著者
森下 雄太 宮地 利明 上田 丞政 清水 満 濱口 隆史 藤原 康博 林 弘之
出版者
日本放射線技術学会 = Japanese Society of Radiological Technology
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 = RADIOLOGICAL TECHNOLOGY (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.587-590, 2008-05-20
参考文献数
13
被引用文献数
2

The purpose of our study was to assess the mechanical effect on tattoo seals and eye makeup caused by a spatial magnetic gradient in the magnetic resonance imaging (MRI) system. Seven kinds of tattoo seals and three kinds of eye makeup, i.e., mascara, eye shadow, and eyeliner were used. On a 3.0-Tesla MRI, we determined these deflection angles according to a method established by the American Society for Testing and Materials (ASTM) at the position that produced the greatest magnetically induced deflection. Eighty-five percent of the tattoo seals showed deflection angles greater than 45 degrees of the ASTM guidelines, and the mascara and eye shadow showed over 40 degrees. This was because these contained ferromagnetic pigments such as an iron oxide, but those translational forces were very small owing to slight mass. However, it is desirable that these should be removed before MRI examination to prevent secondary problems.
著者
山本 鉄雄 小林 文隆
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.696-703, 1995-08-01
被引用文献数
16

マウスプロテクターはボクシング,アメリカンフットボール,アイスホッケーなど様々なスポーツの選手に装着されている.その目的とするところは,選手どうしの衝突などによって引き起こされる偶発症の予防あるいは軽減にあるが,もう1つ,筋力の向上を目指すことがある.しかし,この点に関する見解は,マウスプロテクターが有効であるとするものと,そうでないとするものがあり一定しない.本研究ではこの点を明らかにするため,安定した筋力を発揮できる被験者を選別し,マウスプロテクター装着前後の筋力を測定した.その結果,上肢より下肢の筋肉で効果がでやすいなど興味深い知見が得られている.
著者
嶌田 敏行 小湊 卓夫 浅野 茂 大野 賢一 佐藤 仁 関 隆宏 土橋 慶章 淺野 昭人 小林 裕美 末次 剛健志 難波 輝吉 藤井 都百 藤原 宏司 藤原 将人 本田 寛輔
出版者
茨城大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

大学の諸課題の数量的・客観的把握を促すIRマインドの形成を目指した評価・IR人材の能力定義、教材の開発、教育プログラムの開発および体系化を行った。そのために単に研究・開発を行うだけでなく、様々な研修会や勉強会を開催し、全国の評価・IR担当者の知見を採り入れた。そのような成果を活かして、評価・IR業務のデータの収集、分析、活用に関するガイドラインも作成し、評価現場やIR現場で活用いただいている。加えて、合計14冊(合計940ページ)の報告書を作成した。この報告書は自習用教材としての活用も意識した構成とし、すべてwebページを作成し公表している。
著者
山口 惠三 大野 章 石井 良和 舘田 一博 岩田 守弘 神田 誠 辻尾 芳子 木元 宏弥 方山 揚誠 西村 正治 秋沢 宏次 保嶋 実 葛西 猛 木村 正彦 松田 啓子 林 右 三木 誠 中野渡 進 富永 眞琴 賀来 満夫 金光 敬二 國島 広之 中川 卓夫 櫻井 雅紀 塩谷 譲司 豊嶋 俊光 岡田 淳 杉田 暁大 伊藤 辰美 米山 彰子 諏訪部 章 山端 久美子 熊坂 一成 貝森 光大 中村 敏彦 川村 千鶴子 小池 和彦 木南 英紀 山田 俊幸 小栗 豊子 伊東 紘一 渡邊 清明 小林 芳夫 大竹 皓子 内田 幹 戸塚 恭一 村上 正巳 四方田 幸恵 高橋 綾子 岡本 英行 犬塚 和久 山崎 堅一郎 権田 秀雄 山下 峻徳 山口 育男 岡田 基 五十里 博美 黒澤 直美 藤本 佳則 石郷 潮美 浅野 裕子 森 三樹雄 叶 一乃 永野 栄子 影山 二三男 釋 悦子 菅野 治重 相原 雅典 源馬 均 上村 桂一 前崎 繁文 橋北 義一 堀井 俊伸 宮島 栄治 吉村 平 平岡 稔 住友 みどり 和田 英夫 山根 伸夫 馬場 尚志 家入 蒼生夫 一山 智 藤田 信一 岡 三喜男 二木 芳人 岡部 英俊 立脇 憲一 茂龍 邦彦 草野 展周 三原 栄一郎 能勢 資子 吉田 治義 山下 政宣 桑原 正雄 藤上 良寛 伏脇 猛司 日野田 裕治 田中 伸明 清水 章 田窪 孝行 日下部 正 岡崎 俊朗 高橋 伯夫 平城 均 益田 順一 浅井 浩次 河原 邦光 田港 朝彦 根ケ山 清 佐野 麗子 杉浦 哲朗 松尾 収二 小松 方 村瀬 光春 湯月 洋介 池田 紀男 山根 誠久 仲宗根 勇 相馬 正幸 山本 剛 相澤 久道 本田 順一 木下 承晧 河野 誠司 岡山 昭彦 影岡 武士 本郷 俊治 青木 洋介 宮之原 弘晃 濱崎 直孝 平松 和史 小野 順子 平潟 洋一 河野 茂 岡田 薫
出版者
日本抗生物質学術協議会
雑誌
The Japanese journal of antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.59, no.6, pp.428-451, 2006-12-25
参考文献数
17
被引用文献数
37
著者
林 紀代美
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
E-journal GEO (ISSN:18808107)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.96-118, 2013 (Released:2013-09-13)
参考文献数
50
被引用文献数
1 2

本研究は,沖縄県を対象として,当該地域の漁業活動で対象とされていない魚種の流通・消費を取り上げて,地域の食卓への普及過程とその背景,販売・消費活動の展開や地域的特徴を明らかにすることを目的とする.遠洋漁業用餌のサンマの一部が1950年代末から食用に転用され,1960年代には琉球の業者が食用商材を本土から集荷を開始していた.日本への復帰を契機に,本土の業者も流通に参入し,本格的にサンマ商材が扱われるようになった.今日では生・生鮮品の販売も普及している.沖縄の食習慣や社会・経済的条件の影響を受けて,本土とは異なるサンマの販売形態や調理・消費動向が確認された.
著者
田島 公 尾上 陽介 遠藤 基郎 末柄 豊 吉川 真司 金田 章裕 馬場 基 本郷 真紹 山本 聡美 伴瀬 明美 藤原 重雄 稲田 奈津子 黒須 友里江 林 晃弘 月本 雅幸 三角 洋一 川尻 秋生 小倉 慈司 渡辺 晃宏 桃崎 有一郎 北 啓太 吉岡 眞之 山口 英男 金子 拓 遠藤 珠紀 原 秀三郎 神尾 愛子 名和 修 名和 知彦 内海 春代 飯田 武彦
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2012-05-31

東京大学史料編纂所閲覧室で東山御文庫本、陽明文庫本、書陵部蔵九条家本・伏見宮家本など禁裏・公家文庫収蔵史料のデジタル画像約100万件を公開した。高松宮家伝来禁裏本・書陵部所蔵御所本の伝来過程を解明し、分蔵された柳原家本の復原研究を行い、禁裏・公家文庫収蔵未紹介史料や善本を『禁裏・公家文庫研究』や科学研究費報告書等に約30点翻刻・紹介した。更に、日本目録学の総体を展望する「文庫論」を『岩波講座日本歴史』22に発表し、『近衞家名宝からたどる宮廷文化』を刊行した。
著者
葛西 恭一 石田 恵梨 小林 由佳 曽我 幸一 金光 大石 坂本 京子 竹中 信也 柳田 國雄 伊谷 賢次
出版者
Japan Gastroenterological Endoscopy Society
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.257-261, 2013-02-20

症例1は75歳男性.心房細動にてダビガトラン220mg/日服用開始したところ,5日後より食道閉塞感,ゲップを自覚.上部消化管内視鏡検査にて中部食道に白色の膜様付着物を伴った潰瘍性病変を認めた.ダビガトランを継続しながらプロトンポンプ阻害剤(以下PPI)を服用したところ潰瘍は治癒した.症例2は68歳,女性.発作性心房細動に対しダビガトラン300mg/日服用開始77日後より胸焼けを自覚.上部消化管内視鏡検査にて中部食道に白色の膜様付着物を伴った潰瘍性病変を認めた.ダビガトランを中止しPPI投与したところ潰瘍は治癒した.ダビガトランは循環器領域で使用頻度が高まると予想される薬剤であり,薬剤性食道潰瘍の原因となり得ることを念頭に置く必要がある.
著者
新妻 宏文 石井 元康 小島 敏明 菊池 公美子 鈴木 千晶 小林 智夫 五十嵐 勇彦 真野 浩 上野 義之 小林 光樹 豊田 隆謙
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.96, no.4, pp.423-426, 1999-04-05 (Released:2008-02-26)
参考文献数
8
被引用文献数
2 2

慢性B型肝炎患者を配偶者にもつ女性が,初診時すでに妊娠していたためにワクチンを施行せず妊娠を継続したところ,妊娠中にHBVに感染した.本例はHBV感染前からウイルス学的に経過を観察され,急性B型肝炎の発症前後の臨床データの経過が明らかになった.さらに,妊婦に対するワクチン使用の問題や周産期の急性肝炎の取り扱いの問題をかかえており,Gianotti-Crosti症候群を合併した点など示唆に富む症例であった.
著者
新山 新 加治 建 田原 博幸 下野 隆一 林田 良啓 高松 英夫
出版者
特定非営利活動法人日本小児血液・がん学会
雑誌
小児がん : 小児悪性腫瘍研究会記録 (ISSN:03894525)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.1-5, 2008-02-29

過去21年間に5例の甲状腺癌を経験した.発症時年齢は10歳8か月から14歳3か月(平均12歳1か月),男児1例,女児4例であった.病悩期間は2か月から3年1か月(平均6.7か月),4例がT2,1例がT3,病理組織学的には全例乳頭癌であった.術後観察期間は6年11か月から9年3か月(平均8年0か月)で,2例が有病生存(肺転移),3例が無病生存中である.小児甲状腺癌の予後は良好だが,肺転移の治療が重要であると思われる.
著者
隠岐 さや香 野澤 聡 小林 学 但馬 亨
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究では、力学、光学、流体力学、および他の数理的な工学理論の分野など「混合数学」として分類されていた諸分野の知識産出に関して、道具や実験機器など(物質・技術文化)が果たした役割を検証した。「混合数学」の歴史は科学史上における二つの重要な時期に関わる。第一は17世紀末におけるニュートン科学のインパクトと18世紀後半の欧州における代数解析の発展である。この時期は、数学の適用が自然哲学の領域に広がったのだが、理論知を産み出すために適切な方法や「実験」の位置付けについての論争があったことが本研究でわかった。第二の時期については数学は工学諸分野に本格的に応用されたのだがその試行錯誤の様子を分析した。
著者
佐々木 綾香 小林 佑慈 井庭 崇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.17, pp.89-92, 2008-03-05
被引用文献数
1

本論文では,研究活動を支援するための「リサーチ・パターン」を提案する.リサーチ・パターンとは,研究活動において繰り返し起こる問題とその解決策を「パターン・ランゲージ」の手法を用いて記述したものである.これにより,学生の研究活動の直接的な支援となること,および教員や学生,および研究者のコミュニケーションを促進するツールとなることを目指す.In this paper, we propose a pattern language for academic research. Each pattern consists of a frequent problem and its solution in a research activity. In this paper, we show the overview and two examples from 43 research patterns. Our aim is to support students to manage themselves and be productive in research, and also provide a tool for researchers to communicate about their research activities.
著者
芸林 民夫
出版者
札幌大学
雑誌
札幌大学女子短期大学部紀要 (ISSN:02888211)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1-13, 1994-09-28

日本では「遊び」にはスポーツ,観光,飲み食い等の道楽,また何も活動しないことなどの意味があるが,また「遊ばせ言葉」に見られるように,日本人にとって「遊ぶ」精神は特別なものでもある。人生に対し一歩離れて眺め,私心の無いゲームをやっているような涼しい態度をとる事で一番洗練された人になる。幾らか仏数的な発想だろうが,この様に自分の道を如何に冷静に辿るかは理想に近づく事になる。その「道」自体は「遊び」でも,「人生」でも,「哲学」でもある。華道,弓道,書道,柔道などなどは欧米の「遊び」にも入るが,欧米では,「趣味」であって,特に凝る人以外は哲学があるような物とは考えない。日本人にとっては「遊」であるから,その道を覚えるには練習することこそ大事である。練習も本番も同じく「道」であるが,西洋人は日本人の練習量に呆れるばかりである。「道」と言えば「武士道」が典型的なもので,武士がその道を忠実に歩くことは,日本人の心の理想を表現することだと言える。新渡戸稲造が「BUSHIDO」で取り上げた武士の切腹する場面においては,その人生観,死に面しての冷静さと「儀式」の正しい形式のこだわり方など,武土が自分の遊を「舞台」と考えていることに,人生の「ゲーム」という印象を強く受ける。それこそ、切腹遊ばされたと言うのが適当であろう。又,「儀式」は欧米人にとって面倒で,自由を奪うものとみえるが,日本人にとっては社会的な役割を果たす。日常生活に節目を付け,また経済的な意味はまったく無いが自分の社会の中の身分や地位を「儀式」によって確かめることで安心する。その反面で,日本人は日本社会の目に非常に敏感であって,国際的な場,例えばスポーツ競技などではプレッシャーがきつくて,失敗することが多いし,「見栄」を張って,それに振り回されている日本人は少なくない。
著者
山石 忠弘 林 敏浩 垂水 浩幸
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2010-CE-107, no.12, pp.1-5, 2010-11-13

プログラミング教育において,座学でプログラムの知識を身に付けた学習者が,ソースプログラムを正しく読み取れないことがある.原因として,プログラムが動く仕組み理解できていないので,プログラム処理がわからないと考える.本研究では,プログラム処理がわからない学習者に対して,踊りによるプログラム処理の可視化を行うことで,プログラム処理の理解支援を行う.
著者
柴原 尚希 加藤 博和 林 良嗣
出版者
日本LCA学会
雑誌
日本LCA学会誌 (ISSN:18802761)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.40-46, 2009 (Released:2012-08-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1

Objective. The focus of carbon dioxide (CO2) emissions reduction policies for the inter-regional passenger transport system depends on two factors: 1) the aviation sector is the slowest to eliminate use of carbon fuels; and 2) aviation is expected to contribute more to greenhouse gas emissions than other transport modes. Therefore, the purpose of this study is to explore the possible changes in each indicator of Life Cycle CO2 (LC-CO2) per passenger-km and eco-efficiency considering travel speed as a result of a shift from aviation to the high speed railway system (Shinkansen). CO2 emissions both for aviation and Shinkansen were estimated by applying the Life Cycle Assessment (LCA) method and taking into account same important parameters such as passenger demand.Results and Discussion. CO2 exhausted from aviation and Shinkansen during normal operation and the additional LC-CO2 from new infrastructure provision were compared. The first analyzed the sensitivity with regard to the number of passengers for a 500km long corridor. The results indicate the following: 1) CO2 per passenger-km generated from aviation hardly vary with the number of passengers; 2) LC-CO2 per passenger-km for Shinkansen is inversely proportional to the number of passengers; 3) LC-CO2 per passenger-km for Shinkansen is lower than that for aviation for the passenger volume of approximately 1,200 or more passengers per day; and 4) for eco-efficiency, the break-even point is more than around 2,000 passengers per day. The second considers the distance and travel demand for both aviation and Shinkansen. A possible shift from the current demand for aviation to Shinkansen was compared for each inter-prefectural Origin-Destination (OD) pair. Shinkansen was found to be superior for OD pairs with higher demand and shorter distances.Conclusions. This paper proposed a methodology for identifying an inter-regional transport system with lower CO2 emissions. An application to the inter-prefectural ODs for existing airlines in Japan shows the conditions that provide an advantage of lower CO2 emissions for aviation or Shinkansen.
著者
浅川 健太 平野 研人 塚田 哲也 林 慰彦 因 雄亮 大宮 康弘 濱井 龍明 村上 仁己
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.123-126, 2009-02-28
参考文献数
7
被引用文献数
8

携帯電話に付随したカメラとGPS機能を利用し、それらを元に作成した情報をGoogleマップに貼り付けて連携させることで、位置情報を視覚的に捉え、災害時に役立てることが重要である。例えば大地震が発生した際、被災者は避難所の場所などを把握しづらいことがあり、それにより復興が遅れる可能性がある。本研究ではこれらを解決するため避難所や仮設トイレ、危険地域などの情報をいかに効果的に表現するかについて検討する。