著者
石井 理 馬場 俊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.143, pp.11-14, 2005-06-17
参考文献数
12

我々は2つの結合したマイクロディスクからなるフォトニック分子レーザの双安定特性を実証する.フォトニック分子を不均一励起すると, 可飽和吸収や利得飽和による双安定や2つの結合モード間のモードスイッチングが, 100μW以下の実効励起強度で観測される.これらの動作は可飽和吸収と利得スイッチングに基づくことがレート方程式により説明される.これらが起こる条件は, 不均一励起割合やディスク直径に依存するキャリアの各モードへの寄与率, および結合モードのQ値によって決まる.このようなモードスイッチングを示す双安定レーザは, 高速かつ微小な光メモリ, フリップフロップ等への応用が期待される.
著者
関根 美和 馬場 理 片山 由紀 平松 啓一
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.232-242, 2011-06-30 (Released:2014-11-11)
参考文献数
21

黄色ブドウ球菌の全ゲノム解読は, 同菌のほ乳類主要組織適合遺伝子複合体: Major histocompatibility complex (MHC) 様分子をコードする遺伝子を4つ見い出した. この遺伝子産物 (MHC1-4) はヒト免疫機構に何らかの影響を及ぼしているものと考えられ, MHC3 (extracellular adherence protein: Eap) についてはフィブロネクチンやフィブリノーゲン等血漿タンパクと黄色ブドウ球菌表面の接着に関与することや, 血管内皮細胞上に存在するInter-Cellular Adhesion Molecule-1 (ICAM-1) に結合し, 好中球の遊走を抑制することがよく知られているが, ほかのMHC様分子も含め, それらの生理的機能には不明な点が多い. 本研究ではMHC1-4の生理的機能を網羅的に追求すべく, 市中感染強毒型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (community-acquired MRSA: CA-MRSA) であるMW2株から, 4つのMHC様分子の遺伝子それぞれの単一-4重遺伝子欠損変異株を作成した. この変異株を用い, 野生株と対比してヒト血球細胞に対する応答性を調べ, さらにマウスに対する感染実験を行った. その結果, MHC1はリンパ球分化増殖および炎症性サイトカイン産生を促進し, また, MHC3はリンパ球分化増殖を抑制し, 樹状細胞上のHLAおよび補助刺激因子であるCD86の発現, およびINF-γ産生を抑制していることが明らかになった. また, 野生株と比較して, 1-4をすべて欠損した株は3倍以上貪食されやすく, ほかの単一欠損株に比べても2倍近く貪食をされやすかった. 一方で好中球による殺菌活性に差はみられなかった. これらの結果から, MHC様分子は貪食からの回避に関与するのに加え, 宿主の獲得免疫系の応答にも影響を与えていることが明らかとなった.
著者
馬場 始三 宇夫陽次朗 山口 英 篠田 陽一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.63, pp.79-84, 1996-07-12
参考文献数
3

本稿では、ネットワーク中を移動するユーザの利便性や電子メールの到達性を向上させることを目的としてユービキタスな電子メールサービスを提案する。ネットワークを通じてメールサービス自体を移動する技術及び電子メールに限定したネットワークへのアクセス手段の導入によって、移動ユーザに適応した電子メールサービスを提供可能である。そのための要素技術として、メールリダイレクション機構とWWMB (orld Wide Mail Bo)を提案する。メールリダイレクション機構は、電子メールの経路の動的変更により効率的な配送を目的とする。WWMBは、ネットワーク分散型の仮想メールボックスで、ネットワークをリージョンという管理領域に分け、その内部のメールストレージ同士の協調と、リージョン同士の協調でユーザの移動に対応する。This paper describes the concept of new ubiquitous E-mail service and the technologies for realizing it. Ubiquitous E-mail service can support users to read their E-mail through any acccss point on Internet, and improvement reachability of E-mail service. This service is realized by introducing two technologies. One make it possible to transfer E-mail service its own somewhere through the network. Another technology present the special access method restricted to make use of E-mail service. The former is called "Mail redirection mechanism", which dynamically translate a distribution path of a E-mail. The latter is called "World Wide Mail Box". This consists of pseudo mail boxes distributed to the network. We introduce the concept of regions to manage the distributed mail boxes. There are some mail strages in one region. The mail storages exchange information with each other, and regions too. By doing so, WWMB provide the functions mentioned above.
著者
馬場 典子
出版者
名古屋大学国際言語センター
雑誌
名古屋大学日本語・日本文化論集 (ISSN:1348804X)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.17-36, 2018-03-31

本稿は、感情を表す動詞のうち、「嫌悪」の感情を表す動詞「嫌う」が持つ複数の意味について記述し、それらの意味の関連性を明らかにすることを目指した。分析の結果、「嫌う」には7つの別義が認められた。それらの別義は「メタファー」と「メトニミー」という比喩により動機づけられている。また、拙論では「感情を表す用法」と「感情以外のものを表す用法」に分けて考察していたが、本稿では「放射状カテゴリー」の概念を援用することにより、包括的な記述をすることができた。また「嫌う」には、他の動詞「避ける」と意味が近いものもあり、他の感情である「困る」との連続性が感じられるものもあることがわかった。さらには「感覚」という別の領域との繋がりもある例も認められた。
著者
半田 久志 片井 修 馬場 則夫 椹木 哲夫 小西 忠孝 馬場 充
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.1438-1446, 1999-11-30 (Released:2009-03-27)
参考文献数
15
被引用文献数
1

In this paper, we propose a new Genetic Algorithm involving a mechanism of Co-evolution. Our Coevolutionary Genetic Algorithm consists of two Genetic Algorithms (GAs): a traditional GA which searches for the optimal solutions for given problems, and another GA to search for effective schemata in the former GA. Also, we adopt binary coding, partial spaces in genetic space, and rotated partial spaces as the coding method for the individuals in the latter GA, namely, schemata for the former GA. Moreover, we discuss on the effectiveness of coding and fitness evaluation for our Coevolutionary Genetic Algorithm. Several computational results on function optimization problems confirm the effectiveness of our approach.
著者
馬場 銀河 齋藤 豪
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.119-120, 2015-03-17

計算機上の画材シミュレータにはデータ利用による様々な利点がある。流体力学に基づいた画材シミュレーション手法は数多く提案されており、我々もこれまで、使用データ量を抑えることが可能な二次元格子を用いて厚みのある絵具による表現が可能な手法を提案してきた。本稿では更に実用性を高めるため支持体の凹凸をモデル化し、表面張力項を付与することで凹凸面上での絵具の挙動を表現可能な手法を提案する。レンダリングの際には格子内部を連続関数近似することで絵具表面での光の反射および屈折を精度よく計算し高品質画像を生成する。得られる結果画像を既存手法の結果と比較し評価することで本手法の有用性を示す。
著者
鈴木 淳 後藤 春彦 馬場 健誠
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.80, no.712, pp.1307-1317, 2015 (Released:2015-07-11)
参考文献数
38
被引用文献数
2

The purpose of this research is to observe the multi-layered-mixture of commercial accumulation in Akihabara. This paper will focus particularly on mixture of various business types and will create a three dimensional floor map for analysis. The summarised result are as follows: 1) The inter-mixed relationship within each building is composed of not only various business types, but old-new stores inter-mixed within a building. 2) When focusing on the change of Akihabara's commercial structure, the city had become widely diverse where each building is configured of several business types. 3) In order to identify the changes in each business inter-mixture type within Akihabara, a hearing survey was carried out. Through inquiring the local merchant association and traditional shopkeepers, it has been identified that it is difficult for buildings being occupied by one store to continue its business due to the lack of flexibility to meet modern day market needs. On the other hand traditional businesses and modern subculture stores are more sustainable due to its small in scale operation.
著者
小林 憲弘 鈴木 俊也 小杉 有希 菱木 麻佑 加登 優樹 金田 智 植田 紘行 河相 暢幸 北本 靖子 土屋 かおり 木村 慎一 古川 浩司 岩間 紀知 中村 弘揮 粕谷 智浩 堀池 秀樹 京野 完 髙原 玲華 馬場 紀幸 佐藤 信武 久保田 領志 五十嵐 良明
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.211-224, 2016 (Released:2016-11-10)
参考文献数
23
被引用文献数
7

水道水中のホルムアルデヒドおよびアセトアルデヒドを迅速・簡便に分析するために, DNPHで誘導体化した試料をLC/UVあるいはLC/MS/MSにより測定する方法を検討した。検討の結果, 水道水に塩化アンモニウムを加えて残留塩素を除去した後, リン酸とDNPHを加えて誘導体化した試料を測定した。いずれの測定機器を用いた場合も両誘導体のピークは短時間で良好に分離し, ホルムアルデヒドの基準値の1/10の濃度 (0.008 mg L-1) まで高精度に分析できた。さらに, 本研究で確立した分析法が全国の水道水質検査に適用できるかどうかを検証するために, 15機関において水道水を用いた添加回収試験を行った結果, いずれの測定機器を用いた場合も両物質について「水道水質検査方法の妥当性評価ガイドライン」の真度, 併行精度および室内精度の目標を満たした。以上のことから, 本分析法は水道水の標準検査法として利用可能と考えられる。
著者
寺内 信 西島 芳子 佐藤 圭二 鈴木 浩 安田 孝 和田 康由 馬場 昌子 バージェス グレイム
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住宅総合研究財団研究年報
巻号頁・発行日
vol.25, pp.37-48, 1999

近代産業都市の発展は,19世紀イギリスにおいても20世紀の日本においても,商業業務を主とする都心部の成立と,その周辺における工業地域と高密度居住地域の形成をもたらした。イギリスでは19世紀の初めからの都市への人口集中は都心周辺部での高密度テラスハウス(バックツウバックあるいはバイロウハウス)によって吸収され,日本の大阪では20世紀初期からの人口集中は長屋や町屋によって吸収されたのである。その結果としての都市形成と都心周辺部の居住様式には,約100年の時期的差異があるにもかかわらず,共通するところが多いことが明らかになった。このような高密度居住による衛生問題を主とする住宅問題・都市計画問題に対して,イギリスではリバプールをはじめとする条例制定や,それを支援する中央政府の公衆衛生法の制定によって改善が進められた。しかし,日本では1900年頃までの上水道普及の進展もあって,建築・都市計画法制からは衛生問題が抜け落ちている。 大阪,リパプール,バーミンガムを主とする本研究では日英比較による都心住宅地形成と更新・保存の制度化の差異の要因として,1)都市自治体の主体性の強弱,2)防火建築材料などの社会的合意形成の時期,3)建築産業の近代化,4)地域住宅産業の育成,5)住宅改善・居住地更新の総合性,6)近隣関係重視の居住地更新政策,などにあることを仮説として明らかにした。この結果を背景に,これからの都心周辺部居住地更新においては,居住者の近隣関係を重視した参加と支援による計画・事業制度の整備と推進が重要と考えている。
著者
馬場 貴志
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.50, no.9, pp.915, 2014 (Released:2016-09-17)
参考文献数
4

宇宙航空研究開発機構(JAXA)をはじめ,アメリカ航空宇宙局(NASA),欧州宇宙機関(ESA)などの各国宇宙機関は,火星探査や月面居住の実現へ向けたロードマップを作成し,さまざまな面からの研究・開発を進めている.ヒトが宇宙で健全に生活するためには,安全性をはじめとする様々な面からの検討が必要であり,微生物についても大きなトピックの1つとなっており,国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟においても微生物モニタリングが実施されている.宇宙などの微小重力下においては,細菌の病原性が上昇するといった報告もあり,もし宇宙において病原微生物が増殖した場合,重大な事態を引き起こす可能性があることから,微生物への影響に関する研究が行われている.一方で,宇宙飛行によってヒトの免疫機能が低下することも報告されており,これは日和見感染のリスクが上昇する可能性があることを示している.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Ichijo T. et al., Microbes Environ., 28, 264-268 (2013).2) Wilson J. W. et al., PNAS., 104, 16299-16304 (2007).3) Borchers A. T. et al., Nutrition, 18, 889-898 (2002).4) Crabbe A. et al., Plos one, 8, e80677 (2013).
著者
冨山 誠彦 今 智矢 船水 章央 上野 達哉 羽賀 理恵 西嶌 春生 新井 陽 鈴木 千恵子 布村 仁一 馬場 正之
出版者
日本神経治療学会
雑誌
神経治療学 (ISSN:09168443)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.642-645, 2017 (Released:2017-04-30)
参考文献数
10

Istradefyllineはウエアリング・オフのあるParkinson病患者の運動症状を改善する.しかし実臨床ではistradefyllineが有効でないこともしばしばあり,どのような患者にistradefyllineが有用なのか迷うことも多い.そこでウエアリング・オフがあり,オン時の運動症状が軽度なParkinson病患者(オン時のUPDRSパートIIIスコアが15点以下)を対象にistradefylline 20mg/日の有効性をオープンラベル試験にて評価した.14例の患者が8週間の試験を終了できた.Istradefyllineの追加投与により,オン時のUPDRSパートIIIスコアが有意に低下し,オフ時間が有意に短縮した.そのうちの13例は試験終了時にParkinson病症状の改善を自覚しており,istradefyllineの内服継続を希望した.ウエアリング・オフがあり,オン時の運動症状が軽度でドパ反応性が保たれている患者でのistradefyllineの有用性が示唆された.
著者
馬場 康平 岡安 光博
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.863, pp.17-00570, 2018 (Released:2018-07-25)
参考文献数
11

Domain switching characteristics of a commercial lead zirconate titanate piezoelectric (PZT) ceramic at high temperature of 100℃ were investigated using an electron backscatter diffraction (EBSD) system. The PZT ceramic consisted of a tetragonal structure with grain size of about 5μm. To analyze the domain switching characteristics, the EBSD analysis was carried out in the same region of the PZT ceramic before and after the heating process. From this analysis, it appeared that each grain is formed by three different domains with different ratio. The area ratio of the domain was altered after the heating process because of the 90° domain switching. To understand clearly the 90° domain switching characteristics, the domain modes were categorized with the angle between the poling direction and c-axis of the tetragonal structure. Although the domain mode was categorized, no clear switching pattern was clarified, i.e., domain switching occurred randomly. Such domain switching mode was attributed to the complicated thermal stress in the PZT ceramic. In order to clarify the domain switching pattern under the heating process, the switching characteristics were investigated in details, in which the grain, having different stress distribution, was selected. The grain selected was constrained in the wide area by the other grains and some region was non-constrained due to the vacancy. From this analysis, severity of domain switching depended on the stress level, e.g., the higher compressive stress, caused by the thermal expansion of the other grains, made the strong domain switching.
著者
大谷 陽範 田村 康宏 馬場 糸子 林 真輝 森岡 みほ子 新藤 哲也 橋本 常生
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.183-186, 2018-08-25 (Released:2018-08-30)
参考文献数
10
被引用文献数
2

魚類中PCBsの簡易かつ迅速なモニタリング分析を目的に,高速溶媒抽出装置(ASE)およびGC-MS/MSを用いた分析法を検討した.測定対象は3~7塩化PCBsとし,試料を抽出温度125°C,抽出溶媒n-ヘキサンでASEにて抽出の後,硝酸銀シリカゲル/硫酸シリカゲル積層カラムで精製し,GC-MS/MSで測定することで,簡易で迅速に分析を行うことができた.定量下限は総PCBsで0.78 μg/kgであった.スズキ,サバ,ブリ,サケ,サンマおよびイワシを対象に5並行の添加回収試験を行った結果,総PCBsの回収率は91–108%,変動係数は1∼3%であった.
著者
原田 康 垣内 祥宏 武田 光志 佐藤 信一 馬場 泰行 幸田 幸直
出版者
一般社団法人 日本医療薬学会
雑誌
病院薬学 (ISSN:03899098)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.399-406, 1999-08-10 (Released:2011-08-11)
参考文献数
10

Recently, automatic tablet counting and packaging machines have come to be widely used for the one-dose packaging of tablets and capsules. However, coloration, i.e. changes in color, of such tablets repackaged by one-dose packaging machins for dispensing has been frequently observed in several kinds of tablets due to the light, humidity and temperature in the room. In this report, the changes observed over time in the controlled-release mesalazine product, Pentasa® tablets, repackaged with polyethylene-laminated cellophane and glassine films for the one-dose packaging was studied.The repackaged tablets changed color within a week at room conditions (22-25°C, 50-70% RH) under a 350 lux fluorescent white-1 amp ex posure for 12 h per day or in darkness. However, no coloration was observed for at least four weeks in a refrigerator (4°C, 20% RH) in dark ness. The weight of the repackaged tablets increased by about 1% at room conditions within a week, while no such weight increase in the tablets was observed while the tablets were kept in a refrigerator. No changes in the amounts of mesalazine and its degradates, gentigic acid and p-aminophenol, in the tablets were observed and the dissolution properties of mesalazine from the tablets also remained unchanged during the experimental period.Based on these findings, we conclude that the one-dose packaging of Pentasa® tablets is not a suitable procedure since it results in the absorption of moisture and changes in color.