著者
"大倉 充/塩野 充/橋本 禮治" "オオクラ ミツル/シオノ ミツル/ハシモト レイジ" "Ohkura Mitsuru/Shiono Mitsuru/Hashimoto Reiji"
雑誌
岡山理科大学紀要. A, 自然科学
巻号頁・発行日
vol.30, pp.319-327, 1994

"Handwritten HIRAGANA characters are classified according to whether they have DAKUTEN (or HAN-DAKUTEN) or not by the 3-layer neural networks. The input data to the networks is 25-dimensional local mesh-feature extracted from an original character pattern. The numbers of units of three layers are 25 (input-layer), 25 (hidden-layer) and 2 (output-layer). The numbers of training and unknown samples used in a classification experiment are 6900 and 5000,respectively. The average classification rate of 94(%) for the unknown samples is obtained."
著者
松永 信博 増田 壮佑 中牟田 大嗣 徳永 貴久 矢野 真一郎 押川 英夫 橋本 彰博 藤田 和夫 古賀 雅之 岩下 智明 原田 敦彦
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
水工学論文集 (ISSN:09167374)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.1415-1420, 2007 (Released:2010-08-25)
参考文献数
11

Laboratory experiments were carried out on water quality purification by a porous concrete block including Bacillus subtilis natto group. The block is called EcoBio-Block (EBB). The time variations of biochemical oxygen demand (BOD) and chemical oxygen demand (COD) were obtained experimentally under the aerated condition by changing the weight ratio of EBB to water. The time variations of BOD and COD were expressed universally by normalizing the data. The reduction rate of BOD increases with the weight ratio. On the other hand, that of COD takes the maximum value at the weight ratio of 0.01 and decreases after that. The rapid reduction of BOD and COD seen in the early stage may be due to the adhesion or adsorption of organic matter by EBB. The mineralization of organic matter and the nitrification of NH4-N by EBB become active at the later stage and the activity increases with the weight ratio. It was experimentally revealed that EBB has also the very high ability for the water quality purification in the DO-saturated water and it depends strongly on the weight ratio of EBB to water.
著者
橋本 栄莉
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.80, no.2, pp.200-220, 2015-09-30

本論の目的は、独立後南スーダンで流通する予言を事例として、様々な出来事に直面するヌエルの人々が、予言やその背後にあるクウォス(神、神性)を介してどのように新しい経験の可能性を見出しているのかについて検討することにある。100年以上にわたり語り継がれる予言は、内戦や開発援助、国家の独立など、ヌエルの人々が直面する新しい状況を把握する方法と密接に開わってきた。予言の総体は知られていないものの、予言は人々の関心のありようや出来事とともに日々発見され、語り直されている。エヴァンズ=プリチャードとリーンハートのナイル系農牧民の宗教性に関する議論は、当該社会の変化と不可分に結びついた神性と経験のありようを、対象社会の人々の視点から抽出しようとするものであった。彼らの議論を手がかりとしながら、本論では、ヌエルの人々がどのような要素を検討することで予言や予言者の「正しさ」を見出していたのかに着目する。予言に関する人々の語りと対話、予言者を祀った「教会」の実践、近年の武力衝突という異なる場面で人々が吟味していたのは、過去に自分たちの祖先がクウォスに対して犯してしまった過ちや自身の周辺で生じるクウォスの顕れ、そしてその中で再び見出される自分たちの新しい「経験の領域」であった。本論は宗教性や経験に関する理論的検討を行うものではないが、南スーダンで生じている暴力や混乱を理解する上で、二人の人類学者が取り組んできた問題系がいかに無視しえないものとして残されているのかを例示するものである。
著者
橋本 政子
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D1(景観・デザイン) (ISSN:21856524)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.108-115, 2015 (Released:2015-10-20)
参考文献数
28
被引用文献数
1

高速自動車国道法に基づく日本初の高速道路である名神高速道路が開通してから半世紀となる.名神高速道路の計画整備に際して「美しい道路を造る」ことが基本方針に掲げられた.日本道路公団初代総裁岸道三による発意を機に策定されたとする基本方針は「特殊設計審議委員会」の設置とともに推進されることとなった.中でも都市計画・造園・建築・地理等各分野の専門家によって構成された「審美委員会」の活動は,美しい道路づくりに寄与したと評されている.本研究では,高速道路黎明期の計画整備における岸道三と「審美委員会」による美しい道路づくりへの取り組みの全体像と設計思想の特徴を明らかにし,その後の景観設計への影響について考察を行うことを目的としている.
著者
有田 博之 橋本 禅 福与 徳文 九鬼 康彰
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画学会誌 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.463-471, 2015-03-30 (Released:2016-03-30)
参考文献数
29

We discussed the development of rural planning theory in late Taisho and early Showa period, paying special attention to the framework of rural planning proposed by Nobuyoshi Yamazaki. Yamazaki's proposal had the following features: 1) the rural area was regarded as a unique space, which required its own planning institution, in contraposition to urban area where city planning had been put in place, 2) both vertical and horizontal integration and coordination of rural administrative plans were necessary, in order for such planning institution to work effectively, and 3) proposed framework of rural planning also included the improvement of living environment as one of important areas along with economic development, which, presumably, was the influence of municipal socialism of the western society.
著者
橋本 悠希 小泉 直也
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.64-71, 2015
被引用文献数
3

Japan (Japanese lacquer) has many kinds of interesting characteristics. Even among them, we focus on electric non-conductance and weakness of ultraviolet rays. From these features, it is assumed that an ultraviolet laser remove Japan locally, and several layers can be connected via removed point. This hypothesis means that it is possible to build a Japan-based multilayered electronic circuit. In this paper, we explain a development method of a Japan-based electronic circuit, and report three experiments to confirm feasibility of our hypothesis. In addition, we discuss application potentiality of Japan-based electronic circuit.
著者
小川 朋子 田川 朝子 橋本 律夫 加藤 宏之
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.700-703, 2010 (Released:2010-11-04)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

反復性過眠症の38歳女性例を経験した.発症は26歳で,食欲不振と失禁をともなう高度の過眠のエピソードをくりかえした.過眠期に脳波の徐波化をみとめたが,間欠期脳波は正常で,過眠期の髄液オレキシン濃度も正常であった.炭酸リチウムを中止すると過眠期が頻発し,再開にて過眠発作は軽減した.反復性過眠症の治療は確立していないが,本例では炭酸リチウム療法が有効であったため報告する.
著者
古川 功 江原 誠二 橋本 静信
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌
巻号頁・発行日
vol.1990, no.9, pp.949-954, 1990
被引用文献数
1

ジハロトリフェニルポスホランと1-アリ-ル-2-ヒドロキシ-1-アルカノンジメチルアセタール1のi 反応について検討した。ジブモトリフェニルボスホラン2またはジグロロートリフェニルホスホラン3を,アセトニトリル溶媒中ピリジン存在下で1と加熱反応させると短時間で2-アリールカルボン酸エステル4が得られた。4の収率は1の芳香環上の置換基によって影響を受け,電子供与基をもつものはを好収率(94~95%)で与えたが,電子求引基をもつものでは低収率となった。一方,ジョードトリフェニルホスホラシを同条件で反応させると4は得られず,1-アリールー1一メトキシー2一アルカノンが好収率(84~88%)で得られた。以上の結果からジハロトリフェニルホスホランのハロゲンを変えると異なる生成物が得られ,特に2または3を反応試剤とする方法は,4の有効な合成法であることが明らかとなった。
著者
水上 英子 後閑 由香 山口 麻衣 真鍋 厚史 橋本 絵美 荒木 和之 宮﨑 隆
出版者
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
雑誌
日本歯科保存学雑誌 (ISSN:03872343)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.164-174, 2015 (Released:2015-05-07)
参考文献数
38

目的 : 本研究では, 9種類の市販歯面コート材を象牙質表面に塗布し, 試作光干渉断層装置 (Swept-source Optical Tomography, 以下, SS-OCT) を用いて象牙質表層の観察を行い, コート材の組成による違いが観察に影響するかを検討した.  材料と方法 : SS-OCTによる観察には新鮮ヒト抜去大臼歯を用いた. ヒト抜去大臼歯隣接面部の象牙質面を平面に露出させ, 耐水研磨紙粒度#600にて研磨した. 次いで, イーライズコンディショナーを用いて歯面処理を行い水洗乾燥後, それぞれのメーカー指示に従ってコート材を塗布した. 光照射が必要なコート材はG-LightPrimaにて光照射した. 実験に使用したコート材はナノシール (以下, NS), MSコートOne (以下, MS), ティースメイトディセンシタイザー (以下, TD), シールドフォースプラス (以下, SF), PRGバリアコート (以下, BA), Gコート (以下, GC), ビスカバーLV (以下, LV), ビューティコート (以下, BC), ホワイトコート (以下, WC) の合計9種類である. 調整完了した試片はただちにSS-OCTを用いて塗布面の観察を行った. 加えて各コート材の塗布前と塗布後の, 反射強度の絶対値の差を求め, 統計学的分析を行った (Tukey-Kramer有意水準5%の条件下).  結果 : 非レジン系コート材であるNS・MS・TDでは, 塗布前と塗布後を比較すると象牙質表層のどの部位においても大きな反射光の変化は観察されなかった. 一方でレジン系コート材であるSF・BA・GC・LV・BC・WCでは, 塗布後の象牙質表層に光の反射強度の減弱が確認された. これら9種の統計学的分析を行った結果, 塗布前と塗布後の反射強度の値の差を比較すると, 非レジン系のNS・MS・TDはレジン系のSF・GC・LV・BC・WCに対し有意差があった (p<0.05). しかし, レジン系のBAのみ非レジン系のNS・MS・TDに比較し, 有意差がなかった (p>0.05).  結論 : レジン系のコート材は塗布後の象牙質表層に光の反射強度の減弱が確認され, また非レジン系のコート材よりも明確に被膜が観察されることが示唆された.
著者
橋本 幸士
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.94, no.5, pp.75-116, 1997-02-20

過去一年半の間において超弦理論の非摂動的性質は飛躍的に理解が進んだ。ここではD-brane、特にtype II超弦理論の強結合と11次元(M-theory)、12次元(F-theory)の関係についてreviewを行なう。
著者
橋本 元二郎
雑誌
人文研究 (ISSN:04913329)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.120-134, 1958
著者
Attaya Kungsuwan 長島 裕二 野口 玉雄 志田 保夫 Sunee Suvapeepan Panthip Suwansakornkul 橋本 周久
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.261-266, 1987 (Released:2008-02-29)
参考文献数
14
被引用文献数
30 54

Further attempts were made to identify the toxins of the horseshoe crab Carcinoscorpius rotundicauda which causes sporadically food poisonings in Thailand. Toxic C. rotundicauda eggs were crushed and extracted with water repeatedly. After being defatted with dichloromethane, the combined extracts were ultrafiltered to cut off more than 1, 000 dalton-substances. Toxic fractions were obtained from the filtrate by column chromatography on Bio-Gel P-2 and Bio-Rex 70. Cellulose acetate strip electrophoresis, TLC, HPLC, and other instrumental analyses demon-strated that the horseshoe crab toxin was essentially composed of tetrodotoxin and related sub-stances, along with paralytic shellfish poisons as minor components.
著者
橋本 知子
出版者
足利短期大学
雑誌
足利短期大学研究紀要 (ISSN:03893278)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.67-78, 1994-12-15

この研究は看護婦の「やさしさ」に関する実態を質的研究によって明らかにしようとしたものである。看護婦(120名)や看護学生(175名)が看護の専門的援助関係の「やさしさ」は一般の「相手の立場になる」「共感」「受容」「尊重」に含めて「専門的知識」「厳しさ」を用いて識別しており, 更に経験を通して「客観性」「理解」「謙虚」「奥深さ」をもって, 対象とある一定の距離を保ちつつ発展していく特徴的な「やさしさ」を示していた。
著者
髙鳥 真 韮澤 力 橋本 尚幸 小林 麻衣 一ノ本 隆史
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.G0936-G0936, 2006

【目的】今回,2年次,3年次の臨床実習終了後のエゴグラム特性について調査し,学生の自我状態の変化と臨床実習成績の関連について検討した.本学では,2年次に3週間の臨床実習(いわゆる評価実習)と3年次に8週間の臨床実習を二期行っている.成績はいずれも優・良・可・不可または保留の総合判定として判断される. <BR>【方法】対象は,平成16年度に晴陵リハビリテーション学院理学療法学科3学年に在学した学生40名(男性18名,女性22名)で,調査は,2年次実習終了後(平成16年2月)と3年次二期目の実習終了後(平成16年12月)に行った.調査用紙は新版東大式エゴグラム(以下,TEG)を用い,学生には調査主旨を説明し了解を得た上で全員一斉に行い,38名(95.2%:3年次)の有効回答を得た.<BR> データ処理は,3年次臨床実習成績から成績上位群(二期間の一方で総合判定が優の10名)と成績下位群(二期間の一方で総合判定が可または保留の9名)の2群に分け,TEGの5項目(批判的親:CP,養育的親:NP,成人:A,自由な子供:FC,従順な子供:AC)について各々の平均値から各群のTEGパターンをみた.さらに両群の同一学生について,後方視的に2年次のTEG項目と3年次のTEG項目について対応のあるt検定(有意水準5%未満)を用いて比較した.<BR>【結果】成績上位群では,2年次でNPとFCが高い「M型:優しく世話好きで他者からかわいがられる」,3年次ではNPを頂点とし次いでAが高く,他が低い「台形型:自己偽性をしても他人に尽くす指導者的」を示し,群内比較においてACで有意に3年次が低かった(p<0.05).成績下位群では両学年ともにNPとACが高く,CPとAが低い「N型:依存的で現実に即した行動が出来ない」を示し,いずれの項目でも学年間での有意な変化はなかった.<BR> 【考察】医療職に求められるTEGパターンは「台形型」と言われている.今回,成績上位群の3年次でこのパターンがみられた.NPは親身になって世話をするという自我を示し,Aはその値が高いと物事を論理的に判断でき,低いと合理的に判断することが困難となる.また,ACが相対的に低位を示すと行動力があるとされる.つまり,成績上位群では,より医療職に適した自我へと変化しうる背景が2年次に現れており,3年次の臨床経験によって自己概念の形成が適切に行われたと言える.<BR> 一方,成績下位群では学年間に変化がなく,ともに「N型」を示した.AC高位では主体性に欠け,さらにA低位を伴うと依存的傾向が強まり,問題解決が難しくなると言われている.故に成績下位群では,学年間においても自己概念の形成が行えず,臨床実習成績に影響を及ぼしたと考えられる.以上のことから,ACが相対的に低位になる(行動力を身に付ける)ようにNPとAを伸ばす(思いやりや計画性を身に付ける)という,自己概念の形成を学生自らが認識するとともに,教員が共有して関わっていくことの必要性が示唆された.<BR>
著者
松本 好太 橋本 修
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.8, pp.1549-1551, 2001-08-01
被引用文献数
2

本論文では, 電子レンジのドア部において, 抵抗皮膜をドアガラスに一体形成した場合のシールド効果の検討を, FDTD法を用いて行った. この結果, 面抵抗値の変化に対するシールド効果を定量的に確認するとともに, 実用性を考慮した場合の具体的な指針を解析的に示すことができた.