著者
池沢 道子 山本 健詞 丸山 勝一 河上 牧夫
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.313-313, 1993-03-25

第11回学内病理談話会 平成4年11月28日 東京女子医科大学臨床講堂1
著者
山根 隆志 松田 兼一 山本 健一郎 西田 正浩 小阪 亮 丸山 修 山本 洋敬
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

緊急に除水が必要な患者から,簡便かつ安全に除水する可搬型除水システムを開発し,在宅医療や被災地医療にも役立つ装置の構築をめざす.本研究では透析液が不要な濾過方式を採用し,血液回路には羽根直径3cmの小型遠心ポンプを採用した.溶血試験では,1号機の溶血率は市販体外循環ポンプの3/10程度から,2号機では1/20程度に改善したが,摩耗に注意すべきことがわかった.模擬血栓試験ではピボット周辺以外に血栓は観察されなかった.さらに今回の血液濾過実験では,血流流量および濾液流量を一定に維持できたが,今後,長時間使用では中空糸目詰りやファウリングによって性能が劣化しないことを引続き立証する必要がある.
著者
鴨井 美帆 今村 武浩 山本 健 岡本 真理子 高橋 実里 園田 華子 西岡 千賀子 門松 伸一 山近 重生 斎藤 一郎 中川 洋一
出版者
日本歯科薬物療法学会
雑誌
歯科薬物療法 (ISSN:02881012)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.85-91, 2011-12-01 (Released:2012-02-07)
参考文献数
18
被引用文献数
1

Purpose: The purpose of this study was to investigate the effects of sulpiride, an antidepressant, on xerostomia.Method: Fifty-five patients who visited the Dry Mouth Clinic, Tsurumi Dental Hospital with subjective oral dryness were enrolled in this study. The cause of the xerostomia in the patients was unknown. The patients did not meet Sjögren's syndrome criteria, and their condition was not congruent with xerostomia caused by radiation therapy to the head and neck, HIV infection, chronic graft-vs-host disease, or diabetes mellitus. The patients were divided into two groups: the dry group, with the chief complaint of dry mouth, and the pain group, with the chief complaint of pain. The patients received oral administration of sulpiride, and the clinical efficacy was evaluated by doctors' subjective judgment and by visual analogue scale (VAS).Results: Sulpiride was effective in both groups, but the response rate was higher in the pain group than in the dry group according to the doctors' subjective judgment. In the evaluation by VAS, improvements were not obtained in other items such as thirstiness and dysgeusia, although a significant decrease of VAS value was found in "dry mouth" in the dry group. In contrast, in the pain group, significant improvements were found in all items as well as pain.Conclusions: The results suggested that the dry and pain groups possessed completely different pathophysiologies. The results also suggested that subjective dry mouth may be a partial symptom of burning mouth syndrome (BMS), and that depression was one of the causative factors of xerostomia.
著者
高木 彰彦 遠城 明雄 荒山 正彦 島津 俊之 中島 弘二 山野 正彦 源 昌久 山本 健児 熊谷 圭知 水内 俊雄 久武 哲也 山野 正彦 源 昌久 山本 健兒 熊谷 圭知 水内 俊雄 内田 忠賢 堤 研二 山崎 孝史 大城 直樹 福田 珠己 今里 悟之 加藤 政洋 神田 孝治 野澤 秀樹 森 正人 柴田 陽一
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

公共空間と場所アイデンティティの再編について、地理思想史、理論的研究、経験的研究の観点から検討を行った。研究成果として、『空間・社会・地理思想』10(2006)、『空間・社会・地理思想』11(2007)、『空間・社会・地理思想』12(2008)を毎年刊行したほか、英文報告書として『Reorganization of public spaces and identity of place in the time of globalization : Japanese contribution to the history of geographical thought(10)』(2009)を刊行した。
著者
山本 健兒
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
地理学評論. Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.131-155, 1997

本稿の目的は,内藤 (1996) とSen and Goldberg (1994) の主張を,さまざまな文献に照らし合せて再検討し,移民問題研究のための基礎的視角を提示することにある.両者に共通する主張は,差別されるがゆえに在独トルコ人の間でイスラム主義が広がる,というものである.しかし,イスラム諸組織の性格把握と差別の内容について,無視しえない差が両者の間に認められる.本稿では,イスラム諸組織の多様性と性格の不透明性を示すとともに,在独トルコ人に占めるイスラム諸組織参加者の比率を推計した.さらに,差別がイスラム主義への傾斜をもたらすという論理に,より踏み込んだ議論を展開している内藤 (1996) の論拠を検討した.また, Sen and Goldberg (1994) は国籍が移民問題の鍵になるとみているので,在独トルコ人のドイツ国籍取得に関する動向も分析した.以上の検討から明らかなことは,在独トルコ人社会の中に多元性が認められる,ということである.他方,ドイツ社会も多元的である.それゆえ,ドイツ人と在独トルコ人との関係を分析する際には,二つの多元性に注意する必要がある.
著者
山本健吉著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1975
著者
山本 健太郎 三浦 佳世
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.261, pp.109-114, 2009-10-22

同じ呈示時間でも,速く動く対象を観察した時間は,それよりも遅いもしくは静止した対象を観察した時間よりも長く知覚される(時間拡張).本研究では,静止画の速度印象が実際の運動と同様に時間拡張を引き起こすかどうかを検討した.実験1では時間再生課題を用い,0.5s,1.0s,1.5sという呈示時間で,キャラクタの姿勢から得られる速度印象の影響を検討したところ,速度印象は知覚された時間に影響しなかった.しかし,実験2で時間二等分課題(temporal bisection task)を用い,0.5s以下の短い呈示時間で検討をおこなったところ,歩いている姿勢や走っている姿勢のキャラクタを観察した時間が,起立した姿勢のキャラクタを観察した時間よりも長く知覚された.これらの結果は,静止画の速度印象は実際の運動と同様に時間拡張を引き起こすが,その効果は実際の運動に比べ弱いということを示唆している.
著者
山本 健
出版者
敬愛大学・千葉敬愛短期大学
雑誌
国際教養学論集 (ISSN:09177299)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.127-160, 1996-04

This paper airms to analyse a document which consists of the donation of Siegfried and the reinvestiture by the abbot-bischop Baturich representing St. Emmeram in order to clarify the connection between the manorial structure and a peasant's family in early-medieval Germany. In an environment of scarce resources, the lord played an important role in reconstructing a fragmented peasant world. The lord managed to create a few larger or more productive holdings for a small number of tenants. On the other hand, he hindered marriage and the establishement of an independent family for a large number of inhabitants in the agricultural world. In this way, the manor seems to have been characterized by the seigneurial manipulation of family groupings. As a result, the lord had plenty of human resources throughout his entire estate and allotted excess persons to new tenant couples still without children or to older couples whose children had departed. In this way, the lord established an institution for the allocation of human and agricultural resources. This meant that the manor was a kind of circulatory system of persons throughout the whole estate.
著者
山本 健兒
出版者
経済地理学会
雑誌
経済地理学年報 (ISSN:00045683)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.275-277, 2005-09-30
著者
石川 義孝 宮澤 仁 竹ノ下 弘久 中谷 友樹 西原 純 千葉 立也 神谷 浩夫 杜 国慶 山本 健兒 高畑 幸 竹下 修子 片岡 博美 花岡 和聖 是川 夕
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

わが国在住の外国人による人口減少国日本への具体的貢献の方法や程度は、彼らの国籍、在留資格などに応じて多様であるうえ、国内での地域差も大きい。しかも、外国人は多岐にわたる職業に従事しており、現代日本に対する彼らの貢献は必ずしも顕著とは言えない。また、外国人女性や国際結婚カップル女性による出生率は、日本人女性の出生率と同程度か、より低い水準にある。一部の地方自治体による地道な支援施策が注目される一方、国による社会統合策は不十分であり前進が望まれる。
著者
山本 健詞 丸山 勝一
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.281-281, 1991-03-25

第9回学内病理談話会 平成2年11月10日 東京女子医科大学南別館2階大会議室
著者
益田 実 齋藤 嘉臣 橋口 豊 青野 利彦 三宅 康之 妹尾 哲志 小川 浩之 三須 拓也 山本 健
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

従来の冷戦史研究では、冷戦期国際関係上の事象の「どこまでが冷戦でありどこからが冷戦ではないのか」という点につき厳密な検証が不十分であった。それに対し本研究では、「冷戦」と「非冷戦」の境界を明確にし、「冷戦が20世紀後半の国際関係の中でどこまで支配的事象であったのか」を検討し、より厳密な冷戦史・冷戦観を確立することを目的に、冷戦体制が確立した50年代半ばから公文書類の利用が可能な70年代後半までを対象とし、冷戦との関連性に応じて8つの事象を三分類し、関係諸国公文書類を一次史料として「冷戦」と「非冷戦」の境界を実証的に分析した。
著者
杉浦 秀一 山田 吉二郎 根村 亮 下里 俊行 兎内 勇津流 貝澤 哉 北見 諭 坂庭 淳史 川名 隆史 室井 禎之 渡辺 圭 今仁 直人 堀越 しげ子 堀江 広行 斎藤 祥平 山本 健三
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究の目的は、ロシア・プラトニズムという観点から19-20世紀のロシアの文化史の流れを再構築することである。本研究では20世紀初頭の宗教哲学思想家たちを分析し、彼らが西欧で主流の実証主義への対抗的思潮に大きな関心を向けていたこと、また19世紀後半のソロヴィヨフの理念はロシア・プラトニズムの形成に影響を及ぼしたが、彼以前の19世紀前半にもプラトニズム受容の十分な前史があったことを明らかにした。したがってロシア・プラトニズムという問題枠組みは、従来の19-20世紀のロシア思想史の図式では整合的に理解し難かった諸思想の意義を理解し、ロシア文化史を再構築するための重要な導きの糸であることを確認した。
著者
山本 健吉
出版者
広島大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究は,DMD素子とイメージャを一体で制御することにより,イメージャ本来の撮像スピードを超える高フレームレートのビジョンシステムを開発し,その有効性をアルゴリズムおよびシステムの両面から検証し評価することを目的としており,実際に振動分布イメージング,広ダイナミックレング撮像,多重フレームストラドリングについてシステムを開発し,その有効性を確認した.
著者
山本 健治
出版者
佛教大学
雑誌
佛教大學大學院紀要 (ISSN:13442422)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.91-101, 2008-03-01

本研究では、青年期の精神的自立の課題について、職業観や勤労観、また親子関係を含む対人関係との関連から考察を試みた。方法としては、高校生を対象にこれらのことに関する意識調査を実施し、その結果について分析した。同時に「ひきこもりの心理特性」を測る調査を実施し、抽出されたそれぞれの因子と前述の職業観・勤労観及び対人関係との関係を回帰分析等を用いて精査した。その結果、ひきこもりの心理特性を持つ者は、学業から職業への移行について、さまざまな不安を抱えていることが明らかになった。対人関係においても、信頼できる人や、困ったことを相談できる人の存在に乏しく、信頼感に基づいた一体感を感じられないでいることがわかった。それらの要因を探るなかで、生来の個性とは別に、幼児期、児童期から連続する発達課題の問題として、この問題を捉え直すことが重要である。精神的自立ひきこもり心理特性職業観対人関係
著者
三科 智之 山本 健詞 大井 隆太朗 奥井 誠人
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.1132-1137, 2008-07-01
被引用文献数
5

We describe how to reduce interference between elemental images suitable for production of holograms during integral photography pickup that uses a lens array composed of typical convex lenses used as elemental lenses. We propose the use of an optical system that consists of both a field lens and an aperture that is located in the focal plane of the field lens. The system is arranged between the lens array and the camera used for taking elemental images. Diffraction patterns in the focal plane of the field lens of beams going through elemental lenses were calculated with the Fresnel-Kirchhoff diffraction formula. Consequently, we clarified that the system was able to limit the incident angle of the beam passing through the elemental lenses with the size of the aperture located in the focal plane. In addition, we carried out an optical experiment and proved that using the optical system reduced the interference between the elemental images.