著者
ラジャ アブドゥ ムフティ 鈴木 毅 吉住 優子 向阪 真理子 山内 清史 山本 葵 松原 茂樹 奥 俊信
出版者
Architectural Institute of Japan
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.77, no.675, pp.979-986, 2012
被引用文献数
1

This paper analyzes an environment sharing system from a field survey of 225 <i>Bale bales</i> (Endai-like furniture) in Lae Lae isle, Makassar, Indonesia. <i>Bale bales</i> are owned by individuals and used by entire households. However, 1) <i>Bale bales</i> are sometimes moved to better environments not only by owners but also by neighbors.<br>2) Whether or not they have their own <i>Bale bales</i>, many islanders use the <i>Bale bales</i> of other families located in comfortable environments (for example, the seashore, a street corner, or a public square) far from their homes.<br>3) Not only relatives but also neighbors and visitors are permitted to use each <i>Bale bale</i> on the island.<br>By following these customs and rules, islanders can share a good environment on their high-density island.
著者
前田 ひとみ 岡本 淳子 寺本 淳子 山下 清香 山本 悌子 成田 栄子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.2_14-2_20, 1989

より行動化され易く、また、母親の意識を高めることの出来る保健指導を検討する為に、育児指導の内容や方法が異なる竜北町と熊本市の1才6ケ月児検診における母親の育児行動ならびに児の日常生活習慣の自立等の実態とそれまでに受けた指導とを比較した。 その結果、児の発達を追いながら個別性を考慮し、期間を区切って身近な目標を持たせるような指導は効果のあることが示唆された。そして、集団指導は効果的な指導の場となっており、加えて実習することによって母親自身に方法や知識が確実に習得されると思われる結果が得られたことから、項目によっては単に口述だけでなく、実習をまじえた指導がより効果的であると考えられた。一方、正常な発達過程や家族の生活形態や家族形態の影響を受け易い日常生活習慣については、指導の効果が現れにくいことが示唆された。
著者
山本 敦 斎藤 行雄 松永 明信 牧野 正雄
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.36-41_1, 1987

くん製品中の酸化防止剤 (BHA, BHT) をガスクロマトグラフィー (GC) で分析する際, 共存物質により分析の妨害を受けることがある. 今回これらの物質の単離と構造決定を行った. いかくん製品からの抽出物は分取クロマトグラフィーにより, 妨害物質としての3つの化合物を単離することができた. これらはGC/MS, NMRの結果, 2,6-dimethoxyphenol 及びその同族体であることが判明した. これらの化合物はくん製品中に香気成分として含まれるものであり, GCでくん製品中の酸化防止剤を分析する場合には十分注意を要する.
著者
山本 益枝 宮崎 結花 三浦 一生 長坂 信夫
出版者
一般社団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.86-94, 1991
被引用文献数
7

我々はスポーツドリンクの脱灰能とそれに影響を及ぼす要因との関連を明らかにする目的で,スポーツドリンクの性状分析と,ハイドロキシアパタイトからのCa溶出量測定を行い,以下のような結果を得た.<BR>1)スポーツドリンクのpHは,2.91~4.07であった.<BR>2)スポーツドリンクの主糖質量は3.24~5.95%であり,糖質の種類は,Sucrose, Glucose, Fructoseが主となっているが,その割合は,各スポーツドリンクによって異なっていた.<BR>3)スポーツドリンクによるハイドロキシアパタイトからのCa溶出を経時的に観察し,スポーツドリンクの H, Ca濃度と, 溶出パターンの関係を検討すると, 攪拌時間1分及び5分では,スポーツドリンクのpHとCa溶出量との間に負の相関を,また,10分及び20分ではスポーツドリンクのCa濃度とCa溶出量との間に負の相関を認めた.<BR>4)スポーツドリンクに糖質を添加しても,ハイドロキシアパタイトからのCa溶出量に影響は認められなかった.<BR>従って,歯牙がスポーツドリンクに接する初期の段階においては,pHの低いものほど歯牙脱灰量は多く,また,歯牙が長時間同じスポーツドリンクに浸漬されているような場合には, そのCa濃度が低いものほど歯牙脱灰量は多いと考えられる.
著者
奥野 冨起子 須貝 哲郎 山本 幸代
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.902-907, 1984

アイメイクアップは最近10年間で一般化して来た化粧品である。我々はこれらによる接触皮膚炎5例を経験した。そのうち原因が確認できたものは2例で, ともに使用調合香料であった。<BR>最近3年間の持参化粧品の統計をとり, アイメックアップと他の持参化粧品の比較検討をした。アイライナーはアレルギー反応陽性率が高く3.4%であった。また眉墨, マスカラは刺激指数が最も高く, 12.5と12.9を示した。なおアイメイクアップで夏用の速乾性のものには, 揮発性のアイソバー (イソパラフィン) が20~60%含まれている。本物質は強刺激物質で, アイソバー含有製剤の密封パッチテストは禁忌である。
著者
麻生 五月 須貝 哲郎 山本 幸代
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.937-944, 1984

当科におけるパッチテスト成績はコンピューター登録アレルゲンについて陽性頻度順に毎年outputしている。1982年9月~1983年8月末までの1年間で, 香粧品成分はICDRG香料ミックス11.9% (44/371), jasmine absolute 6.9% (15/218), oak moss 5.6% (6/107), lavender absolute 4.3% (9/209) およびoil of ylang ylang 3.7% (8/215) が上位5位を占め, cinnamic aldehydeが0.0% (0/214) と著減したのが注目される。持参化粧品ではアイライナー8.7% (2/23), クレジングクリーム6.1% (6/98), 口紅4.7% (14/295), 下地クリーム4.3% (5/117) および洗顔クリーム4.7% (3/72) が上位5位をしめた。最後に代表症例3例を詳述した。
著者
猪股 優 長内 隆 後藤 智範 山本 晴彦
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会研究報告会講演論文集 情報知識学会 第10回(2002年度)研究報告会講演論文集 (ISSN:24329908)
巻号頁・発行日
pp.47-51, 2002 (Released:2017-09-21)
参考文献数
6

There are typical three kinds of of Amino acid Sequence Databases, PDB, pdb-aa, nr-aa. Originally these databases have their own format. However, each format seems as records of data, is not effective for advanced research such as homological search for amino acid sequences of proteins, ORF prediction. Experimental construction of XML database have been under construction to these databases for the purpose of efficient usage in related area. This paper reports the characteristics and problems on these databases.
著者
山本 伸幸
出版者
林業経済学会
雑誌
林業経済研究 (ISSN:02851598)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.55-62, 2013-03
参考文献数
43

今般の森林・林業再生プランの議論においても同様だが,経営受委託の遙か彼方にあるエル・ドラードとして,森林の信託はしばしば言及される。もちろん周知の通り,森林組合法9条は「組合員の所有する森林の経営を目的とする信託の引受け」を組合事業の1つに掲げており,僅かながら事例もある。また,2006年の信託法全面改正や金融関連企業の森林問題へのコミットメント増加などの要因もあって,森林信託の言葉を耳にする機会も最近多い。しかしながら,森林の信託性に関する考究は少なく,その森林経営・管理に対する意義などの実像は依然として不鮮明なままである。本小論では,これまでの森林の信託性に関する歴史と議論および最近の実例を踏まえ,予備的考察を行うことを課題とした。その結果,1)戦前期に構想された商事信託,2)1987年森林組合法改正時の分収林事業,森林レクリエーション事業普及の政策手法,3)施業集約化手法,4)公有林経営受託,の1つの構想と3つの事例を確認した。
著者
辻 成人 中司 等 山本 吉之 阿知波 一生 柴田 靖彦 春藤 英雄 竹内 憲彦 住本 吾一 岩田 宏道
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.153-156, 1991-04-15 (Released:2010-07-21)
参考文献数
3

133Xe Gas concentration during the examinations of the lung ventilating scintigraphy using 133Xe for three cases, was measured continuously by the flow type ionization chamber to estimate effective dose equivalent to the operator. The air flow distribution of the examination room was also measured for reference to examining the behavior of 133Xe gas. The air around the patient lingers for few minutes or more. Based on the derived air concentration (DAC) in ICRP Publication 30, effective dose equivalent to the operator per examination was estimated to be 0.1-1.0μSv, which was lower than expected.
著者
山本 利一 鈴木 航平 岳野 公人 鹿野 利春
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.41-48, 2017 (Released:2017-09-10)
参考文献数
13

小学生を対象にした「プログラミング教育」は,日本国内では必修化に向け様々な取り組みが行われている.これまでの先行研究から,プログラミングを学習することで,ものごとを順序立てて考える訓練がなされ,論理的な思考力が身につくことが示されている.そこで本研究においては,小学校中学年を対象に,タブレットを用いたプログラミングを学習する指導過程について検討した.指導過程は4時間を設定し,ものごとを順序立てて考えることの大切さを学習するために行った授業実践を報告する.
著者
山本 仁志 石田 和成 太田敏澄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.29, pp.147-152, 2004-03-17
参考文献数
6

インターネット普及によって,消費者間オンライン市場という新しい取引形態がもたらされた.しかし,ネットワークを介したコミュニケーションの特性として,匿名性や参加離脱の容易性があるため,参加者には貢献することなくサービスを受け取りたいという誘引が働く.また一方で,ネットワーク上では,三課のためのコストや情報投入のコストが低いことから,利他的な行為をもたらす誘引も働く.オープンソースコミュニティなどが一例である.こうした環境下で,非協調行動を抑制するメカニズムとして,参加者相互が取引相手を評価し,その結果を評判として共有する評判管理システムがある.我々は,先行研究において,囚人のジレンマの枠組みでオンライン市場をモデル化し,シミュレーション実験をおこなった.その結果,オンライン市場では,ポジティブ評判管理システムが協調行動を促進することを示した.本論文は,囚人のジレンマを表現する利得行列に対して,「誘惑」「貢献」という二つの指標を提示することで,取引される財の特質を議論することを可能にした.更にシミュレーション実験により,オンライン市場では物財の取引にはポジティブ評判システムが有効であり,情報財の取引では,ネガティブ評判システムが有効であることを示した.This paper discusses the effectiveness of sharing information concerning the reputations of buyers and sellers making online transactions in a consumer-to-consumer (C2C) marker. We developed a computer simulation model that describes online transactions with a reputaion managemant system that shares information concerning the reputations of consumers. The model take an agent-baed approach in which agents' actions are based on the iterated prisoner. No model exists to analyze C2C markets even though these are many case studies concerning the sffectiveness of sharing reputation information among participants in a market. The simulation results revealed that a positive reputation system can be more effective than a negative reputation system for an online transaction, eve though the negative one can work for a traditional transaction. The result should be an important consideration when designing practical reputation management systems for online transactions.
著者
山本 直子 大内 和美 哥 亜紀
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成25年度(一社)日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.68, 2013 (Released:2013-08-23)

【目的】 塩麹は、米麹に食塩と水を加え醗酵熟成させたもので、独特の風味とうまみのある調味料である。この塩麹に漬けた肉や魚はうまみが増し、軟らかくなると言われている。これは米麹が産生する酵素が関係していると考えられる。そこで、本研究では塩麹の熟成する過程でのα‐アミラーゼ、グルコシダーゼ、プロテアーゼ、カルボキシペプチダーゼについて、その酵素活性の変動を調べることとした。【実験方法】 塩麹は、米麹に10%の食塩(市販品に準ずる)を加え、しっとりなじむまでよく混ぜ、水を加え懸濁させて調製した。調製後は20℃で7日間熟成させ、その後4℃で冷蔵保存した。調整0日から経時的に酵素活性を測定した。α‐アミラーゼ、グルコシダーゼ及びカルボキシペプチダーゼの活性測定はキッコーマン(株)醸造分析キットを用いた。プロテアーゼ活性は基準みそ分析法に準じて測定を行った。また、pH測定および塩分を測定した。市販塩麹については開封後直ちに、各酵素活性、pH、塩分測定を行った。【結果】 調製した塩麹は0日から熟成完了の7日までの間で、酵素活性に大きな変動は見られなかった。調整後60日においてもほぼ同程度の酵素活性を有していた。市販塩麹は酵素活性があるものとないものに分けられた。活性のあった製品は今回調べた4つの酵素とも活性が見られ、活性のなかった製品は4酵素とも活性が見られなかった。すなわち市販塩麹では酵素が失活している製品も見受けられた。pHは調製および市販塩麹とも5.2~6.1と微酸性で、塩分は8.0~12%であった。
著者
早川 幸弘 水谷 淳之介 山本 桂一郎 鴨下 隆志 矢野 宏
出版者
品質工学会
雑誌
品質工学 (ISSN:2189633X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.50-63, 2010-04-01 (Released:2016-10-17)
参考文献数
7

Earthquake prediction by the MT-system was proposed by Genichi Taguchi in 1995. Studies started in the Yano laboratory at Tokyo Denki University in 2004 demonstrated that earthquake prediction was possible to some extent, but there was considerable prediction error. A new study was started in line with new developments in the MT-system. Data collection was started in Tsukuba district. This paper gives a periodic analysis of seismic waveforms in the Tsukuba district and obtains the distances of ground vibrations by using the RT method, with the variance of the period as an attribute. The possibility of prediction by a further two-tail T method is shown, based on the variation of the distance over time. The estimated S/N ratio was -0.176 db and the sensitivity was 0.016 db. The prediction error was ±10% at a vibration velocity of 20μm/s.
著者
山本 修平
出版者
南紀生物同好会
雑誌
南紀生物 (ISSN:03897842)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.149-152, 2000-12
被引用文献数
1