著者
福田 智子 松本 尋弥 小原 菜々子 関 あかり 薛 堰之 Tomoko Fukuda Hiroya Matsumoto Nanako Ohara Akari Seki Yanzhi Xue
出版者
同志社大学文化情報学会
雑誌
文化情報学 = Journal of culture and information science (ISSN:18808603)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.130-120, 2021-03

『源氏絵師屏風言葉書』は、江戸時代中期写とされる巻子本である。『源氏物語』五十四帖の本文を、一帖につき一箇所ずつ抜き書きしたもので、これに対応する源氏絵を屏風に描く目的で作成されたものと推察される。本文は、青表紙本系統の肖柏本に近い本文をもつ帖が複数あるが、東屋巻は河内本系統の前田家本の影響も認められる。また、本書が示す源氏絵の図柄を推定すると、『源氏物語』承応三年版本の挿絵に包含される。資料紹介
著者
河村 フジ子 松本 睦子 金 和子 小林 彰夫
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.40, no.12, pp.1051-1056, 1989-12-05 (Released:2010-03-10)
参考文献数
11
被引用文献数
1

辛味大根の味覚特性として, 辛味成分と辛味以外で味覚に関与する成分を他の大根と比覚し, 官能検査を行った結果を要約すると次のようになる.(1) 辛味大根中の辛味成分である (E) -4-メチルチオ-3-ブテニルイソチオシアネートは, 73.7mg%で, 他品種の頭部の3.4~5.2倍, 尾部の2.0~2.6倍である.(2) 辛味大根は, 他品種の各部より, 水分, 還元糖量が少なく, カルシウム, マグネシウム量が多い.(3) 他品種のおろし大根の味を比較した場合, 尾部は頭部より, 辛味, 苦味が強く, うま味, 甘味が弱い。(4) おろし辛味大根の味は, 青首大根の尾部より, 辛味, 苦味が強く, うま味, 甘味が弱い.(5) おろし辛味大根を60分放置すると, 辛味は顕著に弱くなる.(6) おろし辛味大根に食塩, しょうゆ, 食塩+食酢, 天つゆ, 三杯酢を加えると辛味が弱くなる.
著者
川副 巧成 山内 淳 松尾 亜弓 松本 真一郎 古名 丈人
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.E1081, 2007

【目的】効果的な認知症予防を行う為には,認知機能低下の兆候を早期に発見することが重要である.認知機能の低下は,感覚入力から情報統合を経た意識的出力(以下,パフォーマンス)に大きな影響をおよぼすと想定でき,早期発見の為には,パフォーマンスに対する現場の気づきが重要である.そこで本研究では,マシンを使用した運動器の機能向上プログラムに参加する高齢者を対象に,定期的に認知機能及び運動器機能に関する評価を行い,認知機能の状態とパフォーマンスの関係から,認知機能低下を示す兆候について検討した.<BR>【方法】リエゾン長崎およびデイサービスくぬぎ(橡)の利用者で,同デイサービスのマシンを使用した筋力向上トレーニングに週1回以上の頻度で参加している要支援・要介護高齢者83名を対象とした.平成18年4月から10月まで,3ヶ月毎に3回の評価を実施した.評価内容は,属性,および認知機能の指標としてMini- Mental State (以下,MMS)とFrontal Assessment Battery (以下,FAB),運動器機能の指標はバランス,巧緻性,粗大筋力,歩行能力とした.その後,対象者の6ヶ月間の認知機能評価の経過から,6ヶ月後の得点が維持・向上された群と,初期評価の値より低位にある群の二群に分割し,認知機評価の得点の経時的変化について検討を行った.さらに,認知機能評価の結果で分類した二群について,各運動器評価項目の経時的変化の差を検討した.<BR>【結果】83名の対象の内,上記の運動器評価が適切に行え,平成18年10月までに3回の評価を終えた方は46名.男性23名,女性23名,介護度は要支援1から要介護3までで,平均年齢は77.4±7.1歳であった.また,MMS得点の経過で6ヶ月後の得点が維持・向上した方は39名(以下,維持・向上群),初期評価の値より低位にあった方が7名(以下,低位群)であった.維持・向上群の平均得点の推移は24.8±3.1点→25.7±2.9点→27.2±2.1点,低位群は23.1±3.8点→21.5±3.6点→20.8±4.2点で,二群ともに3ヶ月後,6ヶ月後のMMS得点に有意差を認めた.さらに,3ヶ月後,6ヶ月後のMMS得点の結果から二群間にも有意差を認めた.次に,運動器評価の各項目を二群間で比較したところ,リーチテストで維持・向上群が16.7±7.5cm→18.8±7.6cm→23.2±7.7cm,低位群が12.3±5.0cm→10.3±6.3cm→15.1±5.5cm,6m歩行の歩数で維持・向上群が14.1±3.3歩→12.7±2.5歩→13.6±3.3歩,低位群が18.0±7.2歩→18.0±6.6歩→17.4±5.5歩と,この二項目において二群間に有意差を認めた.<BR>【考察】今回の結果は,認知機能低下の「兆し」が,バランス機能や歩数で表出される可能性を示唆した.本研究の低位群においては,運動介入後,運動器機能の向上が認められつつも,実際のパフォーマンスの安定に結びつかない状況にあり,認知機能の低下が要因となり,感覚入力から情報統合を経た意識的出力に不具合を来していると推察された.<BR>
著者
松本 彰平
出版者
渋沢栄一記念財団
雑誌
青淵 (ISSN:09123210)
巻号頁・発行日
no.866, pp.19-24, 2021-06
著者
神崎 雄一郎 門田 暁人 中村 匡秀 松本 健一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.755-767, 2004-06-01
被引用文献数
9

本論文では,プログラムに含まれる多数の命令をカムフラージュ(偽装)することにより,悪意をもったユーザ(攻撃者)によるプログラムの解析を困難にする方法を提案する.提案方法では,プログラム中の任意の命令(ターゲット)を異なる命令で偽装し,プログラムの自己書換え機構を用いて,実行時のある期間においてのみ元来の命令に復元する.攻撃者がカムフラージュされた命令を含む範囲の解析を試みたとしても,ターゲットの書換えを行うルーチン(書換えルーチン)の存在に気づかない限り,プログラムの元来の動作を正しく理解することは不可能である.解析を成功させるためには,書換えルーチンを含む範囲についても解析する必要があり,結果として,攻撃者はより広範囲にわたるプログラムの解析を強いられることとなる.提案方法は自動化が容易であり,要求される保護の強さ,及び,許容される実行効率の低下の度合に応じて,ターゲットの個数を任意に決定できる.
著者
松本 良夫
出版者
日本犯罪社会学会
雑誌
犯罪社会学研究 (ISSN:0386460X)
巻号頁・発行日
no.31, pp.101-115, 2006-10-18

日本の人口事情は,少子・高齢化に向けて急速に変化している.本論文は20世紀後半期における日本人口の年齢構成と犯罪情勢との関連について検討したものである.6つの罪種(殺人,強盗,傷害,強姦,窃盗および詐欺)に関して,6つの年齢層(10代・20代・30代・40代・50代・60歳以上),6つの年次(1950,60,70,80,90,2000年)の(A)被検挙者出現率および(B)寄与度(Cスコア)が分析された.(A)各罪種の被検挙者出現率は,年齢軸・時代軸で構成された「社会変動地図」で表示した.(B)各年齢層の犯行寄与度(当該年齢層の被検挙者の構成比/当該年齢層の人口割合)は,折線グラフで表示した.以下の結果が得られた.1)1950・60年には,20代のCスコアは,ほとんどの罪種において高率であった.2)1970年以降,10代のCスコアが特に傷害,窃盗で上昇し,90年以降は強盗のCスコアも上昇した.3)近年,中・高年齢層のCスコアが,殺人,強盗,傷害および窃盗で,わずかながら上昇している.
著者
渡邉 早苗 菅野 義彦 吉沢 守 北村 雄大 松村 康男 松本 郷 雑賀 慶二 鈴木 洋通
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.1187-1190, 2006-06-28
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

血液透析患者に対する食事療法の一環として, 日常の精白米をリン含有量が少ないBG無洗米に変更した. 15名の透析患者 (男性8名, 女性7名, 平均年齢: 54.1歳, 平均透析年数: 10.1年, 原疾患: 慢性糸球体腎炎10名, 糖尿病性腎症5名) に対して1か月使用したところ, 血清リン値は7.2±0.2mg/dLから6.3±0.4mg/dLへ有意に減少した (p=0.0014). 15例中12例 (80%) で減少を認め, うち9例 (60%) では10%以上の減少を認めた. 食味の低下を訴える例もなく, 使用に際し大きな問題は認めなかった. また, 使用前の血清リン値, 透析歴と血清リン値の減少率には関連がみられなかった. 経済的な負担も大きくないため, リンの摂取量をコントロールする上で有用であると考えられた.
著者
水津 利仁 水野 正之 阿部 雅志 松本 尚
出版者
一般社団法人 日本臨床救急医学会
雑誌
日本臨床救急医学会雑誌 (ISSN:13450581)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.52-57, 2020-02-29 (Released:2020-02-29)
参考文献数
8

諸外国(アフリカやインドなど)では遭遇する機会もまれではないが,わが国ではきわめてまれなライオンによる外傷を経験したので報告する。わが国では大型の野生動物による外傷といえばクマによる外傷の報告が多く,頭頸部と顔面から胸部までの上半身に与える損傷が大多数である。本症例はクマによる報告同様,頭部と頸部に受けた損傷が大きく,それ以外の部位では擦過傷程度であった。また,クマによる外傷は殴打による爪外傷の報告が多いのに対し,ライオンは牙による咬傷が多く,受傷形態はイヌ・ネコによる咬傷に近い。クマとライオン,イヌ・ネコとライオンそれぞれの外傷の類似点を踏まえ,今後同じような症例に遭遇した場合,造影CT検査を行ううえでの撮影法とその考え方について考察した。
著者
川上 晋一郎 赤木 成子 松本 憲明 木村 守 水河 幸夫 東川 俊彦 増田 游 小倉 義郎
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.169-175, 1987-03-20

はじめに 昭和34年岡山市で難聴児調査が行われ中等度難聴児が全児童の約0.1%に認められた1)。彼らは普通児とろう児の中間的存在であったため教育的配慮がなされず放置されていた。昭和35年4月高原ら2)により中等度難聴児に聴能訓練,言語指導と学習指導を目的として岡山市内山下小学校にわが国で最初の難聴学級が開設された(図1)。その成果が発表されると難聴学級の必要性が痛感され日本全国でつぎつぎと開設された。そして現在小学校311校,中学校92校の難聴学級が開設されている。内山下小学校難聴学級開設以来25年が経過し,いろいろな点で変化が起きてきた。その歴史を振り返り今までの成果と難聴学級が現在抱えている問題点について検討した。
著者
三好 保 藤井 正信 今木 雅英 吉村 武 山田 勇樹 中村 武夫 山崎 亮二 松本 和興
出版者
The Japanese Society for Hygiene
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.1013-1018, 1988-12-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
15

Four young male adults were fed a semisynthetic diet including rice and chicken as protein for seven days (Basal diet period), and in the following seven days 30g of corn oil and then for seven days 30g of lard were added at the expense of part of the corn starch and sugar in the basal diet (Test diets period). Urine and feces were collected completely throughout the periods and the contents of fat and energy in these excreta were determined. The results obtained were follows:1) Digestibility of fat was 98.8% (corn oil) and 100.0% (lard).2) The ratio of the total available energy to intake energy (Net Energy Avaiability) was 98.8% (corn oil) and 98.0% (lard).
著者
小林 義典 松本 敏彦 石上 恵一 平井 敏博
出版者
社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.1-23, 1996-02-01 (Released:2010-08-10)
参考文献数
139
被引用文献数
12 9

In order to verify the relation between the body function and occlusion, the gravity function, electronystagmography, and auditory brainstem response of TMD patients, edentulous patients and healthy subjects with 500 μm thick experimental occlusal interference were analyzed, and it was confirmed that occlusal problems impede the auditory system, body's posture adjusting system and vestibule system. Further, when the relation between the occlusal contact and the bodily motor function were compared between healthy subjects and patients whose occlusion had been treated, it was confirmed that there was close relation between the two.Furthermore, from the analysis of human body phenomena of healthy subjects with 100 μm thick experimental occlusal interference, it was confirmed that occlusal problems induced bruxism or continuously aggravated the problem and eventually entailed TMD, as well as changed the function of the autonomic nervous system and provoked emotional stress and sleep disorders.From these results, it was verified that occlusal problems affected the function of the middle ear transmission system, equilibrium sense, auditory brainstem response, function of autonomic nervous system, emotion and sleep and that the occlusal function was closely related to the bodily motor function.
著者
源城 かほり 松本 博 緒方 伸昭 中野 卓立
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.83, no.743, pp.1-10, 2018 (Released:2018-01-30)
参考文献数
30
被引用文献数
4 11

According to a survey by the Ministry of Health, Labor and Welfare, the number of mood disorders tends to increase year by year in Japan. Under such a background, from December 2015, it is obliged for employers to perform stress checks of workers once a year. In such a stress society, improvement of office environment is an urgent issue. As is well known, some foliage plants have effects of humidity control and VOC removal from indoor air, improvement of productivity and reducing workers' mental stress as well. In the past, a number of previous studies on indoor plants focusing on these effects have been seen, and most of them were implemented in simulated office spaces in the past. However, recently Iwasaki et al. and Matsumoto et al. have installed some plants in actual office spaces and the psychological effects of plants on office workers are beginning to be considered. The objective of this study is to examine the effect of indoor plants on physiological/psychological responses and productivity, and to demonstrate the mental healthcare for office workers. In order to clarify the effect of indoor plants, we conducted a demonstration experiment in an office. This experiment aims to clarify the effects of indoor plants arranged in workplaces on workers' mental health, such as physiological responses, psychological responses and productivity. The experiment was performed in two rooms (Office A, Office B) in an office on the eighth floor of a building located in Kyoto, Japan. Office A was a call center and Office B was a general office. Subjects were office workers working in one of the above two rooms. Twenty-two healthy people in Office A and 19 healthy people in Office B participated in the experiment. Participants were required to measure physiological responses and answer a Web questionnaire after work once or twice a week. Each office worker worked as usual during the experiment period. The experiment was performed from the end of March 2016 to the beginning of September 2016. In the experiment, nine cycles (one cycle is two weeks) were conducted while changing the type of plants. Plants were arranged in the same amount as possible with a green cover ratio of 10 %. A preliminary experiment without plants was conducted as a reference case. Survey items are divided into four items: indoor environment (temperature, humidity, CO2 concentration, illuminance, sound level), physiological responses (salivary amylase activity, critical flicker fusion frequency (CFF)), psychological responses (a questionnaire survey through the Web based on SAP and a questionnaire survey “Jikaku-sho shirabe” by which evaluated work-related fatigue feelings and fatigue symptom intensity), and productivity (simple task, calls per hour (CPH)). Indoor environment indices of this study ranged wider than those of the laboratory experiment. The result of evaluating the thermal comfort of each office using PMV showed that Office A was slightly warm, while Office B was neutral. The relaxation effects of plants on visual fatigue were found to be significant in CFF for female when arranging the plants with some petals. Mean score of fatigue symptom intensity showed that foliage plants have a significant effect to reduce the feelings of drowsiness. Effect of the improvement of the productivity using plants installation could not be confirmed in terms of simple task and CPH. Our results suggested that plants installation in office space has some mental healthcare effects, although this study had some limitations because of the demonstration experiment. Some experimental problems related with plants preparation restriction, plants order, a variation of some indoor environment indices, LED lamp lightings are to be solved in the future.
著者
趙 善英 松本 芳之 木村 裕
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.80, no.4, pp.313-320, 2009 (Released:2012-03-20)
参考文献数
33
被引用文献数
5 2

This study examined the moderating effect of self-esteem on the relationship between public self-consciousness and social anxiety, and on the relationship between public self-consciousness and exhibitionism in Japan and South Korea. The participants were 213 university students in Japan and 234 university students in Korea. The results of hierarchical multiple regression analyses showed that self-esteem was a moderator of the relationship between public self-consciousness and social anxiety and of the relationship between public self-consciousness and exhibitionism in Korea, but not in Japan. In Korea, public self-consciousness was related to social anxiety for people with low self-esteem, while for people with high self-esteem, public self-consciousness was related to exhibitionism.
著者
岡田 隆 池田 未里 小菅 亨 松本 揚 石井 孝法 野田 哲由
出版者
了德寺大学
雑誌
了德寺大学研究紀要 = The Bulletin of Ryotokuji University (ISSN:18819796)
巻号頁・発行日
no.9, pp.33-41, 2015

背景ボディビル競技では体脂肪を最大限減少させ(除脂肪),除脂肪体重の多くを占める骨格筋が最も多い状態を作る(筋肥大)事が重要である.しかしその方法については不明な点が多い.目的ボディビルダーにおける試合までの長期調整(減量)期間における体重,身体組成の経時的変化を明らかにし,除脂肪,筋肥大の最適な方法を確立する事を目的とした.方法男子大学生ボディビルダー5名を対象とした.6ヶ月間1回/月,体重を測定し,インピーダンス法で体脂肪率,除脂肪体重,体脂肪量,体水分量を推定した.結果除脂肪体重以外の全ての項目は有意に減少した.体脂肪量の減少率は36.3±7.6%(-4.2±1.3kg)であり,除脂肪体重の2.7±1.2%(-1.8±1.0kg)と比較して有意に高かった.結論骨格筋を肥大させる目的を持ったボディビルダーの調整方法であれば除脂肪体重の減少を抑える事ができ,また体脂肪量の減少率が大きいため身体組成を著しく改善する事がわかった.レジスタンストレーニングには体重減少中の除脂肪体重損失を抑制する可能性ある事が示唆された.