著者
高田 一慶 原田 宗彦 備前 嘉文
出版者
日本スポーツ産業学会
雑誌
スポーツ産業学研究 (ISSN:13430688)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.25-42, 2008-03-31 (Released:2010-07-27)
参考文献数
37
被引用文献数
3 7

Japan's unique corporate sports system has greatly contributed to the development and promotion of sports in Japan. However, due to the worsening economic development, the environment surrounding corporate sports organizations has been changing drastically. Especially, that of ball sports, among corporate sports, is very difficult. Given the change, it is necessary for sports organizations to understand behavioral and psychological characteristics of their spectators in order to set out significant marketing strategies for effective provision of sports products. In terms of understanding the characteristics, many previous researchers discuss the importance of finding and choosing an appropriate target market through segmentation of spectators in sports. Consequently, this study focused on the motivation of sports spectators. The purposes of this study were to understand the behavioral and psychological characteristics, segment by segment, and to compare and contrast the characteristics of spectators among everal sports leagues in Japan top ball sports. Scales based on the Sport Interest Inventory (SII) were used in this study. Exploratory factor analysis (EFA) was conducted first to detect the motivation factors of sports spectators, and then non hierarchical cluster analysis, using mean scores of each motivation factor, was conducted for classification of the spectators. The findings of this study reveal the existence of 10 factors regarding sports spectators' motivation, and be able to classify sports spectators into 5 clusters; "Fixed Fan" "Social Fan" "Potential Spectator" "Normal Spectator" and "Active Fan" according to the tendency of the mean scores and the demographic characteristics. Some implications were suggested from the study for further development of Japan's top sports.
著者
三池 忠 田原 良博 山口 由美 原田 拓 安倍 弘生 楠元 寿典 沼田 政嗣 蓮池 悟 山本 章二朗 児玉 眞由美 永田 賢治 林 克裕 下田 和哉
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.105, no.9, pp.1362-1366, 2008 (Released:2008-09-05)
参考文献数
11
被引用文献数
1

症例は66歳男性.潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis; UC)を合併したC型慢性肝炎(chronic hepatitis(C); CH(C))に対して,インターフェロン(interferon; IFN)βの投与を行った.投与前の内視鏡的重症度は中等度であったが,投与開始後8週間で内視鏡的重症度は軽度となった.しかしIFN投与終了後は再び内視鏡的重症度は中等度となり,増悪を認めたため,IFN投与にて潰瘍性大腸炎が改善したと考えられた.
著者
笹山 夕美絵 原田 敦志 菅原 美保 内田 まり子 善積 有子
出版者
視覚障害リハビリテーション協会
雑誌
視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集
巻号頁・発行日
vol.20, pp.21, 2011

<B>【はじめに】</B><BR> 当協会では、仙台市在住者に対し、訓練事業委託元である仙台市の身体障害者更生相談所(以下、更生相談所)、相談事業を受託しているアイサポート仙台(以下、アイサポート)と連携して在宅訓練を実施している。今回は、ある当事業利用者に対して実施した生活訓練を通して、支援のタイミングと連携について、経過を報告する。<BR><BR><B>【ケース】</B><BR>Aさん:糖尿病性網膜症(合併症:腎不全)50代単身女性。現在視力、右)0.01左)0<BR><BR><B>【経過】</B><BR>2004年8月 地元病院で糖尿病性網膜症と診断。視力右)0.1左)0。<BR>2008年頃 東北大学病院(以下、大学病院)にて白内障手術実施。<BR>2009年10月末 視力低下右)0.08左)0。<BR>2010年5月 大学病院にて網膜剥離の手術実施。視力低下が続き右)0.02左)0。入院時に地域医療連携室より、生活保護ケースワーカーとアイサポートに連絡が行き、アイサポートから当協会へと繋がった。この間の生活では一人で外出が出来なくなり、買い物やゴミ捨ても出来ず、食事も作れず、友人にその全てを頼んでいたがとても不便だったとのこと。<BR>2010年6月 当協会の在宅訓練を開始。科目は歩行とADLで実施。このときアイサポートを通じて移動支援やホームヘルパーの利用、生活保護ケースワーカーから腎臓食の配達の手配等、生活基盤の安定を訓練と同時に進めた。<BR>2010年10月 視力は右)0.04左)0。<BR>2010年11月末 眼圧が上がり大学病院に入院。約2ヵ月訓練停止。訓練としてはいつでも再開できる旨を伝え、定期的に連絡をする。目も落ち着き右)0.06左)0。<BR>2011年2月 訓練再開。<BR>2011年3月 震災後、さらに視力が低下し右)0.01左)0。訓練継続中。<BR><BR><B>【考察】</B><BR> Aさんは、医療現場から相談機関、訓練機関につながったことで生活基盤の安定と訓練を同時に進めることができた。特に、2010年11月末には眼圧が上がり入院したことで、若干精神的に落ち込んだようだが、"先のことを相談できる機関があったことで安心感があった"との発言が聞かれた。地域の社会資源が連携し、タイミングよくサービスを提供することで、視機能が徐々に低下していく中でも不安感が高くならず、訓練をスムーズに進めることができたと思われる。
著者
原田 明子 Akiko Harada 作新学院大学人間文化学部 The Faculty of Human and Culture Sciences Sakushin Gakuin University
出版者
作新学院大学人間文化学部
雑誌
作新学院大学人間文化学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Human and Cultural Sciences Sakushin Gakuin University (ISSN:13480626)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.77-90, 2007-03-01

以下は平成16年度後期から平成18年度前期にかけて、作新学院大学人間文化学部の必修科目「キャップストーンコース」において行われた、児童英語活動「英語であそぼう」の取り組みについての報告である。受講者の活動を、担当教員の視点からまとめたものである。
著者
奥田 稔 高坂 知節 三宅 浩郷 原田 康夫 石川 哮 犬山 征夫 間口 四郎 新川 秀一 池野 敬一 松原 篤 稲村 直樹 中林 成一郎 後藤 了 小野寺 亮 遠藤 里見 亀井 民雄 室井 昌彦 馬場 廣太郎 島田 均 舩坂 宗太郎 大橋 伸也 鄭 正舟 小澤 実佳 八木 聰明 大久保 公裕 後藤 穣 服部 康夫 上野 則之 柏戸 泉 大塚 博邦 山口 潤 佃 守 池間 陽子 坂井 真 新川 敦 小林 良弘 佐藤 むつみ 山崎 充代 藤井 一省 福里 博 寺田 多恵 小川 裕 加賀 達美 渡辺 行雄 中川 肇 島 岳彦 齋藤 等 森 繁人 村上 嘉彦 久松 建一 岩田 重信 井畑 克朗 坂倉 康夫 鵜飼 幸太郎 竹内 万彦 増田 佐和子 村上 泰 竹中 洋 松永 喬 上田 隆志 天津 睦郎 石田 春彦 生駒 尚秋 鈴木 健男 涌谷 忠雄 宮國 泰明 夜陣 紘治 森 直樹 田頭 宣治 宮脇 浩紀 青木 正則 小林 優子 高橋 正紘 沖中 芳彦 遠藤 史郎 池田 卓生 関谷 透 奥園 達也 進 武幹 前山 忠嗣 恒冨 今日子 増山 敬祐 浅井 栄敏 土生 健二郎 中崎 孝志 吹上 忠祐 角田 憲昭 渡辺 隆 野口 聡 隈上 秀伯 吉見 龍一郎 茂木 五郎 鈴木 正志 大橋 和史
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.633-658, 1996-09-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
21

通年性アレルギー性鼻炎患者211例を対象に, KW-467910mg/日 (KW群) の有効性, 安全性および有用性をoxatomide 60mg/日 (OX群) を対照薬として多施設二重盲検群間比較試験により検討した.最終全般改善度の「改善」以上は, KW群61-6%, OX群57.6%で, 両群間に有意差は認められなかつたが, 同等性の検証を行った結果, KW群はOX群と比較して同等ないしそれ以上と考えられた. 概括安全度の「安全性に問題なし」と評価された症例は, KW群68.0%, OX群61.4%で, 両群間に有意差は認められなかった. 主な副作用症状は両群とも眠気であった. 有用度の「有用」以上は, KW群54.9%, OX群50.5%であり両群間に有意差はなかったが, KW群の方がやや有用率が高かった.以上の成績より, KW-4679は通年性アレルギー性鼻炎に対して, 臨床的に有用性の高い薬剤であると考えられた.
著者
原田 知育 小渕 真巳
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.115, pp.123-129, 2002-11-28

近年,ETCを始めとするDSRCを用いた様々なアプリケーションの実用化が進められている.そこでは,路面や周辺構造物などでの反射波の影響によって発生する通信エラーが問題となっている.この対策として,従来は周辺構造物に電波吸収体を貼るなどの方法がとられている.しかしながら,汎用DSRCの使用形態は様々であることから,車載機アンテナの指向性を環境に合わせて適応的に制御する方法がより適していると考えられる.そこで我々は,DSRC車載機のための受信制御装置の開発を進めている.本報告では,車載機アンテナの指向性制御による通信品質の改善効果を評価するために試作した車載実験装置の概要,ならびに実環境評価の結果について述べる.In recent years, DSRC systems, such as ETC, are in practical use. In the DSRC environments, there is a problem of communication error caused by the influence of the reflective waves. Radio wave absorbers are used in ETC system to solve this problem. However, there are variety of surrounding environments and surrounding structures. So, it is more suitable for DSRC applications to use a method of controlling directional pattern of a mobile antenna. Therefore we have developed a directional pattern control system for improving deterioration of the communication quality. This paper shows the outline of our developed equipment and the experimental result in an open field.
著者
原田 二朗 山本 健 溝口 正 佐藤 秀明
出版者
久留米大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

酸化ストレスを原因とする肥満から発展するメタボリックシンドロームは、脳梗塞や心筋梗塞のリスクファクターとなることから、予防法の開発が急務である。本研究では未だ動物実験では使われたことがない光合成細菌がもつケト型カロテノイドを調べることで、メタボリックシンドロームの予防効果について検討する。具体的には、糸状性酸素非発生型光合成細菌Chloroflexus aurantiacusがもつ、ケト型カロテノイドに着目し、カロテノイド分子種の同定と機能を調べた。ケト型カロテノイドの疾病に対する優れた予防剤としての開発が期待される。