著者
松本 幸男
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.92-96, 1982-06-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3
著者
高岡 素子 宮崎 博隆 別所 京子 松本 剛 佐々木 愛
出版者
日本食生活学会
雑誌
日本食生活学会誌 (ISSN:13469770)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.44-49, 2008-06-30 (Released:2008-09-02)
参考文献数
18

We conducted a survey for students about lifestyle habitats such as eating habits and monitored skin conditions to study the effects of the eating habit on skin conditions. This eating habit survey showed that n-6/n-3 ratio is on the increase due to the excessive consumption of fat and the insufficient intake of fish. Furthermore, there was a trend that there was a lack of many nutrients. For the relationship between nutrient uptake and skin conditions, there was a significant positive correlation between the take of n-6/n-3 and transepidermal water loss (TEWL), and the consumption of alachidonic acid and icosatrienoic acid and the extent of the incidence of acne. These results suggested that nutrient component taken from eating affects skin conditions. In addition, it is indicated that n-3 or n-6 fatty acid is strongly related to the barrier function of the horny cell layer and the incidence of acne.
著者
越田 詠美子 岡田 知佳 岡田 恵美子 松本 麻衣 瀧本 秀美
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.14-26, 2021-02-01 (Released:2021-04-05)
参考文献数
67

【目的】本研究は,今後の日本での食事摂取基準の策定における参考資料となるよう,日本と諸外国の策定状況とその活用目的を比較検討することを目的とした。【方法】食事摂取基準に関する情報は,各国の策定機関のホームページ等から収集した。調査対象国は日本,アメリカ/カナダ,イギリス,オーストラリア/ニュージーランド,European Unionとし,調査項目は,策定機関,改定の周期と対象,摂取量の指標,基準値が策定されている栄養素,活用目的とした。【結果】食事摂取基準は,各国の政府や公的機関等が主導して策定をしていた。改定の周期は,日本は全栄養素を対象に5年ごと,日本以外の国は栄養素ごとに,必要に応じて不定期に行っていた。摂取量の指標は,日本とおおよそ同様の指標が諸外国でも用いられており,さらに,イギリスでは推定平均必要量から2標準偏差を差し引いた値である下限栄養素摂取基準値も定められていた。基準値が策定されている栄養素数は,アメリカ/カナダが最多であった。活用目的は各国共通で,栄養・食事管理,栄養指導,食事ガイドライン/フードガイドの策定,栄養表示に用いられていた。その他,日本以外のすべての国で軍隊に対する活用がされていた。【結論】本研究により日本と諸外国における食事摂取基準の相違点が明らかとなり,今後の日本での策定において参考になるとともに,日本の課題も浮き彫りとなった。
著者
望月 秀樹 青木 正志 池中 建介 井上 治久 岩坪 威 宇川 義一 岡澤 均 小野 賢二郎 小野寺 理 北川 一夫 齊藤 祐子 下畑 享良 髙橋 良輔 戸田 達史 中原 仁 松本 理器 水澤 英洋 三井 純 村山 繁雄 勝野 雅央 日本神経学会将来構想委員会 青木 吉嗣 石浦 浩之 和泉 唯信 小池 春樹 島田 斉 髙橋 祐二 徳田 隆彦 中嶋 秀人 波田野 琢 三澤 園子 渡辺 宏久
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
pp.cn-001696, (Released:2022-05-28)

日本神経学会では,脳神経内科領域の研究・教育・診療,特に研究の方向性や学会としてのあるべき姿について審議し,水澤代表理事が中心となり国などに対して提言を行うために作成委員*が選ばれ,2013年に「脳神経疾患克服に向けた研究推進の提言」が作成された.2014年に将来構想委員会が設立され,これらの事業が継続.今回将来構想委員会で,2020年から2021年の最新の提言が作成された.この各論IIでは,疾患ごとに脳神経内科領域を分類し,各分野の専門家がわかりやすく解説するとともに,最近のトピックスについて冒頭に取り上げた.*提言作成メンバー水澤 英洋,阿部 康二,宇川 義一,梶 龍兒,亀井 聡,神田 隆,吉良 潤一,楠 進,鈴木 則宏,祖父江 元,髙橋 良輔,辻 省次,中島 健二,西澤 正豊,服部 信孝,福山 秀直,峰松 一夫,村山 繁雄,望月 秀樹,山田 正仁(当時所属:国立精神・神経医療研究センター 理事長,岡山大学大学院脳神経内科学講座 教授,福島県立医科大学医学部神経再生医療学講座 教授,徳島大学大学院臨床神経科学分野 教授,日本大学医学部内科学系神経内科学分野 教授,山口大学大学院神経内科学講座 教授,九州大学大学院脳神経病研究施設神経内科 教授,近畿大学医学部神経内科 教授,湘南慶育病院 病院長,名古屋大学大学院 特任教授,京都大学大学院臨床神経学 教授,国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科 教授,東京大学医学部附属病院分子神経学特任教授,国立病院機構松江医療センター 病院長,新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学分野,新潟大学脳研究所フェロー,同統合脳機能研究センター産学連携コーディネーター(特任教員),順天堂大学医学部神経学講座 教授,京都大学大学院高次脳機能総合研究センター 教授,国立循環器病研究センター病院長,東京都健康長寿医療センター研究所 高齢者ブレインバンク,大阪大学大学院神経内科学 教授,金沢大学大学院脳老化・神経病態学 教授)
著者
飯田 宏樹 松本 茂美
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.033-040, 2013 (Released:2013-03-12)
参考文献数
16

多くの神経障害性疼痛のガイドラインにおいて,デュロキセチン(DLX)は第1あるいは第2選択薬に分類され,重要な位置を占め,本邦でも唯一疼痛疾患に保険適応が認められている抗うつ薬である.米国では,神経障害性疼痛に加えて,慢性腰痛等の運動器疼痛にも適応が認められている.DLXは副作用が少なく,忍容性が高い薬剤である.鎮静作用が強くなく,体重増加作用が明らかでないことから,他の鎮痛薬(プレガバリン,オピオイド等)との併用薬としても使いやすい特徴を有する.鎮痛作用の中心は直接的な鎮痛効果であり,抗うつ作用を介しての間接的な作用は弱い.併せて当科での使用状況を適応疾患・副作用を含めて概説したい.
著者
黒野 保三 平松 由江 松本 美富士 渡 仲三
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.12-17, 1983-09-01 (Released:2011-05-30)
参考文献数
19

健康人9名における鍼治療の免疫反応への影響のうち, in vitro における各種リンパ球機能の変化について検討を行なった。脈診法により2穴を選穴し通電刺激を行ない, その前後におけるリンパ球機能について末梢血リンパ球を用いて検討した。対照は大腿四頭筋中央部より2穴を選穴し同様の結果とした。鍼刺激直後が最大で240分後も上昇・増強を認めた。T-リンパ球の非特異的刺激物質である, PHA, ConAおよびB-リンパ球刺激物質としてのPWMとNK細胞活性に有意な上昇を認めた。対照については変化が認められなかった。経穴への鍼刺激によってヒトのリンパ球機能に変動が認められた。従って鍼治療が各種疾患に有効であることは免疫反応系に関与していることを示唆する。
著者
小柳津 勤 下田 満哉 松本 清 後藤 正
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.327-334, 2002-05-15 (Released:2010-01-20)
参考文献数
26
被引用文献数
4 5

茶芽の熟度が緑茶の香気成分の変化に及ぼす影響を明らかにし検討を加えた.茶葉は'やぶきた'品種園から一番茶期および二番茶期において生育初期の極若い茶芽から生育の進んだ極硬い茶芽まで数日置きに17回摘採し,速やかに荒茶製造した.官能検査スコアと中性デタージェント繊維含有率との間には-0.859の高い負の相関があり,茶芽熟度は若芽香(みる芽香)およびこわ葉臭に大きく影響することが認められた.GC分析およびGC-MS分析により128成分が検出され,75成分が同定された.主成分分析の結果,摘採時期による香気成分の特徴的な変動を明らかにすることができた.(E,E)-2, 4-heptadienal, (E,Z)-2, 4-heptadienal, (Z)-2-penten-1-ol, hexanal, (Z)-2-heptenalは,一,二番茶とも摘採初期には含有率が低く,茶芽熟度の進行に伴って含有率が高くなったことから,こわ葉臭への寄与が示唆された.linalool oxide (cis-pyranoid), coumarin, 7, 8-dihydro-β-ionone, (E)-2-hydroxycinnamic acid, heptanoic acidは,一,二番茶とも摘採前期に高い含有率を示し,茶芽熟度の進行に伴って含有率が低下したことから,若芽香や新鮮香など新茶の香りに寄与している可能性が示唆された.linalool, geraniol, linalool oxide (furanoid)は,一番茶で茶芽熟度が進むに従い含有率が高くなり,摘採後期には高い含有率を示したが,二番茶ではその傾向が小さく含有率も低かったことから,こわ葉臭や木茎臭への寄与は小さいと考えられた.(Z)-3-hexen-1-ol, methyl 3-phenyl-2-propenoate, methyl jasmonate, indoleは,摘採時期の影響を受けなかったことから,緑茶本来の香りに寄与する成分と考えられた.
著者
相川 慎也 芦原 貴司 天野 晃 有末 伊織 安藤 譲二 伊井 仁志 出江 紳一 伊東 保志 稲田 慎 井上 雅仁 今井 健 岩下 篤司 上村 和紀 内野 詠一郎 宇野 友貴 江村 拓人 大内田 研宙 大城 理 太田 淳 太田 岳 大谷 智仁 大家 渓 岡 崇史 岡崎 哲三 岡本 和也 岡山 慶太 小倉 正恒 小山 大介 海住 太郎 片山 統裕 勝田 稔三 加藤 雄樹 加納 慎一郎 鎌倉 令 亀田 成司 河添 悦昌 河野 喬仁 紀ノ定 保臣 木村 映善 木村 真之 粂 直人 藏富 壮留 黒田 知宏 小島 諒介 小西 有人 此内 緑 小林 哲生 坂田 泰史 朔 啓太 篠原 一彦 白記 達也 代田 悠一郎 杉山 治 鈴木 隆文 鈴木 英夫 外海 洋平 高橋 宏和 田代 洋行 田村 寛 寺澤 靖雄 飛松 省三 戸伏 倫之 中沢 一雄 中村 大輔 西川 拓也 西本 伸志 野村 泰伸 羽山 陽介 原口 亮 日比野 浩 平木 秀輔 平野 諒司 深山 理 稲岡 秀検 堀江 亮太 松村 泰志 松本 繁巳 溝手 勇 向井 正和 牟田口 淳 門司 恵介 百瀬 桂子 八木 哲也 柳原 一照 山口 陽平 山田 直生 山本 希美子 湯本 真人 横田 慎一郎 吉原 博幸 江藤 正俊 大城 理 岡山 慶太 川田 徹 紀ノ岡 正博 黒田 知宏 坂田 泰史 杉町 勝 中沢 一雄 中島 一樹 成瀬 恵治 橋爪 誠 原口 亮 平田 雅之 福岡 豊 不二門 尚 村田 正治 守本 祐司 横澤 宏一 吉田 正樹 和田 成生
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.Dictionary.1, pp.1-603, 2022 (Released:2022-03-31)
著者
片岡 正次郎 佐藤 智美 松本 俊輔 日下部 毅明
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集A (ISSN:18806023)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.740-757, 2006 (Released:2006-10-20)
参考文献数
62
被引用文献数
2 19

大規模地震を含むマグニチュード5以上の地震の強震記録約11,000波を用いて,地震動の最大加速度,最大速度,SI値,計測震度及び加速度応答スペクトルの距離減衰式を作成した.この距離減衰式は,モーメントマグニチュードと震源距離のほか,スペクトルインバージョンにより推定された加速度震源スペクトルの短周期レベルをパラメータとした回帰式である.短周期レベルをパラメータとした場合には,そうでない場合と比較して,顕著にばらつきの小さい距離減衰式が得られた.また,短周期レベルと地震モーメントとの関係を整理し,その地域性を考察するとともに,地震のタイプごとの関係式を提案した.
著者
松本 克己
出版者
The Linguistic Society of Japan
雑誌
言語研究 (ISSN:00243914)
巻号頁・発行日
vol.1984, no.86, pp.5-32, 1984-12-01 (Released:2010-12-22)
参考文献数
93

This is a revised version of the lecture delivered at the 88th General Meeting of the Linguistic Society of Japan. The paper deals with theproblem of linguistic reconstruction from the standpoint of linguistictypology and language universals, taking up two examples in the fieldof phonology, namely, the stop system of Proto-Indo-European and thevowel system of Old Japanese.As to the PIE stop system, the distributional and hierarchical relationsamong the phonemes in question cannot be adequately accounted for by their traditional interpretation as voiceless (Tenues), voiced (Mediae) and voiced aspirate (Mediae Aspiratae) respectively. Thus the writerconcludes, in agreement with the recent “Glottalic Theory”, that the traditional Mediae must be re-interpreted as glottalized or ejective stopsand the traditional Mediae Aspiratae as usual voiced stops.As to the Old Japanese vowel system, the writer examines the reconstructionsand interpretations recently proposed by various scholars concernningthe so-called Mannyoo-Gana system and concludes that theproblem of i1/i2f and e1/e2 cannot be fully solved without consideringthe phenomenon as a entire diachronic process, which seems to have begunwith the vocalic distinction accompanied by the non-distinctive consonantaldifference (i. e. palatalized/nonpalatalized) of the syllablesin question and to have ended in their complete merger, while the graphemicdistinction of o1/o2 is not to be interpreted as phonemic oppositionconnected with vowel harmony, such as /o/ and /ö/, but rather asallophonic variation reflected on the foreign writing system. The vowelsystem of Pre-or Proto-Japanese is to be reconstructed, in the writer'sopinion, as the four vowel system with /a/ in medial position whichshifted later to /o/ as a result of the appearance of the new vowel /e/from *a-i and *i-a. And the vowel system of the 8th C., which seemsto have been in quite a transitional and fluid state, can be reconstructedas the five or six (if Ci2 is interpreted as /Ci/) vowel system.
著者
大野 恭秀 前橋 兼三 松本 和彦
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.34, no.8, pp.426-431, 2013-08-10 (Released:2013-08-17)
参考文献数
9
被引用文献数
1

Chemical and biological sensors based on graphene field-effect transistors (FETs) were described. The transfer characteristics of the graphene FET were changed by the solution pH and the protein adsorption. Especially, the detection limit of the solution pH was 0.03, indicating the high sensitivity. In order to achieve the specific biomolecule sensing, aptamers were used as a receptor material. The aptamer was the single-stranded DNA binding to the specific molecules. The aptamer-modified graphene FET can detect only the target molecule while the graphene FET with the bare graphene channel detects all proteins with charges. These sensing results show that the graphene FET has high potential for the high sensitive biological sensors.
著者
松本亮著
出版者
文遊社 (発売)
巻号頁・発行日
1982
著者
松本亮編訳
出版者
八幡山書房
巻号頁・発行日
2009
著者
松本 智美 照井 文 旗持 芙美 野崎 浩二 林 建男
出版者
公益社団法人 日本人間ドック学会
雑誌
人間ドック (Ningen Dock) (ISSN:18801021)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.66-73, 2020 (Released:2020-10-07)
参考文献数
6

目的:当施設では要精密検査や要治療判定者に対し,勧奨案内(以下勧奨)を2回送付している.さらなる勧奨返信率を期待すべく,今回未受診者・勧奨未返信者から得られたアンケート結果より今後の課題を明らかにした.方法:2019年1月の人間ドック利用者で前年度勧奨未返信者288名に,検査開始前に問診,検査終了後に未受診理由と未返信理由について質問紙法によるアンケート(複数回答可)を実施した.回答をもとに,行動変容ステージモデルに合わせて分析を行った.結果:勧奨未返信者のうち,105名は実際受診していた.未受診理由は「忘れていた・時間がない・毎年言われる・受診先に何を説明すればよいか分からない」などの回答があった.受診したが勧奨未返信の理由は「返信することに気が付かなかった・面倒さを感じた・忘れていた・次回健診時に伝えればよい」などの回答があった.結論:行動変容ステージモデルをもとに,各段階における未受診・勧奨未返信理由を分析し,アンケートの回答を無関心期・関心期・意図(準備)期に分けた.未受診者には,各段階に合わせた内容で受診につなぐための後押し(ナッジ)を行うことが大切であることが分かった.また勧奨未返信者は無関心期が多かったことから,勧奨することの意義を理解してもらい,広く伝えることで実施把握率の向上につながると考える.今後ITなどを取り入れ,より簡単に返信できる工夫を行い,実施把握率向上に努めたい.