encouraged further by providing a craft corner next to the toy shelf, free space for unstructured play, space for changing clothes, space with floor seats for reading books, display space for handmaking things, and a space for conversation with views of the outside scenery.</p>
著者
山原 条二 木谷 哲也 小林 弘美 河原 有三
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
薬学雑誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.110, no.12, pp.p932-935, 1990-12
被引用文献数
6

During screening for the development of drugs from natural products, methanolic extract of tuber of Stachys sieboldii MIQ. (Labiatae) significantly inhibited the lethal induced by KCN in mice. The methanolic extract was fractionated by column chromatography to identify the active constituents. Acteoside and stachysoside C, phenylethanoid glycoside, have a significant effect on the KCN-induced anoxia model.

1 0 0 0 OA 易経大講座

著者
小林一郎 著
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
vol.第5巻, 1940
著者
清田 義和 佐久間 汐子 岸 洋志 須藤 明子 小林 清吾 宮崎 秀夫
出版者
一般社団法人 口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.307-312, 1997-07-30 (Released:2017-10-20)
参考文献数
19
被引用文献数
12

本研究の目的は,フッ化物ゲルを歯ブラシを用いて塗布する方法による乳歯う蝕予防プログラムの効果を評価することである。う蝕がない1歳6ヵ月児892名を対象とし,希望により3歳まで6ヵ月間隔で受けたフッ化物ゲル歯面塗布の回数によってグループ分けし,3歳6ヵ月の時点でう蝕の発生数を比較した。その結果,定期的に4回の塗布を受けた群のう蝕発生数が最も少なく,全く受けなかった群に比較して平均う蝕発生(dmfs)数で47.5%の有意な差が認められた。本法で有意なう蝕予防効果を得るために,少なくとも年2回の定期的,継続的なフッ化物歯面塗布の実施が必要であることが示唆された。
著者
小林 厚子
出版者
東京成徳大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13403702)
巻号頁・発行日
no.14, pp.1-11, 2007
著者
小林 光 一條 佑介 野崎 淳夫 二科 妃里 成田 泰章 後藤 伴延 吉野 博
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
no.60, pp.789-793, 2019-06
被引用文献数
1

<p>This study explored changes in spatial radiation dose rate both indoor and outdoor associated with a decontamination operation for a wooden house in a high dose rate region in Fukushima. As a result, the averaged spatial dose rate at 1m height from the floor before the decontamination was 1.73μSv/h and the dose rate after the decontamination was 0.86μSv/h. Furthermore, the results of a comparison of the dose rate between pre- and post-decontamination indicates a decrease in the dose rate at almost all points. The reduction rate of spatial dose-rate was 40 to 50% at the center of the house.</p>
著者
小林 良孝
出版者
静岡大学人文学部
雑誌
人文論集 (ISSN:02872013)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.A51-A113, 2004-07-30

In dem Gesprach mit Michiko KOYASU sagt Michael Ende, er habe ≫Die Philosophic der Freiheit≪ von Rudolf Steiner gekauft und das Buch intensiv gelesen, als er 25 Jahre alt gewesen sei. Seitdem hat er sich mit der Frage der geistigen Freiheit beschaftigt. Deshalb ist die geistige Freiheit ein Hauptthema in seiner Literatur von Anfang an. Also behandle ich das Thema von Freiheit in seiner Literatur. Es gibt viele Erscheinungen der Freiheit in seinen Marchen, Erzahlungen und Romanen. Die Erscheinungen werden folgenderweise klassifziert. I. Die Freiheit von etwas 1. DieFlucht Die grauen Herren im Marchen-Romon ≫MOMO≪ versucht MOMO festzunehmen, weil ihr Wesen von ihr durchgeschaut worden ist. Zuerst fliichtet MOMO vor ihnen. Sie bewahrt ihre Freiheit von ihnen, indem sie vor ihnen fliichtet. 2. Die Ablehnung Die grauen Herren belagern MOMO und zwingen sie zu sagen, wie sie zu dem Meister Hora kommen konnen. MOMO lehnt ihren Zwang ab. 3. DerKampf Zuletzt ka'mpft MOMO gegen die grauen Herren und treibt sie in die Situation ein, dass sie sich selbst zugrunde richten mlissen. Sie befreit die gestohlenen Stunden und gibt sie ihren Freunden zuriick. 4 . Die absolute sich Trennung von allem Es gibt eine Erzahlung ≫Einer langen Reise Ziel≪ in der Erzahrung ≫Das Gefangnis der Freiheit≪ von M. Ende. Zuletzt erreicht Cyril einen Palast auf einen gigantischen Felsenpfeiler in der Wiiste mitten im abgelegenen Gebirgen. Der befindet sich in einer leeren, weiBen Punkt auf der Erde. Niemand auBer ihm kann ihn erreichen. Cyril wohnt darin fiir ewig. Jetzt gibt es niemanden, der ihn zu etwas zwingen kb'nnte. Also hat er die ewige, absolute Freiheit. n. Die Freiheit nach etwas 1. Das Zugehoren, das von Liebe oder HaB getrieben wird Wer nicht lieben kann, der wird Sadist oder Masohist, wenn der zu einem anderen zugehb'ren will. Wer lieben kann, bildet eine friedliche Gemeinschaft um sich. Jim, MOMO und Bastian nach der Palingenese bilden mit der Liebe die friedliche Gemeinschaft um sich. Die Clowns-Motten, die Schlamuffen in ≫Die unendliche Geschichte≪ sind masohistisch. 2 . Das Zugehoren, das von der Vernunft gefiihrt wird Z. B. der Herr Fusi in ≫MOMO≪. Eines Tages besuchte ihn ein grauer Herr, ein Agent bei einer Zeit-Spar-Kasse, und empfahl ihm, jeden Tag zwei Stunden zu sparen und die gesparten Stunden bei seiner Kasse liegen zu lassen. Als er beschloB, so zu tun, wie der graue Herr sagte, war er verniinftig, wie dumm er war. Er hat den WertmaBstab des grauen Herrn angenommen. Jetzt gehort Fuji zu den grauen Herren zu. 3 . Das Zugehoren, das von der Intuition offenbart wird Z. B. die Schildkrate, Kassiopeia, in ≫MOMO≪. Sie ist die inkarnierte Intuition der MOMO. Wenn MOMO von Kassiopeia gefiihrt wird, wird sie wirklich von ihrer eigenen Intuition gefiihrt. Daher kann sie Meister Hora, den Herrn von >DAS NIRGEND-HAUS<, erreichen, was die grauen Herren nicht schaffen konnen. Jetzt gehort sie der Geisteswelt zu. IE. Die Freiheit an sich 1. Die entgiildige Zugehorigkeit zu etwas Ewigem Z. B. der fromme Eremit in ≫Die Vollmondlegende≪. Als er noch jung war, gelang er zu der Uberzeugung, dass alle irdischen Dinge nichts als Schatten und Trug sind. Er zog sich von der Welt zuriick und wandte sich zu einer Felsenhohle in einem abgelegenen Gebirgstal mitten im Wald. Nach der vielj ahrigen Meditation in der Felsenhohle begegnete er dem Erzengel Gabriel in einer Vollmondnacht und in demselben Augenblick ist er von seinem Schtiler, einem dummen Rauber wie einem Ochsen, auch aus dem Bann eines bosen Geistes gelost worden. Der Engel ist die ewige, absolut t'reie Existenz. Der Eremit hat endlich die ewige Freiheit an sich durch das Erlebnis in dieser Vollmondnacht erlebt. 2 . Die absulute Vergessenheit an das Sklaventum In ≫Das Gefangnis der Freiheit≪ gibt es eine Erzahlung ≫Die Katakomben von Misraim≪. Die Katakomben haben weder ein Fenster noch einen Ausgang zur auBeren freien Welt. In den Katakomben wohnt ein Schattenvolk. Es ist von einem Diktator, Bechmoth, regiert. Es fiihlt sich aber weder regiert noch gehaftet und ist mit seinem Dasein ganz zufrieden, weil eine Art Anasthetikum GUL ihm von Frau Doktor Lewjothan heimlich injiziert worden ist. AuBerhalb der Katakomben von Misraim gibt es eine freie Welt voll von Licht, vor der sich das Schattenvolk friiher in die Katakomben gefltichtet ist. Eines Tages laBt sich das Schattenvolk vor der freien Wahl stehen, ob es aus den Katakomben nach der auBeren Welt zuriickgeht, oder ob es in den Katakomben von Misraim bleibt. Es hat die Welt der Katakomben von Misraim wieder vorgezogen. Es wird wieder von Bechmoth, dem Diktator, beherrscht werden und das Anasthetikum GUL wird ihm von Frau Doktor Lewjothan injiziert werden. Es wird an seine Vergangenheit und an sein gefangenes Dasein vergessen. Es wird sich Qual und Schmerz von der Sklavenhaft nicht fiihlen. Es wird sich bloB frei fiihlen. Also ist es geistlich ganz frei. Die Frage von der geistlichen Freiheit ist aber eine Aporie.