著者
岡崎 淳史 田中 智大 吉田 奈津妃 邱 湞瑋
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会誌 (ISSN:09151389)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.51-52, 2019

<p> 本号より,本学会誌「若手のページ」の編集委員が新しくなりました.編集方針を示すと共に,編集委員の4名が所信表明をさせて頂きます.</p>

1 0 0 0 IR 編集後記

出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
vol.59, 2001-06

気がつけば、アーサー・クラークの2001年/2010年宇宙の旅、手塚治虫の鉄腕アトムの誕生の2003年が現実の時代になった。学長の「筑波大学の21世紀におけるさらなる発展のためにー将来計画と意識改革の重要性を訴えるー」の所信表明では図書館情報大学との統合問題、看護・医療学類(仮称)の新設、開学30周年記念事業が平成15年度までに達成しておくべき緊急事項だと述べられている。 ...
著者
白柳 洋俊 倉内 慎也 坪田 隆宏
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.75, no.6, pp.I_191-I_197, 2020 (Released:2020-04-08)
参考文献数
17

本研究は,街並の視覚性ワーキングメモリが注意捕捉を促進するとの仮説を措定し,室内実験により同仮説を検証した.和風型街並を回遊する際,一定時間歩行すると同街並を構成する和風建築要素に対して注意捕捉が促進されることがある.注意捕捉は視覚性ワーキングメモリに保持された視覚的な記憶と類似した要素に対して促進される.そこで本研究は和風型街並を対象に,事前に保持した和風型街並の視覚性ワーキングメモリが駆動することで,事後の和風型街並の和風建築要素に対して注意捕捉の促進が生じるとの仮説を措定し,同仮説を視覚探索課題により検討した.実験の結果,和風型街並を事前に認知することで,事後の和風建築要素に対する注意捕捉が促進すること,すなわち仮説を支持する結果が得られた.
著者
高山 哲治 五十嵐 正広 大住 省三 岡 志郎 角田 文彦 久保 宜明 熊谷 秀規 佐々木 美香 菅井 有 菅野 康吉 武田 祐子 土山 寿志 阪埜 浩司 深堀 優 古川 洋一 堀松 高博 六車 直樹 石川 秀樹 岩間 毅夫 岡﨑 康司 斎藤 豊 松浦 成昭 武藤 倫弘 冨田 尚裕 秋山 卓士 山本 敏樹 石田 秀行 中山 佳子
出版者
一般社団法人 日本遺伝性腫瘍学会
雑誌
遺伝性腫瘍 (ISSN:24356808)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.93-114, 2020 (Released:2020-09-25)
参考文献数
62

Cowden症候群/PTEN過誤腫症候群は,PTEN遺伝子の生殖細胞系列の病的バリアントを原因とする常染色体優性遺伝性の希少疾患である.消化管,皮膚,粘膜,乳房,甲状腺,子宮内膜,脳などに過誤腫性病変の多発を特徴とする.巨頭症および20歳代後半までに多発性皮膚粘膜病変を発症することが多い.ときに小児期に多発する消化管病変,自閉スペクトラム症,知的障害が診断の契機となる.また,がん遺伝子パネル検査によって診断される可能性がある.乳癌,甲状腺癌,子宮内膜癌,大腸癌,腎細胞癌などの悪性腫瘍を合併するリスクが高く,適切なサーベイランスが必要である. 本診療ガイドラインでは,小児から成人にかけてシームレスに,正確な診断と適切な治療・サーベイランスが行われるよう,基本的事項を解説し,4個のクリニカルクエスチョンと推奨を作成した.
著者
松本 主之 新井 正美 岩間 達 樫田 博史 工藤 孝広 小泉 浩一 佐藤 康史 関根 茂樹 田中 信治 田中屋 宏爾 田村 和朗 平田 敬治 深堀 優 江﨑 幹宏 石川 秀樹 岩間 毅夫 岡﨑 康司 斎藤 豊 松浦 成昭 武藤 倫弘 冨田 尚裕 秋山 卓士 山本 敏樹 石田 秀行 中山 佳子
出版者
一般社団法人 日本遺伝性腫瘍学会
雑誌
遺伝性腫瘍 (ISSN:24356808)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.79-92, 2020 (Released:2020-09-25)
参考文献数
52

若年性ポリポーシス症候群は全消化管に過誤腫性ポリープである若年性ポリープが多発する,希少疾患である.SMAD4あるいはBMPR1A遺伝子の生殖細胞系列バリアントが原因として報告されている.約75%は常染色体優性遺伝形式を示すが,約25%は家族歴のない孤発例である.また,がん遺伝子パネル検査によって診断される可能性がある. ポリープの発生部位により全消化管型,大腸限局型,胃限局型に分けられ,胃限局型ではSMAD4の病的バリアントを原因とすることが多く,胃癌のリスクが高い.また,SMAD4の病的バリアントを有する症例では,遺伝性出血性毛細血管拡張症を高率に合併し,心大血管病変の定期検査も考慮する. 本診療ガイドラインでは,小児から成人にかけてシームレスに,正確な診断と適切な治療・サーベイランスが行われるよう, 基本的事項を解説し,3個のクリニカルクエスチョンと推奨を作成した.
著者
山本 博徳 阿部 孝 石黒 信吾 内田 恵一 川崎 優子 熊谷 秀規 斉田 芳久 佐野 寧 竹内 洋司 田近 正洋 中島 健 阪埜 浩司 船坂 陽子 堀 伸一郎 山口 達郎 吉田 輝彦 坂本 博次 石川 秀樹 岩間 毅夫 岡﨑 康司 斎藤 豊 松浦 成昭 武藤 倫弘 冨田 尚裕 秋山 卓士 山本 敏樹 石田 秀行 中山 佳子
出版者
一般社団法人 日本遺伝性腫瘍学会
雑誌
遺伝性腫瘍 (ISSN:24356808)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.59-78, 2020 (Released:2020-09-25)
参考文献数
88

Peutz-Jeghers症候群は,食道を除く全消化管の過誤腫性ポリポーシスと皮膚・粘膜の色素斑を特徴とする希少疾患である.STK11遺伝子の生殖細胞系列の病的バリアントを原因とし,常染色体優性遺伝形式をとる.また,がん遺伝子パネル検査によって診断される可能性がある. 本症候群でみられる過誤腫性ポリープは小腸に好発し,ポリープが大きくなると出血,腸閉塞,腸重積の原因となる.初回の消化管サーベイランスは症状がなくても8歳頃を目安に行い,10〜15mm以上の小腸ポリープは内視鏡的ポリープ切除術を行う.消化管,乳房,膵,子宮,卵巣,肺,精巣などに悪性腫瘍の発生が認められ,適切なサーベイランスが必要である. 本診療ガイドラインでは,小児から成人にかけてシームレスに,正確な診断と適切な治療・サーベイランスが行われるよう, 基本的事項を解説し,4個のクリニカルクエスチョンと推奨を作成した.
著者
黒木 太司 山岡 幸一 石川 頌平 村田 雄介 出穂 剛史 米山 務
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. C, A publication of Electronics, Information and System Society (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.128, no.6, pp.825-831, 2008-06-01
参考文献数
9
被引用文献数
1

An NRD guide pulse radar front-end was fabricated for level sensor applications at 60 GHz. Main emphasis was placed on circuit configuration. Typically, an oscillation power is divided by a junction circuit and is introduced into two parts. One is for transmitting wave, and the other is for LO wave to perform hetero-dyne detection. The frequency of the former is up-converted so as to be different from the frequency of the LO wave, and thus, a power amplifier is installed in the transmitting side due to low output power of the up-converted millimeter-wave. In this paper, we proposed a new circuit configuration, which consists of a Gunn oscillator with two output ports to eliminate a junction circuit, a direct pulse-modulator to obtain a high level transmitting power without an expensive millimeter-wave power amplifier, and a filter-based down-converter with an up-converter as a local oscillator.<br>Range finding was performed by using the NRD guide pulse radar, however multi-reflection occurred between a target and a planar antenna due to a pencil beam radiation of our developing planar antenna, so that precise distance estimation could not be performed for short range detection. With this in mind, an FPGA-based signal processor was developed in order to eliminate such multi-reflection. The sequential sampling method was employed to reduce experimental errors, which were investigated in terms of difference of periods between a modulated pulse train and a sequential sampling clock. The error of range finding was successfully reduced to be less than 2 % for the distance range from 2 m to 10 m under multi-reflection environment.
著者
飯野 守
出版者
文教大学女子短期大学部
雑誌
研究紀要 = Annual Reports of Studies (ISSN:03855309)
巻号頁・発行日
no.42, pp.1-9, 1998-12-01

1982年3月に山形県の最上郡金山町で初めて公文書公開条例が制定されて以降、地方公共団体に次々に情報公開を制度化する条例が制定された。そして、1998年6月には、愛媛県でも県情報公開条例が制定され、すべての都道府県が情報公開条例を持つに至った。 一方、1996年12月には、国レベルでも情報公開法要綱案(最終報告)が公表され、さらに、1998年3月には、この要綱案の内容にほぼ沿った「行政機関の保有する情報の公開に関する法律案」(以下、情報公開法案とする)が政府の手により国会に上程された。同法案は第142国会では惜しくも継続審議になったものの、後の小渕新首相の所信表明演説でも取り上げられており、成立の可能性は十分である。この法案が実際に成立すれば、日本の法制度および行政の歴史上画期的なこととなる。 けれども、多くのメディアや研究者が注目したように、同法案は、その目的規定中に「知る権利」を明記するものとはならなかった。このことは法案の法的効果を考える上でどのような意味を持つのだろうか。このことを検討する文献はすでに多数に及ぶが、情報公開はかねてより関心を持ち続けてきたテーマであるので、この機会に私見をまとめておくこととしたい。 以下、第2章では、情報公開制度と政府が提出した情報公開法案について概観したうえで、第3章で、情報公開制度と「知る権利」との関係を検討することとする。
著者
佐田富 道雄 川原 顕磨呂 佐々木 祐一 工藤 博幸 加野 敬子
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.250, 2005

稠密三角格子サブチャンネル内の空気_-_液系気液二相流の圧力損失に及ぼす表面張力の影響を実験的に調べた結果を報告している.なお、液には常温の水と表面張力がその約60%である界面活性剤水溶液を使用している.
著者
正田備也 高須 淳宏 安達 淳
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.48, no.SIG11(TOD34), pp.14-26, 2007-06-15

文書分類のための代表的な確率論的手法にナイーヴ・ベイズ分類器がある.しかし,ナイーヴ・ベイズ分類器は,スムージングと併用して初めて満足な分類精度を与える.さらに,スムージング・パラメータは,文書集合の性質に応じて適切に決めなければならない.本論文では,パラメータ・チューニングの必要がなく,また,多様な文書集合に対して十分な分類精度を与える効果的な確率論的枠組みとして,混合ディリクレ分布に注目する.混合ディリクレ分布の応用については,言語処理や画像処理の分野で多く研究がある.特に,言語処理分野の研究では,現実の文書データを用いた実験も行われている.だが,評価は,パープレキシティという純粋に理論的な尺度によることが多い.その一方,テキスト・マイニングや情報検索の分野では,文書分類の評価に,正解ラベルとの照合によって計算される精度を用いることが多い.本論文では,多言語テキスト・マイニングへの応用を視野に入れて,英語の20 newsgroupsデータ・セット,および,韓国語のWebニュース文書を用いて文書分類の評価実験を行い,混合ディリクレ分布に基づく分類器とナイーヴ・ベイズ分類器の,定性的・定量的な違いを明らかにする.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.281, pp.54-57, 2001-06-08

自らが開発に携わった新技術に将来を託し,大企業を飛び出した技術者がいる。日本橋梁に勤務していた小谷鉄穂さん(54歳)だ。 小谷さんは,日本橋梁の副社長だった村上一朗さん(65歳)と一緒に99年7月,環境企画21という会社を大阪市内で設立。村上さんが社長に,小谷さんが取締役に就任した。1年後,かつての小谷さんの上司が合流。
著者
赤堀 正宜 アカホリ マサヨシ Masayoshi Akahori
雑誌
放送教育開発センター研究紀要
巻号頁・発行日
no.1, pp.135-146, 1988

Video-tape recording for research on teaching and learning is known as the most effective and popular method in analysis of teaching. In the first experiment of micro-teaching at Stanford University in 1963, video-tape recording was used for evaluation of teaching practice by student teachers, and since then this method has been used for research on teaching methods. The Institute has been producing teacher-training audio-visual materials since 1984. This paper reports the search and development activities involved in those efforts.
著者
小池 俊徳 一川 誠
出版者
日本視覚学会
雑誌
VISION (ISSN:09171142)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.87-100, 2019-07-20 (Released:2019-07-24)
参考文献数
14

In order to examine how the voluntary inspiration–expiration circle affect the effects of visual attention on target detection task, we conducted two experiment in which observers attended to the target location or non target location in terms of the cost–benefit method (Posner, 1980). In the experiments, observers performed target detection task during or after inspiration, or expiration. In the first experiment, a visual cue was presented to attract endogenous visual attention, or exogenous visual attention, while in the second experiment, visual cues were presented to attract both endogenous and exogenous attention. We found advantages of inspiration with the exogenous attention task, but advantages of expiration with the endogenous attention task. We discussed the implications of these results for appropriate respiratory control in the competitive sports.
著者
井上 登太
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.238-244, 2011-12-28 (Released:2016-07-05)
参考文献数
18

高齢化に伴い老人性肺炎,誤嚥性肺炎の増加は非常に大きな問題とされている.嚥下食の問題として,一般的に使用されている増粘剤やゼリーの特徴の理解が必要であり,病態の問題として,誤嚥性肺炎の4病態それぞれ発生原因・治療方法が異なることを覚えておく必要がある.さらに,リスク管理として,多くの全身的要因により影響され慢性的経過をとることが多いことを忘れず,全身状態・評価環境と摂食環境を併せた総合的な判定が重要である.これらを踏まえ,多職種の協力とチーム内の認識統一,本人・家族の希望,社会的状況,残存機能を踏まえた指導内容の決定,予防,早期治療のため地域啓発,医療・介護職の知識・技術の啓発を含む包括的呼吸嚥下リハビリテーションが進められている.