著者
星野 伸晃 長谷川 洋 坂本 英至 小松 俊一郎 久留宮 康浩 法水 信治 高山 祐一
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.71, no.8, pp.1951-1958, 2010 (Released:2011-02-25)
参考文献数
29
被引用文献数
1

目的:Multidetector-row CT(MDCT)を用いた虫垂炎診断において,単純・造影の診断能を比較しそれらの位置づけを検討した.方法:2008年3月から同年9月の間に当院を受診した全ての虫垂炎疑いの患者104例に単純・造影MDCTを施行し,Multi-planner reformation(MPR)画像を作成した.そのうち蜂窩織炎性,壊疽性または穿孔性虫垂炎と診断された75例の画像をretrospectiveに検討し,虫垂および虫垂壁の描出能,および虫垂周囲脂肪織濃度の上昇,腹水,小腸うっ滞の診断能を単純と造影で比較した.次に造影MDCTをルーチンに行った群(期間A)と最初に単純のみを施行し選択的に造影した群(期間B)でprospectiveに診断精度を比較した.結果:経静脈造影が有意に優れていたのは虫垂壁の描出能だけであり,その他の所見については読影方法により差を認めなかった.期間Aと期間Bで診断精度はほぼ同等であった.結語:MDCTの虫垂炎診断において,単純CTを評価した後に選択的に造影を行う方針が妥当であることが示唆された.
著者
長谷川 摂 小野 奈津子 平田 知資 鈴木 みのる 森嶋 朗
出版者
あいち産業科学技術総合センター企画連携部企画室
雑誌
あいち産業科学技術総合センター研究報告 (ISSN:21875073)
巻号頁・発行日
no.3, pp.80-81, 2015-01

たまりしょうゆのもろみ等から分離した3種6菌株の酵母を添加して、実験室レベルのたまりしょうゆの試醸を行った。添加した酵母による香りの違いを評価するため、におい識別装置を使用してもろみのにおいの類似度を比較した。その結果、Zygosaccharomyces rouxiiの2株を添加したサンプル間ではにおいの類似度は高く、Candida versatilisを添加したもろみは、菌株によってはにおいの類似度が低いものがあった。
著者
龍宝 正峰 蜷川 新治郎 長谷川 博
出版者
日経BP
雑誌
日経ニューメディア = Nikkei new media (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1761, pp.5-6, 2021-07-19

蜷川 UIとUXの見直しでは、ユーザーが自らの興味・関心に合うコンテンツと出会いやすくすることが課題の1つとなる。現在、「TVer」ではコンテンツを視聴ランキング順に表示するなどの取り組みを行っているが、出会いやすさをさらに高めたい。例えば各コンテンツ…
著者
長谷川 聡 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.627-628, 2015-03-17

義務教育においてダンスが必修化され、その中でも現代リズムダンスとしてHIPHOPやLOCKダンスに注目が集まっている。しかし、教育の現場では教える立場である教師のほとんどがダンスの未経験者であるという問題が発生している。そこで本研究では、教師どうしで互いに教え合うピアエデュケーションの場を支援するシステムを提案する。本システムでは、2人のユーザが評価者と学習者のいずれかの役割を担い、評価者が学習者の動作と熟練者の映像を比較し、システムが提示するアドバイスやヒントを参考にしながら、学習者にダンスの指導を行う。これにより学習者はダンス技術が向上し、評価者はダンスを教える技術が向上することを目指す。
著者
湊本 耕己 長谷川 孔明 大島 直樹 岡田 美智男
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.277-286, 2021-08-25 (Released:2021-08-25)
参考文献数
21

Self-augmentation media such as power-assisted suits and AR technology have been studied to "directly" impart the properties and capabilities of media to humans. We propose “Caug Studio”, a novel architecture of self-augmentation media that "indirectly" extends human capabilities by drawing human creativity into the incompleteness of media properties. “Caug Studio” is characterized not only by the incompleteness of the media that draws in human's potential, but also by the expansion of creative abilities such as drawing and music making, and by the co-creative expansion in which humans and media complement each other to create a single work. In this paper, we evaluate and discuss the effectiveness of “Caug Studio” from the viewpoint of well-being using a singing music robot, “Tune-born”, which was developed based on “Caug Studio”.
著者
長谷川 達人 近藤 和真
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:21888698)
巻号頁・発行日
vol.2021-UBI-71, no.25, pp.1-9, 2021-08-26

センサを用いた人間行動認識において深層学習を用いた手法が数多く提案されている.中でも,深層学習とアンサンブル学習を併用する手法は強力な成果を発揮している.一方,アンサンブル学習を行うにはデータの分割や複数モデルを学習するなどの様々な手続きを要し,手間と計算コストがかかる.本研究では,行動認識を対象に深層学習のアンサンブル手法を解析することを通じて,単一モデルを End-to-End で訓練するだけでアンサンブルモデルと同等の推定精度を実現する手法の実現可能性を考察する.
著者
佐々木 系 長谷川 功 八谷 三和
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.83, no.6, pp.1005-1007, 2017 (Released:2017-12-22)
参考文献数
22

2016年8月30日,台風に伴う河川増水により,岩手県の某河川沿いにある養魚場が冠水し,ギンザケ当歳魚(0+)(推定50万個体)が逸出した。このため,種間関係(競争・交雑等)を通じた生物多様性への影響が懸念され,駆除等の対策を要する。そこで,対策を講ずる基礎的知見を収集するために,ギンザケ逸出後の河川で魚類相調査を行った。ギンザケの生息個体数は6,387個体と推定され,逸出から100日後では逸出時の1.3%に減少していたが,在来種と同所的に存在し,0+で成熟する雄個体がいることが明らかになった。
著者
長谷川 良平 竹原 繭子 山本 泰豊
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
pp.TJSKE-D-20-00069, (Released:2021-06-23)
参考文献数
33
被引用文献数
2

Our goal is to promote brain health through “bSports” (brain-Sports), a form of social sport competition using brain-machine interfaces. As the core technology, we have been developing an electroencephalography-based cognitive training system, “Neurotrainer,” using event-related potential as a virtual “mind switch” to control games. Here, we aimed to assess the performance of the Neurotrainer under competitive conditions between players. Fifteen pairs of healthy adults, including older people with tendency of degrading motor functions, were involved in a one-hour session of 4 games. Each player activated the mind switch to select one of eight pictograms to control his/her robot avatar for its desired action. All players regardless of age performed well at the level of about 85% success rate and reported that they had fun with our body-free technologies. These results suggest that bSports is an effective cognitive training and social activity that can be appreciated by people across all generations.
著者
江木 盛時 小倉 裕司 矢田部 智昭 安宅 一晃 井上 茂亮 射場 敏明 垣花 泰之 川崎 達也 久志本 成樹 黒田 泰弘 小谷 穣治 志馬 伸朗 谷口 巧 鶴田 良介 土井 研人 土井 松幸 中田 孝明 中根 正樹 藤島 清太郎 細川 直登 升田 好樹 松嶋 麻子 松田 直之 山川 一馬 原 嘉孝 大下 慎一郎 青木 善孝 稲田 麻衣 梅村 穣 河合 佑亮 近藤 豊 斎藤 浩輝 櫻谷 正明 對東 俊介 武田 親宗 寺山 毅郎 東平 日出夫 橋本 英樹 林田 敬 一二三 亨 廣瀬 智也 福田 龍将 藤井 智子 三浦 慎也 安田 英人 阿部 智一 安藤 幸吉 飯田 有輝 石原 唯史 井手 健太郎 伊藤 健太 伊藤 雄介 稲田 雄 宇都宮 明美 卯野木 健 遠藤 功二 大内 玲 尾崎 将之 小野 聡 桂 守弘 川口 敦 川村 雄介 工藤 大介 久保 健児 倉橋 清泰 櫻本 秀明 下山 哲 鈴木 武志 関根 秀介 関野 元裕 高橋 希 高橋 世 高橋 弘 田上 隆 田島 吾郎 巽 博臣 谷 昌憲 土谷 飛鳥 堤 悠介 内藤 貴基 長江 正晴 長澤 俊郎 中村 謙介 西村 哲郎 布宮 伸 則末 泰博 橋本 悟 長谷川 大祐 畠山 淳司 原 直己 東別府 直紀 古島 夏奈 古薗 弘隆 松石 雄二朗 松山 匡 峰松 佑輔 宮下 亮一 宮武 祐士 森安 恵実 山田 亨 山田 博之 山元 良 吉田 健史 吉田 悠平 吉村 旬平 四本 竜一 米倉 寛 和田 剛志 渡邉 栄三 青木 誠 浅井 英樹 安部 隆国 五十嵐 豊 井口 直也 石川 雅巳 石丸 剛 磯川 修太郎 板倉 隆太 今長谷 尚史 井村 春樹 入野田 崇 上原 健司 生塩 典敬 梅垣 岳志 江川 裕子 榎本 有希 太田 浩平 大地 嘉史 大野 孝則 大邉 寛幸 岡 和幸 岡田 信長 岡田 遥平 岡野 弘 岡本 潤 奥田 拓史 小倉 崇以 小野寺 悠 小山 雄太 貝沼 関志 加古 英介 柏浦 正広 加藤 弘美 金谷 明浩 金子 唯 金畑 圭太 狩野 謙一 河野 浩幸 菊谷 知也 菊地 斉 城戸 崇裕 木村 翔 小網 博之 小橋 大輔 齊木 巌 堺 正仁 坂本 彩香 佐藤 哲哉 志賀 康浩 下戸 学 下山 伸哉 庄古 知久 菅原 陽 杉田 篤紀 鈴木 聡 鈴木 祐二 壽原 朋宏 其田 健司 高氏 修平 高島 光平 高橋 生 高橋 洋子 竹下 淳 田中 裕記 丹保 亜希仁 角山 泰一朗 鉄原 健一 徳永 健太郎 富岡 義裕 冨田 健太朗 富永 直樹 豊﨑 光信 豊田 幸樹年 内藤 宏道 永田 功 長門 直 中村 嘉 中森 裕毅 名原 功 奈良場 啓 成田 知大 西岡 典宏 西村 朋也 西山 慶 野村 智久 芳賀 大樹 萩原 祥弘 橋本 克彦 旗智 武志 浜崎 俊明 林 拓也 林 実 速水 宏樹 原口 剛 平野 洋平 藤井 遼 藤田 基 藤村 直幸 舩越 拓 堀口 真仁 牧 盾 増永 直久 松村 洋輔 真弓 卓也 南 啓介 宮崎 裕也 宮本 和幸 村田 哲平 柳井 真知 矢野 隆郎 山田 浩平 山田 直樹 山本 朋納 吉廣 尚大 田中 裕 西田 修 日本版敗血症診療ガイドライン2020特別委員会
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.28, no.Supplement, pp.27S0001, 2020 (Released:2021-02-25)
被引用文献数
2

日本集中治療医学会と日本救急医学会は,合同の特別委員会を組織し,2016 年に発表した日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG) 2016 の改訂を行った。本ガイドライン(J-SSCG 2020)の目的は,J-SSCG 2016 と同様に,敗血症・敗血症性ショックの診療において,医療従事者が患者の予後改善のために適切な判断を下す支援を行うことである。改訂に際し,一般臨床家だけでなく多職種医療者にも理解しやすく,かつ質の高いガイドラインとすることによって,広い普及を目指した。J-SSCG 2016 ではSSCG 2016 にない新しい領域[ICU-acquired weakness( ICU-AW)と post-intensive care syndrome(PICS),体温管理など]を取り上げたが,J-SSCG 2020 では新たに注目すべき4 領域(Patient-and Family-Centered Care,sepsis treatment system,神経集中治療,ストレス潰瘍)を追加し,計22 領域とした。重要な118 の臨床課題(clinical question:CQ)をエビデンスの有無にかかわらず抽出した。これらのCQ には,本邦で特に注目されているCQ も含まれる。多領域にわたる大規模ガイドラインであることから,委員25 名を中心に,多職種(看護師,理学療法士,臨床工学技士,薬剤師)および患者経験者も含めたワーキンググループメンバー,両学会の公募によるシステマティックレビューメンバーによる総勢226 名の参加・協力を得た。また,中立的な立場で横断的に活躍するアカデミックガイドライン推進班をJ-SSCG 2016 に引き続き組織した。将来への橋渡しとなることを企図して,多くの若手医師をシステマティックレビューチーム・ワーキンググループに登用し,学会や施設の垣根を越えたネットワーク構築も進めた。作成工程においては,質の担保と作業過程の透明化を図るために様々な工夫を行い,パブリックコメント募集は計2 回行った。推奨作成にはGRADE方式を取り入れ,修正Delphi 法を用いて全委員の投票により推奨を決定した。結果,118CQ に対する回答として,79 個のGRADE による推奨,5 個のGPS(good practice statement),18 個のエキスパートコンセンサス,27 個のBQ(background question)の解説,および敗血症の定義と診断を示した。新たな試みとして,CQ ごとに診療フローなど時間軸に沿った視覚的情報を取り入れた。J-SSCG 2020 は,多職種が関わる国内外の敗血症診療の現場において,ベッドサイドで役立つガイドラインとして広く活用されることが期待される。なお,本ガイドラインは,日本集中治療医学会と日本救急医学会の両機関誌のガイドライン増刊号として同時掲載するものである。
著者
長谷川 明紀
出版者
皇學館大学文学部 ; 2009-
雑誌
皇學館大学紀要 = Bulletin of Kogakkan University (ISSN:18836984)
巻号頁・発行日
no.55, pp.186-158, 2017-03

醍醐寺蔵『諸経中陀羅尼集』の最初に掲載されている法華経陀羅尼と『法華経山家本』の法華経陀羅尼は、慈覚大師点本に由来するとされているので、両本における漢字加点が比較検討された。仮名、声点に加えて、ダッシュ(-) 印が醍醐寺本における加点に含まれる。このダッシュ印は、悉曇文字一字が漢字二文字を用いて音訳される場合、この漢字間に導入されていると結論された。 陀羅尼では、上声および去声の声点は、悉曇字に従ってそれぞれ短音および長音を識別する記号として代用されることが知られている。これら両本での声点を比較して、『法華経山家本』の声点の幾つかは時代の経過につれて変化しているものの、両本は慈覚大師を源流とする事を示す多くの共通した特徴をもつことが明らかにされた。 Since Lotus Sutra dhāran・īs in the first set of "A Collection of Dhāra n・īsin Sutras " stored in Daigo-ji Temple and contained in "The Hokekyo Sangebon " are believed to have their origins in a text of Jikaku Daishi(Ennin), the guiding notes added beside the kanji of the dhāran・īs were compared between these two texts.In addition to kana and accent marks, dash (-) marks are involved in the guiding notes in the Daigo-ji text. Each of the dash marks was concluded to be introduced between the two kanji into which a single original siddham・ script was transliterated.In dhāran・īs, the accent marks of jyosho (high pitch) and kyosho (rising pitch) are known to be substituted for the marks distinguishing between short and long sounds, respectively, according to the siddham・ scripts. The comparison of the accent marks between the two texts leads us to the conclusion that both texts have many common characteristics suggesting the origin from Jikaku Daishi, while some of the accent marks in "The Hokekyo Sangebon " were subject to alteration in the process of time.
著者
望月 美也子 重村 隼人 長谷川 昇
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.116, 2007

<B>目的</B> 炎症性腸疾患は、腸粘膜に慢性の炎症または潰瘍を引き起こす難治性特定疾患の総称であり、過剰な過酸化物の生成により発症することが明らかとなっている。一方、シクンシ科植物であるテルミナリアのその抽出物質であるセリコサイドは、<I>Terminalia sericea</I>の樹皮および根に由来し、アフリカや東南アジアでは、抗酸化作用を持つハーブとして民間療法に用いられている。そこで、本研究は、2,4,6-trinitrobenzene sulfonic acid(TNBS)によって誘発される、炎症性腸疾患動物モデルに対するセリコサイドの炎症性腸疾患保護効果を確かめるために行われた。<BR><B>方法</B> 雄SDラット(165±10g)を用い、セリコサイド(30mg/kg)を10日間連続的に経口投与した。その後、炎症性腸疾患を誘発させるためTNBS50%エタノール水溶液(120mg/Kg)を直腸内投与した。12時間後、大腸を採取し、炎症部位のダメージスコア、好中球浸潤の指標であるmyeloperoxidase(MPO)活性、superoxide dismutase(SOD)活性を測定した。<BR><B>結果・考察</B> 本研究の結果、TNBSによる潰瘍、出血を伴う炎症性大腸炎の症状と、MPO活性の有意な増加が見られた。この際、あらかじめセリコサイドを投与しておくと、粘膜肥厚と出血が抑えられ、白血球の浸潤も抑制された。以上の結果を総合すると、セリコサイドはTNBSによって惹起された炎症性腸疾患の粘膜保護に有効であることが明らかとなった。
著者
望月 美也子 重村 隼人 長谷川 昇
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.71, 2006

【目的】シクンシ科植物であるテルミナリアは、東アフリカなどの熱帯地方に約250種分布するといわれ、国内では沖縄県の海岸地帯に多く自生している。その抽出物質であるセリコサイドは、Terminalia sericeaの樹皮および根に由来し、アフリカや東南アジアではハーブとして民間療法に用いられている。そこで本研究では、抗肥満作用が報告されているセリコサイドに着目し、脂肪細胞の脂質代謝に及ぼす影響を確かめるために行われた。【方法】3T3-L1細胞を培養し、細胞がconfluenceに達した時点で、インスリンを培養液に加え、脂肪細胞へと分化させた。充分に脂肪を取り込んだ細胞に、セリコサイドを添加し、取り込まれた脂肪がどのように変化していくかを観察した。脂質動態の判定は、超音波処理細胞浸出液中の細胞質グリセロール量と細胞質中性脂肪量を測定した。【結果・考察】充分に脂肪を取り込んだ細胞に、セリコサイドを添加すると、コントロールに比べ蓄積脂肪が減少し、細胞質グリセロール量が増加する傾向がみられた。これらの結果は、セリコサイドの添加時間と濃度に依存的であった。
著者
黒飛 功二朗 長谷川 博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1622, pp.3-5, 2018-08-27

朝日新聞社が朝日放送テレビと共同で展開する「バーチャル高校野球」のライブ中継(地方大会と全国大会)がスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」で2018年7月4日から8月21日にかけて実施された。地方大会では709試合を、全国大会については全55試合を視…
著者
田中 亮裕 渡邉 真一 中野 夏代 宮本 仁志 中西 和雄 流郷 昌裕 伊東 亮治 田内 久道 守口 淑秀 池川 嘉郎 末丸 克矢 長谷川 均 高田 清式 相引 眞幸 安川 正貴 荒木 博陽
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.232-239, 2010 (Released:2012-03-09)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1

This study was undertaken in order to evaluate the effectiveness of interventions by the Department of Infection Control and Prevention in promoting the proper use of antibiotic drugs for methicillin resistant Staphylococcus aureus (MRSA) prescribed to inpatients.We performed 3 interventions : 1.Protocol improvement for anti-MRSA drug use ; 2.Change in alcohol-based handrub and training in hand hygiene and 3.Devised reporting system for drug use.The effects of the interventions were determined by segmented regression analysis of interrupted time series for drug usage and cost before and after the interventions were commenced.The change in slope of drug use was -1.05 vials/1000 inpatients per month (95% Confidence interval (C.I.) -2.84,0.74)and the change in level was -8.21 vials/1000 inpatients (95% C.I.-14.67,-1.75).There was a significant decrease in the ratio of the patients receiving anti-MRSA drugs to MRSA incidence between before and after the interventions.These results suggested that usage of anti-MRSA drugs was immediately reduced by the interventions to promote the proper use of drugs.An ordinary estimate of reduction in costs was ¥29 million per year while a more conservative estimate produced a decrease of ¥20 million per year.These findings suggest that monitoring antimicrobial use and promoting the proper use of antibiotics for MRSA are important roles for pharmacists to perform.