著者
千野 靖正 下島 康嗣 山田 康雄 文 翠娥 馬渕 守
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.50, no.11, pp.1228-1232, 2001-11-15 (Released:2009-06-03)
参考文献数
23
被引用文献数
3 2

In the present investigation, open die forging tests have been conducted for AZ31 and ZK60 Mg alloys. Microstructure and mechanical properties of the forged Mg alloys have been investigated. Cylindrical specimens with a diameter of 18mm and a height of 18mm were forged in a temperature range of 323 to 673K. The forged specimens of both Mg alloys had good surface quality at high forging temperatures of more than 573K. Microstructural observation revealed that grains were recrystallized by hot forging, though unrecrystallized grains were partially found. The recrystallized grain area for AZ31 was larger than that for ZK60. The mean size of the recrystallized grains decreased with decreasing forging temperature. In particular, a very small grain size of about 3μm was attained by forging at 473K. As a result of tensile tests, it has been found that ultimate tensile strength and 0.2% proof stress of the forged Mg alloys increased with a decrease in forging temperature. This was related to grain refinement by hot forging.
著者
草部 雄太 竹島 明 清野 あずさ 西田 茉那 髙橋 真実 山田 翔太 新保 淳輔 佐藤 晶 岡本 浩一郎 五十嵐 修一
出版者
医学書院
雑誌
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩 (ISSN:18816096)
巻号頁・発行日
vol.69, no.8, pp.957-961, 2017-08-01

呼吸器感染症の原因ウイルスの1つであるエンテロウイルスD68型による,稀な成人の脳脊髄炎の1例を報告する。患者は33歳男性。発熱,咽頭痛,頭痛で,5日後に両側顔面神経麻痺,嚥下障害,頸部・傍脊柱筋の筋力低下を呈した。頭部MRIのT2強調画像にて脳幹(橋)背側と上位頸髄腹側に高信号病変を有する特徴的な画像所見を認めた。血清PCRにより当時流行していたエンテロウイルスD68型が検出された。両側末梢性顔面神経麻痺を急性にきたす疾患の鑑別としてエンテロウイルスD68型脳脊髄炎も考慮すべきである。
著者
クリース ヨハネス・フォン 山田 吉二郎 江口 豊
出版者
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
雑誌
メディア・コミュニケーション研究 (ISSN:18825303)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.39-65, 2013-03-27

The Japanese translation of von Kries' treatise "On the Concept of Objective Possibility and Some of its Applications" (1888) has been completed with this third part,and we are very glad that Japanese scholarly republic can now read this important treatise on their own language. It is almost obvious that von Kries wrote this treatise to commit himself to the famous controversy between the "old" and "new" schools of German jurists in the second half of XIX century, and therefore the field he tried to apply this concept to was the criminal law. Acquiring von Kries' methodology, Max Weber inquires into the possibility to appropriate it to quite another field --- history. Von Kries, characteristic concepts ("Objective possibility," "empirical rules," "adequate causaton," "generalization through abstraction," "quantitative gradation of real phenomena" etc.) were newly adapted and adopted by Weber eagerly and carefully. But it would be too hasty to say that Weber's methodology of "Ideal types" was constructed with these concepts because among Kries' concepts there is not the faintest nuance of "ideal" --- much more still remains to be done before we can shed light on Weber's methodology thoroughly.
著者
クリース ヨハネス・フォン 山田 吉二郎 江口 豊
出版者
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院
雑誌
メディア・コミュニケーション研究 (ISSN:18825303)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.95-126, 2011-08-11

In the part published here of his treatise "On the Concept of Objective Possibility and Some of its Applications" (1888), von Kries discusses the "Concept of Danger (Gefahr)," which was one of the most essential issues of the controversy between the "old" and "new" schools of German legal philosophers in the second half of the 19th century. They argued whether pre-criminal "social dangerousness" is enough to be regarded as the committed crime or not. Von Kries defines "danger" as "objective possibility of a certain harmful result." According to him, judgments of "objective possibility" presuppose "nomological" knowledge, that is, "certain empirical rules widely known to many people" (M. Weber). It is on the basis of them that we can generalize various concrete experiences which must be distinguished from each other. As for "danger," e.g., we can classify them into two groups at first: the "absolutely" dangerous ones and the dangerous ones "in the wider senses." Then we must try to devide the latter cases into "grades," although we can't attain to numerical exactness. Von Kries calls this a "principle of generalization" (Prinzip der Generalisierung) which has methodologically great importance to Weber.
著者
山田 光男
出版者
千葉科学大学
雑誌
千葉科学大学紀要 = The University Bulletin of Chiba Institute of Science (ISSN:18823505)
巻号頁・発行日
no.8, pp.75-83, 2015-02-28

これまで航空安全のために、警報システムの開発、多重装備、航法機器の精度向上など様々な方策がとられてきたが、近年最も注目を浴びているのは人間の行動そのものに対する方策である。機長の判断ミスが致命的なエラーにつながった2件の事故からCockpit Resource Management (CRM)と呼ばれる乗員の行動様式を改善するための方策が開発され、このCRMにエラーとそのエラーの元となる潜在的危険要素を考慮したThreat and Error Management(TEM)の概念が組み込まれ、一層の安全性を確保する動きへと繋がっていった。この経緯を検証し、TEMの概念は有効な安全対策に成り得るか、また今後の課題は何かについて考察した。
著者
澤田 太一 山田 徹
出版者
公益社団法人 石油学会
雑誌
Journal of the Japan Petroleum Institute (ISSN:13468804)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.121-128, 2018-03-01 (Released:2018-03-01)
参考文献数
30
被引用文献数
4

反応時間の短縮 · 副反応の抑制 · 収率の改善などを目的としたマイクロ波の有機合成反応への利用が今日活発になされている。マイクロ波による加熱は反応系内部から迅速に起きるため,一般にこれらの利点は熱的効果によるとされる。一方で,単純な熱的効果のみでは説明が困難な現象も報告されている。最近我々の研究グループは,いくつかの不斉合成反応がマイクロ波照射によってエナンチオ選択性を保持したまま加速されることを報告した。これらの結果は単純な熱的効果では説明することができず,マイクロ波特異効果(非熱的効果)の寄与が実験的に明らかとなった。ここでは我々のマイクロ波特異効果に関する最近の研究成果,すなわちビアリールラクトン類の不斉開環反応,光学的に純粋なビアリールラクトン類のラセミ化反応,不斉Claisen転位反応,不斉Conia-ene反応,閉環メタセシス反応における検証結果を紹介する。
著者
綿谷雪山田忠史編
出版者
新人物往来社
巻号頁・発行日
1969
著者
江口 圭 宮尾 眞輝 山田 祐史 金野 好恵 金子 岩和 峰島 三千男 田岡 正宏 佐藤 隆 萩原 雄一 道脇 宏行 英 理香 細谷 陽子 田尾 知浩 土田 健司 水口 潤 谷川 智彦 宮本 照彦 森石 みさき 川西 秀樹 中川 章郎 岩隈 加奈子 吉田 友和 今井 陽子 小畑 日出登 松嶋 哲哉
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.42, no.9, pp.695-703, 2009-09-28 (Released:2009-11-17)
参考文献数
13
被引用文献数
2 1 1

全自動透析装置(GC-110N,JMS社製)の補液モードを利用した,逆濾過透析液による間歇補液血液透析(intermittent infusion HD, I-HD)を考案し,その臨床効果を多施設共同研究にて評価したので報告する.対象は維持透析患者20例で,通常の血液透析(normal HD, N-HD)とI-HDを同曜日に一回ずつ施行し,クロスオーバー試験にて評価した.検討項目は除去率,クリアスペース,クリアランスとし,尿素,クレアチニン,尿酸,無機リン,β2-microglobulin(β2-MG),α1-microglobulin(α1-MG),アルブミンの7種の溶質について検討した.また,透析中の循環血液量をヘマトクリットモニタにて,患者末梢血流量をレーザー血流計にて連続モニタリングし,間歇補液の有無との関係を調べた.結果として,すべての患者について間歇補液に同期した循環血液量および組織血流量の増加が観察された.治療時間平均の循環血液量減少率は,除水量がほぼ同等であるにもかかわらず,I-HDの方がN-HDにくらべ有意に低値であった.また,除去率に差違は認められなかったが,クリアスペースの平均値は全ての溶質でI-HDがN-HDにくらべ高値を示し,無機リン,α1-MGでは有意に高値であった.この結果は末梢循環が良好に保たれることにより,物質移動の推進力となる毛細血管の有効表面積やプラスマリフィリングが保持されたことにより,組織間液中に分布する溶質を効率よく移動・除去させたことによるものと考えられた.一方,α1-MGのクリアランスは,1hr値にくらべ4hr値でN-HD:73%低下したのに対し,I-HD:30%の低下にとどまった.これは間歇的な逆濾過補液により,膜への蛋白のファウリングが軽減されたため,溶質透過性が保持されたものと推察した.全自動透析装置の補液モードを利用した間歇補液血液透析は,安全かつ確実に施行可能であり,透析中の末梢循環動態の是正,患者からの溶質除去特性の改善に有用な治療であることが明らかとなった.
著者
中村 優一 角田 直人 山田 幸生
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.65-66, 2003

Water as well as wastes is removed from the blood of patients under dialysis treatment. If the quantity of the removed water exceeds the limit by some reasons the probability of dangerous accidents becomes high. Therefore, it is highly desired to monitor the blood status continuously during dialysis treatment. This paper presents some results of a fundamental research of measurement of water content in blood using near infrared spectroscopy and multivariate analysis for the purpose of continuous blood monitoring.
著者
小川 高 坂野 文俊 山田 裕貴 小川 ひとみ
出版者
一般社団法人 日本獣医麻酔外科学会
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌 (ISSN:21896623)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.53-57, 2015

異所性尿管と尿道拡張のある5ヶ月齢、雄のシーズーに対して、異所性尿管修復術を行ったが尿失禁症状の改善がみられなかった。その後、内科的治療を試みたが、無反応であったため、術後2ヶ月目に尿道拡張部に対して、セロファン・テープ・バンディングによる矯正術を実施した。術直後より尿失禁症状は消失し、その後症状の再発はみられなかったが、術後1ヶ月に無症候性の憩室形成が膀胱壁に観察された。本法は尿道拡張修復のための治療オプションの1つになりえると思われた。
著者
伊田 久美子 山田 和代 中原 朝子 木村 涼子 熊安 貴美江
出版者
大阪府立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は深刻化する貧困と拡大する格差について若年層の生活の質に焦点を当てたデータのジェンダー分析を行った。特に世帯への包摂の質、つまり世帯内依存関係を視野に入れた生活の質を分析対象とした。その結果次の知見を得た。①女性は男性と異なり、自分の納得する生き方の選択(エイジェンシー)が幸福度を低下させる傾向がある(マイナス効果)。②既婚女性の暴力リスクは概して高く女性の収入増によりさらに高くなる(バックラッシュ型)。③既婚女性の幸福度は他の婚姻同居形態に比べて高いが、既婚女性間の比較では専業主婦の自尊感情は雇用者に比べて低い。④親同居未婚者は男女とも一人暮らしや既婚者に比べて収入も幸福度も低い。
著者
小原 雄治 加藤 和人 川嶋 実苗 豊田 敦 鈴木 穣 三井 純 林 哲也 時野 隆至 黒川 顕 中村 保一 野口 英樹 高木 利久 岩崎 渉 森下 真一 浅井 潔 笠原 雅弘 伊藤 武彦 山田 拓司 小椋 義俊 久原 哲 高橋 弘喜 瀬々 潤 榊原 康文
出版者
国立遺伝学研究所
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)『学術研究支援基盤形成』
巻号頁・発行日
2016

①総括支援活動では、支援課題の公募を行い、領域外有識者による審査委員会により選考し、支援を行った。経費上限設定など多くの採択ができるように努めた結果、応募188件、採択93件(採択率49.5%)となった。支援の成果として2017年度に54報の論文発表がなされた。②大規模配列解析拠点ネットワーク支援活動においては、最先端技術を提供するためにそれらの整備や高度化を進めた。遺伝研拠点では染色体の端から端までの連続した配列完成を目指して、ロングリードシーケンサー(PacBio Sequel)、長鎖DNA試料調製技術、さらに1分子ゲノムマッピングシステム(Irysシステム)の最適化を進め、実際の試料に応用した。東大柏拠点では、1細胞解析技術を整備し支援に供するとともに、Nanopore MinIONを用いた一連の要素技術開発を進めた。九大拠点では微生物ゲノムのNGS解析最適化を進めた。札幌医大拠点ではLiquid Biopsyによる体細胞における低頻度変異検出技術開発を進めた。③高度情報解析支援ネットワーク活動では、支援から浮かび上がった課題を解決するソフトウェアの開発を進めた。支援で特に活用されたものは、真核2倍体用denovoハプロタイプアセンブラPlatanus2(東工大)、染色体大規模構造変異高精度検出アルゴリズムCOSMOS、変異解析結果の信頼性を評価するソフトウェアEAGLE(以上、産総研)、エクソン・イントロン境界におけるスプライソソーム結合頻度の解析パイプライン(東大)、であった。また、CLIP-seqデータの解析パイプライン、高速オルソログ同定プログラムSonicParanoid、ロングリード向けアラインメントツールminialign(以上、東大)は今後の活用が予想される。高度化等の成果として48報の論文発表がなされた。
著者
山田 良広
出版者
神奈川歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

法医学における歯の有効性は硬組織としての保存性の高さに起因する個人識別における役割である。従来は歯の解剖学的形態による個人識別への応用が主であったが、最近の遺伝子工学の発展がDNA分析の可能性を広げ、歯学においても、歯に含まれるDNAを利用することで新しい個人組織への情報源としての歯の可能性を示唆した。本研究は、鑑定試料として嘱託を受けた歯を想定し、実験室で各種条件下におかれていた歯からDNAを抽出、歯髄由来DNAの法医DNA鑑定における応用の可能性を研究目的とした。平成8年度は、歯髄が変性消失している歯からの有効なDNA抽出法として、髄腔壁を含む象牙質切片からDNAを抽出しそれをキレックススピンカラムを用いて精製した結果、PCR反応において良好な増幅が可能であった歯髄由来DNAを得ることができた。平成9年度は、精製された歯髄由来DNAをテンプレートとして用い、ミトコンドリアDNA(mtDNA)のDループをPCR法により増幅しその多型領域の塩基配列を決定するmtDNAダイレクトシーケンス法への応用、さらに広く法医DNA鑑定で用いられているDIS80、HLADQα領域を増幅するプライマー、TH01などShort Tandem Repeat領域を増幅するプライマーをそれぞれ用いたPCR法へ応用したところ、対照とした新鮮血由来DNAをテンプレートとした結果と同等の結果を示した。身元不明死体や損壊の著しい死体で歯が唯一の身元確認の決めてになることは衆知のことである。従来の形態を主とした個人識別にDNA分析を応用することは今後不可欠になると思われ、歯由来DNAがその個人のDNAとしてDNA鑑定に用いることが可能であるといった今回の研究実績はその根拠となると思われる。
著者
山田 隆一 柳 和久 リ チウィ
出版者
公益社団法人精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.1785-1790, 1998-12-05
被引用文献数
2 1

As the machine tools are shifting to high precision cutting, it is necessary to develop an effective instrumentation system and to establish an evaluation method for the spindle run-out error. In this paper, a new measurement system for the run-out error was developed by utilizing an transmitted light beam method. Also a new evaluation method was established by separating the run-out error into rotational error and tool chucking error. The measuring principle is based upon edge detection technique in which a halved photo detector is used to quantify the amount of the transmitted light through the both sides of the pin-gauge used as a master specimen. By providing two similar optical setups which are placed perpendicular to the rotating axis of the pin-gauge, an X-Y displacement measurement system of the pin-gauge was built up. The run-out error of the spindle can be known directly by evaluating the displacement of the pin-gauge through its Lissajous figure. Finally, it was clarified that the performance of the developed evaluation system is practically acceptable.
著者
山田 典一 松田 明正 荻原 義人 辻 明宏 太田 覚史 石倉 健 中村 真潮 伊藤 正明
出版者
日本静脈学会
雑誌
静脈学 (ISSN:09157395)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.233-238, 2012-08-25 (Released:2012-08-30)
参考文献数
9

●要 約:弾性ストッキングは静脈血栓塞栓症の理学的予防法の一つとして汎用されており一定の予防効果が報告されている.他の予防法と比較しても,出血性合併症のリスクがなく,簡便で比較的安価であることより,使用しやすいという利点がある.わが国でも以前より静脈血栓塞栓症予防法の一つとして用いられていたが,2004年の肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドラインの公表と,さらに同時期に肺血栓塞栓症予防管理料が保険診療報酬改定で認定されたことを契機に急速にその使用頻度が増加した.しかしながら,多くの前向き大規模研究が行われている薬物的予防法と比較すると未だ十分なエビデンスがあるとは言い難い.本項では,静脈血栓塞栓症に対する一次予防法としての弾性ストッキングの現時点でのエビデンスをレビューする.
著者
山田 邦雅 宮本 淳 細川 敏幸
出版者
北海道大学高等教育推進機構高等教育研究部
雑誌
高等教育ジャーナル : 高等教育と生涯学習 (ISSN:13419374)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.67-76, 2019-04

Abstract - Institutional Research (IR) in higher education not only gathers information from within the instituiton, but also collects a wide range of data without limitation, connects the with the student ID as a key and adjusts data to a standard among universities. Data gathered via such a policy might be able to reveal new concepts that could not be shown clearly until now. In this paper, we focus on the characteristic patterns of the university students' lifestyles as a concept that has been hard to determine and made an attempt to simulate them using the data. Using IR data of the Universities IR Consortium that includes 40 universities, the universities were divided into 6 types of students. In some combinations of these types, there were large differences in questionnaire results. We ran a simulation to determine unique features of the university using data from Hokkaido University according to a policy in which the characteristics appeared based on reference points of the categories in the university.