著者
柳沢 豊 塚本 昌彦 劉 渤江 西尾 章治郎
出版者
社団法人人工知能学会
雑誌
人工知能学会誌 (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.10, no.5, pp.761-768, 1995-09-01
被引用文献数
6

Conventionally, the development of a knowledge application system has often been accompanied with the constraction of its underlying knowledge-base system. As a result, such a tight coupling of an application system with its employed knowledge-base system makes it difficult to share and reuse a knowledge-base among different applications. However, large scale knowledge-base should be shared by a wide variety of applications. The efficient share and reuse of knowledge-base among different applications is currently one of the most important research issues in building knowledge systems. Thus, it is important to establish the notion of knowledge-base independence among applications and knowledge-base systems. In this paper, this important notion is first defined by three types of independence : maintenance independence, program independence, and algorithm independence. Then, a dynamic inheritance deduction mechanism is proposed to achieve knowledge-base independence in the environment of object-oriented programming languages. The mechanism acts as the interface between the application and its knowledge-base system : if a message invokes a method, a query for the knowledge-base is automatically generated. The result of reasoning in the knowledge-base dynamically decides the class hieraechy (i.e., the inheritance relation) of the application. By doing so, a knowledge-base can be effectively utilized by different application systems without knowing the detailed structure, which realizes knowledge-base independence. We implemented the dynamic inheritance deduction mechanism using the Objective-C language and the DOT developed in our previous work for deductive and object-oriented extended term representation. Furthermore, based on the proposed mechanism, we constructed the enviroment DOT-ADE (DOT application development environment) for supporting application development.
著者
中地 義和 月村 辰雄 塚本 昌則 野崎 歓 シモン=及川 マリアンヌ 深沢 克己 新田 昌英 畑 浩一郎 本田 貴久
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は、19世紀初頭から現代までのフランス文学史の尾根をなす作家のうち、その創作が歴史的出来事の経験や歴史をめぐる深い省察に根ざしている例を精選し、彼らがいかに歴史を内面化しながら作品を創出しているかを探ることを目的とした。またその様態を、各時代の文学理念、言語美学、人文知と関連づけながら、独自の視点からの文学史的通観の構築をめざした。対象になりうる事例の数はおびただしく、個々の事例は作家の生涯に根を張っているため、本格的に扱う対象の数を限らざるを得なかったが、第二帝政期から第三共和政初期、第二次世界大戦期、戦後のポストコロニアル期の文学を中心に、当初の計画に見合う成果が得られた。
著者
塚本 こなみ 鈴木 清
出版者
樹木医学会
雑誌
樹木医学研究 (ISSN:13440268)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.180-182, 2011-10-31
著者
塚本 勝巳 西田 睦
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1998

1.集団構造の解析:同一年度に台湾,中国(丹東),種子島,宮城に接岸したシラスウナギ各50個体,計200個体について,ミトコンドリアDNA調節領域(約600bP)の塩基配列を決定し,集団解析を行った結果,明瞭に分化した集団の存在は認められなかった。また,産卵親魚集団の遺伝的組成をより正確に反映している可能性のあるレプトケファルスを5回にわたる調査航海で採集し,これらについて同様の解析を行った結果,産卵時期の異なったレプトケファルス集団間に有意な遺伝的分化の徴候は得られなかった。また,核DNAレベルの詳細な比較を行うために,AFLP分析を宮城,神奈川,種子島で採集した計30個体のシラスについて行ったが,やはり明瞭な地理的分化は認められなかった。今後核DNAの遺伝的変異をさらに調べるための準備として,マイクロサテライトマーカーの単離も進めた。2.耳石解析:国内5地点で,シラス接岸時期の前・中・後期に採集したシラス計150尾について,耳石日周輪の解析を行った。ウナギの接岸日齢は約6ヶ月で,産卵期は4〜11月,産卵ピークは7月にあることがわかった。また,産卵期の早期に生またものは,遅生まれの群に比較して成長がよく,若齢でより低緯度の河口に,早期に接岸することが明らかになった。日本周辺の沿岸域と東シナ海で採集した下リウナギの耳石ストロンチウム濃度をEPMA分析で調べたところ,約75%が淡水に遡上しない個体で占められており,ウナギ資源の再生産に寄与するものの大部分は,河川に遡上しない個体が今えているものと推察された。3.結論:現在のところ東アジアのウナギ資源は巨大な単一集団と考えるのがよく,また河口域がウナギの重要な生息域であると再認識されたので,ウナギ資源の保全のためには,まず河口の汚染を改善すること,河口の親ウナギ漁業の制限,さらには東アジア4ヶ国全体でシラス漁業の国際管理を行うことが重要である。
著者
長谷川 明史 塚本 享治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.31, pp.137-144, 2009-03-11
参考文献数
9
被引用文献数
1

オープンソースソフトウェアのソースコードを読む機会が増えているが、利用者は大量のプログラムから目的の場所を見つけなければならない。文字列検索やソースコードブラウザのような既存の方法ではソフトウェアの構造を検索できないため、セマンティック Web 技術を用いてクラスの構造や関係に基づく Java ソフトウェアの構造検索システムを提案する。 セマンティック Web の技術を用いて Java ソフトウェアの構造解析を行うため、Java のソフトウェア構造を RDF 化し、SPARQL というクエリ言語を用いてソフトウェアの構造を検索できるようにした。このときに OWL2.0 による推論を用いている。また、RDF グラフに対して、調べたい構造のパターンを持った SPARQL クエリを用いて検索を行った。The opportunity of reading open source software's source codes has increased. User has to read a large amount of source codes for finding target codes. Conventional methods like text search and source browser can't search for complex software structures. So this paper proposes a new method by Semantic Web Technology. The system converts the structures into RDF for querying by query language SPARQL. At this time, the system use inference of OWL 2.0. After that, we ask query the RDF graph in SPARQL and get the target software structures.
著者
塚本 三枝子
出版者
国際医療福祉大学
雑誌
国際医療福祉大学学会誌 (ISSN:21863652)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.34-45, 2013-01-31

定年退職後に米つくり活動に参加した5 人の元サラリーマン男性を対象に,定年後の暮らしの再構築のプロセスを明らかにし,再構築がなぜ可能となったのかを検討することを目的に半構造的インタビューを行い,逐語録を作成し分析した.対象者は定年退職により安堵した一方で,定年による喪失を体験した.思い通りにいかない現実に直面し,何とかしなければという思いはあるが行動へは躊躇いがあり,定年後の暮らしの前で足踏みをし,放っておいたら定年後うつや引き込もりになる可能性が高かった.しかし,活動へ気楽に参加し,拘束性の緩い,個性が大事にされることを堅持している活動を通して,定年により失った人との関係性・居場所・役割という暮らしの基盤を再び掌中に収め,暮らしの質が向上した.
著者
塚本耕司 後藤浩行 齋藤孝道
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.611-613, 2013-03-06

本論文では, ユーザの行動追跡を行う上での新たな特徴点の一つとして, JavaScriptベンチマークであるsunspiderの結果を用いたユーザのCPUを推定する手法を提案し,その実装を示す.
著者
平井 松午 溝口 常俊 出田 和久 南出 眞助 小野寺 淳 立岡 裕士 礒永 和貴 鳴海 邦匡 田中 耕市 渡辺 誠 水田 義一 野積 正吉 渡辺 理絵 塚本 章宏 安里 進
出版者
徳島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、各地に所蔵される近世後期に作成された実測図もしくは実測図系絵図の作成法とその記載内容・精度の比較検討を行い、その上で近世実測図を用いたGIS 解析法の確立を目指したものである。その結果、徳島藩・金沢藩・鳥取藩では藩領全域をカバーする測量図がそれぞれ独自の手法によって作成されていたこと,また近世後期の城下絵図についても測量精度が向上して,これらの測量絵図が GIS 分析に適した古地図であると判断した。
著者
丸山 裕太郎 竹川 佳成 寺田 努 塚本 昌彦
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.3, pp.1-6, 2009-05-14

ギターは長い歴史をもち,幅広い音楽のジャンルで用いられてきた.しかし,従来のギターはフレット数や弦数の固定された構造をしているため,求められる構造に柔軟に適応できなかった.そこで本研究では,弦の音高を制御する指板ユニットおよび発音のタイミングを制御するピックアップユニットを動的に組み合わせることでさまざまなギター構造に適応できるユニットギター (UnitGuitar) を構築する.UnitGuitar は各ユニットを組み合わせることでさまざまな構造のギターを構築できる.さらに,センサやアクチュエータなど入出力機器を搭載した拡張ユニットを用いて直観的な操作や特殊なエフェクトが実現できる.加えて,UnitGuitar は各ユニットが接続されると接続関係を認識し音色および音高の設定を自動で行う機能をもつ.UnitGuitar の有効性を検証するために 2008 年 12 月 13 日および 14 日に行われた,神戸ルミナリエのイベントステージにてプロトタイプを実運用した.The guitar has been used in various genre of music in its long history. Generally, a guitar lacks structural flexibility to cover variety of playing styles, which has been one of the limitations of performance using it. In this study, we propose UnitGuitar that can dynamically change the structure by dividing and combining finger-plate units that are used for controlling the pitch, and pick-up units that are used for controlling the timing as unit components. The system recognizes the connection relationships among units configure the settings. We developed a prototype of UnitGuitar and used it in the event stage of Kobe Luminarie on December 13 and 14, 2008, which showed the effectiveness of UnitGuitar.
著者
塚本 明廣
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
オリエント (ISSN:00305219)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.1-16, 1994

The words bridging the two lines in the Edwin Smith papyrus are not split arbitrarily. They do, however, follow several rules:<br>(1) More than one consecutive determinatives are never divided into two lines. The combinations are treated as inseparable single strings. And the determinatives, single or combined, have a tendancy to shift to the head of the next line.<br>(2) The grammatical morphs (xr, jn, n) are never separated from pronominal suffixes. The combined string forms a indivisible unit. And they are placed at the head of the next line.<br>(3) The grammatical morphs (xr, jn) written alphabetically are never split, while lexical morphs spelled phonetically can be split freely.<br>These restrictions and other tendancies of spelling are tested and confirmed by other literary works in hieratic script with limited exceptions.<br>Considering these split words and words written within lines, and the fact that determinatives of lexemes vary freely, ancient Egyptian scribes must have already identified linguistic units. These correspond nearly to words, grammatical morphemes, and determinatives in contrast to phonogrames in modern linguists' terminology.
著者
竹川 佳成 寺田 努 塚本 昌彦 西尾 章治郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.111, pp.101-106, 2004-11-06

筆者らの研究グループでは,いつでもどこでも楽器を演奏して音楽を能動的に楽しみたいという要求を満たすため,手軽に持ち歩いて利用できるモバイル楽器の開発を行ってきた.これまで,あたかも演奏しているかのようなPC操作が行える小型鍵盤楽器モバイルクラヴィーアIや,音域変更操作をスムーズに行う仕組みを備えることで,音域が広い楽曲を演奏しやすくした楽器であるモバイルクラヴィーアIIを開発してきた.そこで本研究では、文字入力可能な小型鍵盤であるモバイルクラヴィーアIと,黒鍵追加型小型鍵盤であるモバイルクラヴィーアIIを統合し,より芸術的な文字入力を可能にしたモバイルクラヴィーアIVの構築を目的とする.さらに,モバイルクラヴィーアIVのアプリケーションである歌唱機能について述べ,小型鍵盤を用いた新たなエンタテイメントシステムの可能性について議論する.Our research group has proposed and developed mobile electronic musical instruments to enable users to play music anytime and anywhere. Mobile Clavier I enables a user to control his PC like playing a musical instrument, and Mobile Clavier II is an instrument for playing a music that has a wide diapason easily by the function for changing diapason smoothly. The goal of our study is to construct the Mobile Clavier IV, which is a new musical instrument enables a user to input character artistically by integrating Mobile Clavier I and Mobile Clavier II. Moreover, we discuss the possibility of a new entertainment system by exploiting Mobile Clavier IV to melodia.
著者
鈴本 尊志 塚本 浩二 阿部 和彦
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.221-230, 1990-06-01
被引用文献数
3

抑うつ状態は種々の精神的ストレスや疲労の影響を現わすものと思われてきた. そこでこれらの関連を知るため職場におけるストレスがどのような精神症状と関連が深いかを職場問題・精神症状・疲労自覚症状の3種の質問表について冗長性分析(Redundancy Analysis)を試みた. 精神症状質問表に含まれる項目には抑うつ・不安・対人過敏・離人・その他の各項目群計40項目が含まれている. このうち職場問題32項目と関連して最も負荷の大きかったのは抑うつ項目であった. 疲労自覚症状30項目については疲労一般症状(項目1-10)と疲労精神症状(項目11-20)の項目の部分に負荷がみられた. この精神症状の抑うつと先の疲労自覚症状, 特に精神症状の項目は相互の関連からみて同じ抑うつ的内容を表わしていると考えられた. 従って職場におけるストレスと抑うつ状態とは関連の深いものといえる.(1989年11月21日 受付,1990年3月24日 受理)
著者
塚本 健司
出版者
鶏病研究会
雑誌
鶏病研究会報 (ISSN:0285709X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.43-45, 2003-05-25
被引用文献数
2

オランダとベルギーで発生した高病原性鳥インフルエンザについてProMed情報を基にまとめた。ProMed情報によれば、2003年2月28日にオランダ南東部、ドイツ国境に面したGelderland州において、高病原性鳥インフルエンザが発生し、4月26日現在までに、可能性の高いものを含めて240農場が被害を受けた。4月末日の段階で、発生地域はオランダ南東部の3州(Gelderland、Utrecht、Noord-Brabant)に広まっており、終息の目処はたっていない。死亡鶏には典型的な病変(頭部・鶏冠・肉水の水腫と全身の出血斑など)が観察され、養鶏場での死亡率(80%)も高い。発生農場の半径1km(後に3km)の円内の家禽は全て殺処分の対象であり、これまでに2400万羽が処分された(5月2日現在全鶏の24%)。また、移動禁止は当初発生農場の半径10km以内とされていたが、その後オランダ全土に拡大されており、移動禁止の対象は家禽ばかりでなく馬・牛・羊・豚も含まれている。
著者
松下 宗洋 宮地 元彦 川上 諒子 岡本 隆史 塚本 浩二 中田 由夫 荒尾 孝 澤田 亨
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.375-381, 2013-10-01 (Released:2013-10-19)
参考文献数
29

Several studies have shown that low cardiorespiratory fitness (CRF) or heavy alcohol consumption is risks of total or certain types of cancer death. However, the combined influence of CRF and drinking habits on total cancer mortality is not clear. The purpose of this study was to investigate the joint effect of CRF and drinking habits on total cancer mortality among Japanese men. We evaluated the CRF and drinking habits on risk of total cancer mortality in 8,760 Japanese men (age: 19-59 yr) who were given a submaximal exercise test, a medical examination test, and questionnaires on their health habits. CRF was measured using a cycle ergometer test, and the men were classified into two categories by CRF levels based on the reference value of CRF (R-CRF) in “Physical Activity Reference for Health Promotion 2013” (Under R-CRF and Over R-CRF). Also, the men were assigned to Non Drinking, Moderate Drinking, and Heavy Drinking categories. There were 178 cancer deaths during the 20-yr follow-up period. Relative risk and 95% confidence intervals for total cancer mortality were obtained using the Cox proportional hazards model while adjusting for age, body mass index, systolic blood pressure, and smoking habits. Using the Under R-CRF & Heavy Drinking group as reference, the relative risk and 95% confidence intervals were 0.37 (0.16–0.85) for the Over R-CRF & Non Drinking group. This result suggests that Japanese male with a high CRF and a low drinking habit have a lower risk of total cancer mortality.
著者
板生 知子 塚本 昌彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.104, pp.5-12, 2003-07-10
参考文献数
1
被引用文献数
5

ウェアラブル司会とは,イベントなどの司会者がHMD(ヘッドマウントディスプレイ)と小型コンピュータを装着し,講演者紹介などの決められた台詞やフロアにいるディレクタからの指示をHMDに表示しながら司会進行を行なうことである.ウェアラブル司会では,フロアのディレクタから司会者に会場の反応を反映したり,進行状況に応じて進行のタイミングを指示することが可能となるため,司会者は非常に円滑な進行のもとで会議の雰囲気を高められるものと考えられる.筆者らは,第65回情報処理学会全国大会の「ウェアラブルコンピューティング」特別トラックにWG委員/委員長として参加し,全3日間に渡るこのトラックで実際にウェアラブル司会を行なった.その結果,ウェアラブルコンピュータを活用することにより,機能性,舞台演出などに関して,従来にない新しい形式での司会進行が実現できることを実証した.同時に,コンピュータの操作性や装着性,ファッション性,スタッフ間の協調手段などにおける問題点を抽出した.
著者
白須 敞夫 森崎 直木 土方 浩美 塚本 創一郎 佐藤 悠吉 田辺 智子 奥村 典子 貞光 俊二 市毛 彰 市瀬 武彦
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.42, no.7, pp.538-539, 1972-07-25

東京女子医科大学学会第38回総会 昭和47年10月1日 東京女子医科大学本部講堂
著者
塚本 直幸
出版者
大阪産業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

近年、環境保全・都市再生・都市交通問題解決のための都市の装置として注目されているLRT(Light Rail Transit、次世代型路面電車システム)を対象として、その整備の社会的合意を得るために、どのような啓発活動が必要かについて堺市の事例に基づいて実証的に研究したものである。研究機関と行政・市民が連携して活動すること、新しい交通システムとしてのLRTの役割を具体的に示していくこと等が、市民理解を進める上で重要であることが明らかとなった。
著者
上羽 牧夫 塚本 勝男
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

結晶成長における対称性の破れの増幅現象を,溶液成長のおける結晶カイラリティの転換と結晶表面のステップパターンの不安定化の現象を中心に研究した.その成果として, 1)カイラルクラスターの結晶化によって,結晶を粉砕攪拌している条件下で結晶カイラリティの転換が可能であることを,いろいろなレベルのモデルによって示しえた. 2)ステップの上段と下段の対称性がないために,定速粒子源の移動,高密度吸着原子の層成長による形態緩和などで他に例を見ない興味深いパターン変化が実現することが分かった.